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path: root/ja_JP.eucJP/man/man1/calendar.1
blob: 6213c6338891019a51b9d8dd92d0506da9268557 (plain) (tree)













































































































































































































































                                                                              
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.\"
.\"     @(#)calendar.1	8.1 (Berkeley) 6/29/93
.\" jpman %Id: calendar.1,v 1.2 1997/04/20 09:45:28 jsakai Stab %
.\"
.Dd June 29, 1993
.Dt CALENDAR 1
.Os
.Sh 名称
.Nm calendar
.Nd 予定表サービス
.Sh 書式
.Nm calendar
.Op Fl a
.Op Fl A Ar num
.Op Fl B Ar num
.Oo Fl t Ar dd
.Sm off
.Op . Ar mm Op . Ar year
.Sm on
.Oc
.Op Fl f Ar calendarfile
.Sh 解説
.Nm calendar
は、カレントディレクトリの
.Pa calendar
という名前のファイルをチェックし、今日もしくは明日の日付で始まる行を
表示します。金曜日には、金曜日から月曜日までのイベントを表示します。
.Pp
オプションには以下のものがあります:
.Bl -tag -width Ds
.It Fl a
全ユーザの ``calendar'' ファイルを処理し、結果をメールで各ユーザに
送ります。このオプションを使用するためには、スーパーユーザの権限が必要です。
.It Fl A Ar num
今日から
.Ar num
日先(未来)までの行を表示します。
.It Fl B Ar num
今日から
.Ar num
日前(過去)までの行を表示します。
.It Fl f Pa calendarfile
デフォルトのカレンダファイルとして
.Pa calendarfile
を使用します。
.It Xo Fl t
.Sm off
.Ar dd
.Op . Ar mm Op . Ar year
.Sm on
.Xc
テスト専用: 指定された値に日付を設定します。
.El
.Pp
各国語でのカレンダを扱うには、
カレンダファイルのできるだけ最初のほうに
.Dq LANG=<locale_name>
という記述を入れておきます。
その国のカレンダでのイースター名を扱うには、
.Dq Easter=<national_name>
(Catholic Easter の場合)
あるいは
.Dq Paskha=<national_name>
(Orthodox Easter の場合)
という記述を入れます。
.\" ↑ catholic easter, orthodox easter の訳がわからないのでそのままに
.\" してあります。どなたか分かる方、修正して下さい。 (J.Sakai)
.Pp
各行は月や日で始まらなければなりません。
数字による表記、文字による表記を含め、ほぼいかなる形式でも受け付けます。
適切な locale が設定されていれば、
その国の月表記や曜日表記も使用できます。
アスタリスク(``*'') 1 つは、全ての月にマッチします。
曜日だけで月の指定のないものは、毎週のその曜日にマッチします。
月だけの指定で日のないものは、その月の 1 日(ついたち)にマッチします。
.\" ↓原文と若干異なるがこの意味であっていると思う (J.Sakai)
日の指定の後に 2 桁の数字が来た場合は、この数字が月の指定とみなされます。
.\" 原文は "Two numbers default to the month followed by the day."
タブではじまる行は直前に指定した日にちが指定されたことになり、
これによって同一日のイベントを複数の行に記述することが出来ます。
.Pp
``Easter'' は今年のイースターであり、
正または負の整数を後ろにつけることができます。
.Pp
``Paskha'' は今年の Orthodox Easter であり、
正または負の整数を後ろにつけることができます。
.Pp
曜日の後ろには ``-4'' ... ``+5'' をつけることができます。
これらは「最後」「第1」「第2」「第3」「第4」の別名であり、
「4月の最後の月曜日」といった日付が変動するイベントの記述に用いられます。
.Pp
慣習により、日付の後にアスタリスクが付いているイベントは
決まった日にちではなく、その年によって日にちが変わります。
.Pp
イベントの内容は行の中の最初のタブ文字以降に記述します。
行の中にタブ文字がなければイベント内容は表示されません。
行の中の最初の文字がタブである場合、
その行は直前の行の継続行として扱われます。
.Pp
``calendar'' ファイルは
.Xr cpp 1
によって処理されます。例えば、その会社の休日やミーティングの予定などの
共有ファイルを include することができます。
共有ファイルがフルパス名指定されない場合、
.Xr cpp 1
はまずカレントディレクトリ(もしくはホームディレクトリ)を参照し、
次に
.Pa /usr/share/calendar
ディレクトリを参照します。空行や C のコメント
.Pq Li /* ... */
の部分は無視されます。
.Pp
calendar ファイルの例を示します
(タブ文字 <tab> は強調した \fB\et\fR で示します):
.Bd -unfilled -offset indent
LANG=C
Easter=Ostern

