diff options
author | Jun Kuriyama <kuriyama@FreeBSD.org> | 1998-10-15 16:06:18 +0000 |
---|---|---|
committer | Jun Kuriyama <kuriyama@FreeBSD.org> | 1998-10-15 16:06:18 +0000 |
commit | 50d39f7b0290d439ded0c9e342d858174bf19ac9 (patch) | |
tree | e826ec88356b26914b6ccc97d18eb555baab2063 | |
parent | 07612de43f4d23e7cbb46a601f7aaceb093fcc05 (diff) | |
download | doc-50d39f7b0290d439ded0c9e342d858174bf19ac9.tar.gz doc-50d39f7b0290d439ded0c9e342d858174bf19ac9.zip |
Catch up to 3.0-19980827-SNAP (3rd and last!)
Submitted by: Kazuo Horikawa <k-horik@yk.rim.or.jp>
Notes
Notes:
svn path=/head/; revision=3607
115 files changed, 4545 insertions, 2451 deletions
diff --git a/ja/man/man1/addr2line.1 b/ja/man/man1/addr2line.1 index 8c9991ecc3..7aabbc8b21 100644 --- a/ja/man/man1/addr2line.1 +++ b/ja/man/man1/addr2line.1 @@ -1,6 +1,6 @@ .\" Copyright (c) 1997 Free Software Foundation .\" See COPYING for conditions for redistribution -.\" jpman %Id: addr2line.1,v 1.2 1998/10/04 17:45:39 hnokubi Stab % +.\" jpman %Id: addr2line.1,v 1.3 1998/10/12 22:51:00 vanitas Stab % .TH addr2line 1 "27 March 1997" "Cygnus Solutions" "GNU Development Tools" .de BP .sp @@ -48,13 +48,13 @@ addr2line \- アドレスをファイル名と行番号に変換する \& です。 .B addr2line -には二つの動作モードがあります。 +には 2 つの動作モードがあります。 -一つめでは、16進数のアドレスをコマンドラインで指定して、 +1 つめでは、16進数のアドレスをコマンドラインで指定して、 .B addr2line が各アドレスに対応するファイル名と行番号を表示します。 -二つめでは、 +2 つめでは、 .B addr2line は 16進数のアドレスを標準入力から読み込んで、各アドレスに 対応するファイル名と行番号を標準出力に表示します。 @@ -70,7 +70,7 @@ addr2line \- アドレスをファイル名と行番号に変換する ファイル名または関数名が特定できない場合は、 .B addr2line -はそれらが表示されるべき場所に二つのクエスチョンマークを表示します。 +はそれらが表示されるべき場所に 2 つのクエスチョンマークを表示します。 行番号が特定できない場合は .B addr2line は 0 を表示します。 @@ -122,7 +122,7 @@ info\c の項; .I The GNU Binary Utilities\c -\&, Roland H. Pesch (October 1991). +\&, Roland H. Pesch (October 1991) .SH 日本語訳 野首 寛高(hnokubi@yyy.or.jp): FreeBSD 用に翻訳 diff --git a/ja/man/man1/cccp.1 b/ja/man/man1/cccp.1 index 88c9831dec..833962a530 100644 --- a/ja/man/man1/cccp.1 +++ b/ja/man/man1/cccp.1 @@ -163,7 +163,7 @@ C プリプロセッサ \&\|'で指定したファイルと一緒に \c .I infile\c を読み込みます。 -入力ファイルの組合せで作られた出力は、 +入力ファイルの組み合わせで作られた出力は、 全て \c .I outfile\c \&に書かれます。 diff --git a/ja/man/man1/chkey.1 b/ja/man/man1/chkey.1 index 727ba8b6bd..3fca43c160 100644 --- a/ja/man/man1/chkey.1 +++ b/ja/man/man1/chkey.1 @@ -1,5 +1,5 @@ .\" @(#)chkey.1 1.5 91/03/11 TIRPC 1.0; -.\" jpman %Id: chkey.1,v 1.2 1998/09/30 14:26:19 horikawa Stab % +.\" jpman %Id: chkey.1,v 1.3 1998/10/10 22:52:06 vanitas Stab % .\" Copyright (c) 1988 Sun Microsystems, Inc. - All Rights Reserved. .\" .Dd July 5, 1989 diff --git a/ja/man/man1/chmod.1 b/ja/man/man1/chmod.1 index 46d6dda687..830d0d9d78 100644 --- a/ja/man/man1/chmod.1 +++ b/ja/man/man1/chmod.1 @@ -253,7 +253,7 @@ permで指定したビットが、所有者、グループ、その他のそれぞれを umaskで では、モードビットを操作するためのオペレーションを 1 つ以上記述しなけ ればなりません。そして各オペレーションは記述した順番で適用されます。 .Pp -所有者とグループ以外の ``o'' のみに対して、 ''s'' や ``t'' の組合せの +所有者とグループ以外の ``o'' のみに対して、 ''s'' や ``t'' の組み合わせの .Ar perm 値が指定されても無視されます。 .Sh 使用例 diff --git a/ja/man/man1/ci.1 b/ja/man/man1/ci.1 index 1b8c1b0532..4428511ff9 100644 --- a/ja/man/man1/ci.1 +++ b/ja/man/man1/ci.1 @@ -120,7 +120,7 @@ ci \- RCSファイルにリビジョンをチェックインする .B \-u のオプションのうちのいずれかで指定することができます。 .I rev -はシンボル、数値、あるいは両者の組合せたものです。 +はシンボル、数値、あるいは両者の組み合わせたものです。 .I rev で使用するシンボル名は定義済みでなければなりません; チェックイン時にシンボル名を割り当てる方法については @@ -511,7 +511,7 @@ UNIXのようなコンマをファイル名中に含めることの出来る計算機では、通常 .B \-z オプションは \*r ファイルに格納されている日付(常に \*u です)には影響しません。 .SH "ファイル名規則" -\*r ファイルとワークファイルの組合せは3通りの方法で指定することができます。 +\*r ファイルとワークファイルの組み合わせは3通りの方法で指定することができます。 (使用例の項目も参照してください。) .PP 1) \*r ファイルとワークファイルの両方を指定する。 diff --git a/ja/man/man1/ckdist.1 b/ja/man/man1/ckdist.1 index e9660b3070..47e7c04dea 100644 --- a/ja/man/man1/ckdist.1 +++ b/ja/man/man1/ckdist.1 @@ -2,7 +2,6 @@ .\" All rights reserved. .\" .\" %Id: ckdist.1,v 1.2 1997/09/15 06:33:51 charnier Exp % -.\" jpman %Id: ckdist.1,v 0.0 1998/09/12 16:02:07 horikawa Stab % .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions @@ -25,73 +24,81 @@ .\" IN ANY WAY OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE .\" POSSIBILITY OF SUCH DAMAGE. .\" +.\" jpman %Id: ckdist.1,v 1.3 1998/10/14 21:15:47 horikawa Stab % .Dd January 20, 1997 .Dt CKDIST 1 -.Os -.Sh NAME +.Os +.Sh 名称 .Nm ckdist -.Nd check software distributions -.Sh SYNOPSIS +.Nd ソフトウェアディストリビューションの検査 +.Sh 書式 .Nm ckdist .Bq Fl airsx .Bq Fl d Ar dir .Bq Fl n Ar name .Bq Fl t Ar type .Ar -.Sh DESCRIPTION -The +.Sh 解説 .Nm -utility reads "checksum" files (which are assumed to specify components -of a software distribution) and verifies the integrity of the -distribution by validating the checksum of each component file. -Both MD5 (128-bit "message digest") and .inf (32-bit CRC) checksum -formats are supported. +ユーティリティは「チェックサム」ファイルを読みます +(このファイルはソフトウェアディストリビューションの構成要素を +正確に特定していると仮定しています)。次に、このコマンドは、それぞれ +の構成ファイルのチェックサムを検証することでディストリビューション +が完全なことを証明します。MD5 (128 ビットの「メッセージの要約」) および +(32 ビットCRC)チェックサムフォーマットである .inf の両方を利用することが +出来ます。 .Pp -The +演算項である .Ar file -operands may refer to regular files or to directories. Regular files -named "md5", or which have an ".md5" or an ".inf" extension, are -assumed to be of the implied type, otherwise format is determined from -content. If a directory is specified, it is searched for -appropriately-named files only. +は通常ファイルかディレクトリを参照することが許されます。 +ファイル名が "md5" か、拡張子が ".md5" や ".inf" である通常ファイルは、 +それぞれの名称が示すタイプのファイルであると想定されます。 +これら以外の場合には、フォーマットはその内容により決められます。 +ディレクトリが指定された場合には、そのディレクトリを検索して、適切な +名前のファイルだけを探します。 .Pp -Options are as follows: +オプションは次のようになります: .Bl -tag -width 8n -offset indent .It Fl a -Report on all distribution components, not just those in respect of -which errors are detected. +何のエラーが検出されたか、だけでなく、ディストリビューションの +すべての構成要素について報告を行います。 .It Fl i -Ignore missing distribution components. +ディストリビューションの構成要素で存在しないものは、無視します。 .It Fl r -Search specified directories recursively. +指定されたディレクトリを再帰的に探索します。 .It Fl s -Suppress complaints about inaccessible checksum files and directories. +アクセス出来ないチェックサムファイルやディレクトリに +ついてのメッセージを抑止します。 .It Fl x -Verify the existence of distribution components (and also check sizes, -in the case of .inf files), but omit the more time-consuming step of -actually computing and comparing checksums. +ディストリビューションの構成要素が存在していることを +検証します。(そして又、.infファイルの場合にはファイルの +大きさを検査します)。しかし、実際にチェックサムを計算 +して比較する、時間のかかる段階は、省略します。 .It Fl d Ar dir -Look for distribution components in the directory -.Ar dir . +ディストリビューションの構成要素をこの +.Ar dir +ディレクトリの中で +探します。 .It Fl n Ar name -Access distribution components using the filename -.Ar name . -When accessing .inf file components, append the appropriate -extension to the filename. +.Ar name +というファイル名を用いてディストリビューションの +構成要素を探します。.inf拡張子のファイル構成要素にアクセス +するときはファイル名に適切な拡張子を付け加えます。 .It Fl t Ar type -Assume that all specified checksum files are of the format -.Ar type , -and search directories only for files in this format (where -.Ar type -is either "md5" or "inf"). +すべての指定されたチェックサムファイルは、フォーマットが +.Ar type +であると仮定します。このフォーマットのファイルだけを探して、 +ディレクトリを検索します。(このフォーマットの +.Ar type +は "md5" か "inf" のいずれかです)。 .El -.Sh SEE ALSO +.Sh 関連項目 cksum(1), md5(1) -.Sh DIAGNOSTICS -Exit status is 0 if no errors were detected, 1 if errors were found in -a distribution, and 2 if usage errors, inaccessible input files, or -other system errors were encountered. -.Sh NOTES -Both BSD and DOS versions of +.Sh 診断 +エラーが 1 つも検出されなければ、終了ステータスは0になります。 +ディストリビューションにエラーが発見された場合には、終了ステータスは 1 に +なります。使用上の誤りや、アクセスできない入力ファイル、または、 +システムに関わる他のエラーに遭遇した時は、終了ステータスは 2 になります。 +.Sh 注釈 .Nm -are available. +のBSD 及びDOSバージョンが、利用できます。 diff --git a/ja/man/man1/cvs.1 b/ja/man/man1/cvs.1 index 6da2e4f547..586e5991ba 100644 --- a/ja/man/man1/cvs.1 +++ b/ja/man/man1/cvs.1 @@ -225,7 +225,7 @@ Cederqvist 著のマニュアルを参照して下さい。 の動作のステップを示すメッセージを表示します。 不慣れなコマンドの影響の可能性を調べるのに .B \-n -との組合せで特に有用です。 +との組み合わせで特に有用です。 .TP .B \-r 新しい作業ファイルを読み出し専用にします。 @@ -1380,7 +1380,7 @@ Cederqvist 著のマニュアルを参照して下さい。 する必要のない、数少ない \fBcvs\fP コマンドのうちの 1 つです。) 差分出力は標準出力デバイスに送られます。 (標準の \fB\-r\fP と \fB\-D\fP オプションを -使って) 1 つまたは 2 つのリビジョンまたは日時の任意の組合せを指定できます。 +使って) 1 つまたは 2 つのリビジョンまたは日時の任意の組み合わせを指定できます。 もしリビジョンまたは日時が 1 つしか指定されないと、 そのリビジョンまたは日時とその時点での .SM RCS diff --git a/ja/man/man1/doscmd.1 b/ja/man/man1/doscmd.1 index 1af16ab70e..3c0c73bf9d 100644 --- a/ja/man/man1/doscmd.1 +++ b/ja/man/man1/doscmd.1 @@ -29,9 +29,9 @@ .\" .\" BSDI doscmd.1,v 2.3 1996/04/08 19:32:29 bostic Exp .\" -.\" jpman %Id: doscmd.1,v 1.2 1998/09/22 14:18:15 horikawa Stab % +.\" jpman %Id: doscmd.1,v 1.3 1998/10/13 21:31:33 vanitas Stab % .\" WORD: raw file ロウファイル (mknod.8 によると character special file) -.\" WORD: cooked device 加工されがデバイス (mknod.8 によると block special) +.\" WORD: cooked device 加工されたデバイス (mknod.8 によると block special) .Dd January 30, 1995 .Dt DOSCMD 1 .Os @@ -59,6 +59,8 @@ .Ar args を実行することができますし、 PC をエミュレートして DOS をブートすることもできます。 +DOS をブートする場合には、より多様な DOS アプリケーションを +実行することができます。 MS-DOS 6.2 以降は .Nm doscmd ではうまく扱えないようです。 @@ -475,7 +477,7 @@ DOS のように、まず が検索されます。 .Sh コンフィギュレーション変数 .Pp -doscmd の内部変数であり、実際には DOS の環境へは挿入されない変数が、 +doscmd の内部変数であり、実際の DOS の環境では設定されない変数が、 .Cm .doscmdrc ファイル中にいくつかあります。 それらを以下に示します: @@ -712,7 +714,7 @@ assign P: -ro /usr/prb というメッセージが表示された場合、環境変数 .Ev X11BASE を X Window System をインストールした場所 (通常 -.Ev X11BASE +.Pa /usr/X11R6 ) に設定し、ソースディレクトリ (通常 .Pa /usr/src/usr.bin/doscmd ) で @@ -725,4 +727,4 @@ X プログラマキットがインストールしてある必要があります。 .An Paul Borman .Sh 歴史 .Nm doscmd -は BSD/386 に登場しました。 +は BSD/386 に初めて登場しました。 diff --git a/ja/man/man1/ed.1 b/ja/man/man1/ed.1 index 8dd6502f12..980a6f5104 100644 --- a/ja/man/man1/ed.1 +++ b/ja/man/man1/ed.1 @@ -153,7 +153,7 @@ .Pp 行番号は、以下の一覧のうち 1 つおよび、補助的に付加される 相対行番号 (オフセット) から構成されます。 -相対行番号は、任意の数字の組合せと演算子、そして空白文字を含みます +相対行番号は、任意の数字の組み合わせと演算子、そして空白文字を含みます ( 例えば .Em + , .Em - @@ -170,7 +170,7 @@ これは「最初の行より前」を意味し、 それが正しい意味を持つ場合は常に利用可能です。 .Pp -行範囲は、カンマもしくはセミコロンで区切られた 2 つのアドレスで示されます。 +行範囲は、コンマもしくはセミコロンで区切られた 2 つのアドレスで示されます。 最初に指定される行番号は、2番目に指定される行番号を超える値を指定して はいけません。行範囲指定で行番号が 1 つしか指定されなかった場合には、2番目に 指定されるアドレスとして最初に指定されたアドレスが設定され @@ -680,7 +680,7 @@ ed スクリプトを作成する場合、スクリプトのデバッグのために、本コマンドを .Em r 、 .Em g 、 .Em p -のどのキャラクタとの組合せも可能です。 +のどのキャラクタとの組み合わせも可能です。 .Em n が指定されると、 .Em n diff --git a/ja/man/man1/gcc.1 b/ja/man/man1/gcc.1 index 27e57d60e1..a8ea408dbc 100644 --- a/ja/man/man1/gcc.1 +++ b/ja/man/man1/gcc.1 @@ -584,7 +584,7 @@ C と C++ のコンパイラは統合されています。どちらの場合も、入力ファイル \&\|' のオプションのうちのどれかを使用して .B gcc\c \& に対してどこで処理を停止させるかを指定します。ここで、 -いくつかの組合せ (例えば +いくつかの組み合わせ (例えば `\|\c .B \-x cpp\-output \-E\c \&\|') は \c @@ -1815,7 +1815,7 @@ C++ プログラムにおいてテンプレートを使用している際に、デバッグが完全に 全ての上に挙げた `\|\c .B \-W\c \&\|' オプションを結合したものです。これらのオプションは全て、 -たとえマクロとの組合せ +たとえマクロとの組み合わせ であっても、避けたほうがいいと我々が推奨する用法や、 簡単に避けることができると我々が信じている用法に関するものです。 .PP diff --git a/ja/man/man1/ipf.1 b/ja/man/man1/ipf.1 index 6dd918ac8a..38ef22ec8b 100644 --- a/ja/man/man1/ipf.1 +++ b/ja/man/man1/ipf.1 @@ -1,5 +1,5 @@ .TH IPF 1 -.\" jpman %Id: ipf.1,v 1.2 1998/10/09 17:00:20 horikawa Stab % +.\" jpman %Id: ipf.1,v 1.3 1998/10/15 12:27:39 kuma Stab % .SH 名称 ipf \- IP パケット入出力用のパケットフィルタリストを変更する .SH 書式 @@ -27,8 +27,8 @@ ipf \- IP パケット入出力用のパケットフィルタリストを変更する .PP \fBipf\fP が処理する各ルールは、解釈に問題がなければ、 カーネル内部のリストに追加されます。 -ルールは内部リストの最後に追加され、 -\fBipf\fP に与えられた時の出現順にマッチが行われます。 +ルールは、\fBipf\fP に与えられた時の出現順に一致する順序で +内部リストの最後に追加されます。 .SH オプション .TP .B \-A @@ -39,11 +39,11 @@ ipf \- IP パケット入出力用のパケットフィルタリストを変更する 各フィルタルールを処理するごとに、フィルタルールの 16 進数ダンプを作成します。 .TP .B \-D -(有効な場合) フィルタを無効にします。 +(フィルタが有効な場合) フィルタを無効にします。 ローダブルカーネルバージョンでは動作しません。 .TP .B \-E -(無効な場合) フィルタを有効にします。 +(フィルタが無効な場合) フィルタを有効にします。 ローダブルカーネルバージョンでは動作しません。 .TP .BR \-F \0<param> @@ -51,7 +51,8 @@ ipf \- IP パケット入出力用のパケットフィルタリストを変更する パラメータは、"i" (input; 入力), "o" (output; 出力), "a" (all; 全フィルタルールの除去) のいずれかです。 -単一レターまたは適切なレターで開始する語全体のどちらでもかまいません。 +レター一文字でも、またはそのレターで開始する語でも +どちらを用いてもかまいません。 実行オプションを指定するコマンドラインにおいて、 このオプションの位置は他のオプションの前でも後でもかまいません。 .TP @@ -112,7 +113,7 @@ IP フィルタが管理しているカーネル内インタフェースリストと、 ipfstat(1), ipftest(1), ipf(5), mkfilters(1) .SH 診断 .PP -カーネル内の実際のパケットフィルタリストを更新するには、 +カーネル内のパケットフィルタリストを実際に更新するには、 root として実行する必要があります。 .SH バグ .PP diff --git a/ja/man/man1/ipftest.1 b/ja/man/man1/ipftest.1 index c4afa4518b..6dc2526217 100644 --- a/ja/man/man1/ipftest.1 +++ b/ja/man/man1/ipftest.1 @@ -1,5 +1,5 @@ .TH ipftest 1 -.\" jpman %Id: ipftest.1,v 1.2 1998/10/09 17:01:23 horikawa Stab % +.\" jpman %Id: ipftest.1,v 1.3 1998/10/15 13:05:45 kuma Stab % .SH 名称 ipftest \- 任意の入力に対してパケットフィルタルールをテストする .SH 書式 @@ -18,10 +18,11 @@ interface ] .SH 解説 .PP -\fBipftest\fP の提供の目的は、動作中に、 -フィルタルール集合をあるべき場所に置く必要なくテスト可能とすることであり、 -フィルタルールの効果をテストします。 -また、安全な IP 環境提供への影響を最小化することを望みます。 +\fBipftest\fP は、 +フィルタルール集合をあるべき場所に置かずにテストできるようにする +ために提供されています。 +これは動作して、フィルタルールの効果をテストします。 +安全な IP 環境を提供するに際し、混乱を最小にできればよいということです。 .PP \fBipftest\fP は、\fBipf\fP の標準ルールセットを解釈し、 これを入力に対して適用し、結果として出力を返します。 @@ -40,12 +41,12 @@ interface srchost[,srcport] dsthost[,destport] [FSRPAU] .fi .PP -インタフェース (if) にて、 +あるインタフェース (if) にて、 入る ("in") または出る ("out") パケットを生成できます。 -オプションとして 3 つの主なるプロトコルから 1 つを選択できます。 -TCP または UDP の場合、ポートパラメータも指定が必要です。 -TCP が選択された場合、(オプションとして) 最後の TCP フラグを指定可能です。 -以下に数例示します: +オプションとして主要プロトコル 3 つの中から 1 つを選択できます。 +TCP または UDP の場合、ポートパラメータの指定も必要です。 +TCP が選択された場合、(オプションとして) 最後に TCP フラグを指定可能です。 +以下に例を数個示します: .nf # le0 に到着する UDP パケット in on le0 udp 10.1.1.1,2210 10.2.1.5,23 @@ -59,11 +60,12 @@ TCP が選択された場合、(オプションとして) 最後の TCP フラグを指定可能です。 .B \-v 冗長モード。 通過したまたはしなかった入力パケットに対して -ルールのどの部分がマッチしたのかに関し、更なる情報を提供します。 +ルールのどの部分がマッチしたのかに関し、より詳しい情報を提供します。 .TP .B \-d フィルタルールデバッグをオンにします。 -現在、IP ヘッダチェックにおいて、ルールが マッチしなかった理由のみを表示します +現在は、IP ヘッダチェックにおいて、ルールがマッチしなかった理由を表示 +するだけです (アドレス/ネットマスクなど)。 .TP .B \-b diff --git a/ja/man/man1/ipnat.1 b/ja/man/man1/ipnat.1 index ae6aa7edfe..3a7858665e 100644 --- a/ja/man/man1/ipnat.1 +++ b/ja/man/man1/ipnat.1 @@ -1,5 +1,5 @@ .TH IPNAT 1 -.\" jpman %Id: ipnat.1,v 1.2 1998/10/09 17:03:16 horikawa Stab % +.\" jpman %Id: ipnat.1,v 1.3 1998/10/15 13:17:52 kuma Stab % .SH 名称 ipnat \- NAT のユーザインタフェース .SH 書式 @@ -16,8 +16,8 @@ IP NAT に対し追加または削除するルールセットを求めます。 .PP \fBipnat\fP が処理する各ルールは、解釈に問題がなければ、 カーネル内部のリストに追加されます。 -ルールは内部リストの最後に追加され、 -\fBipnat\fP に与えられた時の出現順にマッチが行われます。 +ルールは、\fBipnat\fP に与えられた時の出現順に一致する順序で +内部リストの最後に追加されます。 .SH オプション .TP .B \-C @@ -25,16 +25,17 @@ IP NAT に対し追加または削除するルールセットを求めます。 .TP .B \-F 現在の NAT テーブル中のすべての活動エントリ -(現在活動状況の NAT マッピング) +(現在活動状態の NAT マッピング) を除去します。 .TP .B \-l 現在の NAT テーブルエントリマッピングのリストを表示します。 .TP .B \-n -このフラグ (無変更) は、\fBipf\fP が実際に ioctl を呼び出すことと、 +このフラグ (無変更) は、\fBipnat\fP が実際に ioctl を呼び出すことと、 現在実行中のカーネルを変更することを妨げます。 .\" ipf -> ipnat だと思う +.\" ipnat にしときました(kuma) .TP .B \-s NAT 統計を取り出して表示します。 diff --git a/ja/man/man1/ipresend.1 b/ja/man/man1/ipresend.1 index 9c5008c59c..8a94cd2c86 100644 --- a/ja/man/man1/ipresend.1 +++ b/ja/man/man1/ipresend.1 @@ -1,8 +1,11 @@ .TH IPRESEND 1 -.\" jpman %Id: ipresend.1,v 0.0 1998/09/12 16:02:08 horikawa Stab % -.SH NAME -ipresend \- resend IP packets out to network -.SH SYNOPSIS +.\" jpman %Id: ipresend.1,v 1.3 1998/10/12 11:29:16 horikawa Stab % +.\" +.\" WORD: root root (スーパユーザのこと、「ルート」とカナ書きにしない) +.\" +.SH 名称 +ipresend \- IP パケットをネットワークに再送する +.SH 書式 .B ipsend [ .B \-EHPRSTX @@ -19,36 +22,39 @@ ipresend \- resend IP packets out to network .B \-r <\fIfilename\fP> ] -.SH DESCRIPTION +.SH 解説 .PP -\fBipresend\fP was designed to allow packets to be resent, once captured, -back out onto the network for use in testing. \fIipresend\fP supports a -number of different file formats as input, including saved snoop/tcpdump -binary data. -.SH OPTIONS +\fBipresend\fP は、テストの際に、一度受理したパケットを、ネットワークに対して +再送することができるようにするために設計されました。\fIipresend\fP は、 +入力として、snoop/tcpdump がセーブしたバイナリデータを含む、 +いくつかのファイル形式をサポートしています。 +.SH オプション .TP .BR \-d \0<interface> -Set the interface name to be the name supplied. This is useful with the -\fB\-P, \-S, \-T\fP and \fB\-E\fP options, where it is not otherwise possible -to associate a packet with an interface. Normal "text packets" can override -this setting. +指定した名前をインタフェース名として設定します。 +これは \fB\-P, \-S, \-T, \-E\fP オプションとともに、つまり、 +インタフェースの指定なしではパケットをあるインタフェースに対応付け +できない場合に使用すると有益です。普通の「テキストパケット」は +この設定を上書きすることがあります。 .TP .BR \-g \0<gateway> -Specify the hostname of the gateway through which to route packets. This -is required whenever the destination host isn't directly attached to the -same network as the host from which you're sending. +パケットを通すゲートウェイのホスト名を指定します。