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path: root/ja_JP.eucJP/man/man3/stdio.3
blob: 2c0125175fce975972c51f2ca58c5ca9e4e0dcca (plain) (tree)
































                                                                              
             






























































                                                                          
                                                                       



































































































































































































                                                                          
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.\"
.\"     @(#)stdio.3	8.7 (Berkeley) 4/19/94
.\"
.\" $FreeBSD$
.Dd April 19, 1994
.Dt STDIO 3
.Os BSD 4
.Sh 名称
.Nm stdio
.Nd 標準I/Oライブラリ関数
.Sh 書式
.Fd #include <stdio.h>
.Fd FILE *stdin;
.Fd FILE *stdout;
.Fd FILE *stderr;
.Sh 解説
標準
.Tn I/O
ライブラリは、簡単で効率的なバッファされたストリーム
.Tn I/O
インタフェースを提供します。
入力と出力は論理的データストリームにマップされ、
物理的な
.Tn I/O
特性値は隠されます。関数およびマクロは下に示す通りですが、
それぞれに関する個別のマニュアルページにさらに詳しい説明があります。
.Pp
ファイルを
.Em 開く
と外部ファイル(物理的デバイスである場合もある)には
ストリームが結合されますが、その際には新規ファイルが
作成されることもあります。既存のファイルを作成すると、そのファイルの以前の
内容は廃棄されます。
ファイルが位置決定要求(端末ではなく、ディスクファイルというような)を
サポートする場合は、そのファイルをアペンドモードで開かない限り、
ストリームに結合された
.Em ファイル位置指示子
がファイルの先頭(バイト 0)に置かれます。アペンドモードを使った場合は、
位置指示子はファイルの最後に置かれます。
位置指示子は以降の読み取り、書込み、位置決定の
要求によって維持されます。すべての入力はあたかもキャラクタが
.Xr fgetc 3
関数の連続的な呼び出しによって読み取られたかのようにして行われ、すべての
出力はすべてのキャラクタが
.Xr fputc 3
関数の連続的な呼び出しによって
書込まれたかのようにして行われます。
.Pp
ファイルは、そのファイルを
.Em 閉じる
ことによってストリームとの結合が解除されます。
出力ストリームは、ファイルとの結合が解除される前にフラッシュされます
(書込まれなかったバッファ内容はホスト環境に送られます)。
.Dv FILE
オブジェクトへのポインタの値は、ファイルを閉じた後は
不定(くず)になります。
.Pp
ファイルは、同じプログラムまたは別のプログラムを実行することにより後で
再び開くこともでき、その内容は再生利用されるかまたは修正されます
(スタート時にファイルが再度配置できる場合)。メインの関数が元の呼び出し元に
返るか、または
.Xr exit 3
関数が呼び出された場合は、プログラムを終了する前にすべての開いたファイルを
閉じます(従って、すべての出力ストリームはフラッシュされます)。
プログラムを終了するその他の方法ではファイルを適切に閉じない
場合があり、従ってバッファされた出力が失われる場合があります。特に、
.Xr _exit 2
は stdio ファイルをフラッシュしません。シグナルによる exit も同様です。
.Xr abort 3
は POSIX が要求するようにバッファをフラッシュしますが、以前の
実装ではこれを行っていません。
.Pp
本実装では、
.Dq テキスト
と
.Dq バイナリ
のストリームを区別しません。
その結果、すべてのストリームはバイナリになります。
翻訳は行われず、すべてのストリームには余分のパディングは現れません。
.Pp
プログラムのスタートアップ時には、次の3 つのストリームが
事前定義され、それらを明示的に開く必要はありません。
.Bl -bullet -compact -offset indent
.It
.Em standard input 
(通常入力読み取り用)
.It
.Em standard output 
(通常出力書込み用)
.It
.Em standard error
(診断出力書込み用)
.El
これらのストリームは、
.Em stdin
、
.Em stdout
、そして
.Em stderr
と略記されます。
初期には、標準エラーストリームはバッファされていません。標準の入力および
出力ストリームは、そのストリームが
.Xr isatty 3
関数により決定されるような形で
インタラクティブデバイスまたは
.Dq 端末
デバイスを参照しない限りにおいて、完全にバッファされます。
実際に、端末デバイスを参照する新規に
開かれた
.Em すべての
ストリームは、デフォルトでラインにバッファされ、このような