#include <calendar.usholiday>
#include <calendar.birthday>

6/15\fB\et\fR6月15日 (曖昧だと、デフォルトでは 月/日になります).
Jun. 15\fB\et\fR6月15日.
15 June\fB\et\fR6月15日.
Thursday\fB\et\fR毎週木曜日.
June\fB\et\fR毎年6月1日.
15 *\fB\et\fR毎月15日.

May Sun+2\fB\et\fR5月の第2日曜日 (母の日)
04/SunLast\fB\et\fR4月の最後の日曜日,
\fB\et\fR欧州のサマータイム
Easter\fB\et\fRイースター
Ostern-2\fB\et\fRGood Friday (イースターの2日前)
Paskha\fB\et\fROrthodox Easter

.Ed
.Sh 関連ファイル
.Pp
.Bl -tag -width calendar.christian -compact
.It Pa calendar
カレントディレクトリにあるカレンダファイル。
.It Pa ~/.calendar
.Pa カレンダ
のホームディレクトリ。
もしこのディレクトリが存在すれば、
.Nm calendar
はそこに chdir します。
.It Pa ~/.calendar/calendar
カレントディレクトリにカレンダファイルが存在しない場合に
用いるカンレダファイル。
.It Pa ~/.calendar/nomail
このファイルが存在すればメールは送信しません。
.El
.Pp
デフォルトのカレンダファイルとして、以下のものが用意されています:
.Pp
.Bl -tag -width calendar.christian -compact
.It Pa calendar.birthday
有名な人(およびそれほど有名でない人)の誕生日や没日。
.It Pa calendar.christian
キリスト教の休暇。
このカレンダは、その年にあうように、
システム管理者が毎年更新する必要があります。
.It Pa calendar.computer
コンピュータ関連の人が知っておきたい記念日。
.It Pa calendar.history
その他いろいろ。主にアメリカの歴史的な記念日。
.It Pa calendar.holiday
その他の記念日。あまり知られていないものや、全く知られていないものも
含まれています。
.It Pa calendar.judaic
ユダヤ教の休暇。
このカレンダは、その年にあうように、
システム管理者が毎年更新する必要があります。
.It Pa calendar.music
音楽関係の記念日。誕生日、没日。特にロックンロール系。
.It Pa calendar.usholiday
アメリカの記念日。
このカレンダは、その年にあうように、
システム管理者が毎年更新する必要があります。
.It Pa calendar.german
ドイツのカレンダ。
.It Pa calendar.russian
ロシアのカレンダ。
.\" 日本のカレンダーも標準配布されるようになれば、
.\" 以下のような行を追加しないとね。  (J.Sakai)
.\" .It Pa calendar.japan
.\" 日本の暦
.El
.Sh 関連項目
.Xr at 1 ,
.Xr cpp 1 ,
.Xr cron 8 ,
.Xr mail 1
.Sh 互換性
以前の
.Nm calendar
は、正しい日付であれば、行のどこにあっても認識するように
プログラムされていましたが、本バージョンの
.Nm calendar
は、行の先頭にある日付しか認識しません。
.Sh 歴史
.Nm
コマンドは Version 7 AT&T UNIX から登場しました。
.Sh バグ
ユダヤの祝日や月齢は
.Nm calendar
では処理できません。