送出しようとする +ホストと同一のネットワークに直接接続されていないホストを終点とする場合は、 +つねにこのオプションが必要です。 .TP .BR \-m \0<MTU> -Specify the MTU to be used when sending out packets. This option allows you -to set a fake MTU, allowing the simulation of network interfaces with small -MTU's without setting them so. +パケットを送出する際に使用する MTU を指定します。このオプションを +使うことで、実際と異なる MTU を設定することができます。これにより、 +実際にネットワークインタフェースの MTU を小さく設定しなくても、 +小さな MTU を持つインタフェースをシミュレートすることができます。 .TP .BR \-r \0<filename> -Specify the filename from which to take input. Default is stdin. +入力を得るファイル名を指定します。デフォルトは標準入力です。 +.TP .B \-E -The input file is to be text output from etherfind. The text formats which -are currently supported are those which result from the following etherfind -option combinations: +入力ファイルの形式を etherfind のテキスト出力と想定します。 +現在サポートされているテキスト形式は、次の etherfind オプションの +組み合わせの結果生成されるものです。 .PP .nf etherfind -n @@ -57,29 +63,29 @@ option combinations: .LP .TP .B \-H -The input file is to be hex digits, representing the binary makeup of the -packet. No length correction is made, if an incorrect length is put in -the IP header. +入力ファイルの形式を、パケットを形成するバイナリデータを表す 16 進数と +想定します。IP ヘッダに間違った長さが置かれていても、長さ補正は +行ないません。 .TP .B \-P -The input file specified by \fB\-i\fP is a binary file produced using libpcap -(i.e., tcpdump version 3). Packets are read from this file as being input -(for rule purposes). +\fB\-i\fP で指定した入力ファイルは libpcap (すなわち tcpdump バージョン 3) +を用いて生成されたバイナリファイルです。このファイルからパケットが +入力として読み込まれます(よく使われます)。 .TP .B \-R -When sending packets out, send them out "raw" (the way they came in). The -only real significance here is that it will expect the link layer (i.e. -ethernet) headers to be prepended to the IP packet being output. +パケットを送出する際に、生データとして (受信したそのままを) 送出します。 +ここで本当に重要なことは、送出する IP パケットの前に +リンク層 (つまりイーサネット) ヘッダを付けることが必要なことです。 .TP .B \-S -The input file is to be in "snoop" format (see RFC 1761). Packets are read -from this file and used as input from any interface. This is perhaps the -most useful input type, currently. +入力ファイルの形式を、"snoop" の形式 (RFC 1761 参照) と想定します。 +パケットはこのファイルから読み込まれ、どのインタフェースの入力としても +用いられます。現在では最も有益な形式でしょう。 .TP .B \-T -The input file is to be text output from tcpdump. The text formats which -are currently supported are those which result from the following tcpdump -option combinations: +入力ファイルの形式を、tcpdump のテキスト出力形式と想定します。 +現在サポートされているテキスト形式は、以下の tcpdump オプションの組み合わせの +結果生成されるものです。 .PP .nf tcpdump -n @@ -91,16 +97,14 @@ option combinations: .LP .TP .B \-X -The input file is composed of text descriptions of IP packets. -.TP -.SH SEE ALSO +入力ファイルは、IP パケットのテキスト記述からなります。 +.SH 関連項目 snoop(1m), tcpdump(8), etherfind(8c), ipftest(1), ipresend(1), iptest(1), bpf(4), dlpi(7p) -.SH DIAGNOSTICS +.SH 診断 .PP -Needs to be run as root. -.SH BUGS +root で実行する必要があります。 +.SH バグ .PP -Not all of the input formats are sufficiently capable of introducing a -wide enough variety of packets for them to be all useful in testing. -If you find any, please send email to me at darrenr@pobox.com - +入力形式によっては、テストに有益なことがらすべてをカバーできるほど +十分に多種多様なパケットを表現できません。 +なにかお気づきの点があれば、darrenr@pobox.com までメール下さい。 diff --git a/ja/man/man1/ipsend.1 b/ja/man/man1/ipsend.1 index 3daf132eae..2e977f8807 100644 --- a/ja/man/man1/ipsend.1 +++ b/ja/man/man1/ipsend.1 @@ -1,8 +1,8 @@ .TH IPSEND 1 -.\" jpman %Id: ipsend.1,v 0.0 1998/09/12 16:02:09 horikawa Stab % +.\" jpman %Id: ipsend.1,v 1.3 1998/10/12 11:29:47 horikawa Stab % .SH NAME -ipsend \- sends IP packets -.SH SYNOPSIS +ipsend \- IP パケットを送信する +.SH 書式 .B ipsend [ .B \-dITUv @@ -34,77 +34,80 @@ ipsend \- sends IP packets .B \-w <\fIwindow\fP> ] <destination> [TCP-flags] -.SH DESCRIPTION +.SH 解説 .PP -\fBipsend\fP can be compiled in two ways. The first is used to send one-off -packets to a destination host, using command line options to specify various -attributes present in the headers. The \fIdestination\fP must be given as -the last command line option, except for when TCP flags are specified as -a combination of A, S, F, U, P and R, last. +\fBipsend\fP は 2 種類の方法でコンパイルされている可能性があります。最初 +の方法は、コマンド行オプションを用いてさまざまな属性値をヘッダに入れた、 +一度だけのパケットを終点のホストに向けて送信するために用いられます。 +TCP フラグが A, S, F, U, P, R の組み合わせとして最後に指定される場合を除く +と、\fIdestionation\fP は最後のコマンド行オプションとして指定する必要 +があります。 .PP -The other way it may be compiled, with DOSOCKET defined, is to allow an -attempt at making a TCP connection using a with ipsend resending the SYN -packet as per the command line options. -.SH OPTIONS +もう一つの方法は、コンパイルの際に DOSOCKET が定義されている場合ですが、 +コマンド行オプションの指定により ipsend で SYN パケットを再送して、TCP +コネクションを作成しようとすることを可能とするために使用します。 +.SH オプション .TP .BR \-d -enable debugging mode. +デバッグモードを有効にします。 .TP .BR \-f \0<offset> -The \fI-f\fP allows the IP offset field in the IP header to be set to an -arbitrary value, which can be specified in decimal or hexidecimal. +\fI-f\fP を指定することにより、IP ヘッダの IP オフセットフィールドに +任意の値を設定することができます。この値は 10 進数または 16 進数で +指定することができます。 .TP .BR \-g \0<gateway> -Specify the hostname of the gateway through which to route packets. This -is required whenever the destination host isn't directly attached to the -same network as the host from which you're sending. +パケットを通すゲートウェイのホスト名を指定します。送出しようとする +ホストと同一のネットワークに直接接続されていないホストを終点とする場合は、 +つねにこのオプションが必要です。 .TP .BR \-i \0<interface> -Set the interface name to be the name supplied. +指定した名前をインタフェース名として設定します。 .TP .TP .BR \-m \0<MTU> -Specify the MTU to be used when sending out packets. This option allows you -to set a fake MTU, allowing the simulation of network interfaces with small -MTU's without setting them so. +パケットを送出する際に使用する MTU を指定します。このオプションを +使うことで、実際と異なる MTU を設定することができます。これにより、 +実際にネットワークインタフェースの MTU を小さく設定しなくても、 +小さな MTU を持つインタフェースをシミュレートすることができます。 .TP .BR \-o \0<option> -Specify options to be included at the end of the IP header. An EOL option -is automatically appended and need not be given. If an option would also -have data associated with it (source as an IP# for a lsrr option), then -this will not be initialised. +IP ヘッダの最後に含めるオプションを指定します。EOL オプションは自動的 +に付加されますので指定する必要はありません。関連するデータを持つオプション +(lsrr オプションでの始点 IP 番号) の場合、そのデータは初期化 +されません。 .TP .BR \-s \0<source> -Set the source address in the packet to that provided - maybe either a -hostname or IP#. +パケットの始点アドレスを指定した値で設定します。おそらくホスト名か IP +番号となるでしょう。 .TP .BR \-t \0<dest. port> -Set the destination port for TCP/UDP packets. +TCP/UDP パケットの終点ポートを設定します。 .TP .BR \-w \0<window> -Set the window size for TCP packets. +TCP パケットのウィンドウサイズを設定します。 .TP .B \-I -Set the protocol to ICMP. +プロトコルを ICMP として設定します。 .TP .B \-P <protocol> -Set the protocol to the value given. If the parameter is a name, the name -is looked up in the \fI/etc/protocols\fP file. +プロトコルを指定した値で設定します。パラメータが名前の場合、その名前を +使って \fI/etc/protocols\fP ファイルを検索します。 .TP .B \-T -Set the protocol to TCP. +プロトコルを TCP として設定します。 .TP .B \-U -Set the protocol to UDP. +プロトコルを UDP として設定します。 .TP .BR \-d -enable verbose mode. +冗長モードをオンにします。 .DT -.SH SEE ALSO +.SH 関連項目 ipsend(1), ipresend(1), iptest(1), protocols(4), bpf(4), dlpi(7p) -.SH DIAGNOSTICS +.SH 診断 .PP -Needs to be run as root. -.SH BUGS +root で実行する必要があります。 +.SH バグ .PP -If you find any, please send email to me at darrenr@pobox.com +なにかお気づきの点があれば、darrenr@pobox.com までメール下さい。 diff --git a/ja/man/man1/iptest.1 b/ja/man/man1/iptest.1 index a50031bf25..6226912d82 100644 --- a/ja/man/man1/iptest.1 +++ b/ja/man/man1/iptest.1 @@ -1,8 +1,8 @@ .TH IPTEST 1 -.\" jpman %Id: iptest.1,v 0.0 1998/09/12 16:02:09 horikawa Stab % -.SH NAME -iptest \- automatically generate a packets to test IP functionality -.SH SYNOPSIS +.\" jpman %Id: iptest.1,v 1.2 1998/10/14 10:50:54 horikawa Stab % +.SH 名称 +iptest \- IP 機能を検証するためのパケットを自動生成する +.SH 書式 .B iptest [ .B \-1234567 @@ -22,81 +22,113 @@ iptest \- automatically generate a packets to test IP functionality .B \-s <\fIsource\fP> ] <destination> -.SH DESCRIPTION +.SH 解説 .PP \fBiptest\fP ... -.SH OPTIONS +.SH オプション .TP .B \-1 -Run IP test group #1. This group of tests generates packets with the IP -header fields set to invalid values given other packet characteristics. -The point tests are: 1 (ip_hl < ip_len), 2 (ip_hl > ip_len), -3 (ip_v < 4), 4 (ip_v > 4), 5 (ip_len < packetsize, long packets), -6 (ip_len > packet size, short packets), 7 (Zero length fragments), -8 (packet > 64k after reassembly), 9 (IP offset with MSB set), 10 (ttl -variations). +IP テストグループ #1 を実行します。 +このテストグループが生成するパケットは、 +IP ヘッダフィールドが不正な値に設定され、 +他のパケットの特質は与えられます。 +ポイントとなるテストは次の通りです: +1 (ip_hl < ip_len)、 +2 (ip_hl > ip_len)、 +3 (ip_v < 4)、 +4 (ip_v > 4)、 +5 (ip_len < パケットサイズ、長いパケット)、 +6 (ip_len > パケットサイズ、短いパケット)、 +7 (長さ 0 のフラグメント)、 +8 (再アセンブル後のパケット長が 64k 以上)、 +9 (MSB がセットされた IP オフセット)、 +10 (ttl のバリエーション)。 .TP .B \-2 -Run IP test group #2. This group of tests generates packets with the IP -options constructed with invalid values given other packet characteristics. -The point tests are: 1 (option length > packet length), 2 (option length = 0). +IP テストグループ #2 を実行します。 +このテストグループが生成するパケットは、 +IP オプションが不正な値に設定され、 +他のパケットの特質は与えられます。 +ポイントとなるテストは次の通りです: +1 (オプション長 > パケット長)、 +2 (オプション長 = 0)。 .TP .B \-3 -Run IP test group #3. This group of tests generates packets with the ICMP -header fields set to non-standard values. The point tests are: 1 (ICMP types -0-31 & 255), 2 (type 3 & code 0 - 31), 3 (type 4 & code 0, 127, 128, 255), -4 (type 5 & code 0, 127, 128, 255), 5 (types 8-10,13-18 with codes 0, 127, -128 and 255), 6 (type 12 & code 0, 127, 128, 129, 255) and 7 (type 3 & codes -9-10, 13-14 and 17-18 - shortened packets). +IP テストグループ #3 を実行します。 +このテストグループが生成するパケットは、 +ICMP ヘッダフィールドが非標準値になっています。 +ポイントとなるテストは次の通りです: +1 (ICMP タイプ 0-31 と 255)、 +2 (タイプ 3 でコード 0 - 31)、 +3 (タイプ 4 でコード 0, 127, 128, 255)、 +4 (タイプ 5 でコード 0, 127, 128, 255)、 +5 (タイプ 8-10, 13-18 でコード 0, 127, 128, 255)、 +6 (タイプ 12 でコード 0, 127, 128, 129, 255)、 +7 (タイプ 3 でコード 9-10, 13-14, 17-18 - 短縮されたパケット)。 .TP .B \-4 -Run IP test group #4. This group of tests generates packets with the UDP -header fields set to non-standard values. The point tests are: 1 (UDP length -> packet size), 2 (UDP length < packetsize), 3 (sport = 0, 1, 32767, 32768, -65535), 4 (dport = 0, 1, 32767, 32768, 65535) and 5 (sizeof(struct ip) <= MTU -<= sizeof(struct udphdr) + sizeof(struct ip)). +IP テストグループ #4 を実行します。 +このテストグループが生成するパケットは、 +UDP ヘッダフィールドが非標準値になっています。 +ポイントとなるテストは次の通りです: +1 (UDP 長 > パケットサイズ)、 +2 (UDP 長 < パケットサイズ)、 +3 (sport = 0, 1, 32767, 32768, 65535)、 +4 (dport = 0, 1, 32767, 32768, 65535)、 +5 (sizeof(struct ip) <= MTU <= sizeof(struct udphdr) + sizeof(struct ip))。 .TP .B \-5 -Run IP test group #5. This group of tests generates packets with the TCP -header fields set to non-standard values. The point tests are: 1 (TCP flags -variations, all combinations), 2 (seq = 0, 0x7fffffff, 0x8000000, 0xa0000000, -0xffffffff), 3 (ack = 0, 0x7fffffff, 0x8000000, 0xa0000000, 0xffffffff), -4 (SYN packet with window of 0, 32768, 65535), 5 (set urgent pointer to 1, -0x7fff, 0x8000, 0xffff), 6 (data offset), 7 (sport = 0, 1, 32767, 32768, -65535) and 8 (dport = 0, 1, 32767, 32768, 65535). +IP テストグループ #5 を実行します。 +このテストグループが生成するパケットは、 +TCP ヘッダフィールドが非標準値になっています。 +ポイントとなるテストは次の通りです: +1 (TCP フラグのバリエーション、すべての組み合わせ)、 +2 (seq = 0, 0x7fffffff, 0x8000000, 0xa0000000, 0xffffffff)、 +3 (ack = 0, 0x7fffffff, 0x8000000, 0xa0000000, 0xffffffff)、 +4 (ウィンドウ 0, 32768, 65535 の SYN パケット)、 +5 (緊急ポインタを 1, 0x7fff, 0x8000, 0xffff に設定)、 +6 (データオフセット)、 +7 (sport = 0, 1, 32767, 32768, 65535)、 +8 (dport = 0, 1, 32767, 32768, 65535)。 .TP .B \-6 -Run IP test group #6. This test generates a large number of fragments in -an attempt to exhaust the network buffers used for holding packets for later -reassembly. WARNING: this may crash or cause serious performance degradation -to the target host. +IP テストグループ #6 を実行します。 +このテストでは、大量のフラグメントを生成して、 +後に再アセンブルするためにパケットを保持するための +ネットワークバッファを溢れさせようとします。 +警告: 対象ホストをクラッシュさせたり、 +深刻な性能劣化を生じさせるかもしれません。 .TP .B \-7 -Run IP test group #7. This test generates 1024 random IP packets with only -the IP version, checksum, length and IP offset field correct. +IP テストグループ #7 を実行します。 +このテストでは、1024 個のランダムな IP パケットを生成します。 +このパケットは、 +IP バージョン、チェックサム、長さ、IP オフセットのフィールドのみからなります。 .TP .BR \-d \0<interface> -Set the interface name to be the name supplied. +インタフェース名を指定されたものに設定します。 .TP .BR \-g \0<gateway> -Specify the hostname of the gateway through which to route packets. This -is required whenever the destination host isn't directly attached to the -same network as the host from which you're sending. +パケットの経路となるゲートウェイのホスト名を指定します。 +宛先ホストが、 +パケットを送出するホストと同一のネットワークに直接接続されていない場合には、 +かならず必要となります。 .TP .BR \-m \0<MTU> -Specify the MTU to be used when sending out packets. This option allows you -to set a fake MTU, allowing the simulation of network interfaces with small -MTU's without setting them so. +パケットを送出する際に使用する MTU を指定します。このオプションを +使うことで、実際と異なる MTU を設定することができます。これにより、 +実際にネットワークインタフェースの MTU を小さく設定しなくても、 +小さな MTU を持つインタフェースをシミュレートすることができます。 .TP .B \-p <test> -Run a... +指定したものを実行... .DT -.SH SEE ALSO +.SH 関連項目 ipsend(1), ipresend(1), bpf(4), ipsend(5), dlpi(7p) -.SH DIAGNOSTICS -Only one of the numeric test options may be given when \fIiptest\fP is run. +.SH 診断 +\fIiptest\fP 実行時には、数値テストオプションは 1 つのみ指定可能です。 .PP -Needs to be run as root. -.SH BUGS +root として実行する必要があります。 +.SH バグ .PP -If you find any, please send email to me at darrenr@pobox.com +バグをみつけたら、darrenr@cyber.com.au に電子メールを送ってください。 diff --git a/ja/man/man1/keyinit.1 b/ja/man/man1/keyinit.1 index ee88780304..ac8f210a42 100644 --- a/ja/man/man1/keyinit.1 +++ b/ja/man/man1/keyinit.1 @@ -27,7 +27,7 @@ S/Key データベースが更新された後では、普通の UNIX パスワードか S/Key 実際のパスワードをネットワークを通して送ることを避けることができます。 このプログラムは、リモートマシンにログインするために使う 一回利用パスワードを返します。 -この入力は、マウスを使ったカット・アンド・ペースト操作で利用すると +この入力は、マウスを使ったカットアンドペースト操作で利用すると もっとも便利です。別の方法として、 .Nm key コマンドを利用して @@ -64,16 +64,16 @@ S/Key データベースが更新された後では、普通の UNIX パスワードか S/Key .Fl s を組み合わせて使うことができます。 これを行うためには、 -まずあるウインドウで +まずあるウィンドウで .Nm を実行してカウントと種を入力し、 -その後別のウインドウで +その後別のウィンドウで .Nm key を実行して そのカウントと種に当てはまる正しい 6 つの英単語を生成します。 -それから、カット・アンド・ペースト等で +それから、カットアンドペースト等で .Nm -のウインドウへ 6 つの英単語を複製してください。 +のウィンドウへ 6 つの英単語を複製してください。 .It Ar user ID 変更したり加えたりするユーザの ID です。 .El diff --git a/ja/man/man1/keylogout.1 b/ja/man/man1/keylogout.1 index b0b25c7466..08fa9fd517 100644 --- a/ja/man/man1/keylogout.1 +++ b/ja/man/man1/keylogout.1 @@ -1,5 +1,5 @@ .\" @(#)keylogout.1 1.4 91/03/11 TIRPC 1.0; from 1.3 89/07/26 SMI; -.\" jpman %Id: keylogout.1,v 1.2 1998/09/30 14:29:36 horikawa Stab % +.\" jpman %Id: keylogout.1,v 1.3 1998/10/11 20:56:51 vanitas Stab % .Dd April 15, 1989 .Dt KEYLOGOUT 1 .Os diff --git a/ja/man/man1/mail.1 b/ja/man/man1/mail.1 index a96aeb5ce9..d24051c2f1 100644 --- a/ja/man/man1/mail.1 +++ b/ja/man/man1/mail.1 @@ -99,7 +99,7 @@ tty の割り込みシグナルを無視します。 .Ar list へ送ります。 .Ar list -はカンマで区切られた名前のリストとなります。 +はコンマで区切られた名前のリストとなります。 .It Fl f あなたの .Ar mbox diff --git a/ja/man/man1/mptable.1 b/ja/man/man1/mptable.1 index 413d0ab1ce..366b89edb1 100644 --- a/ja/man/man1/mptable.1 +++ b/ja/man/man1/mptable.1 @@ -21,7 +21,7 @@ .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .Dd April 28, 1997 -.\" jpman %Id: mptable.1,v 1.2 1998/10/06 08:05:41 yohta Stab % +.\" jpman %Id: mptable.1,v 1.3 1998/10/10 15:47:25 horikawa Stab % .Dt MPTABLE 1 .Os .Sh 名称 diff --git a/ja/man/man1/objcopy.1 b/ja/man/man1/objcopy.1 index d6d39bc513..c182833712 100644 --- a/ja/man/man1/objcopy.1 +++ b/ja/man/man1/objcopy.1 @@ -1,6 +1,6 @@ .\" Copyright (c) 1991, 93, 94, 95, 96, 1997 Free Software Foundation .\" See section COPYING for conditions for redistribution -.\" jpman %Id: objcopy.1,v 1.2 1998/10/10 08:45:41 hnokubi Stab % +.\" jpman %Id: objcopy.1,v 1.3 1998/10/12 11:30:30 horikawa Stab % .TH objcopy 1 "October 1994" "cygnus support" "GNU Development Tools" .de BP .sp @@ -226,7 +226,7 @@ interleave は \fB\-b\fP か \fB\-\-byte\fP のどちらも指定されていない .TP .B \fB\-\-set\-section\-flags=\fIsection=flags 指定されたセクションのフラグを設定します。引数 \fIflags\fP は -フラグ名をカンマで区切った文字列です。認識するフラグ名は +フラグ名をコンマで区切った文字列です。認識するフラグ名は \fIalloc\fP、\fIload\fP、\fIreadonly\fP、\fIcode\fP、\fIdata\fP、 \fIrom\fP です。すべてのフラグがすべてのオブジェクトファイル形式で 意味を持つとは限りません。 