ストリームへの未決の出力は、入力ストリームが読み込まれたときは常に自動的に
書込まれます。
これは、
.Dq 真の読み込み
に対してのみ当てはまることに
注意してください。読み込み要求がバッファされた既存のデータで間に合う
場合は、自動的なフラッシュは起きません。この場合、または出力端末にラインの
一部をプリントした後で大量の計算が行われる場合は、出力が出てくるように先に
進んで計算を続ける前に、標準出力を
.Xr fflush 3
で処理する必要があります。
その代わりに、これらのデフォルトを
.Xr setvbuf 3
関数で修正することもできます。
.Pp
.Nm stdio
ライブラリはライブラリ
.Nm libc
の一部であり、
ルーチンは Cコンパイラによって必要に応じて自動的にロードされます。
以下のマニュアルの
.Tn 書式
部分では、どのインクルードファイルを使えばよいか、関数に対する
コンパイラの宣言はどのようになるか、どの外部変数に関心を持つべきかを
示します。
.Pp
以下のものはマクロとして定義されています。これらの名称は、現在の定義を
.Dv #undef
を使って削除してからでないと再使用することはできません:
.Dv BUFSIZ ,
.Dv EOF ,
.Dv FILENAME_MAX ,
.Dv FOPEN_MAX ,
.Dv L_cuserid ,
.Dv L_ctermid ,
.Dv L_tmpnam,
.Dv NULL ,
.Dv P_tmpdir,
.Dv SEEK_CUR ,
.Dv SEEK_END ,
.Dv SEEK_SET ,
.Dv TMP_MAX ,
.Dv clearerr ,
.Dv feof ,
.Dv ferror ,
.Dv fileno ,
.Dv fropen ,
.Dv fwopen ,
.Dv getc ,
.Dv getchar ,
.Dv putc ,
.Dv putchar ,
.Dv stderr ,
.Dv stdin ,
.Dv stdout ,
.Dv vfscanf
。
マクロ関数
.Fn clearerr ,
.Fn feof ,
.Fn ferror ,
.Fn fileno ,
.Fn getc ,
.Fn getchar ,
.Fn putc ,
および
.Fn putchar
には関数バージョンが存在し、
マクロ定義が明示的に削除された場合にはそれが使われます。
.Sh 参照
.Xr close 2 ,
.Xr open 2 ,
.Xr read 2 ,
.Xr write 2
.Sh バグ
標準のバッファされた関数は、他のライブラリおよび
システム関数のあるもの、特に
.Xr vfork 2
とはうまくインタラクトできません。
.Sh 規格
.Nm stdio
ライブラリは、
.St -ansiC
に準拠しています。
.Sh 関数一覧
.Bl -column "Description"
.Sy 関数	説明
asprintf	フォーマットされた出力の変換
clearerr	ストリームステータスのチェックとリセット
fclose	ストリームを閉じる
fdopen	ストリームを開く関数
feof	ストリームステータスのチェックとリセット
ferror	ストリームステータスのチェックとリセット
fflush	ストリームのフラッシュ
fgetc	入力ストリームから次のキャラクタまたはワードを取得
fgetln	ストリームから1 行を取得
fgetpos	ストリームの再配置
fgets	ストリームから1 行を取得
fileno	ストリームステータスのチェックとリセット
fopen	ストリームを開く関数
fprintf	フォーマットされた出力の変換
fpurge	ストリームのフラッシュ
fputc	1 キャラクタまたは 1 ワードをストリームに出力
fputs	1 行をストリームに出力
fread	バイナリストリームの入力/出力
freopen	ストリームを開く関数
fropen	ストリームを開く
fscanf	入力フォーマット変換
fseek	ストリームの再配置
fsetpos	ストリームの再配置
ftell	ストリームの再配置
funopen	ストリームを開く
fwopen	ストリームを開く
fwrite	バイナリストリームの入力/出力
getc	入力ストリームから次のキャラクタまたはワードを取得
getchar	入力ストリームから次のキャラクタまたはワードを取得
gets	ストリームから 1 行を取得
getw	入力ストリームから次のキャラクタまたはワードを取得
mkdtemp	ユニークなテンポラリファイルを作成
mkstemp	ユニークなテンポラリファイルを作成
mktemp	ユニークなテンポラリファイルを作成
perror	システムエラーメッセージ
printf	フォーマットされた出力変換
putc	1 キャラクタまたはワードをストリームに出力
putchar	1 キャラクタまたはワードをストリームに出力
puts	1 行をストリームに出力
putw	1 キャラクタまたはワードをストリームに出力
remove	ディレクトリエントリの削除
rewind	ストリームの再配置
scanf	入力フォーマット変換
setbuf	ストリームのバッファリング操作
setbuffer	ストリームのバッファリング操作
setlinebuf	ストリームのバッファリング操作
setvbuf	ストリームのバッファリング操作
snprintf	フォーマットされた出力変換
sprintf	フォーマットされた出力変換
sscanf	入力フォーマット変換
strerror	システムエラーメッセージ
sys_errlist	システムエラーメッセージ
sys_nerr	システムエラーメッセージ
tempnam	テンポラリファイルルーチン
tmpfile	テンポラリファイルルーチン
tmpnam	テンポラリファイルルーチン
ungetc	入力ストリームからのキャラクタの取得を元に戻す
vasprintf	フォーマットされた出力変換
vfprintf	フォーマットされた出力変換
vfscanf	入力フォーマット変換
vprintf	フォーマットされた出力変換
vscanf	入力フォーマット変換
vsnprintf	フォーマットされた出力変換
vsprintf	フォーマットされた出力変換
vsscanf	入力フォーマット変換
.El