diff --git a/ja/man/man1/objdump.1 b/ja/man/man1/objdump.1 index c120c87b32..a7ac6d0b34 100644 --- a/ja/man/man1/objdump.1 +++ b/ja/man/man1/objdump.1 @@ -1,6 +1,6 @@ .\" Copyright (c) 1991, 1996, 1997 Free Software Foundation .\" See section COPYING for conditions for redistribution -.\" jpman %Id: objdump.1,v 1.2 1998/10/04 16:12:23 hnokubi Stab % +.\" jpman %Id: objdump.1,v 1.3 1998/10/12 11:31:19 horikawa Stab % .TH objdump 1 "5 November 1991" "cygnus support" "GNU Development Tools" .de BP .sp @@ -121,7 +121,7 @@ a.out のような形式を使って、セクションを特定のアドレスに .BI "\-b " "bfdname"\c .TP .BI "\-\-target=" "bfdname" -オブジェクトファイルのオブジェクト・コード形式を +オブジェクトファイルのオブジェクトコード形式を \c .I bfdname\c \& で指定します。これはおそらく不要です; \c @@ -184,7 +184,7 @@ objdump\ \-b\ oasys\ \-m\ vax\ \-h\ fu.o .TP .B \-\-disassemble\-zeroes -通常は逆アセンブル出力でゼロが連続する部分は飛ばされます。 +通常は逆アセンブル出力で 0 が連続する部分は飛ばされます。 このオプションは逆アセンブラに、そういった部分も他のデータと 同様に逆アセンブルするように指示します。 @@ -297,9 +297,9 @@ Sレコードのような、アーキテクチャ情報を持たないオブジェクトファイルを .TP .B \-\-stabs ELFファイルの .stab、.stab.index、.stab.excl セクションの内容を -表示します。 これは .stab デバッグシンボル・テーブルのエントリが +表示します。 これは .stab デバッグシンボルテーブルのエントリが ELFセクションに格納されている (Solaris 2.0 のような) システムでのみ -有用です。他の大部分のファイル形式では、デバッグシンボル・テーブルの +有用です。他の大部分のファイル形式では、デバッグシンボルテーブルの エントリはリンケージシンボルに差し込まれていて、 .B \-\-syms での出力で見ることが出来ます。 diff --git a/ja/man/man1/perl.1 b/ja/man/man1/perl.1 index 0ce690e653..c8b931c5f6 100644 --- a/ja/man/man1/perl.1 +++ b/ja/man/man1/perl.1 @@ -2219,7 +2219,7 @@ LIST の中に一つ以上の引数があるか、LIST が一つ以上の値を持つ配列ならば、 .Sp もし、最初の引数を本当に実行したいのでなく、実行しようとしている プログラムの名前を詐称したいだけなら、本当に走らせたいプログラムを変数に -割り当てて、LIST の前に変数の名前をカンマを付けずに置くように +割り当てて、LIST の前に変数の名前をコンマを付けずに置くように 指定できます。 (これは、たとえ単一スカラしかリストに無くても、常に多くの値を持つ リストとして LIST の解釈を強制します。) @@ -3169,7 +3169,7 @@ double -> float -> double という変換は精度を失うだろうということに .Ip "print FILEHANDLE LIST" 8 .Ip "print LIST" 8 .Ip "print" 8 -文字列または、カンマ区切りの文字列のリストを表示します。 +文字列または、コンマ区切りの文字列のリストを表示します。 成功すると、0 以外を返します。 FILEHANDLE は、ファイルハンドルの名前を保持したスカラ変数名でも かまいません。これにより 1 レベルの間接指定ができます。 @@ -4645,7 +4645,7 @@ picture 行は、その中で値が置換される特定のフィールドを除けば、 その行に書かれているのは @* だけでなくてはいけません。 .PP 値は、次の行で指定され、picture フィールドと同じ順となります。 -値はカンマで区切られていなければなりません。 +値はコンマで区切られていなければなりません。 .PP @ でなく ^ で始まる picture フィールドは、特別な扱いになります。 指定する値は、テキスト文字列が入っているスカラ変数名でなければ @@ -4886,7 +4886,7 @@ reset \*(L"a\-zA\-Z\*(R" で予約変数まで消されてしまうようなことに (覚え方: / は詩をクォートするとき行境界の区切りとして使える。) .Ip $, 8 print 演算子のための出力フィールド区切り文字。 -通常は、print 演算子は単にカンマ区切りで指定したフィールドを +通常は、print 演算子は単にコンマ区切りで指定したフィールドを 出力します。より .IR awk に似た挙動をさせるためには、フィールド間に出力する文字を @@ -4902,7 +4902,7 @@ $, と似ていますが、この変数の異なる点は、"" で囲まれた .Ip $\e 8 print 演算子の出力レコードセパレータ文字。 通常 print 演算子は、後に改行やレコードセパレータ文字を続いていないと -推定して、単にカンマ区切りの指定フィールドを出力します。 +推定して、単にコンマ区切りの指定フィールドを出力します。 より .IR awk に似た挙動をさせるためには、print の終りに出力する文字を指定する @@ -5081,7 +5081,7 @@ $0 修飾子への代入は、ps(1) プログラムの引数の部分を参照して下さい。 の SUBSEP と同じです。 キーとしてバイナリデータを使うと、$; として安全な値はないだろうという ことに気をつけて下さい。 -(覚え方: カンマ (文法上添字の区切り) はセミコロンの半分。 +(覚え方: コンマ (文法上添字の区切り) はセミコロンの半分。 これは、ちょっとひどいね。でも、$, は他のもっと重要なことに 取られているので。) .Ip $! 8 2 diff --git a/ja/man/man1/ps.1 b/ja/man/man1/ps.1 index 8398e0f570..d5cac67fb4 100644 --- a/ja/man/man1/ps.1 +++ b/ja/man/man1/ps.1 @@ -127,20 +127,10 @@ uid, pid, ppid, cpu, pri, nice, vsz, rss, wchan, state, tt, time, command。 プロセス .Tn ID の後に挿入する形式で表示します。 -.\"キーワードの列 -.\".Ar fmt -.\"は、空白あるいはカンマで区切って指定します。 -.\"(訳中)2.2.1Rの記述には確認できないのでコメントアウトしました。 -.\" 2.2.1R 対象(1997/05/16) Takeshi MUTOH <mutoh@info.nara-k.ac.jp> 各キーワードの後ろには、等号 (``='') と文字列を追加しても構いません。 この場合、標準のヘッダの代わりに指定された文字列が表示されます。 .It Fl o 指定されたキーワードに関する情報を、表示します。 -.\"キーワードの列 -.\".Ar fmt -.\"は、空白あるいはカンマで区切って指定します。 -.\"(訳中)2.2.1Rの記述には確認できないのでコメントアウトしました。 -.\" 2.2.1R 対象(1997/05/16) Takeshi MUTOH <mutoh@info.nara-k.ac.jp> 各キーワードの後ろには、等号(``='')と文字列を追加しても構いません。 この場合、標準のヘッダの代わりに指定された文字列が表示されます。 .It Fl p diff --git a/ja/man/man1/rcsfreeze.1 b/ja/man/man1/rcsfreeze.1 index 963c6183e1..324230889f 100644 --- a/ja/man/man1/rcsfreeze.1 +++ b/ja/man/man1/rcsfreeze.1 @@ -13,7 +13,7 @@ rcsfreeze \- RCS に登録されているファイルの構成を記録する .RI [ "name" ] .SH 解説 .B rcsfreeze -は、\*r ファイルの有効な組合せにシンボリックなリビジョン番号を割り当てます。 +は、\*r ファイルの有効な組み合わせにシンボリックなリビジョン番号を割り当てます。 .PP .B rcsfreeze は、ソフトウェアの新しい版が登録されるたびに実行されるような diff --git a/ja/man/man1/refer.1 b/ja/man/man1/refer.1 index f8df4401b0..01ad1900fd 100644 --- a/ja/man/man1/refer.1 +++ b/ja/man/man1/refer.1 @@ -745,7 +745,7 @@ bracket-label \e*([. \e*(.] ", " の項を参照して下さい。 このコマンドは参考文献リストの中で明示的なラベルは使いたくないが、何ら かの方法で日付を修飾することによって曖昧さを取り除きたい場合に便利です。 -通常、テキスト中で使用されているラベルは作者と日付の組合せになります。 +通常、テキスト中で使用されているラベルは作者と日付の組み合わせになります。 ほとんどの場合、 .B no-label-in-reference コマンドも使う必要があります。 diff --git a/ja/man/man1/spppcontrol.1 b/ja/man/man1/spppcontrol.1 index fb3692955b..7b3dcd43c4 100644 --- a/ja/man/man1/spppcontrol.1 +++ b/ja/man/man1/spppcontrol.1 @@ -23,7 +23,7 @@ .\" POSSIBILITY OF SUCH DAMAGE. .\" .\" %Id: spppcontrol.1,v 1.3 1998/08/03 06:24:59 charnier Exp % -.\" jpman %Id: spppcontrol.1,v 1.2 1998/09/30 14:32:40 horikawa Stab % +.\" jpman %Id: spppcontrol.1,v 1.3 1998/10/13 21:35:21 vanitas Stab % .\" .Dd October 11, 1997 .Os @@ -137,12 +137,12 @@ CHAP では、これは相手のチャレンジに基づく 返答のハッシュ値を計算するために使用されます。 PAP では、これはシステム名とともにプレインテキストにて送信されます。 秘密情報にシェルのメタ文字 (や空白) を含む場合、 -秘密情報をシェルからエスケープすることを忘れないように。 +秘密情報をシェルからエスケープすることを忘れないようにしてください。 .It Ar myauthkey Ns \&= Ns Em secret 上と同様です。 .It Ar hisauthsecret Ns \&= Ns Em secret 上と同様ですが、 -自分が認証者でありかつ相手を認証する必要がある場合に使用されます。 +自分が認証者であり、かつ相手を認証する必要がある場合に使用されます。 .It Ar hisauthkey Ns \&= Ns Em secret 上と同様です。 .It Ar callin @@ -190,7 +190,7 @@ bppp0 の設定を表示します。 .Ql ifb-gw という名前で認証されると期待されます。 最初の CHAP 交換が成功すると、更なる CHAP チャレンジは送信されません。 -おそらく CHAP に関する秘密情報があるでしょうが、それは表示されません。 +おそらく CHAP に関する双方の秘密情報があるでしょうが、それらは表示されません。 .Pp .Bd -literal # spppcontrol bppp0 \e @@ -231,4 +231,4 @@ bppp0 の設定を表示します。 プログラムの記述を .ie t J\(:org Wunsch, .el Joerg Wunsch, -Dresden が行いました。 +Dresden がおこないました。 diff --git a/ja/man/man1/tar.1 b/ja/man/man1/tar.1 index 786f64c490..71b49e912c 100644 --- a/ja/man/man1/tar.1 +++ b/ja/man/man1/tar.1 @@ -166,7 +166,7 @@ tarfile は通常磁気テープを指しますが、フロッピディスケットや .Xr rmt 8 を使って、リモートマシン上の .Ar file -を読み書きします。"-" はファイルネームとして使用されることもありますが、 +を読み書きします。"-" はファイル名として使用されることもありますが、 これは標準入力から読み出したり、標準出力へ書き出したりするために使用されます。 .It Fl -force-local コロンがある時でさえ、アーカイブファイルはローカルのものとします。 diff --git a/ja/man/man1/tclsh.1 b/ja/man/man1/tclsh.1 index e2e1249eae..681661ec05 100644 --- a/ja/man/man1/tclsh.1 +++ b/ja/man/man1/tclsh.1 @@ -5,8 +5,8 @@ '\" See the file "license.terms" for information on usage and redistribution '\" of this file, and for a DISCLAIMER OF ALL WARRANTIES. '\" -'\" SCCS: @(#) tclsh.1 1.12 96/03/25 20:25:06 -.\" jpman %Id: tclsh.1,v 1.2 1998/09/30 14:34:52 horikawa Stab % +'\" SCCS: @(#) tclsh.1 1.13 96/08/26 13:00:15 +.\" jpman %Id: tclsh.1,v 1.3 1998/10/13 21:37:06 vanitas Stab % '\" .so /usr/share/tmac/tcl.macros .TH tclsh 1 "" Tcl "Tcl Applications" @@ -42,7 +42,7 @@ tclsh \- Tcl インタプリタを含むシンプルなシェル 残りの引数は変数としてスクリプトで利用可能になります (後述)。 \fBtclsh\fR は標準入力からコマンドを読む代わりに 指定されたファイルから Tcl コマンドを読み取り、 -その終端に達すると終了します。 +ファイル終端に達すると終了します。 この場合 \fB.tclshrc\fR は自動的には評価されませんが、 必要ならスクリプトファイルの方でいつも \fBsource\fR することができます。 .PP diff --git a/ja/man/man1/tcpdump.1 b/ja/man/man1/tcpdump.1 index b26275c589..1271640e1c 100644 --- a/ja/man/man1/tcpdump.1 +++ b/ja/man/man1/tcpdump.1 @@ -797,7 +797,7 @@ TCP プロトコル行の一般的な形式は、以下の通りです。 .RE \fIsrc\fP と \fIdst\fP は、それぞれ送信元と宛先の IP アドレスと ポート番号です。\fIflags\fP の部分には、S (SYN),F (FIN), P (PUSH) ,R (RST) -の組合せ、もしくは単なる `.' (フラグなし)が入ります。 +の組み合わせ、もしくは単なる `.' (フラグなし)が入ります。 \fIdata-seqno\fP は、このパケット内のデータがシーケンス空間のどの部分に あたるかを示します(以下の例を参照して下さい)。 \fIack\fP は、本コネクション上を逆方向に次に流れるデータパケットの diff --git a/ja/man/man1/tip.1 b/ja/man/man1/tip.1 index d1df2d0a63..f716ec1e4a 100644 --- a/ja/man/man1/tip.1 +++ b/ja/man/man1/tip.1 @@ -63,7 +63,7 @@ 入力された文字は通常は直接リモートマシンに転送されます (それは同様にエコーされます)。 行頭にチルダ文字 (`~') が入力された場合には、これはエスケープ文字として -働きます; 以下の組合せが認識されます: +働きます; 以下の組み合わせが認識されます: .Bl -tag -width flag .It Ic \&~^D No または Ic \&~ . コネクションを切断し、プログラムを終了します @@ -141,7 +141,7 @@ システムコールをサポートしていないシステムの場合には、回線速度の 変更と .Dv DEL -文字の組合せでブレイクをシミュレートします。 +文字の組み合わせでブレイクをシミュレートします。 .It Ic \&~s 変数をセットします (以下の記述を参照してください)。 .It Ic \&~^Z diff --git a/ja/man/man1/troff.1 b/ja/man/man1/troff.1 index 4b9a7bcea5..d43098acea 100644 --- a/ja/man/man1/troff.1 +++ b/ja/man/man1/troff.1 @@ -403,7 +403,7 @@ troff におけるリクエストおよびエスケープシーケンスは .B \eN エスケープシーケンスは .B char -リクエストとの組合せにより便利に使えます: +リクエストとの組み合わせにより便利に使えます: .RS .IP .B @@ -1919,7 +1919,7 @@ GNU torff では、 出力文字が入力文字から構成されるのは、 出力文字が現在の出力行に追加される直前です。 マクロ/転換/文字列は実際同じタイプのオブジェクトです; -すなわち入力文字のリストと出力の文字の任意の組合せのリストを保持しています。 +すなわち入力文字のリストと出力の文字の任意の組み合わせのリストを保持しています。 マクロ処理においては出力文字は入力文字のようには振舞いません; 出力文字は、その元の入力文字が持っていた特殊なプロパティを 一切継承しません。 diff --git a/ja/man/man1/truss.1 b/ja/man/man1/truss.1 index beda921c09..205c01821e 100644 --- a/ja/man/man1/truss.1 +++ b/ja/man/man1/truss.1 @@ -1,5 +1,5 @@ .Dd Nov 23, 1997 -.\" jpman %Id: truss.1,v 1.2 1998/10/06 20:28:40 vanitas Stab % +.\" jpman %Id: truss.1,v 1.3 1998/10/12 11:31:39 horikawa Stab % .\" .\" WORD: trace トレース(する)[ktrace.1, mtrace.8] .\" @@ -29,7 +29,7 @@ command オプションは以下のとおりです : .Bl -tag -width indent .It Fl S -プロセスが受信するシグナルについての情報は表示しない。 +プロセスが受信するシグナルについての情報は表示しません。 (通常、 .Nm はシステムコールイベントと同様、シグナル情報も表示します。) @@ -66,6 +66,7 @@ command コマンドは .An Sean Eric Fagan が -.Bx Free Ns 用に作成しました。 +.Bx Free +用に作成しました。 System V Release 4 や SunOS で利用可能な 類似のコマンドをモデルにしました。 diff --git a/ja/man/man1/uustat.1 b/ja/man/man1/uustat.1 index 170450cc66..f34b487566 100644 --- a/ja/man/man1/uustat.1 +++ b/ja/man/man1/uustat.1 @@ -135,7 +135,8 @@ hours ] .B \-\-older-than, .B \-y, .B \-\-younger-than -のいずれかのオプションが指定されると、指定条件の組合せに合致するすべてのジョブを +のいずれかのオプションが指定されると、 +指定条件の組み合わせに合致するすべてのジョブを 表示します。 .B \-K diff --git a/ja/man/man1/vi.1 b/ja/man/man1/vi.1 index 4f70d3ac58..546191c74f 100644 --- a/ja/man/man1/vi.1 +++ b/ja/man/man1/vi.1 @@ -1348,7 +1348,7 @@ Define additional directories to search for files being edited. 画面のウィンドウサイズを設定します。 .TP .B "windowname [off]" -アイコン名、ウインドウ名を、たとえエディタ終了時に戻すことができなく +アイコン名、ウィンドウ名を、たとえエディタ終了時に戻すことができなく なるとしても、現在作業中のファイル名に変えます。 .TP .B "wraplen, wl [0]" diff --git a/ja/man/man1/window.1 b/ja/man/man1/window.1 index b6eb76df5c..e15b88cb76 100644 --- a/ja/man/man1/window.1 +++ b/ja/man/man1/window.1 @@ -40,7 +40,7 @@ .Os BSD 4.3 .Sh 名称 .Nm window -.Nd ウインドウ環境を実現します +.Nd ウィンドウ環境を実現します .Sh 書式 .Nm window .Op Fl t @@ -52,23 +52,23 @@ .Nm window は、 .Tn ASCII -端末上でウインドウ環境を実装します。 +端末上でウィンドウ環境を実装します。 .Pp -ウインドウとは物理的な端末スクリーンの中の部分的な長方形部分を指し、 +ウィンドウとは物理的な端末スクリーンの中の部分的な長方形部分を指し、 ここをプロセスの集合が利用します。その大きさと位置はユーザがいつでも 変更できます。プロセスは 標準入力、標準出力、標準エラー出力を通して端末と通信する通常の方法と -同じ方法で、そのウインドウと通信します。 -ウインドウプログラムはそのウインドウに対する入力と出力のリダイレクトに関する -細かい処理を行います。どんな時でも、 1 つのウインドウだけがキーボードからの -入力を受けることが出来ますが、全てのウインドウが同時にディスプレイへの出力を +同じ方法で、そのウィンドウと通信します。 +ウィンドウプログラムはそのウィンドウに対する入力と出力のリダイレクトに関する +細かい処理を行います。どんな時でも、 1 つのウィンドウだけがキーボードからの +入力を受けることが出来ますが、全てのウィンドウが同時にディスプレイへの出力を 送ることが可能です。 .Pp .Nm window が立ち上がった時、ユーザのホームディレクトリにある .Pa .windowrc 内のコマンドが実行されます。もしこのファイルが存在しない時は、 -デフォルトとして同じ大きさのウインドウが 2 つ作成されます。 +デフォルトとして同じ大きさのウィンドウが 2 つ作成されます。 .Pp コマンドラインオプションには以下のものがあります。 .Bl -tag -width Fl @@ -81,7 +81,7 @@ terse モードをオンにします 高速モードです。スタートアップ動作は何もしません。 .It Fl d .Pa .windowrc -を無視する代わりに 2 つのデフォルトウインドウを作成します。 +を無視する代わりに 2 つのデフォルトウィンドウを作成します。 .It Fl e Ar escape-char エスケープ文字を .Ar escape-char @@ -98,28 +98,28 @@ terse モードをオンにします をロングコマンド(以下参照)として最初に実行します。 .El .Pp -ウインドウはオーバラップ可能で、枠が必要です。 -各ウインドウには、``1'' から ``9'' の数字のうちの一つの名前が +ウィンドウはオーバラップ可能で、枠が必要です。 +各ウィンドウには、``1'' から ``9'' の数字のうちの一つの名前が 付いています。この一文字の識別子は、ユーザが定義できるラベル文字と -同じように、ウインドウのフレームの上の辺に表示されます。 -ウインドウは +同じように、ウィンドウのフレームの上の辺に表示されます。 +ウィンドウは .Ar フォアグラウンド -にあるように設計されています。フォアグランドウインドウは、 -普通の他のフォアグラウンドではないウインドウよりもつねに上にあります。 -このウインドウより上になるのは、他のフォアグランドウインドウだけです。 -ウインドウは、端末画面の辺内に完全に入っている必要はありません。 -したがって、(画面よりも大きくても良い)大きいウインドウは、その全画面の +にあるように設計されています。フォアグランドウィンドウは、 +普通の他のフォアグラウンドではないウィンドウよりもつねに上にあります。 +このウィンドウより上になるのは、他のフォアグランドウィンドウだけです。 +ウィンドウは、端末画面の辺内に完全に入っている必要はありません。 +したがって、(画面よりも大きくても良い)大きいウィンドウは、その全画面の 一部分だけが表示されるでしょう。 .Pp -各ウインドウは、カーソルと制御機能を持っています。最も知的な端末操作、 +各ウィンドウは、カーソルと制御機能を持っています。最も知的な端末操作、 すなわち行や文字消去や挿入が提供されています。下線を引いたり反転表示等の ディスプレイモードは、端末によって提供されている場合には、利用可能です。 -更に、複数ページ分のメモリがある端末と同じように、各ウインドウは -ウインドウ画面に表示されるよりも多くの行を保持できるテキストバッファを +更に、複数ページ分のメモリがある端末と同じように、各ウィンドウは +ウィンドウ画面に表示されるよりも多くの行を保持できるテキストバッファを 持っています。 .Ss プロセス環境 -新しく作成されたウインドウでは、 -呼び出されたウインドウからプロセス環境を引き継いで、 +新しく作成されたウィンドウでは、 +呼び出されたウィンドウからプロセス環境を引き継いで、 シェルプログラムが実行されます。 標準入力・出力・エラー出力は、仮想端末 ( .Xr pty 4 @@ -131,7 +131,7 @@ terse モードをオンにします 仮想端末が使われている場合、特別な文字やモード( .Xr stty 1 参照)は、物理端末から複製されます。 -このウインドウに対する +このウィンドウに対する .Xr termcap 5 のエントリが作成されて、環境として( .Xr environ 7 @@ -140,8 +140,8 @@ terse モードをオンにします に渡されます。 termcap エントリには、下線・反転表示・その他の表示モード・ 可能であれば端末のファンクションキーによって生み出されるコード等の -物理端末からの情報と同じように、ウインドウの大きさや特徴が含まれています。 -更に、仮想端末のウインドウサイズ属性は、ウインドウの大きさを反映するように +物理端末からの情報と同じように、ウィンドウの大きさや特徴が含まれています。 +更に、仮想端末のウィンドウサイズ属性は、ウィンドウの大きさを反映するように 設定され、その大きさが変更された場合はその情報が更新されます。 特に、エディタ .Xr vi 1 @@ -151,11 +151,11 @@ termcap エントリには、下線・反転表示・その他の表示モード・ .Nm window は、二つの状態の内の一つの状態にあります。 この二つの状態は、会話モードとコマンドモードです。 -会話モードでは、端末の実際のカーソルは、特定のウインドウのカーソル位置 -に位置します。この特定のウインドウはカレントウインドウと呼ばれます。 -そして、キーボードからの入力は、そのウインドウにあるプロセスに -送られます。カレントウインドウは、他のウインドウがフォアグランドに -ある時を除いて、いつも他のウインドウよりも上にあります。 +会話モードでは、端末の実際のカーソルは、特定のウィンドウのカーソル位置 +に位置します。この特定のウィンドウはカレントウィンドウと呼ばれます。 +そして、キーボードからの入力は、そのウィンドウにあるプロセスに +送られます。カレントウィンドウは、他のウィンドウがフォアグランドに +ある時を除いて、いつも他のウィンドウよりも上にあります。 更に、その識別子とラベルは反転表示で強調されています。 .Pp .Nm window @@ -163,12 +163,12 @@ termcap エントリには、下線・反転表示・その他の表示モード・ .Ic ^P です) を入力することで、会話モードからコマンドモードへ移行します。 コマンドモードでは、端末画面の一番上の行は -コマンドプロンプトウインドウに変わり、 +コマンドプロンプトウィンドウに変わり、 .Nm window -はキーボードからの入力をウインドウを操作するコマンドであると解釈します。 +はキーボードからの入力をウィンドウを操作するコマンドであると解釈します。 .Pp 二つの種類のコマンドがあります。短いコマンドは普通 1文字ないし 2文字 -から構成されます。長いコマンドはコマンドウインドウ (以下の +から構成されます。長いコマンドはコマンドウィンドウ (以下の .Dq Ic \&: コマンドを参照) で入力される文字列もしくは、ファイル (以下の .Ic source @@ -176,7 +176,7 @@ termcap エントリには、下線・反転表示・その他の表示モード・ .Ss 短いコマンド 以下では、 .Ar \&# -は、ウインドウ 1 から 9 に結びつけられた、 +は、ウィンドウ 1 から 9 に結びつけられた、 数字の ``1'' から ``9'' のひとつを表現します。 .Ic ^X は、 @@ -195,24 +195,24 @@ termcap エントリには、下線・反転表示・その他の表示モード・ です。 .Bl -tag -width Ds .It Ar # -ウインドウ +ウィンドウ .Ar # -をカレントウインドウとして選択し、会話モードに戻ります。 +をカレントウィンドウとして選択し、会話モードに戻ります。 .It Ic \&% Ns Ar # -ウインドウ +ウィンドウ .Ar # を選択しますが、コマンドモードのままです。 .It Ic ^^ -一つ前のウインドウを選択し、会話モードに戻ります。 -これは、二つのウインドウの間を交互に移動する時に便利です。 +一つ前のウィンドウを選択し、会話モードに戻ります。 +これは、二つのウィンドウの間を交互に移動する時に便利です。 .It Ic escape 会話モードに戻ります。 .It Ic ^P -会話モードに戻り、現在のウインドウに +会話モードに戻り、現在のウィンドウに .Ic ^P を書き込みます。したがって、会話モード中で二つの .Ic ^P -を入力することで、一つを現在のウインドウに送ることができます。 +を入力することで、一つを現在のウィンドウに送ることができます。 .Nm window のエスケープを別の文字に変更している場合には、その文字がここでいう .Ic ^P @@ -229,90 +229,90 @@ termcap エントリには、下線・反転表示・その他の表示モード・ .Nm window を中断します。 .It Ic w -新しいウインドウを作成します。ユーザはウインドウの左上の場所と +新しいウィンドウを作成します。ユーザはウィンドウの左上の場所と 右下の場所を指定します。カーソルが画面上に表示され、 ``h'', ``j'', ``k'', ``l'' キーでカーソルをそれぞれ 左 , 下 , 上 , 右 に移動します。 ``H'', ``J'', ``K'', ``L'' キーでは、カーソルはそれぞれの方向の 画面の限界まで移動します。移動キーの前に数字を入力することで、 -移動を数字の回数だけ繰り返します。リターンでカーソル位置をウインドウの +移動を数字の回数だけ繰り返します。リターンでカーソル位置をウィンドウの 左上の位置として入力します。右下の角も同じような方法で入力します。 -この手続き中には、新しいウインドウの位置は画面に表示される長方形の -箱として示されます。この枠が、新しいウインドウが表示される枠です。 +この手続き中には、新しいウィンドウの位置は画面に表示される長方形の +箱として示されます。この枠が、新しいウィンドウが表示される枠です。 エスケープキーを入力することで、どの時点でも、このコマンドを キャンセルします。 .Pp -このウインドウはカレントウインドウになります。そして、最初に利用可能な +このウィンドウはカレントウィンドウになります。そして、最初に利用可能な ID が与えられます。また、デフォルトのバッファサイズが使われます (以下の .Ar default_nline コマンドを参照) 。 .Pp -完全に見ることのできるウインドウだけがこの方法で作成できます。 +完全に見ることのできるウィンドウだけがこの方法で作成できます。 .It Ic c Ns Ar # -ウインドウ +ウィンドウ .Ar # を閉じます。 -ウインドウ中のプロセスには、回線切断シグナル ( +ウィンドウ中のプロセスには、回線切断シグナル ( .Xr kill 1 参照) が送られます。 .Xr csh 1 は、このシグナルを正しく扱うべきで、そうであれば問題は起こりません。 .It Ic m Ns Ar # -ウインドウ +ウィンドウ .Ar # を別の位置に移動します。 -ウインドウの形をした箱が新しい位置を示すために画面に表示され、 +ウィンドウの形をした箱が新しい位置を示すために画面に表示され、 .Ic w コマンドで使われたのと同じようなキーで箱の位置を指定できます。 -ウインドウは一部が画面の外にでても構いません。 +ウィンドウは一部が画面の外にでても構いません。 .It Ic M Ns Ar # -ウインドウ +ウィンドウ .Ar # を以前の位置に動かします。 .It Ic s Ns Ar # -ウインドウ +ウィンドウ .Ar # の大きさを変更します。 -ウインドウの新しい右下の角を指定する必要があります。 -新しいウインドウの大きさを示すために、箱が書かれます。 +ウィンドウの新しい右下の角を指定する必要があります。 +新しいウィンドウの大きさを示すために、箱が書かれます。 .Ic w や .Ic m コマンドで使われたのと同じキーが位置を入力するために使われます。 .It Ic S Ns Ar # -ウインドウ +ウィンドウ .Ar # を以前の大きさに変更します。 .It Ic ^Y -カレントウインドウを一行上にスクロールします。 +カレントウィンドウを一行上にスクロールします。 .It Ic ^E -カレントウインドウを一行下にスクロールします。 +カレントウィンドウを一行下にスクロールします。 .It Ic ^U -カレントウインドウを画面の半分上にスクロールします。 +カレントウィンドウを画面の半分上にスクロールします。 .It Ic ^D -カレントウインドウを画面の半分下にスクロールします。 +カレントウィンドウを画面の半分下にスクロールします。 .It Ic ^B -カレントウインドウを一画面分、上にスクロールします。 +カレントウィンドウを一画面分、上にスクロールします。 .It Ic ^F -カレントウインドウを一画面分、下にスクロールします。 +カレントウィンドウを一画面分、下にスクロールします。 .It Ic h -カレントウインドウのカーソルを一カラム左に動かします。 +カレントウィンドウのカーソルを一カラム左に動かします。 .It Ic j -カレントウインドウのカーソルを一行下に動かします。 +カレントウィンドウのカーソルを一行下に動かします。 .It Ic k -カレントウインドウのカーソルを一行上に動かします。 +カレントウィンドウのカーソルを一行上に動かします。 .It Ic l -カレントウインドウのカーソルを一カラム右に動かします。 +カレントウィンドウのカーソルを一カラム右に動かします。 .It Ic y -ヤンクします。ユーザはカレントウインドウの 2点を指定します。 +ヤンクします。ユーザはカレントウィンドウの 2点を指定します。 この 2点で示される内容がヤンクバッファに保存されます。 .It Ic p -プットです。ヤンクバッファの内容を、現在のウインドウに入力として +プットです。ヤンクバッファの内容を、現在のウィンドウに入力として 書き込みます。 .It Ic ^S -カレントウインドウの出力を停止します。 +カレントウィンドウの出力を停止します。 .It Ic ^Q -カレントウインドウの出力を開始します。 +カレントウィンドウの出力を開始します。 .It Ic : 長いコマンドとして実行する行を入力します。 通常の行編集文字 (エスケープ文字、単語の消去、行の消去) が提供されます。 @@ -618,13 +618,13 @@ argname1 = <expr1>, argname2 = <expr2>, ... は変更されません。 .It Ic close Ns Pq Aq Ar window\-list .Aq Ar window\-list -で指定されたウインドウを閉じます。 +で指定されたウィンドウを閉じます。 .Aq Ar window\-list が単語 .Ar all -の場合、全てのウインドウが閉じられます。値は返しません。 +の場合、全てのウィンドウが閉じられます。値は返しません。 .It Ic cursormodes Ns Pq Bq Ar modes -ウインドウカーソルを +ウィンドウカーソルを .Ar modes に設定します。 .Ar modes @@ -641,7 +641,7 @@ argname1 = <expr1>, argname2 = <expr2>, ... 以前のモードの値が返されます。引数に何も指定しないと変更を行いません。 例えば、 .Li cursor($m_rev$m_blk) -は、ウインドウカーソルを点滅する反転表示に設定します。 +は、ウィンドウカーソルを点滅する反転表示に設定します。 .It Ic default_nline Ns Pq Bq Ar nline デフォルトバッファサイズを .Ar nline @@ -650,7 +650,7 @@ argname1 = <expr1>, argname2 = <expr2>, ... 返されます。引数に何も指定しないと変更は行いません。とても大きなバッファを 使うと、プログラムの速度が低下します。 .It Ic default_shell Ns Pq Bq Aq Ar string\-list -デフォルトのウインドウシェルプログラムを +デフォルトのウィンドウシェルプログラムを .Aq Ar string\-list に設定します。 最初の文字列として古いシェル設定が返されます。 @@ -683,10 +683,10 @@ argname1 = <expr1>, argname2 = <expr2>, ... を、空白で分割し最後に改行を付けて .Nm window へ書き出します。 -文字列はウインドウにだけ表示され、ウインドウ中のプロセスには +文字列はウィンドウにだけ表示され、ウィンドウ中のプロセスには 影響を与えません (以下の .Ic write -を参照) 。 値は返されません。デフォルトはカレントウインドウです。 +を参照) 。 値は返されません。デフォルトはカレントウィンドウです。 .It Ic escape Ns Pq Bq Ar escapec エスケープ文字を .Ar escape-char @@ -707,7 +707,7 @@ argname1 = <expr1>, argname2 = <expr2>, ... .Ar flag はブール値です。古いフォアグランドフラグが返されます。 .Nm window -に対するデフォルトはカレントウインドウで、 +に対するデフォルトはカレントウィンドウで、 .Ar flag に対するデフォルトは無変更です。 .It Xo @@ -720,16 +720,16 @@ argname1 = <expr1>, argname2 = <expr2>, ... に設定します。 古いラベル文字列が返されます。 .Nm window -に対するデフォルトはカレントウインドウで、 +に対するデフォルトはカレントウィンドウで、 .Ar label に対するデフォルトは無変更です。ラベルを無くすためには、 空文字列 ("") を設定します。 .It Ic list Ns Pq -引数はありません。 全てのウインドウの ID と ラベルが表示されます。 +引数はありません。 全てのウィンドウの ID と ラベルが表示されます。 値は返されません。 .It Ic select Ns Pq Bq Ar window .Nm window -をカレントウインドウとします。以前のカレントウインドウが返されます。 +をカレントウィンドウとします。以前のカレントウィンドウが返されます。 引数を指定しないと変更を行いません。 .It Ic source Ns Pq Ar filename .Ar filename @@ -738,7 +738,7 @@ argname1 = <expr1>, argname2 = <expr2>, ... .It Ic terse Ns Pq Bq flag 簡素 (terse) モードを .Ar flag -に設定します。簡素モードでは、コマンドウインドウはコマンドモード中 +に設定します。簡素モードでは、コマンドウィンドウはコマンドモード中 でさえ隠されたままで、エラーは端末のベルをならすことで報告されます。 .Ar flag は、上記の @@ -778,7 +778,7 @@ argname1 = <expr1>, argname2 = <expr2>, ... で、大きさが .Ar nrow , .Ar ncol -のウインドウを開きます。 +のウィンドウを開きます。 .Ar nline が指定された場合、テキストバッファにその行が割り当てられます。 そうでない場合は、デフォルトのバッファサイズが使われます。 @@ -789,32 +789,32 @@ argname1 = <expr1>, argname2 = <expr2>, ... に対するデフォルトの値は、それぞれ画面の一番上, 一番左, 一番下, 一番右 になります。 .Ar label -は、ウインドウのラベル文字列です。 +は、ウィンドウのラベル文字列です。 .Ar frame , .Ar pty , .Ar mapnl は、 (上記の) .Ar foreground への引数と同じ方法で解釈されるフラグの値です。 -これはそれぞれ、このウインドウの周りに枠を付けるか (デフォルトでは真)、 -ウインドウのためにソケットペアではなく仮想端末を割り当てるか -(デフォルトでは真)、改行文字をこのウインドウでは 復帰と行送りに +これはそれぞれ、このウィンドウの周りに枠を付けるか (デフォルトでは真)、 +ウィンドウのためにソケットペアではなく仮想端末を割り当てるか +(デフォルトでは真)、改行文字をこのウィンドウでは 復帰と行送りに マップするか (デフォルトではソケットペアの場合は真、それ以外は偽) です。 -一般に、ウインドウは、プロセスが終了した時に、自動的に閉じられます。 +一般に、ウィンドウは、プロセスが終了した時に、自動的に閉じられます。 .Ar keepopen を真に設定する (デフォルトでは偽) ことでこの動作は妨げられます。 .Ar smooth が真である時、より端末らしい振舞いを実現するために、 -画面は (このウインドウに対して) より頻繁に更新されます。 +画面は (このウィンドウに対して) より頻繁に更新されます。 .Ar smooth のデフォルトの値は、 (上記) .Ar default_smooth コマンドで設定します。 .Ar shell -は、このウインドウ内でシェルプログラムとして使われる文字列のリストです +は、このウィンドウ内でシェルプログラムとして使われる文字列のリストです (デフォルトは、上記 .Ar default_shell -で指定されたプログラムです)。 作成されたウインドウの ID が数字で +で指定されたプログラムです)。 作成されたウィンドウの ID が数字で 返されます。 .It Xo .Ic write Ns ( Bq Ar window , @@ -823,8 +823,8 @@ argname1 = <expr1>, argname2 = <expr2>, ... .Nm window に空白で分割されているが最後に改行の無い文字列リスト .Aq Ar string-list -を送ります。 文字列は、実際にウインドウの入力として使われます。 -値は返しません。 デフォルトはカレントウインドウです。 +を送ります。 文字列は、実際にウィンドウの入力として使われます。 +値は返しません。 デフォルトはカレントウィンドウです。 .El .Ss 定義済み変数 これらの変数は、情報のためだけにあります。これらを再定義しても、 @@ -843,7 +843,7 @@ argname1 = <expr1>, argname2 = <expr2>, ... .Ar m_rev , .Ar m_ul (以下参照)のビット毎の論理和になっています。 -これらの値は、ウインドウのカーソルモードを設定する時に便利です (上の +これらの値は、ウィンドウのカーソルモードを設定する時に便利です (上の .Ar cursormodes 参照) 。 .It Ar m_blk diff --git a/ja/man/man5/dm.conf.5 b/ja/man/man5/dm.conf.5 index 3a5f2219cc..4387351e2f 100644 --- a/ja/man/man5/dm.conf.5 +++ b/ja/man/man5/dm.conf.5 @@ -61,7 +61,7 @@ badtty /dev/tty19 .Ed .Pp -キーワード ``time'' の後に、日付/時間の組合せをリストすると、その時間帯は +キーワード ``time'' の後に、日付/時間の組み合わせをリストすると、その時間帯は ゲームがすべて禁止されます。 このエントリは空白文字で区切られた 4 個のフィールドからなります。 その 4 つは文字列 ``time'' と省略なしの曜日、ゲームをしてはいけない時間帯 diff --git a/ja/man/man5/ipf.5 b/ja/man/man5/ipf.5 index d4cf47a047..e92826aa8f 100644 --- a/ja/man/man5/ipf.5 +++ b/ja/man/man5/ipf.5 @@ -6,7 +6,7 @@ .\" WORD: transmit 送出 .\" WORD: fall-through 継続(「通過」にするとblock/passと区別できない) .TH IPF 5 -.\" jpman %Id: ipf.5,v 1.2 1998/09/30 14:36:56 horikawa Stab % +.\" jpman %Id: ipf.5,v 1.3 1998/10/15 11:34:01 kuma Stab % .SH 名称 ipf, ipf.conf \- IP パケットフィルタのルール文法 .SH 解説 @@ -23,7 +23,7 @@ ipf, ipf.conf \- IP パケットフィルタのルール文法 .SH 文法 .PP \fBipf\fP がフィルタルール構築に使用するフォーマットは、 -次のように BNF を使った文法で示すことができます: +BNF を使った文法で次のように示すことができます: \fC .nf filter-rule = [ insert ] action in-out [ options ] [ tos ] [ ttl ] @@ -96,7 +96,7 @@ flag = "F" | "S" | "R" | "P" | "A" | "U" . .fi .PP この文法は、可読性のためにいくぶん簡略化しています。 -この文法にマッチする組み合わせには、 +この文法にマッチする組み合わせであっても、 意味をなさないためにソフトウェアが許可しないものがあります (非 TCP パケットに対する tcp \fBflags\fP など)。 .SH フィルタルール @@ -133,7 +133,7 @@ flag = "F" | "S" | "R" | "P" | "A" | "U" . ICMP パケット (\fBreturn-icmp\fP) または TCP 「リセット」 (\fBreturn-rst\fP) のいずれかの返答パケットを返すよう、 フィルタに指示できます。 -任意の IP パケットに対して ICMP パケットを生成でき、 +ICMP パケットは、任意の IP パケットの応答として生成でき、 そのタイプを指定することもできます。 TCP リセットは、TCP パケットに対して適用されるルールにおいてのみ使用できます。 .TP @@ -163,9 +163,11 @@ TCP リセットは、TCP パケットに対して適用されるルールにおいてのみ使用できます。 .B preauth .PP 次の語は \fBin\fP か \fBout\fP のいずれかである必要があります。 -カーネル内部を通過するパケットは、内向き (インタフェースにて今受信され、 +カーネル内部を通過するパケットは、内向き (インタフェースにて受信された +ばかりで、 カーネルのプロトコル処理部に向って移動している) か、 -外向き (スタックにより送出または転送され、インタフェースに向かっている) +外向き (プロトコルスタックにより送出または転送され、 +インタフェースに向かっている) かのいずれかです。 各フィルタルールが入出力のどちら側に適用されるのかを、 明示的に示す必要があります。 @@ -264,7 +266,7 @@ IP アドレスの指定方法は、次の 2 つのうちのいずれかです: 数値によるアドレス\fB/\fPマスクまたは、ホスト名 \fBmask\fP ネットマスク。 ホスト名は、hosts ファイルまたは DNS 中 (設定やライブラリに依存します) の有効なホスト名か、ドット付き数値形式です。 -特殊なネットワーク指定はありませんが、ネットワーク名は認識されます。 +ネットワーク指定として特別な記法はありませんが、ネットワーク名は認識されます。 フィルタルールを DNS に依存させると攻撃の余地を導入してしまうので、 勧められません。 .PP @@ -377,7 +379,7 @@ TCP フィルタリングにおいてのみ有効です。 \fBflags\fP とともに使用しては「なりません」。 多くのタイプがあり、この言語で認識される短縮形や、 これに関連付けられた数値で指定できます。 -セキュリティの観点における最重要事項は ICMP リダイレクトです。 +セキュリティの観点からみて最も重要なものは ICMP リダイレクトです。 .SH 履歴保存 .PP フィルタルールに設定可能な、最後から 2 番目のパラメータは、 @@ -403,7 +405,7 @@ TCP, UDP, ICMP の各パケットに関して状態が保存されます。 フィルタ処理はそのグループに切り替わり、 そのルールをそのグループのデフォルトとして使用します。 \fBquick\fP を \fBhead\fP ルールとともに使用する場合、 -グループ処理から戻るまでは、ルール処理は停止しません。 +そのグループの処理から戻るまでは、ルール処理は停止しません。 .PP あるルールは、新規グループの頭でありかつ、 非デフォルトグループのメンバであることが可能です @@ -477,7 +479,7 @@ block in quick from any to any with ipopts .PP これは、最初のブロックの前に置く必要があります。 le0/le1/lo0 からのすべての内向きパケットを処理し、 -デフォルトでは内向きの全パケットアをブロックする +デフォルトでは内向きの全パケットをブロックする 新規グループを作成するには、次のようにします: .LP .nf @@ -495,7 +497,7 @@ le0/le1/lo0 からのすべての内向きパケットを処理し、 .fi .PP le0 からの内向きパケットのみがグループ 100 で処理されますので、 -インタフェース名を指定する必要がないことに注意してください。 +インタフェース名を再度指定する必要がないことに注意してください。 同様に、次のように TCP などの処理を分解できます: .LP .nf diff --git a/ja/man/man5/ipsend.5 b/ja/man/man5/ipsend.5 index 87b93352b4..a577a3eec3 100644 --- a/ja/man/man5/ipsend.5 +++ b/ja/man/man5/ipsend.5 @@ -1,5 +1,5 @@ .TH IPSEND 5 -.\" jpman %Id: ipsend.5,v 1.2 1998/10/01 13:03:21 kuma Stab % +.\" jpman %Id: ipsend.5,v 1.3 1998/10/12 11:28:51 horikawa Stab % .\" .\" WORD: source 始点[IP] .\" WORD: destination 終点[IP] @@ -87,8 +87,8 @@ icmpechoopts ::= "icmpseq" number | "icmpid" number . .fi .SH コマンド .PP -パケットの送信や、パケットの定義の前に、送信する際に用いるインタフェー -スを記述する必要があります。 +パケットの送信や、パケットの定義の前に、 +送信する際に用いるインタフェースを記述する必要があります。 .TP .B interface これは、ネットワークインタフェースを記述するために用います。ここに @@ -111,14 +111,14 @@ icmpechoopts ::= "icmpseq" number | "icmpid" number . .SH IPV4 .TP .B hl <number> -これは、手動で IP ヘッダ長の長さを指定します (IP オプションの存在に +これは、手動で IP ヘッダ長を指定します (IP オプションの存在に より自動的に修正されます。デフォルトは 5)。 .TP .B v <number> IP バージョンを設定します。デフォルトは 4 です。 .TP .B tos <number> -これは、サービスの型(Type Of Service, TOS)を設定します。 +これは、サービスの型 (Type Of Service, TOS) を設定します。 デフォルトは 0 です。 .TP .B len <number> @@ -134,11 +134,11 @@ IP パケットの長さを手動で指定します。データやプロトコルヘッダを デフォルトは 60 です。 .TP .B proto <protocol> -これは IP ヘッダのプロトコルフィールドを設定します。protocolは、 +これは IP ヘッダのプロトコルフィールドを設定します。protocol は、 \fB/etc/protocols\fP に存在する数字または名前が使えます。 .TP .B sum -手動で IP ヘッダのチェックサムを設定します。これを設定しない(0)ままだと、 +手動で IP ヘッダのチェックサムを設定します。これを設定しない (0) ままだと、 送信前に計算されます。 .TP .B src @@ -152,19 +152,19 @@ IP パケットの長さを手動で指定します。データやプロトコルヘッダを これは、IP ヘッダの IP オプションを指定するために用います。 .TP .B tcp -これは、以後で TCP プロトコルヘッダを示すのに用います。TCP ヘッダの +これは、TCP プロトコルヘッダが後続することを示すために用います。TCP ヘッダの オプションについては、\fBTCP\fP を参照してください。 .TP .B udp -これは、以後で UDP プロトコルヘッダを示すのに用います。UDP ヘッダの +これは、UDP プロトコルヘッダが後続することを示すために用います。UDP ヘッダの オプションについては、\fBUDP\fP の節を参照してください。 .TP .B icmp -これは、以後で ICMP プロトコルヘッダを示すのに用います。ICMP ヘッダの +これは、ICMP プロトコルヘッダが後続することを示すために用います。ICMP ヘッダの オプションについては、\fBICMP\fP の節を参考にしてください。 .TP .B data -これは、IP パケットに含めるための生データを示すのに用います。指定可能な +これは、IP パケットに生データが含まれることを示すために用います。指定可能な オプションの詳細については、\fBデータ\fP の節を参考にして下さい。 .SH "IPv4 のオプション" これらのキーワードは、対応する IP オプションを IP ヘッダに追加すべき @@ -182,7 +182,7 @@ IP パケットの長さを手動で指定します。データやプロトコルヘッダを 測定実験 (Experimental Measurement)。 .TP .B mtup [RFC 1191]. -最大転送単位(Maximum Transmission Unit, MTU) 探査 (MTU Probe)。 +最大転送単位 (Maximum Transmission Unit, MTU) 探査 (MTU Probe)。 .TP .B mtur [RFC 1191]. 最大転送単位レディ (MTU Ready)。 @@ -193,22 +193,22 @@ IP パケットの長さを手動で指定します。データやプロトコルヘッダを タイムスタンプ (Timestamp) [RFC 791]。 .TP .B tr -経路追跡(Traceroute) [RFC 1393]。 +経路追跡 (Traceroute) [RFC 1393]。 .TP .B "sec-class <security-level>, sec" -セキュリティ(Security) [RFC1108]。このオプションはパケットのセキュリティ +セキュリティ (Security) [RFC1108]。このオプションはパケットのセキュリティ レベルを指定します。 \fBsec\fP はセキュリティオプションの枠組みを設定しますが、 \fBsec-class\fP を指定しないとレベルは設定されないままとなります。 .TP .B "lsrr <ip-address>" -厳密でない始点経路制御(Loose Source Route) [RFC 791]。 +厳密でない始点経路制御 (Loose Source Route) [RFC 791]。 .TP .B e-sec -拡張セキュリティ(Extended Security) [RFC 1108]。 +拡張セキュリティ (Extended Security) [RFC 1108]。 .TP .B cipso -商用セキュリティ(Commercial Security)。 +商用セキュリティ (Commercial Security)。 .TP .B satid ストリーム ID [RFC 791]。 @@ -220,7 +220,7 @@ IP パケットの長さを手動で指定します。データやプロトコルヘッダを アドレス拡張 (Address Extension)。 .TP .B visa -実験的アクセス制御(Experimental Access Control)。 +実験的アクセス制御 (Experimental Access Control)。 .TP .B imitd IMI 流量記述子 (IMI Traffic Descriptor)。 @@ -229,7 +229,7 @@ IMI 流量記述子 (IMI Traffic Descriptor)。 [RFC 1358]。 .TP .B finn -実験的フロー制御(Experimental Flow Control)。 +実験的フロー制御 (Experimental Flow Control)。 .SH TCP .TP .B sport <port> @@ -253,7 +253,7 @@ IMI 流量記述子 (IMI Traffic Descriptor)。 緊急データポインタの値を指定した数で設定します。デフォルトは 0 です。 .TP .B win <number> -TCP ウインドウの大きさを指定した数で設定します。デフォルトは 4096 です。 +TCP ウィンドウの大きさを指定した数で設定します。デフォルトは 4096 です。 .TP .B sum <number> TCP 疑似ヘッダとデータに対するチェックサムを手動で指定します。特に設定 @@ -265,7 +265,7 @@ TCP 疑似ヘッダとデータに対するチェックサムを手動で指定します。特に設定 (PUSH) です。 .TP .B opt -これ以後が TCP オプションであることを示します。TCP オプションを TCP +TCP オプションが後続することを示します。TCP オプションを TCP ヘッダに追加する際には、\fBoff\fP フィールドが一致するように更新 されます。 .TP @@ -275,12 +275,11 @@ TCP 疑似ヘッダとデータに対するチェックサムを手動で指定します。特に設定 .SH "TCP オプション" TCP ヘッダには、いくつかのヘッダオプションを追加することが可能です。 ヘッダの大きさが変わるにつれ TCP ヘッダオフセットは自動的に更新されます。 - 有効なオプションは、\fBnop\fP 無動作(No Operation), \fBeol\fP オプションリストの終り(End Of (option) List), \fBmss [ size ]\fP 最大セグメント長 (Maximum Segment Size - これはデータを含むパケットの 受信可能な最大長を設定します), -\fBwscale\fP ウインドウスケール(Window Scale), \fBts\fP +\fBwscale\fP ウィンドウスケール(Window Scale), \fBts\fP タイムスタンプ(Timestamp) です。 .SH UDP .TP @@ -326,8 +325,8 @@ ICMP コードを設定します。 .B value <string> 与えられた文字列を今あるパケットのデータとして追加することを示します。 文字列は文字もしくは数値の連続したリスト (空白文字をはさみません)、 -もしくは "' で区切られています (この場合、たとえ \\' したとしても、こ -れらの文字は含みません)。文字 \\ は 後続の文字(もしくは 8 進数)といっしょに +もしくは "' で区切られています (この場合、たとえ \\ したとしても、 +これらの文字は含みません)。文字 \\ は 後続の文字(もしくは 8 進数)といっしょに して、C 言語のエスケープ値と解釈されます。 .TP .B file <filename> @@ -361,9 +360,9 @@ ICMP コードを設定します。 始点抑制 (Source Quence)。 .TP .B "redir [ redirect-code ]" -(経路の)方向転換 (Redirect (routing))。パケットを送付するために選択 +(経路の) 方向転換 (Redirect (routing))。パケットを送付するために選択 された経路が最適といえないので、パケットの送信側が他の経路を経路指定 -すべきであることを表すために用います。方向転換コード(redirect-code)の名前は、 +すべきであることを表すために用います。方向転換コード (redirect-code) の名前は、 \fBnet-redir\fP ネットワークに到達するための方向転換, \fBhost-redir\fP ホストに到達するための方向転換, \fBtos-net-redir\fP 与えられた TOS でネットワークに到達するための方向転換, @@ -374,16 +373,16 @@ ICMP コードを設定します。 エコー。 .TP .B routerad -ルータの公示(Router advertisment)。 +ルータの公示 (Router advertisment)。 .TP .B routersol -ルータの請求(Router solicitation)。 +ルータの請求 (Router solicitation)。 .TP .B "timex [ timexceed-code ]" 全体時間経過済み (Time Exceeded)。道程が長過ぎて (つまり、ttl が 0 に なってしまい) パケットが終点に到達できなかったことを表すために用います。 有効なコードの名前は、\fBintrans\fP, \fBreass\fP 与えられた時間内で -フラグメントからパケットの再構成ができなかった。 +フラグメントからパケットの再構成ができなかった、です。 .TP .B "paramprob [ paramprob-code ]" パラメータの問題。パラメータ問題のコードの名前で利用できるものはひとつ diff --git a/ja/man/man5/passwd.5 b/ja/man/man5/passwd.5 index f2635882fb..88847411f6 100644 --- a/ja/man/man5/passwd.5 +++ b/ja/man/man5/passwd.5 @@ -464,7 +464,7 @@ NIS パスワードマップの全体の内容が の中央と最後の両方に置けばNISパスワードマップは2度現われることになるでしょ う。すなわち 1 度目はそのファイルの中央に現れ、もう 1 度は最後に現れます (単純なワイルドカードの代りに上書きエントリを用いることで、 -他の組合せが可能です)。 +他の組み合わせが可能です)。 .Pp これに対し .Tn FreeBSD diff --git a/ja/man/man8/arp.8 b/ja/man/man8/arp.8 index 926eb81611..9f9f299bcf 100644 --- a/ja/man/man8/arp.8 +++ b/ja/man/man8/arp.8 @@ -86,7 +86,7 @@ .Ar hostname というホストのエントリを消去することができます。 .Fl a -フラグと組合せて全エントリを消去することができます。 +フラグと組み合わせて全エントリを消去することができます。 .It Fl n ネットワークアドレスを数値で表示します (通常 .Nm diff --git a/ja/man/man8/bootptest.8 b/ja/man/man8/bootptest.8 index 8b7b223ea3..fc7c8bea9d 100644 --- a/ja/man/man8/bootptest.8 +++ b/ja/man/man8/bootptest.8 @@ -54,7 +54,7 @@ bootptest \- BOOTP に質問を送り、応答を出力する このファイルの内容(バイナリデータ)を使用します。 .SH クレジット .LP -bootptest プログラムは独自の創作物と創作派生物の組合せです。 +bootptest プログラムは独自の創作物と創作派生物の組み合わせです。 メインプログラムモジュール (bootptest.c) は Gordon W. Ross <gwr@mc.com> 独自の創作物です。 パケット表示モジュール (print-bootp.c) は BSD の tcpdump プログラム diff --git a/ja/man/man8/fsck.8 b/ja/man/man8/fsck.8 index 0c459fac1b..9bcd8f5a0f 100644 --- a/ja/man/man8/fsck.8 +++ b/ja/man/man8/fsck.8 @@ -151,7 +151,7 @@ inode のリンクカウントが多すぎる は、以前使われていた .Em check , dcheck , fcheck , .Em icheck -の組合せよりもより詳しい不整合チェックを行ないます。 +の組み合わせよりもより詳しい不整合チェックを行ないます。 .Pp .Nm は以下のフラグを解釈します。 diff --git a/ja/man/man8/init.8 b/ja/man/man8/init.8 index 0fbb00d6cd..7dff0f1636 100644 --- a/ja/man/man8/init.8 +++ b/ja/man/man8/init.8 @@ -156,7 +156,7 @@ .Nm getty を実行することで繰り返されます。 .Pp -ラインの状態 (on, off, secure, getty, ウインドウの情報) は、 +ラインの状態 (on, off, secure, getty, ウィンドウの情報) は、 .Xr ttys 5 ファイルを書き換えて .Dq Li "kill -HUP 1" @@ -181,7 +181,7 @@ は新しい .Nm getty を起動して、新しいログインを可能にします。 -ラインの getty やウインドウフィールドが変更された場合、その変更は現在 +ラインの getty やウィンドウフィールドが変更された場合、その変更は現在 のログインセッションが終了するまで有効にはなりません。 (例えば、 .Nm diff --git a/ja/man/man8/ipfstat.8 b/ja/man/man8/ipfstat.8 index af88e355d4..135fba2585 100644 --- a/ja/man/man8/ipfstat.8 +++ b/ja/man/man8/ipfstat.8 @@ -1,8 +1,8 @@ .TH ipfstat 8 -.\" jpman %Id: ipfstat.8,v 0.0 1998/09/12 16:02:35 horikawa Stab % -.SH NAME -ipfstat \- reports on packet filter statistics and filter list -.SH SYNOPSIS +.\" jpman %Id: ipfstat.8,v 1.3 1998/10/14 10:49:51 horikawa Stab % +.SH 名称 +ipfstat \- パケットフィルタ統計とフィルタリストのレポート +.SH 書式 .B ipfstat [ .B \-aAfhIinosv @@ -10,64 +10,70 @@ ipfstat \- reports on packet filter statistics and filter list .B \-d <device> ] -.SH DESCRIPTION +.SH 解説 .PP -\fBipfstat\fP examines /dev/kmem using the symbols \fB_fr_flags\fP, -\fB_frstats\fP, \fB_filterin\fP, and \fB_filterout\fP. -To run and work, it needs to be able to read both /dev/kmem and the -kernel itself. The kernel name defaults to \fB/vmunix\fP. +\fBipfstat\fP コマンドはシンボル +\fB_fr_flags\fP, \fB_frstats\fP, \fB_filterin\fP, \fB_filterout\fP を用いて +/dev/kmem を調べます。 +このコマンドが実行できかつ機能しうるためには、/dev/kmem とカーネル +そのものを読める必要があります。 +カーネルの名前は、デフォルトでは \fB/vmunix\fP とつけられています。 .PP -The default behaviour of \fBipfstat\fP -is to retrieve and display the accumulated statistics which have been -accumulated over time as the kernel has put packets through the filter. -.SH OPTIONS +\fBipfstat\fP のデフォルトの動作は、カーネルがフィルタを通して +パケットをやりとりする間に蓄積された統計を取り出して表示することです。 +.SH オプション .TP .B \-a -Display the accounting filter list and show bytes counted against each rule. +アカウンティングを行なっているフィルタリストを表示します。 +更に、それぞれのルールに対してカウントされたバイト数を表示します。 .TP .B \-A -Display packet authentication statistics. +パケット認証統計を表示します。 .TP .BR \-d \0<device> -Use a device other than \fB/dev/ipl\fP for interfacing with the kernel. +カーネルとのインタフェースを行なう為、\fB/dev/ipl\fP の代わりに、 +device を用います。 .TP .B \-f -Show fragment state information (statistics) and held state information (in -the kernel) if any is present. +フラグメントの状態情報 (統計) と、もしも存在していたら、(カーネル内に) +保存された状態情報を表示します。 .TP .B \-h -Show per-rule the number of times each one scores a "hit". For use in -combination with \fB\-i\fP. +ルール毎にそれぞれがヒットを記録する回数を表示します。 +\fB\-i\fP とともに用います。 .TP .B \-i -Display the filter list used for the input side of the kernel IP processing. +カーネルの IP 処理の入力側に用いられるフィルタリストを表示します。 .TP .B \-I -Swap between retrieving "inactive"/"active" filter list details. For use -in combination with \fB\-i\fP. +「非アクティブ」フィルタリストの詳細を取り出す処理と、 +「アクティブ」フィルタリストの詳細を取り出す処理を切り替えます。 +\fB\-i\fP とともに用いる為のものです。 .TP .B \-n -Show the "rule number" for each rule as it is printed. +ルールがプリントされる時にそれぞれの「ルール番号」が示されます。 .TP .B \-o -Display the filter list used for the output side of the kernel IP processing. +カーネルの IP 処理の出力側に用いられるフィルタリストを表示します。 .TP .B \-s -Show packet/flow state information (statistics) and held state information (in -the kernel) if any is present. +パケット/フローの状態情報 (統計) と、もしあれば (カーネル内に) +保存された状態情報を表示します。 .TP .B \-v -Turn verbose mode on. Displays more debugging information. -.SH SYNOPSIS -The role of \fBipfstat\fP is to display current kernel statistics gathered -as a result of applying the filters in place (if any) to packets going in and -out of the kernel. This is the default operation when no command line -parameters are present. +冗長モードで起動します。より多くのデバッグ情報を表示します。 +.SH 概要 +\fBipfstat\fP の役割は、現在のカーネルの統計を表示することです。 +この統計は、カーネルに出入りするパケットにいくつかのフィルタが +(存在する場合には) 適切に適用される結果として集められたものです。 +これは、コマンドラインパラメータが指定されていない時のデフォルトの +動作です。 .PP -When supplied with either \fB\-i\fP or \fB\-o\fP, it will retrieve and display -the appropriate list of filter rules currently installed and in use by the -kernel. -.SH FILES +このコマンドは \fB\-i\fP か \fB\-o\fP とともに与えられた時は、 +その時点でインストールされカーネルに使用されている +適切なフィルタルールリストを、 +取り出して表示するでしょう。 +.SH 関連ファイル /dev/kmem .br /dev/ipl @@ -75,7 +81,7 @@ kernel. /dev/ipstate .br /vmunix -.SH SEE ALSO +.SH 関連項目 ipf(8) -.SH BUGS -none known. +.SH バグ +知られていません。 diff --git a/ja/man/man8/ipfw.8 b/ja/man/man8/ipfw.8 index c5c067a527..c6a4719094 100644 --- a/ja/man/man8/ipfw.8 +++ b/ja/man/man8/ipfw.8 @@ -238,7 +238,7 @@ IP が ローカルアドレスではない場合、ポート番号は (指定されていても) 無視され、 .Ar divert や .Ar tee -のどちらかひとつ以上、もしくは両方の組合せの、複数のルールにマッチした場合、 +のどちらかひとつ以上、もしくは両方の組み合わせの、複数のルールにマッチした場合、 最後のものを除き、無視します。 .Pp カーネルが diff --git a/ja/man/man8/ipmon.8 b/ja/man/man8/ipmon.8 index 0ce4bedd93..2882768de5 100644 --- a/ja/man/man8/ipmon.8 +++ b/ja/man/man8/ipmon.8 @@ -1,11 +1,11 @@ .TH ipmon 8 -.\" jpman %Id: ipmon.8,v 1.2 1998/10/08 08:27:25 kuma Stab % +.\" jpman %Id: ipmon.8,v 1.3 1998/10/12 11:28:11 horikawa Stab % .\" .\" WORD: normal IP filter 通常 IP フィルタ[ipmon.8] .\" .SH 名称 .\"X ipmon \- monitors /dev/ipl for logged packets -ipmon \- ログパケット用 /dev/ipl のモニタ +ipmon \- ログしたパケットのために /dev/ipl をモニタする .SH 書式 .B ipmon [ @@ -25,15 +25,7 @@ ipmon \- ログパケット用 /dev/ipl のモニタ ] .SH 解説 .LP -.\"X \fBipmon\fP opens \fB/dev/ipl\fP for reading and awaits data to be saved from -.\"X the packet filter. The binary data read from the device is reprinted in -.\"X human readable for, however, IP#'s are not mapped back to hostnames, nor are -.\"X ports mapped back to service names. The output goes to standard output by -.\"X default or a filename, if given on the command line. Should the \fB\-s\fP -.\"X option be used, output is instead sent to \fBsyslogd(8)\fP. Messages sent -.\"X via syslog have the day, month and year removed from the message, but the -.\"X time (including microseconds), as recorded in the log, is still included. -\fBipmon\fP は、\fB/dev/ipl\fP を読み出しでオープンし、パケットフィルタ +\fBipmon\fP は、\fB/dev/ipl\fP を読み出すためにオープンし、パケットフィルタ から保存されるデータを待ちます。デバイスから読み出されたバイナリデータを 可読形式で再表示します。ただし、IP番号はホスト名に変換されません。また、 ポート番号もサービス名に変換されません。この出力は、デフォルトで標準出力に @@ -41,97 +33,79 @@ ipmon \- ログパケット用 /dev/ipl のモニタ そのファイルに向けられます。 \fB-s\fP オプションを使用した場合、出力はそちらでなく \fBsyslogd(8)\fP に向けられます。syslog 経由で送られたメッセージでは、年月日は削除されて -いますが、ログに記録された時刻(マイクロ秒含む)は残っています。 +いますが、ログに記録された時刻 (マイクロ秒含む) は残っています。 .SH オプション .TP .B \-a -.\"X Open all of the device logfiles for reading log entries from. All entries -.\"X are displayed to the same output 'device' (stderr or syslog). すべてのデバイスログファイルをオープンし、ログエントリをそこから読み込み ます。すべてのエントリを同じ出力「デバイス」(標準エラー出力または syslog)に 表示します。 .TP .B "\-f <device>" -.\"X specify an alternative device/file from which to read the log information -.\"X for normal IP Filter log records. 通常 IP フィルタログ記録を表すログ情報を読み込むための、 別のデバイス/ファイルを指定します。 .TP .B \-F -.\"X Flush the current packet log buffer. The number of bytes flushed is displayed, -.\"X even should the result be zero. 現在のパケットログバッファをフラッシュします。フラッシュされたバイト数は -(結果が 0 であっても)表示されます。 +(結果が 0 であっても) 表示されます。 +.\" 同じ行があるので削除(send-pr 済み) +.\" .TP +.\" .B "\-N <device>" +.\ Set the logfile to be opened for reading NAT log records from to <device>. .TP .B \-n -.\"X IP addresses and port numbers will be mapped, where possible, back into -.\"X hostnames and service names. 可能であれば、IP アドレスとポート番号をホスト名とサービス名に変換します。 .TP .B "\-N <device>" -.\"X Set the logfile to be opened for reading NAT log records from to <device>. NAT ログ記録読み込み用にオープンするログファイルを <device> に設定します。 .TP .B \-o -.\"X Specify which log files to actually read data from. N - NAT logfile, -.\"X S - State logfile, I - normal IP Filter logfile. The \fB-a\fP option is -.\"X equivalent to using \fB-o NSI\fP. 実際にデータを読み込むログファイルを指定します。N - NAT ログファイル、 S - 状態ログファイル、I - 通常 IP フィルタログファイルです。 \fB-a\fP オプションは、\fB-o NSI\fP を指定するのと等価です。 .TP .B \-O -.\"X Specify which log files you do not wish to read from. This is most sensibly -.\"X used with the \fB-a\fP. Letters available as parameters to this are the same -.\"X as for \fB-o\fP. どのログファイルを読み込まないかを指定します。これを \fB-a\fP と いっしょに使用することが、もっとも意味のある使い方でしょう。 パラメータとして利用可能な文字は、\fB-o\fP と同様です。 .TP .B \-s -.\"X Packet information read in will be sent through syslogd rather than -.\"X saved to a file. The following levels are used: 読み込んだパケット情報をファイルに保存するのでなく、syslogd 経由で送信 します。以下で示すレベルが利用できます。 +.\" 原文ではここに -S がある (send-pr 済み?) +.\" .TP +.\" .B "\-S <device>" +.\" Set the logfile to be opened for reading state log records from to <device>. .IP .B LOG_INFO -.\"X \- packets logged using the "log" keyword as the action rather -.\"X than pass or block. \- アクションが pass や block でなく、 キーワード "log" を用いて記録されたパケット。 .IP .B LOG_NOTICE -.\"X \- packets logged which are also passed \- 通過し、記録されたパケット .IP .B LOG_WARNING -.\"X \- packets logged which are also blocked \- ブロックされ、記録されたパケット .IP .B LOG_ERR -.\"X \- packets which have been logged and which can be considered -.\"X "short". \- すでに記録され、「短い」かもしれないと見なされたパケット +.\" 原文では次のようになっている (send-pr 済み?) +.\" .TP +.\" .B \-S +.\" Treat the logfile as being composed of state log records. .TP .B "\-S <device>" -.\"X Set the logfile to be opened for reading state log records from to <device>. 状態ログ記録読み込み用にオープンするログファイルを <device> に設定します。 .TP .B \-t -.\"X read the input file/device in a manner akin to tail(1). tail(1) と似た方法で入力ファイル/デバイスから読み込みます。 .TP .B \-x -.\"X show the packet data in hex. パケットデータを 16 進数で表示します。 .TP .B \-X -.\"X show the log header record data in hex. ログヘッダ記録データを 16 進数で表示します。 .SH 診断 -.\"X \fBipmon\fP expects data that it reads to be consistent with how it should be -.\"X saved and will abort if it fails an assertion which detects an anomoly in the -.\"X recorded data. \fBipmon\fP は、読み込むデータは、どう保存すべきかについての一貫性が とれていると想定しています。記録されたデータから異常を検知するテスト に失敗した場合、処理を中断します。 diff --git a/ja/man/man8/keyserv.8 b/ja/man/man8/keyserv.8 index 2de96a963a..7746d20756 100644 --- a/ja/man/man8/keyserv.8 +++ b/ja/man/man8/keyserv.8 @@ -1,5 +1,5 @@ .\" @(#)keyserv.1m 1.21 93/07/14 SMI; from SVr4 -.\" jpman %Id: keyserv.8,v 1.3 1998/10/10 09:06:17 yohta Stab % +.\" jpman %Id: keyserv.8,v 1.4 1998/10/10 21:04:03 vanitas Stab % .\"macro stdmacro .\" Copyright 1989 AT&T .\" @(#)keyserv.8c 1.8 89/03/29 SMI; @@ -19,7 +19,7 @@ .Op Fl v .\" .Sh 可用性 .\" SUNWcsu -.\" .Sh 解説 +.Sh 解説 .Nm デーモンは、 ログインした各ユーザのプライベートな暗号鍵を格納するために使用されます。 diff --git a/ja/man/man8/moused.8 b/ja/man/man8/moused.8 index 2150d6bda5..d4038d70be 100644 --- a/ja/man/man8/moused.8 +++ b/ja/man/man8/moused.8 @@ -437,7 +437,7 @@ PS/2 マウスはブランドに依らず アプリケーションプログラムは PS/2 マウスのデーモンからのマウスデータ のみを使います。 一方この構成で両方のマウスを接続し同時に両方を動かした場合、 -マウスの移動をすべて組合せたようにマウスポインタがスクリーン上を移動します。 +マウスの移動をすべて組み合わせたようにマウスポインタがスクリーン上を移動します。 .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /dev/consolectl -compact .It Pa /dev/consolectl diff --git a/ja/man/man8/newkey.8 b/ja/man/man8/newkey.8 index 2f933e8736..89e285d407 100644 --- a/ja/man/man8/newkey.8 +++ b/ja/man/man8/newkey.8 @@ -1,5 +1,5 @@ .\" @(#)newkey.8 1.3 91/03/11 TIRPC 1.0; from 1.12 90/02/03 SMI; -.\" jpman %Id: newkey.8,v 1.2 1998/09/30 14:44:33 horikawa Stab % +.\" jpman %Id: newkey.8,v 1.3 1998/10/10 22:55:44 vanitas Stab % .Dd October 12, 1987 .Dt NEWKEY 8 .Os diff --git a/ja/man/man8/nos-tun.8 b/ja/man/man8/nos-tun.8 index a02f026597..a5de7de9a3 100644 --- a/ja/man/man8/nos-tun.8 +++ b/ja/man/man8/nos-tun.8 @@ -7,7 +7,7 @@ .\" ---------------------------------------------------------------------------- .\" .\" %Id: nos-tun.8,v 1.2 1998/05/05 06:24:12 charnier Exp % -.\" jpman %Id: nos-tun.8,v 1.2 1998/10/06 08:06:34 yohta Stab % +.\" jpman %Id: nos-tun.8,v 1.3 1998/10/12 22:52:07 vanitas Stab % .\" .Dd April 11, 1998 .Dt NOS-TUN 8 @@ -34,12 +34,12 @@ .Em IP-IP トンネルとしても知られる) .Em nos -形式トンネルを設定します。 +形式トンネルを確立します。 .Pp .Ar tunnel -はトンネルデバイス、例えば +はトンネルデバイス名、例えば .Pa /dev/tun0 -の名前です。 +などです。 .Pp .Ar source と @@ -47,7 +47,7 @@ はトンネルデバイスに使用されるアドレスです。 もしトンネルを cisco ルータに対して設定する場合には、cisco において .Dq 255.255.255.252 -のネットマスクを使用します。これはトンネルが +のネットマスクを使用します。これはトンネルが .Bx Free 側において point-to-point インタフェースになっていますが、 cisco が実際には @@ -73,7 +73,8 @@ tunnel destination 192.168.59.34 tunnel source 192.168.56.45 .Ed .Sh バグ -ソースアドレスをマルチホームなマシンに設定することは許されていません。 +ソースアドレスをマルチホームなマシンに設定するようなことは +想定されていません。 .Sh 作者 .An Nickolay N. Dudorov Aq nnd@itfs.nsk.su がプログラムを書き、 diff --git a/ja/man/man8/ppp.8 b/ja/man/man8/ppp.8 index c62275f906..757831846a 100644 --- a/ja/man/man8/ppp.8 +++ b/ja/man/man8/ppp.8 @@ -1,11 +1,13 @@ -.\" %Id: ppp.8,v 1.19.2.38 1998/06/12 17:47:37 brian Exp % +.\" %Id: ppp.8,v 1.120 1998/08/25 17:48:55 brian Exp % .\" jpman %Id: ppp.8,v 1.4 1997/06/08 18:41:58 saeki Stab % +.\" WORD: expect string 受信待ち文字列 (chat.8) +.\" WORD: negotiation 交渉 .Dd 20 September 1995 .Os FreeBSD .Dt PPP 8 .Sh 名称 .Nm ppp -.Nd PPP (Point to Point Protocol) (別名 iijppp) +.Nd PPP (Point to Point Protocol) (別名 user-ppp) .Sh 書式 .Nm .Oo @@ -38,7 +40,7 @@ 接続の解放を行うことができます。 オプションとして、セキュリティ確保のために すべての機能をパスワードで保護することができます。 -.It 手動と自動でのダイアルをサポート +.It 手動と自動でのダイヤルをサポート 対話モードでは、直接モデムと通信できるように .Dq term コマンドが用意されています。 @@ -48,21 +50,21 @@ .Nm はそれを検出して自動的にパケットモードに移行します。 ひとたびリモートホストとの接続に必要なコマンドシーケンスがわかったら、 -後々の接続を簡単にするため、必要なダイアル手順やログイン手順を定義した +後々の接続を簡単にするため、必要なダイヤル手順やログイン手順を定義した チャットスクリプトを書くことができます。 -.It オンデマンドでのダイアルアップをサポート +.It オンデマンドでのダイヤルアップをサポート .Fl auto モード (自動モード) では .Nm はデーモンとして動作し、 .Em PPP リンクを通して送られるパケットを待ちうけます。 -パケットを検出すると、デーモンが自動的にダイアルを行って接続を確立します。 +パケットを検出すると、デーモンが自動的にダイヤルを行って接続を確立します。 .Fl ddial -モード (直接ダイアルモード) でも -ほぼ同様に、自動ダイアルと接続の確立を行います。 +モード (直接ダイヤルモード) でも +ほぼ同様に、自動ダイヤルと接続の確立を行います。 しかしながらこのモードは、送るべきパケットが存在しない場合にも、 -リンクが切れていることを検出するといつでもリモートへダイアルするという点が +リンクが切れていることを検出するといつでもリモートへダイヤルするという点が auto モードと異なります。 このモードは、電話料金よりも常時接続されていることが重視される場合に有用です。 3 番目の @@ -78,6 +80,11 @@ auto モードと異なります。 は LCP の再交渉を強要し、 .Dv SIGTERM は終了を強要します。 +.It クライアントコールバックをサポート +.Nm +は標準 LCP コールバックプロトコルならびに Microsoft コールバック制御プロトコル +(ftp://ftp.microsoft.com/developr/rfc/cbcp.txt) +を使用できます。 .It パケットエイリアシングをサポート パケットエイリアシング (別名: IP マスカレード) により、 未登録でプライベートなネットワーク上のコンピュータからも @@ -106,19 +113,23 @@ PAP もしくは CHAP を用いることにより、Unix スタイルの 手続きをスキップし、 .Em PPP プロトコルを代りに認証に使用することが可能です。 +相手が Microsoft CHAP 認証を要求し、かつ +.Nm +が DES をサポートするようにコンパイルされている場合、適当な MD4/DES +応答がなされます。 .It 代理 arp (Proxy Arp) をサポート .Em PPP がサーバとして動作している時、その接続について代理 arp を行うよう 設定できます。 .It パケットのフィルタリングをサポート ユーザは 4 種類のフィルタを定義できます。 -.Em ifilter +.Em in は受信パケットに対するフィルタです。 -.Em ofilter +.Em out は送信パケットに対するフィルタです。 -.Em dfilter -はダイアルを行うきっかけとなるパケットを定義するフィルタで、 -.Em afilter +.Em dial +はダイヤルを行うきっかけとなるパケットを定義するフィルタで、 +.Em alive は接続を保持するためのパケットを定義するフィルタです。 .It トンネルドライバは bpf (Berkeley Packet Filter) をサポート .Em PPP @@ -126,9 +137,15 @@ PAP もしくは CHAP を用いることにより、Unix スタイルの .Xr tcpdump 1 を使うことができます。 .It PPP オーバ TCP をサポート -.It IETF ドラフトの Predictor-1 圧縮をサポート +デバイス名が +.Em host Ns No : Ns Em port +形式で指定された場合、 +.Nm +は通常のシリアルデバイスを使うのではなく、データ転送のための TCP +接続を開きます。 +.It IETF ドラフトの Predictor-1 と DEFLATE 圧縮をサポート .Nm -は VJ 圧縮の他に Predictor-1 圧縮もサポートしています。 +は VJ 圧縮の他に Predictor-1 と DEFLATE 圧縮もサポートしています。 モデムは通常 (例えば v42.bis のような) 組み込みの圧縮機能を持っており、 その結果システムは .\"(訳注)「転送データレートよりも」をここにいれたいと考えています。 @@ -138,27 +155,31 @@ PAP もしくは CHAP を用いることにより、Unix スタイルの 割り込みが増加します。 システムはこの割り込みをモデムと通信して処理しなくてはならないため、 システムの負荷と遅延時間が増加することになります。 -VJ 圧縮とは異なり、Predictor-1 圧縮はリンクを通る +VJ 圧縮とは異なり、Predictor-1 と DEFLATE 圧縮はリンクを通る .Em すべての -データをあらかじめ圧縮しておくことで、オーバヘッドを最小にします。 +ネットワークトラフィックをあらかじめ圧縮しておくことで、オーバヘッドを +最小にします。 .It Microsoft の IPCP 拡張をサポート Microsoft の .Em PPP スタックを使用するクライアント (つまり Win95, WinNT) との間で ネームサーバのアドレスと NetBIOS ネームサーバのアドレスを 交渉することができます。 +.It マルチリンク PPP をサポート +接続先への複数の物理的な回線をオープンし、すべてのリンクの +帯域幅を合わせてより高いスループットを得ることができます。 .El .Sh パーミッション -.Nm ppp +.Nm はユーザ .Dv root 、グループ .Dv network 、パーミッション -.Dv 4550 +.Dv 4554 でインストールされます。 デフォルトでは -.Nm ppp +.Nm は、起動したユーザ ID が 0 でない場合には実行しません。 これは .Dq allow users @@ -167,11 +188,11 @@ Microsoft の に記載することにより変更することが可能です。 通常ユーザとして実行する場合には、 .Nm -はユーザ ID 0 に変わり、システムのルーティングテーブルを変更するために、 -システムロックファイルを作成し、 -ppp の設定ファイルを読みます。 -全ての外部コマンド ("shell" や "!bg" で実行されます) は、 -.Nm ppp +はユーザ ID 0 に変わり、システムの経路表の変更と、 +システムロックファイルを作成と、 +ppp の設定ファイルの読み込みを行います。 +すべての外部コマンド ("shell" や "!bg" で実行されます) は、 +.Nm を起動したユーザ ID で実行されます。 ユーザ ID 0 にて正確になにが行われているのかに興味がある場合には、 ログ機能の @@ -181,7 +202,9 @@ ppp の設定ファイルを読みます。 最初に .Nm を実行する時には、いくつかの初期設定を整える必要があります。 -まず、カーネルにトンネルデバイスが含まれていなければ +.Bl -bullet +.It +カーネルにトンネルデバイスが含まれていなければ なりません (GENERIC カーネルではデフォルトで 1 つ含まれます)。 もし含まれていない場合や複数の tun インタフェースが必要な場合、 以下の行をカーネル設定ファイルに追加して、 @@ -194,7 +217,7 @@ ppp の設定ファイルを読みます。 は .Em PPP 接続を行いたい最大の数です。 -つぎに、 +.It .Pa /dev ディレクトリにトンネルデバイスのエントリ .Pa /dev/tunN @@ -206,8 +229,24 @@ ppp の設定ファイルを読みます。 これにより 0 から .Ar N までの tun デバイスが作成されます。 -最後に、ログファイルを作成します。 -.Nm ppp +.It +あなたのシステムの +.Pa /etc/group +ファイルに +.Dq network +グループがあり、そのグループが +.Nm +を使うと想定されるすべてのユーザ名を含んでいることを確かめてください。 +詳細は +.Xr group 5 +を参照してください。また、これらのユーザは +.Pa /etc/ppp/ppp.conf +ファイルで +.Dq allow users +コマンドを使用してアクセス権が与えられなければなりません。 +.It +ログファイルを作成します。 +.Nm は .Xr syslog 3 を使用して情報をログします。通常のログファイル名は @@ -222,7 +261,11 @@ ppp の設定ファイルを読みます。 .Ed .Pp TAB と書かれている場所には、実際にはタブを入力します。 -スペースを使うと、なにも知らされぬままこの行は無視されます。 +空白文字を使うと、 +なにも知らされぬまま +.Xr syslogd 8 +によってこの行は無視されます。 +.Pp .Nm の実行形式にリンクを作成することにより、複数の .Em PPP @@ -236,7 +279,7 @@ TAB と書かれている場所には、実際にはタブを入力します。 で .Bd -literal -offset indent !ppp0 -*.* /var/log/ppp0.log +*.*<TAB>/var/log/ppp0.log .Ed .Pp とします。 @@ -246,7 +289,31 @@ TAB と書かれている場所には、実際にはタブを入力します。 に .Dv HUP シグナルを送ることをお忘れなく。 -.Sh 手動ダイアル +.It +厳密には +.Nm +の操作とは関係ありませんが、リゾルバが正しく働くように設定した方が +良いでしょう。 +これは +.Pq Xr named 8 を用いて +ローカルな DNS サーバを設定するか、もしくは +.Pa /etc/resolv.conf +ファイルに適切な +.Sq name-server +行を加えることで行われます。 +詳細は +.Xr resolv.conf 5 +のマニュアルを参照してください。 +.Pp +他の方法として、もし接続先がサポートしている場合には +.Nm +が接続先にネームサーバのアドレスを尋ねて、自動的に +.Pa /etc/resolv.conf +を更新することができます。詳細は以下の +.Dq enable dns +コマンドを参照してください。 +.El +.Sh 手動ダイヤル 以下の例では、あなたのマシン名が .Dv awfulhak であるとして説明します。 @@ -273,7 +340,7 @@ CTS/RTS 信号を使うかどうか (デフォルトでは CTS/RTS が使用されます) を 指定して、開始可能です。もしハードウェアが CTS/RTS 信号を持っていない場合 (これは PPP 可能な端末サーバに直接つなぐ場合に起こり得ます)、 .Nm -は そのポートを通してどんな出力も送らず、来るはずのない信号を待ち続けます。 +はそのポートを通してどんな出力も送らず、来るはずのない信号を待ち続けます。 したがって、直接接続で通信ができないような場合には、 CTS/RTS を off にしてみてください: .Bd -literal -offset indent @@ -305,26 +372,57 @@ Protocol: ppp はそれを自動的に検出してコマンドモードに戻ります。 .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> +Ppp ON awfulhak> +PPp ON awfulhak> PPP ON awfulhak> .Ed +.\" your end で「あなた側」 +このようにならない場合、接続先がこちらの開始交渉を +待っている可能性があります。強制的に +.Nm +に PPP に接続先への設定パケットの送出を開始させるためには +.Dq ~p +コマンドを使ってパケットモードに移行して下さい。 .Pp これで接続されました! プロンプトの .Sq PPP -が大文字に変化して、接続されたことを知らせます。 -show コマンドを使用すれば、どのように事態が進行しているのかが分ります: +が大文字に変化して、接続されたことを知らせます。もし 3 つの P の内 +いくつかだけが大文字になっている場合には、すべての文字が大文字もしくは +小文字になるまで待ってください。もし小文字に戻った場合には、それは +.Nm +が接続先との交渉に成功しなかったことをを意味します。 +たいてい、その原因は PAP もしくは CHAP 認証の name や key が +正しくないことです。 +.Dq set log local phase +することが、この時点でのトラブルシューティングへの第一歩としては +良いでしょう。 +詳細は、下記の +.Dq set log +コマンドの説明を参照してください。 +.Pp +リンクが確立したら、show コマンドを使用することで、 +どのように事態が進行しているのかが分ります: .Bd -literal -offset indent +PPP ON awfulhak> show modem +* モデム関連の情報がここに表示されます * +PPP ON awfulhak> show ccp +* CCP (圧縮) 関連の情報がここに表示されます * PPP ON awfulhak> show lcp -* LCP 関連の情報がここに表示されます * +* LCP (回線制御) 関連の情報がここに表示されます * PPP ON awfulhak> show ipcp -* IPCP 関連の情報がここに表示されます * +* IPCP (IP) 関連の情報がここに表示されます * +PPP ON awfulhak> show link +* (高レベル) リンク関係の情報がここに表示されます * +PPP ON awfulhak> show bundle +* (高レベル) 論理接続関係の情報がここに表示されます * .Ed .Pp -この時点で、マシンは接続先に対するホスト単位のルート (host route) +この時点で、マシンは接続先に対するホスト単位の経路 (host route) を持っています。 これはリンクの相手のホストとのみ接続可能であるという意味です。 -デフォルトルートのエントリ -(他のルーティングエントリを持たずに、全パケットを +デフォルト経路のエントリ +(他の経路エントリを持たずに、全パケットを .Em PPP リンクの相手に送る ように、あなたのマシンに指示します)を追加したければ、 @@ -340,30 +438,38 @@ PPP ON awfulhak> add default HISADDR .Sq INTERFACE キーワードを使用可能です。 これにより tun インタフェース上に直接経路を作成します。 +既存の経路のために失敗する場合には、 +.Bd -literal -offset indent +PPP ON awfulhak> add! default HISADDR +.Ed +.Pp +を用いることで既存の経路を上書きできます。 ここで、(ping, telnet, ftp のような) ネットワークアプリケーションを -別のウインドウで使用可能です。 +別のウィンドウで使用可能です。 使用可能コマンドの詳細は .Em PPP コマンドリスト の節を参照してください。 -.Sh 自動ダイアル -自動ダイアルを行うためには、 Dial と Login のチャットスクリプトを +.Sh 自動ダイヤル +自動ダイヤルを行うためには、ダイヤルとログインのチャットスクリプトを 用意しなければなりません。定義の例は .Pa /etc/ppp/ppp.conf.sample を見てください ( .Pa /etc/ppp/ppp.conf の書式は非常に簡単です)。 各行は単一のコメント、インクルード、ラベル、コマンドのいずれかを含みます。 -.Bl -bullet -compact +.Bl -bullet .It .Pq Dq # -で始まる行は、コメントとして扱われます。 +文字で始まる行は、コメントとして扱われます。 コメント行と認識した場合、先行する空白は無視されます。 .It インクルードは語 .Sq !include から始まる行です。 -一つの引数 - インクルードするファイル - を持つ必要があります。 +1 の引数 - インクルードするファイル - を持つ必要があります。 古いバージョンの +.Nm +との互換性のために、 .Dq !include ~/.ppp.conf を使用したいかもしれません。 .It @@ -371,7 +477,7 @@ PPP ON awfulhak> add default HISADDR .Pq Dq \&: が続かなければなりません。 .It -コマンド行は、空白かタブで始まらなければなりません。 +コマンド行は、最初の桁に空白かタブを含む必要があります。 .El .Pp .Pa /etc/ppp/ppp.conf @@ -411,17 +517,25 @@ PPP ON awfulhak> load MyISP # ppp MyISP ... ppp ON awfulhak> dial -dial OK! -login OK! +Ppp ON awfulhak> +PPp ON awfulhak> PPP ON awfulhak> .Ed .Pp +Ppp プロンプトは +.Nm +が認証フェースに入ったことを示します。PPp プロンプトは +.Nm +がネットワークフェーズに入ったことを示します。PPP プロンプトは +.Nm +がネットワーク層プロトコルの交渉に成功し、使用可能状態にあることを示します。 +.Pp もし .Pa /etc/ppp/ppp.linkup -が存在していれば、 +が利用可能ならば、 .Em PPP 接続が確立された時に、その内容が実行されます。 -デフォルトルート追加については。 +接続が確立された後のバックグラウンドでのスクリプト実行については、 提供されている .Pa /etc/ppp/ppp.conf.sample の @@ -430,35 +544,47 @@ PPP ON awfulhak> .Dv HISADDR , .Dv MYADDR , .Dv INTERFACE -という文字列はおのおのの IP アドレスとインタフェース名を表しています。 +というリテラル文字列を使用することができ、それらは関連する IP アドレスと +インタフェース名に置換されます。 同様に、接続が閉じられると、 .Pa /etc/ppp/ppp.linkdown ファイルの内容が実行されます。 これらのファイルのフォーマットは .Pa /etc/ppp/ppp.conf と同じです。 -.Sh バックグラウンドダイアル -.Nm ppp +.Pp +以前のバージョンの +.Nm +では、デフォルト経路のような経路は +.Pa ppp.linkup +ファイルで追加し直す必要がありました。 +現在では +.Nm +は、 +.Dv HISADDR +もしくは +.Dv MYADDR +が変化したときに、自動的に +.Dv HISADDR +もしくは +.Dv MYADDR +文字列を含むすべての経路を更新する +.Sq スティッキー経路 +をサポートします。 +.Sh バックグラウンドダイヤル +.Nm を使って非対話的に接続を確立したい場合 (例えば .Xr crontab 5 エントリや .Xr at 1 ジョブから使うような場合) には、 .Fl background -オプションを使います。この場合にも -.Pa /etc/ppp/ppp.conf -で定義された接続先のラベルを指定しなければなりません。 -このラベルには -.Dq set ifaddr -コマンドが含まれ、 -リモートの接続先の IP アドレスを定義する必要があります。( -.Pa /etc/ppp/ppp.conf.sample -参照。) +オプションを使います。 .Fl background が指定された場合、 .Nm はすぐに接続を確立しようとします。 -複数の電話番号が指定された場合には、各電話番号が一回づつ試されます。 +複数の電話番号が指定された場合には、各電話番号が 1 回づつ試されます。 これらに失敗すると、 .Nm は即座に終了し、0 でない終了コードを返します。 @@ -469,8 +595,8 @@ PPP ON awfulhak> もしくは .Dv TERM シグナルを受け取った場合に、自動的に終了します。 -.Sh ダイアルオンデマンド -デマンドダイアル機能は +.Sh ダイヤルオンデマンド +デマンドダイヤル機能は .Fl auto または .Fl ddial @@ -484,8 +610,6 @@ PPP ON awfulhak> を参照してください)。 .Bd -literal -offset indent # ppp -auto pmdemand -... -# .Ed .Pp .Fl auto @@ -493,59 +617,53 @@ PPP ON awfulhak> .Fl ddial が指定された時に .Nm -はデーモンとして動作しますが、以下のように診断ポートを -通じて設定を確認したり変更したりすることができます -(これは -.Fl background -や -.Fl direct -のモードでも可能です): +はデーモンとして動作しますが、 +.Pa /etc/ppp/ppp.conf +中で +.Dq set server +コマンドを使うことで、設定を確認したり変更したりすることができます。 +.Po +たとえば、 +.Dq set server +3000 mypasswd +とすると +.Pc +以下のように診断ポートを通じて接続することができます。 .Bd -literal -offset indent -# pppctl -v 3000 show ipcp +# pppctl 3000 (tun0 を仮定 - ``set server'' の記述を参照) Password: -IPCP [Opened] - his side: xxxx - .... +PPP ON awfulhak> show who +tcp (127.0.0.1:1028) * .Ed .Pp -現在 -.Xr telnet 1 -を使用して対話的に会話することもできます。 -.Pp -これを実現するために、後述のように -.Dq set server -コマンドを使用する必要があります。 -.Pa /etc/ppp/ppp.secret -を設定し -.Dv USR1 -シグナルを送ることにより、 -過去を振り返って診断ポートにて listen するように +.Dq show who +コマンドは現在 .Nm -プログラムを実行することが可能です。 +に自身に接続しているユーザの一覧を表示します。診断ソケットが閉じられる、 +もしくは異なるソケットに変更された場合、すべての接続は即座に終了します。 +.Pp .Fl auto モードにて 送信パケットが検出された時、 .Nm -は (チャットスクリプトに基づいて) ダイアルを行い、 +は (チャットスクリプトに基づいて) ダイヤルを行い、 通信相手に接続しようとします。 .Fl ddial モードでは回線がダウンしていることが確認された場合にはいつでも -ダイアルが行われます。 -接続に失敗したら、デフォルトの動作では 30 秒間待ち、 +ダイヤルが行われます。 +接続に失敗したら、デフォルトの動作では 30 秒間待ってから、 別の送信パケットが検出された時に接続しようとします。 -この動作は +この動作は次の方法で変更できます。 .Bd -literal -offset indent set redial seconds|random[.nseconds|random] [dial_attempts] .Ed .Pp -によって変更することができます。 .Sq seconds は、再び接続しようとするまでの秒数です。 引数が .Sq random の場合には、待ち時間を 0 秒から 30 秒の間でランダムに選びます。 .Sq nseconds -は電話番号リストの中の次の番号をダイアルする前に待つ秒数です。( +は電話番号リストの中の次の番号をダイヤルする前に待つ秒数です。( .Dq set phone コマンドを参照してください)。これのデフォルトは 3 秒です。 繰り返しますが、引数が @@ -558,7 +676,7 @@ set redial seconds|random[.nseconds|random] [dial_attempts] .Sq dial_attempts に 0 が指定された場合には、 .Nm -は接続できるまでダイアルを続けます。 +は接続できるまでダイヤルを続けます。 .Bd -literal -offset indent set redial 10.3 4 .Ed @@ -566,12 +684,12 @@ set redial 10.3 4 は個々の送信パケットに対して 4 回接続を試み、 番号間の待ち時間が 3 秒で、すべての番号を試した後に 10 秒待つことを表します。 -複数の電話番号が指定されている場合でも、トータルのダイアル回数は -4 回のままです。 (それぞれの番号を 4 回ダイアルするのではありません)。 +複数の電話番号が指定されている場合でも、トータルのダイヤル回数は +4 回のままです。 (それぞれの番号を 4 回ダイヤルするのではありません)。 リンクの両端が .Nm -のデマンドダイアルモードを利用している場合は、 -ダイアル間隔を変更しておくのが良いでしょう。 +のデマンドダイヤルモードを利用している場合は、 +ダイヤル間隔を変更しておくのが良いでしょう。 もし、リンクの両端が同じタイムアウト時間に設定されていて、 リンクが切れて両方に送信待ちのパケットがあった場合、 両方が同時に相手を呼び出しあうことになってしまいます。 @@ -579,7 +697,7 @@ set redial 10.3 4 切れるべきでない時にキャリアが失われるかもしれません。 セッションの途中で予期せずキャリアが失われた場合、 .Nm -にリダイアルさせることができます。 +にリダイヤルさせることができます。 .Bd -literal -offset indent set reconnect timeout ntries .Ed @@ -604,7 +722,7 @@ set reconnect 3 5 があきらめる前に .Ar 5 回まで行われます。 -ntries のデフォルト値はゼロ (再接続しない) です。 +ntries のデフォルト値は 0 (再接続しない) です。 このオプションを使用する際には注意が必要です。 もしローカル側のタイムアウトがリモート側よりもわずかに長いと、 リモート側がタイムアウトにより回線を切断した場合に、 @@ -613,11 +731,11 @@ ntries のデフォルト値はゼロ (再接続しない) です。 ひいては再接続を引き起こします。 .Fl background フラグが指定された場合、接続が行えるまで -すべての電話番号が最大一回ダイアルされます。 +すべての電話番号が最大 1 回ダイヤルされます。 .Dq set redial -コマンドにて、リダイアル期間の後に、 +コマンドにて、リダイヤル期間の後に、 再接続回数を指定します。 -リダイアル値が指定した電話番号数より少ない場合、 +リダイヤル値が指定した電話番号数より少ない場合、 指定した電話番号で使用されないものが出来ます。 プログラムを終了させるには、以下のように入力してください。 .Bd -literal -offset indent @@ -659,31 +777,26 @@ ppp ON awfulhak> quit all .Pa /etc/ttys を編集します。 例えば、以下のように設定すれば良いでしょう: +.Pp .Dl ttyd1 "/usr/libexec/getty std.38400" dialup on secure +.Pp .Xr getty 8 を起動するために .Xr init 8 プロセスに .Dv HUP シグナルを送るのを -忘れないでください。 -.Dl # kill -HUP 1 -.It -接続するユーザのためのアカウントを用意します。 -.Bd -literal -ppp:xxxx:66:66:PPP Login User:/home/ppp:/usr/local/bin/ppplogin -.Ed +忘れないでください: .Pp +.Dl # kill -HUP 1 .It .Pa /usr/local/bin/ppplogin ファイルを以下のような内容で作成します: .Bd -literal -offset indent -#!/bin/sh -p -exec /usr/sbin/ppp -direct +#!/bin/sh +exec /usr/sbin/ppp -direct incoming .Ed .Pp -(さらに制御を行うためにラベル名を指定することもできます。) -.Pp ダイレクトモード .Pq Fl direct では、 @@ -692,63 +805,96 @@ exec /usr/sbin/ppp -direct .Nm と同様に、 .Xr pppctl 8 -を使用するか設定済みの診断ポートに -.Xr telnet 8 -することで、コマンドモードでの制御が可能です。 +を使用することで、構成された診断ポートに接続可能です。 +.Pp +ここで +.Pa /etc/ppp/ppp.conf +中の +.Ar incoming +セクションが設定されていなければなりません。 +.Pp +.Ar incoming +セクションに適当な +.Dq allow users +コマンドがあることを確かめておいてください。 .It -オプションでサポートされている -Microsoft の IPCP ネームサーバと NetBIOS ネームサーバの -交渉を有効にすることが可能です。 -.Dq enable msext +受け入れるユーザのアカウントを用意してください。 +.Bd -literal +ppp:xxxx:66:66:PPP Login User:/home/ppp:/usr/local/bin/ppplogin +.Ed +.Pp +詳細は +.Xr adduser 8 と -.Dq set ns pri-addr [sec-addr] +.Xr vipw 8 +のマニュアル項目を参照してください。 +o.Dq accept dns および -.Dq set nbns pri-addr [sec-addr] -を -.Pa /etc/ppp/ppp.conf -ファイルに追加します。 +.Dq set nbns +コマンドを使うことで +IPCP によるドメインネームサーバと NetBIOS ネームサーバの +交渉を有効にすることが可能です。 +下記の記述を参照してください。 .El .Pp .Sh PPP 接続の受け入れ (方法その 2) -この方法は、モデムの接続を扱うのに -.Em mgetty+sendfax -を使用するようにすすめている点が異なります。 -最近のバージョン (0.99 以降) では、 -.Dq AUTO_PPP -オプションをつけてコンパイルすることで、クライアントが -ログインプロンプトに向かって -.Em PPP -を話すのを検出することができます。 -手順は以下の通りです: +この方法は、 +.Xr login 1 +ではなく +.Nm ppp +で接続の認証を行うという点が異なります。 .Bl -enum .It -AUTO_PPP オプションが使えるように、バージョン 0.99 か -それ以降の mgetty+sendfax を入手、設定、インストールします。 +.Pa /etc/gettytab +の default セクションに +.Dq pp +ケーパビリティを指定することで ppp を自動的に認識するように +設定してください。 +.Bd -literal +default:\\ + :pp=/usr/local/bin/ppplogin:\\ + ..... +.Ed .It -モデムが接続されているポートで mgetty が起動されるように -.Pa /etc/ttys -を編集します。 -例えば、以下のように設定すれば良いでしょう: -.Dl cuaa1 "/usr/local/sbin/mgetty -s 57600" dialup on +上記の方法その 1 の最初の 3 手順と同じように、 +シリアルデバイスを設定し、 +.Xr getty 8 +を有効にして、 +.Pa /usr/local/bin/ppplogin +を作成してください。 .It -接続するユーザのためのアカウントを用意します。 +.Pa /etc/ppp/ppp.conf +の +.Sq incoming +ラベル (もしくは +.Pa ppplogin +が用いるラベルならなんでも構いません) 下に +.Dq enable chap +か +.Dq enable pap +.Pq もしくはその両方 +を加えてください。 +.It +.Pa /etc/ppp/ppp.secret +に、受け入れるユーザそれぞれについて、エントリを作成してください。 .Bd -literal -Pfred:xxxx:66:66:Fred's PPP:/home/ppp:/etc/ppp/ppp-dialup +Pfred<TAB>xxxx +Pgeorge<TAB>yyyy .Ed -.Pp -.It -ファイル -.Pa /etc/ppp/sample.ppp-dialup , -.Pa /etc/ppp/sample.ppp-pap-dialup , -.Pa /etc/ppp/ppp.conf.sample -をよく読んで、要点を理解してください。以下のようにすると -.Pa /etc/ppp/ppp-pap-dialup -が -.Pa /usr/local/etc/mgetty+sendfax/login.conf -から呼び出されます。 -.Dl /AutoPPP/ - - /etc/ppp/ppp-pap-dialup .El .Pp +これで、 +.Xr getty 8 +は (HDLC フレームヘッダを認識することで) ppp 接続を検出すると、すぐに +.Dq /usr/local/bin/ppplogin +を実行します。 +.Pp +上記のように PAP もしくは CHAP を有効にすることは +.Em 必須 +です。そうしなければ、あらゆる人があなたのマシンにパスワード +.Em なしに +ppp セッションを確立することを許可し、 +あらゆる種類の潜在的な攻撃に対して門戸を開いていることになります。 .Sh 内向き接続の認証 通常、接続の受信側は相手が相手自身を認証することを要求します。 これは通常 @@ -777,6 +923,14 @@ name key [hisaddr [label]] と .Ar key は期待されるクライアントを指定します。 +.Ar key +が +.Dq \&* +で PAP が使用される場合、 +.Nm +は認証時にパスワードデータベース +.Pq Xr passwd 5 +を検索します。 .Pa ppp.secret の如何なる .Ar name No / Ar key @@ -806,7 +960,9 @@ name key [hisaddr [label]] の使用方法として、 ホストとポートを指定することにより、 TCP 接続を使用することが可能です: +.Pp .Dl set device ui-gate:6669 +.Pp シリアルデバイスをオープンする代りに、 .Nm は指定されたマシンの指定されたソケットへの TCP 接続をオープンします。 @@ -817,13 +973,17 @@ telnet サーバと交渉できないことに注意を払うべきです。 この ppp 接続を受信するポートを設定する必要があります。まず .Pa /etc/services を更新して、サービスを定義します: +.Pp .Dl ppp-in 6669/tcp # Incoming PPP connections over tcp +.Pp そして .Pa /etc/inetd.conf を更新して、このポートへの受信接続をどのように扱うかを .Xr inetd 8 に指示します: +.Pp .Dl ppp-in stream tcp nowait root /usr/sbin/ppp ppp -direct ppp-in +.Pp .Pa /etc/inetd.conf を更新した後には、 .Xr inetd 8 @@ -840,7 +1000,7 @@ ui-gate (受信側) の ppp-in: set timeout 0 set ifaddr 10.0.4.1 10.0.4.2 - add 10.0.1.0 255.255.255.0 10.0.4.2 + add 10.0.1.0/24 10.0.4.2 .Ed .Pp セキュリティのために PAP もしくは CHAP の設定をしたいかもしれません。 @@ -856,6 +1016,12 @@ PAP を有効にするには以下の行を追加します: MyAuthName MyAuthPasswd .Ed .Pp +.Ar MyAuthPasswd +が +.Pq Dq * +の場合には、パスワードは +.Xr passwd 5 +データベースから検索されます。 awfulhak (起動側) の .Pa /etc/ppp/ppp.conf エントリは以下を含む必要があります: @@ -864,10 +1030,10 @@ ui-gate: set escape 0xff set device ui-gate:ppp-in set dial - set timeout 30 15 5 - set log Phase Chat Connect Carrier hdlc LCP IPCP CCP tun + set timeout 30 + set log Phase Chat Connect hdlc LCP IPCP CCP tun set ifaddr 10.0.4.2 10.0.4.1 - add 10.0.2.0 255.255.255.0 10.0.4.1 + add 10.0.2.0/24 10.0.4.1 .Ed .Pp PAP を有効にしようとしている場合、以下の設定も必要です: @@ -880,10 +1046,12 @@ PAP を有効にしようとしている場合、以下の設定も必要です: ui-gate に 10.0.4.1 のアドレスを割り当て、 awfulhak に 10.0.4.2 のアドレスを割り当てようとしています。 接続をオープンするためには、以下をタイプするだけで良いです。 +.Pp .Dl awfulhak # ppp -background ui-gate +.Pp 結果として、 -awfulhak にはネットワーク 10.0.2.0/24 への新たな「ルート」が、 -ui-gate にはネットワーク 10.0.1.0/24 への新たな「ルート」が、 +awfulhak にはネットワーク 10.0.2.0/24 への新たな「経路」が、 +ui-gate にはネットワーク 10.0.1.0/24 への新たな「経路」が、 TCP 接続経由でそれぞれ作成されます。 ネットワークは実質的にブリッジされます - 下にある TCP 接続はパブリックなネットワーク (例えばインターネット) を @@ -944,71 +1112,137 @@ LAN 上の別のコンピュータでは動かないのであれば、マスカレードソフトウェアは 指定されていることを確認してください。 .Sh パケットのフィルタリング この実装では、パケットのフィルタリングがサポートされています。 -ifilter, ofilter, dfilter, afilter の 4 種類のフィルタがあります。 +.Em in +フィルタ、 +.Em out +フィルタ、 +.Em dial +フィルタ、そして +.Em alive +フィルタの 4 種類のフィルタがあります。 ここでは基本的なことについて書くことにします。 -.Bl -bullet -compact +.Bl -bullet .It フィルタ定義は以下のような構文になっています。 -set filter-name rule-no action [src_addr/src_width] [dst_addr/dst_width] -[proto [src [lt|eq|gt] port ]] [dst [lt|eq|gt] port] [estab] +.Pp +set filter +.Ar name +.Ar rule-no +.Ar action +.Op Ar src_addr Ns Op / Ns Ar width +.Op Ar dst_addr Ns Op / Ns Ar width +[ +.Ar proto +.Op src Op Ar cmp No Ar port +.Op dst Op Ar cmp No Ar port +.Op estab +.Op syn +.Op finrst +] .Bl -enum .It -.Sq filter-name -には、ifilter, ofilter, dfilter, afilter のうちのどれか一つを指定します。 +.Ar name +には、 +.Sq in , +.Sq out , +.Sq dial , +.Sq alive +のいずれかです。 +.Ar rule-no +は +.Sq 0 +から +.Sq 19 +までの数値で、ルール番号を指定します。 +ルールは +.Ar rule-no +の番号順に指定されます。 +ただしルール +.Sq 0 +が指定されている場合のみです。 .It -.Sq permit -と +.Ar action +は +.Sq permit , .Sq deny -の二つの action があります。 +のいずれかです。 もし、あるパケットが規則に一致した場合、 結びつけられた action が直ちに実行されます。 .It -.Sq src_width +.Op Ar src_addr Ns Op / Ns Ar width と -.Sq dst_width -は、アドレスの範囲を表現するネットマスクのように働きます。 +.Op Ar dst_addr Ns Op / Ns Ar width +は始点と終点の IP アドレスです。 +.Op / Ns Ar width +が指定された場合には、それによって適切なネットマスクのビット値を与え、 +アドレスの範囲を指定することができます。 .It -.Sq proto -は icmp, udp, tcp のうちのいずれか一つです。 +.Ar proto +は +.Sq icmp , +.Sq udp , +.Sq tcp +のうちのいずれか 1 つです。 .It -.Sq port number -は数字で指定するか、 +.Ar cmp +は +.Sq \< , +.Sq \&eq , +.Sq \> +のうちいずれか 1 つです。それぞれ、より小さい、等しい、 +より大きいを意味します。 +.Ar port +は port 番号で指定するか、 .Pa /etc/services のサービス名で指定することができます。 +.Sq estab , +.Sq syn , +.Sq finrst +フラグは +.Ar proto +が +.Sq tcp +に設定されているときにのみ許可され、それぞれ +TH_ACK、TH_SYN、および TH_FIN もしくは TH_RST という TCP フラグを表わします。 .El .Pp .It 各フィルタは規則 0 から始まり、20 個までの規則をもつことができます。 規則の集合は、規則 0 が定義されていなければ、有効にはなりません。 -すなわち、デフォルトでは全てが通されます。 +すなわち、デフォルトではすべてが通されます。 .It パケットにマッチする規則が無い場合は、パケットは破棄 (ブロック) されます。 .It すべての規則を消去するには、 -.Dq set filter-name -1 +.Dq set filter Ar name No -1 を使ってください。 .El .Pp .Pa /etc/ppp/ppp.conf.filter.example を参照してください。 -.Sh アイドルタイマ、回線品質要求タイマ、リトライタイマの設定 +.Sh アイドルタイマの設定 アイドルタイマを調べたり/設定するためには、それぞれ -.Dq show timeout +.Dq show bundle と -.Dq set timeout idle [LQR [FSM-resend]] +.Dq set timeout コマンドを使ってください: .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> set timeout 600 .Ed .Pp タイムアウト時間は秒数で指定します。デフォルト値は timeout が 180 秒 - (3 分)、lprtimer が 30 秒、 retrytimer が 3 秒です。 +.Pp 3 分 +です。 アイドルタイマ機能を使わないようにするためには、 次のコマンドを利用してください。 .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> set timeout 0 .Ed .Pp +.Fl ddial +と +.Fl direct +モードではアイドルタイムアウトは無視されます。 .Fl auto モードでは、アイドルタイムアウトが発生すると .Nm @@ -1017,10 +1251,9 @@ ppp ON awfulhak> set timeout 0 セッションを終了します。別の引金となるパケットがきた時に リンクを再び確立しようとします。 .Sh Predictor-1 および DEFLATE 圧縮 -このバージョンでは、 -現在の IETF ドラフトに基づき、CCP および Predictor type 1 圧縮 -もしくは deflate 圧縮をサポートしています。 -デフォルトの動作として、 +.Nm +は Predictor type 1 圧縮および deflate 圧縮をサポートしています。 +デフォルトでは、 .Nm は、接続相手が同意 .Pq あるいは要求 @@ -1039,6 +1272,22 @@ ppp ON awfulhak> set timeout 0 .Dq deny deflate の一方を使用することにより、 方向ごとに異ったアルゴリズムを使用することができます。 +.Pq 接続相手が両方のプロトコルをサポートしていると仮定しています。 +.Pp +デフォルトでは、DEFLATE についてネゴシエーションするときには +.Nm +はウィンドウサイズとして 15 を使います。この動作を変更したい場合には +.Dq set deflate +コマンドを参照してください。 +.Pp +デフォルトでは無効にされ受け付けませんが、DEFLAE24 と呼ばれる特殊な +アルゴリズムを使用することもできます。これは CCP ID 24 を +交渉に使う点を除いては DEFLATE と完全に同じものです。 +これを使用することで +.Nm +は +.Nm ppd +バージョン 2.3.* と DEFLATE ネゴシエーションを成功させることができます。 .Sh IP アドレスの制御 .Nm は IP アドレスの交渉のために IPCP を使います。接続の両側は、自分が @@ -1065,7 +1314,9 @@ set ifaddr [src_addr [dst_addr [netmask [trigger_addr]]]] .Sq netmask は使用すべきネットマスクです。 .Sq src_addr -と +のデフォルトは現在の +.Xr hostname 1 +のもの、 .Sq dst_addr のデフォルトは 0.0.0.0 であり、 .Sq netmask @@ -1073,7 +1324,10 @@ set ifaddr [src_addr [dst_addr [netmask [trigger_addr]]]] .Sq src_addr に適したマスク値です。 .Sq netmask -は小さくすることのみ可能です。便利な値は 255.255.255.255 でしょう。 +はデフォルトより小さくすることのみ可能です。 +ほとんどのカーネルが POINTOPOINT インタフェースのネットマスクを +無視するので、便利な値は 255.255.255.255 でしょう。 +.Pp 誤った .Em PPP の実装には、接続交渉のために、 @@ -1082,24 +1336,24 @@ set ifaddr [src_addr [dst_addr [netmask [trigger_addr]]]] この場合、 .Sq trigger_addr で指定した IP アドレスが使用されます。 -相手がこの提案された番号に同意しない限り、 -ルーティングテーブルには影響しません。 +相手がこの提案された番号に同意しない限り、経路表には影響しません。 .Bd -literal -offset indent set ifaddr 192.244.177.38 192.244.177.2 255.255.255.255 0.0.0.0 .Ed .Pp 上の例の意味は次の通りです: +.Pp .Bl -bullet -compact .It -自分の IP アドレスとしてまず 0.0.0.0 を提案しますが、 -アドレス 192.244.177.38 のみは受け付けます。 +自分の IP アドレスとしてまず 0.0.0.0 を提案しますがが、アドレス +192.244.177.38 のみは受け付けます。 .It 相手側のアドレスとして 192.244.177.2 を使うように要求し, 192.244.177.2 以外のどんなアドレスを使うことも許可しません。 相手側が別の IP アドレスを要求してきた時は、いつでも 192.244.177.2 を提案します。 .It -ルーティングテーブルのネットマスク値は 0xffffffff に設定されます。 +経路表のネットマスク値は 0xffffffff に設定されます。 .El .Pp これは、両側が既に決まった IP アドレスを持っている場合には @@ -1112,6 +1366,7 @@ set ifaddr 192.244.177.38 192.244.177.2 255.255.255.255 0.0.0.0 .Pp スラッシュ (/) に続く数字は、この IP アドレスで意味のあるビットの数を 表現しています。上の例は以下のことを示しています。 +.Pp .Bl -bullet -compact .It 可能なら自分のアドレスとして 192.244.177.38 を使おうとしますが、 @@ -1125,7 +1380,7 @@ set ifaddr 192.244.177.38 192.244.177.2 255.255.255.255 0.0.0.0 .It 例外として、0 は 0.0.0.0/0 と等価であり、希望する IP アドレスは 特に無く、リモート接続先の選択に従うことを意味します。 -0 を使用した場合は、接続が確立するまで、ルーティングテーブルエントリは +0 を使用した場合は、接続が確立するまで、経路表のエントリは まったく設定されません。 .It 192.244.177.2/0 は、どんな IP アドレスでも受け入れる/許可することを @@ -1137,41 +1392,41 @@ set ifaddr 192.244.177.38 192.244.177.2 255.255.255.255 0.0.0.0 .Bl -enum .It .Dq set phone -コマンドを使って、ダイアルスクリプトにプロバイダの電話番号を記述します。 -ダイアルやリダイアルに使用する電話番号は、 +コマンドを使って、ダイヤルスクリプトにプロバイダの電話番号を記述します。 +ダイヤルやリダイヤルに使用する電話番号は、 パイプ (|) またはコロン (:) で区切って 複数指定することができます。例えば、以下のようになります。 .Bd -literal -offset indent -set phone "111[|222]...[:333[|444]...]... +set phone "111[|222]...[:333[|444]...]..." .Ed .Pp 最初のパイプで区切られたリストの番号は、 -直前の番号でダイアルもしくはログインスクリプトが失敗した場合のみ使用されます。 +直前の番号でダイヤルもしくはログインスクリプトが失敗した場合のみ使用されます。 コロンで区切られた番号は、直前の番号の使用によりなにが起ったのかにかかわらず、 この順番で使用されます。例えば: .Bd -literal -offset indent set phone "1234567|2345678:3456789|4567890" .Ed .Pp -この場合、まず 1234567 にダイアルしてみます。 -ダイアルもしくはログインスクリプトに失敗したら、 +この場合、まず 1234567 にダイヤルしてみます。 +ダイヤルもしくはログインスクリプトに失敗したら、 次は 2345678 を使用します。 -しかしこれはダイアルもしくはログインスクリプトに失敗したとき「のみ」です。 -このダイアルの後、3456789 が使用されます。 -4567890 は 345689 でダイアルもしくはログインスクリプトに失敗したときのみ +しかしこれはダイヤルもしくはログインスクリプトに失敗したとき *のみ* です。 +このダイヤルの後、3456789 が使用されます。 +4567890 は 345689 でダイヤルもしくはログインスクリプトに失敗したときのみ 使用されます。 2345678 のログインスクリプトが失敗したとしても、次の番号は 3456789 です。 必要な数だけ、パイプとコロンを使用可能です -(しかし、通常はパイプのみかコロンのみの使用となるでしょう)。 -次の番号へのリダイアルまでのタイムアウトは、全ての番号にて使用されます。 +(しかし、通常はパイプのみかコロンのみであり両方の使用はなるでしょう)。 +次の番号へのリダイヤルまでのタイムアウトは、すべての番号にて使用されます。 リストが終了すると、 -通常のリダイアル期間だけ待ち、 +通常のリダイヤル期間だけ待ち、 最初から再開します。 .Dq set dial コマンドの \\\\T 文字列は選択された番号で置きかえられます。 -(以下を参照してください)。 +(以降を参照してください)。 .It -リダイアルに関する設定は、 +リダイヤルに関する設定は、 .Dq set redial で行います。 例えば回線の調子が悪かったり、 (最近では @@ -1181,8 +1436,8 @@ set phone "1234567|2345678:3456789|4567890" set redial 10 4 .Ed .Pp -これは最初の番号にリダイアルを行う前に 10 秒待って、 -4 回までダイアルしてみるという意味になります。 +これは最初の番号にリダイヤルを行う前に 10 秒待って、 +4 回までダイヤルしてみるという意味になります。 .It .Dq set dial と @@ -1199,7 +1454,7 @@ set dial "ABORT BUSY ABORT NO\\\\sCARRIER TIMEOUT 4 \\"\\" \e このモデム「チャット」文字列の意味は以下の通りです。 .Bl -bullet .It -"BUSY" または "NO CARRIER" を受信した場合には処理を中止します。 +\&"BUSY" または "NO CARRIER" を受信した場合には処理を中止します。 .It タイムアウトを 4 秒にセットします。 .It @@ -1208,10 +1463,10 @@ set dial "ABORT BUSY ABORT NO\\\\sCARRIER TIMEOUT 4 \\"\\" \e ATZ を送信します。 .It OK の受信待ちを行います。もし 4 秒以内に受信できなければ、 -もう一度 ATZ を送信し、OK の受信待ちを行います。 +もう 1 度 ATZ を送信し、OK の受信待ちを行います。 .It ATDTxxxxxxx を送信します。xxxxxxx は -上の電話番号リストの中の、次にダイアルする番号です。 +上の電話番号リストの中の、次にダイヤルする番号です。 .It タイムアウトを 60 にセットします。 .It @@ -1219,7 +1474,7 @@ ATDTxxxxxxx を送信します。xxxxxxx は .El .Pp 一旦接続が確立されると、ログインスクリプトが実行されます。 -このスクリプトはダイアルスクリプトと同じスタイルで書かれますが、 +このスクリプトはダイヤルスクリプトと同じスタイルで書かれますが、 パスワードがログされないように注意してください: .Bd -literal -offset indent set authkey MySecret @@ -1259,6 +1514,10 @@ set login "TIMEOUT 15 login:-\\\\r-login: awfulhak \e ログ使用時には、実際のパスワードの代りに '\\P' とログされます。 .Pp ログインスクリプトはプロバイダによって大きく違うものになるでしょう。 +始めてそれを設定するときには +.Em チャットログを有効化 +することで、あなたのスクリプトが予定通りに動いているかを +調べることができます。 .It シリアル回線と通信速度を指定するためには .Dq set line @@ -1270,10 +1529,10 @@ set line /dev/cuaa0 set speed 115200 .Ed .Pp -FreeBSD では cuaa0 が一つめのシリアルポートになります。 +FreeBSD では cuaa0 が 1 つめのシリアルポートになります。 OpenBSD で .Nm -を実行している場合には cua00 が一つめです。 +を実行している場合には cua00 が 1 つめです。 あなたのモデムが 28800 かそれ以上のビットレートで通信することが できるなら、シリアルポートの速度には 115200 を指定しておくべきでしょう。 一般に、シリアルポートの速度はモデムの速度の約 4 倍にしておきます。 @@ -1284,7 +1543,7 @@ OpenBSD で .It プロバイダがどの IP アドレスを使っているのか知っている場合には、 それをリモートアドレス (dst_addr) として使ってください。 -知らない場合には、10.0.0.2/0 か何かを使ってください (以下を参照してください)。 +知らない場合には、10.0.0.2/0 か何かを使ってください (以降を参照してください)。 .It 特定の IP アドレスをプロバイダから割り当てられている場合は、 それをローカルアドレス (src_addr) として使ってください。 @@ -1300,7 +1559,7 @@ ISP があなたが提示した最初の IP 番号を受け付ける場合、 第 3, 4 の引数に .Dq 0.0.0.0 を指定してください。 -これにより ISP が番号を割当てます。 +これにより ISP が番号を割り当てます。 (3 つめの引数は、 .Sq src_addr に対してデフォルトのマスクよりも制約が緩いため、無視されます。) @@ -1309,62 +1568,36 @@ ISP があなたが提示した最初の IP 番号を受け付ける場合、 自分の IP アドレスもプロバイダの IP アドレスも 知らない場合には、以下の例のようにするとよいでしょう。 .Bd -literal -offset indent -set ifaddr 10.10.10.10/0 10.10.11.11/0 0.0.0.0 0.0.0.0 +set ifaddr 10.0.0.1/0 10.0.0.2/0 0.0.0.0 0.0.0.0 .Ed .Pp .It ほとんどの場合、プロバイダはデフォルトルータでもあるでしょう。 -この場合で -.Fl auto -モード使用時には、以下の行を +この場合、以下の行を .Pa /etc/ppp/ppp.conf に追加します。 .Bd -literal -offset indent -delete ALL add default HISADDR .Ed .Pp これは、 .Nm -が使用している tun インタフェースに関連する直接ではない -ルーティングエントリを削除して、 -それから 10.10.11.11 をデフォルトルートとして追加するよう -.Nm -に指示します。 -.Fl auto -モードを使用していない時にはこれは必要ありません。 -なぜなら、 -.Nm -がすぐにダイアルして新しい IP 番号を相手と交渉できるからです。 -.Pp -.Fl auto -モードを使用していないとき、もしくは動的 IP 番号を使用するときには、 -次の 2 行を -.Pa /etc/ppp/ppp.linkup -ファイルに追加しておかなければなりません: -.Bd -literal -offset indent -delete ALL -add default HISADDR -.Ed +接続先のアドレスが何であっても +.Pq この例では 10.0.0.2 +デフォルト経路として追加するように指示します。 +この経路は +.Sq スティッキー +です。これは +.Dv HISADDR +の値が変わると、経路もそれに従って自動的に更新されるという意味です。 .Pp -HISADDR は「相手」の IP 番号を意味するマクロです。 -使用する IP 番号に関して (IPCP を使用して) 合意 -もしくは ( -.Dq set ifaddr -を使用して) 設定してはじめて、使用可能です。 -一旦接続が確立されると、 +以前のバージョンの .Nm -は直接ではないインタフェースのルートを全て削除し、 -デフォルトルートが相手の IP 番号を指すように設定します。 -.Pa /etc/ppp/ppp.conf -で使ったのと同じラベルを使用してください。 -.Pp -もしコマンドを対話的に入力しているのであれば、接続に成功した後で -.Bd -literal -offset indent -add default HISADDR -.Ed -.Pp -とタイプするだけで充分です。 +では +.Pa /etc/ppp/ppp.linkup +ファイルにこれと似たエントリが必要でした。 +.Sq スティッキー経路 +の出現により、これはもはや必要ではなくなりました。 .It プロバイダが PAP/CHAP による認証を要求している場合は、 .Pa /etc/ppp/ppp.conf @@ -1375,6 +1608,23 @@ set authkey MyPassword .Ed .Pp デフォルトではどちらも受け付けられますので、ISP が何を要求しても大丈夫です。 +.Pp +PAP もしくは CHAP を使用する場合、ログインスクリプトはほとんどの場合、 +必要とされないことを記述しておくべきでしょう。 +.It +次のような行を加え、ISP にネームサーバアドレスを確認してください。 +.Bd -literal -offset indent +enable dns +.Pp +.Ed +ローカル DNS を走らせている場合には、これを +.Em やらない +でください。 +.Nm +は単純に +.Pa /etc/resolv.conf +に nameserver 行を入れることで、ローカル DNS の使用を +出し抜いてしまうからです。 .El .Pp 現実の例を見たい場合には、 @@ -1390,20 +1640,20 @@ set authkey MyPassword 経由で、もしくはスクリーンに出力することができます: .Bl -column SMMMMMM -offset indent .It Li Async 非同期レベルパケットの 16 進ダンプ -.It Li Carrier 'CARRIER' まで含めたチャットログの生成 +.It Li CBCP CBCP (CallBack Control Protocol) ログの生成 .It Li CCP CCP パケットトレースの生成 .It Li Chat チャットスクリプトのトレースログの生成 .It Li Command コマンド実行のログ .It Li Connect 完全なチャットログの生成 -.It Li Debug (非常に長い)デバッグ情報のログ +.It Li Debug デバッグ情報のログ .It Li HDLC HDLC パケットの 16 進ダンプ .It Li ID0 ユーザ ID 0 で実行された全関数呼び出しを詳細に記録 .It Li IPCP IPCP パケットトレースの生成 .It Li LCP LCP パケットトレースの生成 -.It Li Link アドレスの割当およびリンクの確立、解放イベントのログ .It Li LQM LQR レポートの生成 .It Li Phase フェイズ遷移ログの出力 .It Li TCP/IP 全 TCP/IP パケットのダンプ +.It Li Timer タイマ操作のログ .It Li TUN ログの各行に tun デバイスを含めます .It Li Warning 端末デバイスへの出力。端末が存在しない場合は、LOG_WARNING を使用してファイルに送ります。 .It Li Error 端末デバイスとログファイルへの出力で、LOG_ERROR を使用します。 @@ -1414,7 +1664,7 @@ set authkey MyPassword コマンドで、ログの出力レベルを設定することができます。 また、複数のレベルを単一コマンドラインにて指定することも可能です。 デフォルトは、 -.Dq set log Carrier Link Phase +.Dq set log Phase です。 .Pp スクリーンに直接ログを表示することも可能です。 @@ -1425,20 +1675,20 @@ set authkey MyPassword の直後に付くことだけが違います。 デフォルトは .Dq set log local -(つまり、直接スクリーンにログ表示) です。 +(つまり、マスクされない警告、エラーと注意のみ出力) です。 .Pp .Dq set log Op local への最初の引数が '+' か '-' の文字で始まる場合、 現在のログレベルを消去せずに修正します。例えば: .Bd -literal -offset indent -PPP ON awfulhak> set log carrier link phase +PPP ON awfulhak> set log phase PPP ON awfulhak> show log -Log: Carrier Link Phase Warning Error Alert +Log: Phase Warning Error Alert Local: Warning Error Alert -PPP ON awfulhak> set log -link +tcp/ip -warning +PPP ON awfulhak> set log +tcp/ip -warning PPP ON awfulhak> set log local +command PPP ON awfulhak> show log -Log: Carrier Phase TCP/IP Warning Error Alert +Log: Phase TCP/IP Warning Error Alert Local: Command Warning Error Alert .Ed .Pp @@ -1463,20 +1713,181 @@ Local: Command Warning Error Alert .It HUP, TERM, QUIT .Nm を終了させます。 -.It USR1 -対話モードではない場合、 -.Nm -にサーバソケットが存在する場合にはそれらをクローズさせ、 -3000 + トンネルデバイス番号のインターネットソケットを -オープンさせます。 -これは、適切なローカルパスワードが -.Pa /etc/ppp/ppp.secret -に指定されている場合にのみ行われます。 .It USR2 .Nm -に全サーバソケットをクローズさせます。 +に全サーバソケットを閉じさせ、すべての既存の診断ポートへの接続を +取り下げます。 .El .Pp +.Sh マルチリンク PPP +.Em PPP +相手に接続するのに複数の物理的なリンクを利用したいなら、 +接続相手も +.Em マルチリンク PPP +プロトコルを理解する必要があります。 +仕様の詳細は RFC 1990 を参照してください。 +.Pp +接続先は、 +.Dq 終点の弁別器 +とその +.Dq 認証 ID +の組み合わせによって識別されます。 +これらの一方、もしくは両方を指定することができます。 +最低でも片方は指定しておくことが推奨されます。 +そうでないと、すべてのリンクが実際に同一のプログラムに接続されていることを +確認する方法がなくなり、 +混乱してロックアップを引き起こすことがあります。 +ローカルには、これらの識別変数は +.Dq set enddisc +と +.Dq set authname +コマンドを用いることで指定されます。先立って接続相手と +.Sq authname +.Pq と Sq authkey +について合意しておく必要があります。 +.Pp +マルチリンクの能力は +.Dq set mrru +コマンド (set maximum reconstructed receive unit) を用いることで +有効になります。一度マルチリンクが有効になれば、 +.Nm +は接続相手とマルチリンク接続のネゴシエーションを行います。 +.Pp +デフォルトでは +.Po +.Sq deflink +と呼ばれる +.Pc +ただ 1 つの +.Sq リンク +のみが有効です。さらにリンクを作成するには +.Dq clone +が使われます。このコマンドは既存のリンクを複製します。 +それは以下の点を除いてすべての性質が同じものです: +.Bl -enum +.It +新しいリンクは +.Dq clone +コマンドラインで指定された独自の名前を持ちます。 +.It +新しいリンクは +.Sq interactive +リンクです。そのモードは次の +.Dq set mode +コマンドで変更することができます。 +.It +新しいリンクは +.Sq closed +の状態にあります。 +.El +.Pp +すべての有効なリンクのまとめは、 +.Dq show links +コマンドを用いて見ることができます。 +.Pp +一度リンクが作成されると、コマンドの使用方法が変わります。 +すべてのリンク固有のコマンドの前には、 +.Dq link Ar name +プレフィックスをつけて、 +コマンドを適用するリンクを指定する必要があります。 +.Nm +は十分賢いので、 +利用可能なリンクが 1 つだけの場合には、 +.Dq link Ar name +フレフィックスは不要です。 +.Pp +コマンドの中には依然としてリンクの指定なしに使用できるものがあり、それは +.Sq バンドル +レベルの操作を行います。たとえば、2 つ以上のリンクが存在するとき +.Dq show ccp +はマルチリンクレベルの CPP 設定と統計を表示し +.Dq link deflink show ccp +は +.Dq deflink +のリンクレベルの同じ情報を表示します。 +.Pp +これらの情報を用いて、以下の設定を用いることができます: +.Pp +.Bd -literal -offset indent +mp: + set timeout 0 + set log phase chat + set device /dev/cuaa0 /dev/cuaa1 /dev/cuaa2 + set phone "123456789" + set dial "ABORT BUSY ABORT NO\\sCARRIER TIMEOUT 5 \\"\\" ATZ \e + OK-AT-OK \\\\dATDT\\\\T TIMEOUT 45 CONNECT" + set login + set ifaddr 10.0.0.1/0 10.0.0.2/0 + set authname ppp + set authkey ppppassword + set mrru 1500 + clone 1,2,3 + link deflink remove +.Ed +.Pp +すべての複製が設定の最後で行われていることに注意してください。 +一般にはリンクは最初に設定され、そして複製されます。 +あなたが常にすべてのリンクがアップ状態であることを望む場合には、 +設定の最後に次の行を追加することができます。 +.Pp +.Bd -literal -offset indent + link 1,2,3 set mode ddial +.Ed +.Pp +リンクが必要に応じてダイヤルされることを望む場合には、次のコマンドを +使うことができます。 +.Pp +.Bd -literal -offset indent + link * set mode auto +.Ed +.Pp +上記の +.Dq set device +行を取り除くことで、リンクを特定の名前に結びつけ、 +.Dq clone +コマンドに続けて指定することもできます: +.Pp +.Bd -literal -offset indent + link 1 set device /dev/cuaa0 + link 2 set device /dev/cuaa1 + link 3 set device /dev/cuaa2 +.Ed +.Pp +どのコマンドが ( +.Dq link +コマンドを使用した) コンテクストを要求し、 +どのコマンドがコンテクストをオプションとし、 +そしてどのコマンドがコンテクストを一切とらないかを調べるには、 +.Dq help +コマンドを使用します。 +.Pp +.Nm +が接続相手と +.Em マルチリンク +モードでネゴシエーションをすると、 +.Nm +はローカルドメインソケットを +.Pa /var/run +ディレクトリに作成します。このソケットは、 +リンク情報 (実際のリンクファイル記述子も含む) を、異なる +.Nm +の間で受け渡しするために使われます。 +この機能によって、 +.Nm +はシリアルラインの初期制御を行う必要なしに +.Xr getty 8 +から、もしくは直接 +.Pa /etc/gettydefs +から ( +.Sq pp= +ケーパビリティを用いて) 実行することが可能となっています。 +ひとたび +.Nm +がマルチリンクモードの交渉を行うと、それは自分がオープンした +リンクをすでに実行されている任意の他のプロセスに渡すことができます。 +すでに実行されているプロセスがない場合、 +.Nm +はマスタとして振る舞い、ソケットを作成し、新たな接続を待ちます。 .Sh PPP コマンドリスト この節では利用可能コマンドとその効果をリストします。 .Nm ppp @@ -1487,7 +1898,7 @@ Local: Command Warning Error Alert .Xr telnet 1 セッションで指定することも可能です。 .Bl -tag -width 20 -.It accept|deny|enable|disable option.... +.It accept|deny|enable|disable Ar option.... これらのディレクティブは 最初の接続においてどのように相手と交渉するかを .Nm @@ -1510,7 +1921,7 @@ Local: Command Warning Error Alert デフォルト: enable かつ accept。 ACFComp はアドレスおよびコントロールフィールド圧縮 (Address and Control Field Compression) を意味します。 -LCP パケット以外は非常に良く似たフィールトを持ちますので、 +LCP パケット以外は非常に良く似たフィールドを持ちますので、 簡単に圧縮可能です。 .It chap デフォルト: disable かつ accept。 @@ -1543,9 +1954,11 @@ CHAP はデフォルトで accept されます。 .Em PPP の実装によっては、チャレンジの暗号化に MD5 ではなく "MS-CHAP" を使用するものがあります。 -詳細については -.Dq set encrypt -コマンドの記述を参照してください。 +MS-CHAP は MD4 と DES の組み合わせです。もし +.Nm +が DES ライブラリの存在するマシン上で構築された場合 +MS-CHAP 認証要求に応答しますが、MS-CHAP 認証を要求することは +決してありません。 .It deflate デフォルト: enable かつ accept。 このオプションは圧縮制御プロトコル (Compression Control Protocol; CCP) に @@ -1559,7 +1972,7 @@ deflate 圧縮を使用するか否かを決定します。 .Em PPP の実装 - との .Ar deflate -能力についてのネゴシエーションには問題があります +能力についての交渉には問題があります .Nm pppd (バージョン 2.3.1) が .Ar deflate @@ -1575,32 +1988,92 @@ deflate 圧縮を使用するか否かを決定します。 は実際には .Pa rfc1975 では -.Dq PPP Magnalink Variable Resource Compression +.Dq PPP Magna-link Variable Resource Compression と指定されています! .Nm は .Nm pppd と交渉する能力がありますが、 -.Dq pppd-deflate +.Dq deflate24 が .Ar enable かつ .Ar accept されている場合のみです。 +.It deflate24 +デフォルト: disable かつ deny。 +これは +.Ar deflate +のバリエーションで、 +.Xr pppd 8 +プログラムとの交渉を許可します。 +詳細は +.Ar deflate +セクションを参照してください。 +これは +.Pa rfc1975 +に反するため、デフォルトでは disable となっています。 +.It dns +デフォルト: disable かつ deny。 +このオプションは DNS 交渉を許可します。 +.Pp +.Dq enable +にすることにより、 +.Nm +は接続相手が +.Pa /etc/resolv.conf +ファイルのエントリを確認することを要求します。 +もし接続相手が当方の要求に否定応答をした場合 (新しい IP アドレスを +提案したら)、 +.Pa /etc/resolv.conf +ファイルは更新され、新しいエントリを確認するように要求を送ります。 +.Pp +.Dq accept +にすることにより、 +.Nm +は接続相手からの DNS 検索要求を拒否せずに、返答します。 +.Dq set dns +コマンドの仕様によって上書きされていない場合には、応答は +.Pa /etc/resolv.conf +から採られます。 .It lqr デフォルト: disable かつ accept。 -このオプションはリンク品質要求 (Link Quality Request) を送信するかどうかを -決定します。 +このオプションはリンク品質要求 (Link Quality Request) を送信する、 +もしくは受け入れるかどうかを決定します。 LQR は、モデムのキャリア検出を使用せずに、リンクダウンを .Nm に決定させるプロトコルです。 +LQR が enable になっていると、 +.Nm +は LCP 要求の一部として +.Em QUALPROTO +オプション (後述の +.Dq set lqrperiod +を参照) を送ります。 +接続相手が同意した場合、両端は同意した間隔で LQR パケットを交換し、 +LQM ロギングを有効にすることで、詳細なリンク品質を監視することが +可能になります。 +接続相手が同意しなかった場合、ppp は代りに ECHO LQR 要求を +送ります。これらのパケットは興味ある情報を何も渡しませんが、 +.Em 必ず +接続相手に応答しなければなりません。 +.Pp +LQR, ECHO LQR のいずれを用いるにせよ、 +.Nm +は 5 つの応答なしパケットが送られた時点で、6 つ目のパケットを送らずに +回線を切断します。 +メッセージは +.Em PHASE +レベルで記録され、あらゆる適当な +.Dq reconnect +値は、接続相手が回線切断に責任があるものとして尊重されます。 .It pap デフォルト: disable かつ accept。 PAP はパスワード認証プロトコル (Password Authentication Protocol) を 意味します。 CHAP (前述) もしくは PAP のどちらか一方のみ交渉可能です。 PAP では、ID とパスワードが相手に送られ続け、 -認証されるか接続が終了されるかまでこれが続きます。 +認証されるか接続が終了されるまでこれが続きます。 これは比較的良くないセキュリティ機構です。 接続が最初に確立した時のみ実行可能です。 相手の認証を行いたい場合は、 @@ -1621,17 +2094,6 @@ PAP では、ID とパスワードが相手に送られ続け、 .Pa /etc/ppp/ppp.conf に指定するだけで良いです。 PAP はデフォルトで accept されます。 -.It pppd-deflate -デフォルト: disable かつ deny。 -.Ar deflate -オプションのバリエーションで、 -.Xr pppd 8 -プログラムとの交渉を許可します。 -詳細は、上述の -.Ar deflate -部分を参照してください。デフォルトでは抑止されますので、 -.Pa rfc1975 -に従っていないことになります。 .It pred1 デフォルト: enable かつ accept。 このオプションは圧縮制御プロトコル (Compression Control Protocol; CCP) に @@ -1642,6 +2104,16 @@ Predictor 1 圧縮を使用するかどうかを決定します。 の交渉を行うために使用されます。 この機構により、 プロトコルフィールドが 2 オクテッドから 1 オクテッドに減ります。 +.It shortseq +デフォルト: enable かつ accept。 +このオプションは +.Nm +がマルチリンクモードの交渉時に +.Pq 12 ビット +の短いシーケンス番号を要求し、そして受け入れるかどうかを決定します。 +これは、当方の MMRU が設定されたときのみ +(マルチリンクが有効になっているときのみ) +適用されます。 .It vjcomp デフォルト: enable かつ accept。 このオプションは Van Jacobson ヘッダ圧縮を使用するかどうかを決定します。 @@ -1650,29 +2122,77 @@ Predictor 1 圧縮を使用するかどうかを決定します。 以下のオプションは、実際には相手と交渉しません。 それゆえ accept および deny は意味を持ちません。 .Bl -tag -width 20 -.It msext -デフォルト: disable。 -このオプションは Microsoft の +.It idcheck +デフォルト: enable。 +低レベルな LCP, CCP, IPCP 設定トラフィックを交換するときに、それらの +要求に対するすべての応答において +.Em 識別子 +フィールドが同一であることが予定されています。デフォルトでは +.Nm +は予定された識別子フィールドを持たないすべての応答パケットを +捨て、それぞれのログレベルで報告します。もし +.Ar idcheck +が disable になっている場合、 +.Nm +は識別子フィールドを無視します。 +.It loopback +デフォルト: enable。 +.Ar loopback +が enable の場合、 +.Nm +は自動的に .Em PPP -拡張の使用を許可します。 -これにより、DNS と NetBIOS NS の交渉をサポートします。 -このオプションを有効にすることにより、"set ns" と "set nbns" で -与えられる値を渡せるようになります。 +インタフェースと同じ終点アドレス宛に送出されたパケットを +ループバックします。 +disable の場合、 +.Nm +がパケットを送ると、おそらく他の終点からの ICMP リダイレクトとなります。 +インタフェースがデフォルト経路であるため、 +ループバック経路を必要とすることを避けたい場合、 +このオプションを enable にすると便利です。 .It passwdauth デフォルト: disable。 このオプションを指定することにより、 PAP 認証コードが呼び出し側を認証する時に、 .Pa /etc/ppp/ppp.secret -ファイルではなくパスワードファイル ( +ファイル中でみつからない場合、パスワードデータベース ( +.Xr passwd 5 +参照) を使用します。 +.Pa /etc/ppp/ppp.secret +は常に、最初に調べられます。 .Xr passwd 5 -参照) を使用させます。 +からパスワードを調べ、かつそのクライアントに対して IP アドレスもしくは +ラベルを指定したい場合には、 +.Pa /etc/ppp/ppp.secret +ファイル中のクライアントのパスワードとして +.Dq \&* +を用いてください。 .It proxy デフォルト: disable。 このオプションを指定することにより、 .Nm -に相手のためにプロクシ ARP をさせます。 +に相手のために代理 ARP をさせます。 +.It sroutes +デフォルト: enable。 +.Dq add +コマンドが +.Dv HISADDR +もしくは +.Dv MYADDR +という値とともに用いられると、エントリは +.Sq スティック経路 +リストに格納されます。 +.Dv HISADDR +もしくは +.Dv MYADDR +が変更される度に、このリストが経路表に適用されます。 +.Pp +このオプションを disable にすると、 +スティッキー経路が適用されなくなります。 +.Sq スティック経路 +リストは依然として保守されます。 .It throughput -デフォルト: disable。 +デフォルト: enable。 このオプションを有効にすると、 .Nm はスループット統計を収集します。 @@ -1701,23 +2221,29 @@ utmp ファイルおよび wtmp ファイルに作成されます。 通常、 ユーザがログインしかつ認証することを要求する場合のみ必要です。 .El -.It add[!] dest mask gateway +.It add[!] Ar dest[/nn] [mask] gateway .Ar dest -は宛先 IP アドレスであり、 +は宛先 IP アドレスです。 +ネットマスクは +.Ar /nn +によってビット数で指定するか、もしくは .Ar mask -はそのマスクです。 +を用いて指定します。 .Ar 0 0 -はデフォルトルートを意味します。 -.Ar dest -および -.Ar mask -の引数の場所で、シンボル名 -.Sq default -を使用可能です。 +ならびにマスクなしの +.Ar 0 +はデフォルト経路を意味します。 +.Ar 0 +の代りにシンボル名 +.Ar default +を使うことが可能です。 .Ar gateway は、 .Ar dest マシン/ネットワークに至る、次のホップのゲートウェイです。 +詳細は +.Xr route 8 +コマンドを参照してください。 宛先にシンボル名 .Sq MYADDR と @@ -1737,28 +2263,40 @@ utmp ファイルおよび wtmp ファイルに作成されます。 は現在のインタフェース名に置き換えられます。 インタフェースの宛先アドレスが ( .Dq set ifaddr -によって) 割当てられていない場合、現在の +によって) 割り当てられていない場合、現在の .Sq INTERFACE が .Sq HISADDR の代りに使用されます。 .Pp -このコマンドを -.Pa ppp.conf -ファイルで使用するときの制限についての詳細は、後述の -.Dq set ifaddr -コマンドを参照してください。 -.Pp .Ar add! -コマンド ( +コマンド +.Po .Dq \&! -に注意) 使用時には、 -ルートが存在する場合には +に注意 +.Pc +使用時には、経路が存在する場合には .Sq route change コマンド (詳細は .Xr route 8 -参照) にてルートを更新します。 -.It allow ..... +参照) にて経路を更新します。 +.Pp +.Dq HISADDR +もしくは +.Dq MYADDR +を含む経路は +.Sq スティッキー +と見なされます。これらはリスト (リストを見るには +.Dq show ipcp +コマンドを使用します) に格納され、 +.Dv HISADDR +もしくは +.Dv MYADDR +の値が変更される度に、経路表の関連するエントリが更新されます。 +この機能は +.Dq disable sroutes +を使用することで無効にできます。 +.It allow Ar command Op Ar args このコマンドは .Nm と設定ファイルへのアクセスを制御します。 @@ -1778,11 +2316,13 @@ utmp ファイルおよび wtmp ファイルに作成されます。 .Pp ユーザ ID 0 はこれらのコマンドの対象外です。 .Bl -tag -width 20 -.It allow user|users logname... -デフォルトでは、ユーザ ID 0 のみがアクセスを許されています。 +.It allow user[s] Ar logname... +デフォルトでは、ユーザ ID 0 のみが +.Nm +へのアクセスを許されています。 このコマンドが指定されると、 .Dq allow users -が記載されている個所に列挙されているユーザのアクセスが可能となります。 +が記載されているセクションに列挙されているユーザのアクセスが可能となります。 .Sq default セクションは 常に最初にチェックされます (スタートアップ時に常にロードされる唯一の @@ -1797,7 +2337,7 @@ utmp ファイルおよび wtmp ファイルに作成されます。 ユーザ .Sq * が指定されると、全ユーザにアクセスが許されます。 -.It allow mode|modes modelist... +.It allow mode[s] Ar modelist... デフォルトでは全 .Nm モードが使用可能です。 @@ -1818,13 +2358,17 @@ utmp ファイルおよび wtmp ファイルに作成されます。 .Sq dedicated , .Sq ddial , .Sq background , -.Sq * . +.Sq * +。 +.Pp +マルチリンクモードで動作するときには、 +現在存在する回線モードを許可するセクションをロード可能です。 .El .Pp -.It alias ..... +.It alias Ar command Op Ar args このコマンドは .Nm -組み込みのエイリアシング (マスカレーディング) 機能を +組込みのエイリアシング (マスカレーディング) 機能を 制御するために使用します。 このコードが必要となるまで、 .Nm @@ -1841,30 +2385,40 @@ utmp ファイルおよび wtmp ファイルに作成されます。 コマンドラインフラグは .Dq alias enable yes と同じ意味です。 -.It alias port [proto targetIP:targetPORT [aliasIP:]aliasPORT] +.It alias port Op Ar proto targetIP:targetPORT [aliasIP:]aliasPORT このコマンドにより、 -マシン [aliasIP] の -.Dq aliasPORT +マシン +.Ar aliasIP +の +.Ar aliasPORT へ到着する接続を、 -.Dq targetIP +.Ar targetIP の -.Dq targetPORT +.Ar targetPORT へリダイレクトします。 -proto を指定した場合、指定したプロトコルの接続のみマッチします。 +.Ar proto +は +.Sq tcp +もしくは +.Sq udp +のいずれかで、指定したプロトコルの接続のみマッチします。 あなたのゲートウェイの後のマシンでインターネット電話等を実行したい場合に、 このオプションは有用です。 -.It alias addr [addr_local addr_alias] +.It alias addr Op Ar addr_local addr_alias このコマンドにより、 -.Dq addr_alias +.Ar addr_alias へのデータを -.Dq addr_local +.Ar addr_local へリダイレクトします。 あなたのゲートウェイの後で 少数の実 IP アドレスを持ち、 これらをあなたのゲートウェイの後の特定のマシンにマップしたい場合に有用です。 .It alias deny_incoming [yes|no] yes に設定した場合、ファイアウォールがパケットを落すのと同様に、 -全ての入力の接続を拒否します。 +すべての入力の接続を拒否します。 +.It alias help|? +このコマンドにより、 +使用可能なエイリアスコマンドのまとめを表示します。 .It alias log [yes|no] このオプションを指定することにより、 種々のエイリアシングの統計と情報を、ファイル @@ -1882,16 +2436,19 @@ RPC や LPD といった、 エイリアスライブラリにソケットを作成させ、 正しい ftp データ入力や IRC 接続を保証できるようになります。 .It alias unregistered_only [yes|no] -出力パケットを、登録されていない送信元アドレスに変更することだけを行います。 +登録されていない送信元アドレスの出力パケットのみを、変更します。 RFC1918 に依ると、登録されていない送信元アドレスは 10.0.0.0/8, 172.16.0.0/12, 192.168.0.0/16 です。 -.It alias help|? -このコマンドにより、 -使用可能なエイリアスコマンドのまとめを表示します。 .El .Pp -.It [!]bg command -指定したコマンドをバックグラウンドで実行します。 +これらのコマンドはソース配布物の +.Pa README.alias +ファイル中でも議論されています。 +.Pp +.It [!]bg Ar command +指定した +.Ar command +をバックグラウンドで実行します。 擬似引数 .Dv HISADDR , .Dv INTERFACE , @@ -1902,152 +2459,442 @@ RFC1918 に依ると、登録されていない送信元アドレスは を停止させたい場合は、 .Dv shell コマンドを使用してください。 -.It close -現在の接続をクローズします (が終了しません)。 -.It delete[!] dest +.It clear modem|ipcp Op current|overall|peak... +.Dq modem +もしくは +.Dq ipcp +階層で、指定されたスループット値をクリアします。 +.Dq modem +を指定する場合にはコンテキストが与えられなければなりません (後述の +.Dq link +コマンドを参照)。 +第 2 引数が与えられない場合、すべての値がクリアされます。 +.It clone Ar name[,name]... +指定されたリンクを複製し、引数の +.Ar name +に関連づけた新しいリンクを作成します。 +このコマンドは、リンクが 1 つしかない場合 +(この場合にはそのリンクがデフォルトになります) を除いて後述の +.Dq link +コマンドから使用する必要があります。 +リンクは下記の +.Dq remove +コマンドで削除できます。 +.Pp +デフォルトのリンク名は +.Dq deflink +です。 +.It close Op lcp|ccp[!] +引数が与えられないと、適切なプロトコル層がダウンし、リンクが閉じられます。 +.Dq lcp +が指定されると LCP 層がダウンしますが、 +.Nm +をオフラインにはしません。例えば +.Dq slirp +のようなものを使用すれば、 +.Dq term +.Pq 後述 +を使用して相手のマシンと会話できます。 +.Dq ccp +が指定されると適切な圧縮層が閉じられます。 +.Dq \&! +が使用されると、圧縮層はクローズ状態のままとなります。 +使用されない場合には、STTOPED 状態へ再度入り、 +相手が更なる CCP 交渉を開始するのを待ちます。 +なにが起きようとも、ユーザを +.Nm +から切り離すことはありませんし、 +.Nm +を終了させることもありません。 +後述の +.Dq quit +を参照してください。 +.It delete[!] Ar dest このコマンドは指定した .Ar dest -IP アドレスのルートを削除します。 +IP アドレスの経路を削除します。 .Ar dest に .Sq ALL が指定された場合、 -.Nm -が使用中のインタフェースの非直接エントリが全て削除されます。 -tunX のエントリで実際のリンク以外を削除することを意味します。 +現在のインタフェースの経路表の非直接エントリと +.Sq スティッキー経路 +がすべて削除されます。 .Ar dest に .Sq default -が指定された場合、デフォルトルートが削除されます。 +が指定された場合、デフォルト経路が削除されます。 .Pp .Ar delete! -コマンドが使用された場合 (最後の +コマンドが使用された場合 +.Po +最後の .Dq \&! -に注意)、存在しないルートについて -.Nm -は文句を言わなくなります. -.It dial|call [remote] -.Dq remote -が指定されている場合、 -.Dq remote -システムへの接続が -.Dq dial -および -.Dq login -スクリプトを使用して確立されます。 -そうでない場合、現在の設定が使用されて接続が確立されます。 -.It display -上述 -.Dq accept|deny|enable|disable option.... -で指定された、交渉可能な値の現在の状態を表示します。 -.It down -リンクを切断しますが、 -綺麗な方法ではなく、物理層が使用不能になったように見えます。 +に注意 +.Pc +、存在しない経路について +.Nm +は文句を言わなくなります。 +.It dial|call Op Ar label +引数なしで使用された場合、このコマンドは +.Dq open +コマンドと同一です。 +.Ar label +が指定された場合、最初に +.Dq load +が実行されます。 +.It down Op Ar lcp|ccp +適切な階層をダウンさせますが、 +綺麗な方法ではなく、下位層が使用不能になったように見えます。 このコマンドを使用することは丁寧ではないとされています。 -.It help|? [command] +オープン状態にある有限状態マシンでこのコマンドを使用することは、 +丁寧ではないとされています。 +引数が与えられない場合、すべてのリンクが閉じられます +(コンテクストが与えられない場合にはすべてのリンクが終了されます)。 +.Sq lcp +が指定された場合、 +.Em LCP +層は終了されますが、モデムはオフラインに移行せず、 +リンクも閉じられません。 +.Sq ccp +が指定された場合、 +関連する圧縮層のみが終了されます。 +.It help|? Op Ar command 利用可能なコマンドをリストします。 -.Dq command +.Ar command を指定した場合、このコマンドの使用方法を表示します。 -.It load [remote] -指定された -.Dq remote -ラベルをロードします。 -.Dq remote +.It [data]link Ar name[,name...] command Op Ar args +コマンドが影響を与えるリンクを特定したい場合に、このコマンドを +任意の他のコマンドのプレフィックスとして使うことができます。 +これはマルチリンクモードで +.Dq clone +コマンドを使って複数のリンクを作成した後でのみ適用されます。 +.Pp +.Ar name +は存在するリンク名を指定します。 +.Ar name +がコンマ区切りのリストの場合には、 +.Ar command +はそれぞれのリンクに対して実行されます。 +.Ar name +が +.Dq * +の場合には、 +.Ar command +はすべてのリンクに対して実行されます。 +.It load Op Ar label +.Pa ppp.conf +ファイルから指定された +.Dq label +をロードします。 +.Dq label が指定されない場合、 .Dq default ラベルが仮定されます。 -.It passwd pass -全ての +.It open Op lcp|ccp|ipcp +これは +.Dq close +の反対のコマンドです。 +.Dq open +コマンドを引数なしで用いることは +.Dq dial +を引数なしで用いることと同一です。 +すなわちすべての閉じられたリンクが、現在の設定を用いて起動されます ( +.Dq set autoload +コマンドに基づいた自動リンクの中には起動されないものもあります)。 +.Pp +LCP 層がすでにオープンされているときに +.Dq lcp +を指定すると、LCP は再度交渉されます。 +したがって、種々の LCP オプションを変更したあとで +.Dq open lcp +コマンドを用いることで、変更を有効にすることができます。 +LCP が再度交渉された後、 +同意したあらゆる認証が実行されます。 +.Pp +.Dq ccp +引数が用いられると、関連する圧縮層がオープンされます。 +すでにオープンされている場合には、再度交渉されます。 +.Pp +.Dq ipcp +引数が用いられると、リンクが通常通り起動されます。すでに IPCP が +オープンされている場合には、IPCP は再度交渉され、 +ネットワークインタフェースが再設定されます。 +.Pp +このようにして PPP の状態機械を再オープンするのは、 +おそらく良い手段ではありません。 +接続相手が正しく振る舞わない可能性があるためです。 +しかしながら、強制的に CCP もしくは VJ 辞書をリセットする手段としては +便利です。 +.It passwd Ar pass +すべての .Nm コマンドセットにアクセスするために要求されるパスワードを指定します。 このパスワードは診断ポート ( .Dq set server コマンド参照) に接続するときに必要です。 .Ar pass -の指定は、 +は .Dq set server -コマンドラインもしくは -ローカルホストの -.Pa /var/log/ppp.secret -エントリにて可能です。 +コマンドラインで指定します。 .Ar command ログが有効でも、値 .Ar pass はログされず、文字列 -.Dq ******** +.Sq ******** がログされます。 .It quit|bye [all] -.Nm -を終了します。 -.Nm -が対話モードであるか -.Dq all -引数が指定された場合、 -.Nm -は終了し、接続をクローズします。 -単に .Dq quit -を -.Xr pppctl 8 -もしくは -.Xr telnet 1 -のセッションから発行しても、現在の接続をクローズしません。 +が制御接続もしくはコマンドファイルから実行されると、 +ppp はすべての接続を閉じた後に終了します。その他の場合、 +つまりユーザが診断ソケットから接続している場合には、 +単にその接続が失われます。 +.Pp +.Ar all +引数が与えられた場合、 +.Nm +はコマンドがどこから発行されたかに関わらず、 +すべての存在する接続を閉じて終了します。 +.It remove|rm +このコマンドは与えられたリンクを消去します。 +これはマルチリンクモードでのみ有用です。リンクは消去する前に +.Dv CLOSED +状態になっていなければなりません。 +.It rename|mv Ar name +このコマンドは与えられたリンクの名前を +.Ar name +に変更します。 +.Ar name +がすでに他のリンクで使用されている場合には、失敗します。 +.Pp +.Sq deflink . +デフォルトリンクの名前は +.Sq deflink +です。これを +.Sq modem , +.Sq cuaa0 , +.Sq USR +のいずれかに変更すると、ログファイルの可読性が向上するかも知れません。 .It save このオプションは (まだ) 実装されていません。 -.It set[up] var value +.It set[up] Ar var value このオプションは以下の変数の設定のために使用します: .Bl -tag -width 20 -.It set accmap hex-value +.It set accmap Ar hex-value ACCMap は非同期制御文字マップ (Asyncronous Control Character Map) を 意味します。 -これはいつも相手と交渉され、デフォルト値は 0x00000000 です。 +これはいつも相手と交渉され、デフォルト値は 16 進数で 00000000 です。 このプロトコルが必要なのは、 (XON/XOFF などの) 特定の文字を終点間で受渡すことに依存するハードウェアを 使用する場合です。 -.It set filter-name rule-no action [src_addr/src_width] -[dst_addr/dst_width] [proto [src [lt|eq|gt] port ]] -[dst [lt|eq|gt] port] [estab] .Pp -.Nm ppp -は 4 つのフィルタセットをサポートします。 -afilter は接続を維持 - アイドルタイマをリセット - -するためのパケットを指定します。 -dfilter は -.Fl auto -モードにおいて -.Nm -にリダイアルさせるパケットを指定します。 -ifilter はマシンに入力可能なパケットを指定します。 -ofilter はマシンから出力可能なパケットを指定します。 -デフォルトでは全てのフィルタが全パケットを通過させる値に設定されます。 -ルールは -.Dq n -に従って順番に処理されます。 -各セットに対し 20 までのルールを指定可能です。 -指定されるセットにおけるどのルールにもマッチしないパケットは破棄されます。 -ifilter と ofilter では、パケットをドロップすることを意味します。 -afilter では、アイドルタイマをリセットしないことを意味します。 -dfilter ではダイアルさせることにはならないことを意味します。 -上述のパケットのフィルタリングの節を参照してください。 -.It set authkey|key value +XON/XOFF については +.Dq set accmap 000a0000 +を使用します。 +.It set authkey|key Ar value クライアントモードでの PAP または CHAP の交渉で使用される 認証キー (もしくはパスワード) を、指定した値に設定します。 -ダイアルもしくはログインスクリプトの '\\P' シーケンス +ダイヤルもしくはログインスクリプトの '\\P' シーケンス で使用されるパスワードを指定しますが、 実際のパスワードがログされることを防ぎます。 .Ar command ログが有効な場合、セキュリティの観点から、 .Ar value は -.Ar ******** +.Sq ******** としてログされます。 -.It set authname id +.It set authname Ar id クライアントモードでの PAP または CHAP の交渉で使用される 認証 ID を設定します。 -.It set ctsrts +.Pp +PAP もしくは CHAP を enable にして +.Fl direct +モードで利用すると、 +.Ar id +は初期認証要求で用いられ、通常はローカルマシン名に設定されます。 +.It set autoload Ar max-duration max-load [min-duration min-load] +これらの設定はマルチリンクモードでのみ適用され、 +デフォルト値はすべて 0 です。 +1 つ以上の +.Ar demand-dial +.Po +.Fl auto +としても知られる +.Pc +モードのリンクが存在する場合、 +.Nm +が最初に tun デバイスからデータを読むときには最初のリンクのみが +有効になっています。 +次の +.Ar demand-dial +リンクは、 +.Ar max-duration +秒の間、送出キューに +.Ar max-load +以上のパケットが存在した場合にのみ開かれます。 +両方のデフォルト値が 0 であるため、 +.Ar demand-dial +リンクはデフォルトでは 1 つだけオープンされます。 +.Pp +複数のリンクが開かれていて、少なくともその内の 1 つが +.Ar demand-dial +リンクである場合、 +.Ar min-duration +秒の間、送出キューに最大 +.Ar min-packets +以下のパケットしか存在しなかったときに閉じられます。 +.Ar min-duration +が 0 の場合には、タイマは無効になります。 +デフォルトでは両方の値が 0 であるため、 +.Ar demand-dial +リンクはバンドルされたアイドルタイマが期限切れになるまで +アクティブであり続けます。 +.It set callback [none|auth|cbcp|E.164 *|number[,number]...]... +引数が与えられない場合、コールバックは disable になります。 +そうでない場合には、 +.Nm +は与えられたプロトコルでコールバックを要求します +(もしくは +.Ar direct +モードでは受け付けます)。 +要求の否定応答が返されると、 +.Nm +は他に選択肢がなくなるまで別の要求を出します。 +選択肢が尽きると +.Nm +は交渉を終了します。 +オプションは下記の通りです (優先度順): +.Pp +.Bl -tag +.It auth +コールバック応答側は、認証に基づいてコールバック番号を +決定することが求められます。 +.Nm +がコールバック応答側である場合、番号は +.Pa /etc/ppp/ppp.secret +中の接続先エントリの 5 番目のフィールドで指定されます。 +.It cbcp +Microsoft コールバック制御プロトコルが用いられます。後述の +.Dq set cbcp +を参照してください。 +.It E.164 *|number[,number]... +.Ar number . +コールバック要求側が +.Ar number +を指定します。 +.Nm +がコールバック応答側である場合、 +.Ar number +は許可する番号をコンマで区切って並べたリスト、もしくは +任意の番号を許可するという意味の +.Dq \&* +とします。 +.Nm +がコールバック要求側である場合、1 つの数字だけを指定します。 +.Pp +.Dq \&* +を用いる場合、このオプションはとても危険なものとなることに +注意してください。 +というのは、悪意あるコールバック要求者が、最初の認証なしに +電話すべき番号として任意の (国際通話番号も可能です) 番号を +伝えることができるからです。 +.It none +接続再手がコールバックをまったく望まない場合、 +.Nm +はそのことを受け入れ、接続を終了するのではなく +コールバックせずに処理を続けます。 +.El +.Pp +.It set cbcp Op *|number[,number]... Op delay Op retry +引数が与えられない場合、CBCP (Microsofts CallBack Control Protocol) +は disable です。言い換えれば +.Dq set callback +コマンドで CBCP を設定すると +.Nm +が CBCP フェーズでコールバック要求を行わなくなります。 +そうでない場合、 +.Nm +は与えられた電話番号 +.Ar number +を使おうとします。 +.Pp +サーバモード +.Pq Fl direct +では、 +.Dq \&* +を使わない限り +.Nm +はクライアントがこれらの番号の 1 つを使うことを主張します。 +.Dq \&* +を使った場合には、クライアントが番号を指定するものと想定します。 +.Pp +クライアントモードでは +.Nm +は与えられた番号 (そのうち接続相手と合意可能なもの) を使用しようとします。 +.Dq \&* +が指定された場合には、 +.Nm +接続相手が番号を指定するものと想定します。 +.It set choked Op Ar timeout +これは +.Nm +がすべての未送出パケットを破棄する前に +送出キュー詰まりを保持する秒数を設定します。 +.Ar timeout +が 0 以下もしくは +.Ar timeout +が指定されない場合、デフォルト値の +.Em 120 秒 +に設定されます。 +.Pp +送出キュー詰まりは +.Nm +がローカルネットワークから特定の数の送出パケットを読み込んだが、 +リンク失敗 (接続相手がビジーなど) のためにデータを送れない場合に +発生します。 +.Nm +はパケットを無限には読み込みません。代りに +.Em 20 +パケット (マルチリンクモードでは +.Em 20 No + +.Em nlinks No * +.Em 2 +パケット) まで読み込み、 +.Ar timeout +秒経過するか、1 つ以上のパケットが送られるまで +ネットワークインタフェースの読み込みを停止します。 +.Pp +.Ar timeout +秒が経過すると、すべての未送出パケットは破棄されます。 +.It set ctsrts|crtscts on|off ハードウェアフロー制御をセットします。 -これがデフォルトです。 -.It set device|line value[,value...] +デフォルトではハードウェアフロー制御は +.Ar on +です。 +.It set deflate Ar out-winsize Op Ar in-winsize +DEFLATE アルゴリズムの、 +デフォルトの出力ウィンドウサイズと入力ウィンドウサイズを設定します。 +.Ar out-winsize +および +.Ar in-winsize +は、 +.Em 8 +から +.Em 15 +までの値をとる必要があります。 +.Ar in-winsize +が指定されると、 +.Nm +はこのウィンドウサイズの使用を強要し、相手が他の値を示しても受け入れません。 +.It set dns Op Ar primary Op Ar secondary +.Dq accept dns +コマンドで使用される、DNS 上書きを設定します。 +詳細については前述の +.Dq accept +コマンドの記述を参照してください。本コマンドは +.Dq enable dns +を使用して要求される IP 番号には影響を与えません、 +.It set device|line Ar value[,value...] .Nm が使用するデバイスを指定する .Dq value @@ -2058,12 +2905,23 @@ dfilter ではダイアルさせることにはならないことを意味します。 .Dq value が .Pa /dev/ -から始まらない場合、 +から始まらない場合、エクスクラメーションマーク +.Pq Dq \&! +から始めるか、 .Dq host:port の形式である必要があります。 -この場合、 +.Pp +エクスクラメーションマークで始まる場合、 +デバイス名の残りはプログラム名として扱われ、 +そのデバイスがオープンされるときにそのプログラムが実行されます。 +標準入出力およびエラーは .Nm -指定された +にフィードバックされ、それらが通常デバイスであるかのように読み書きされます。 +.Pp +.Dq host:port +の組が与えられる場合、 +.Nm +は、指定された .Dq host の指定された .Dq port @@ -2071,13 +2929,14 @@ dfilter ではダイアルさせることにはならないことを意味します。 詳細は上述の .Em PPP オーバ TCP の節を参照してください。 +.Pp 複数の .Dq value を指定した場合、 .Nm -は全デバイスについて実行し終るまで、順番にオープンを試みます。 -.It set dial chat-script -相手へダイアルする際に使用されるチャットスクリプトを指定します。 +は成功するか全デバイスについて実行し終るまで、順番にオープンを試みます。 +.It set dial Ar chat-script +相手へダイヤルする際に使用されるチャットスクリプトを指定します。 後述の .Dq set login コマンドも参照してください。 @@ -2087,7 +2946,7 @@ dfilter ではダイアルさせることにはならないことを意味します。 以下の特殊な .Sq value をチャットスクリプトに指定可能です: -.Bd -literal -offset indent +.Bd -unfilled -offset indent .It \\\\\\\\\\\\\\\\c .Sq 送信 文字列の最後の文字として使用した場合、 @@ -2133,7 +2992,8 @@ set dial "... ATDT\\\\T CONNECT" .Ed .Pp チャットスクリプトから外部コマンドを実行することもできます。 -そうするためには、最初の文字をエクスクラメーションマーク +そうするためには、 +受信待ち文字列または送信文字列の最初の文字をエクスクラメーションマーク .Pq Dq \&! にします。 コマンドが実行されると、標準入力と標準出力がモデムデバイス ( @@ -2142,7 +3002,7 @@ set dial "... ATDT\\\\T CONNECT" .Nm に読まれて受信待ち文字列もしくは送信文字列に置き換えられます。 .Nm -が対話モードで実行している場合、ファイルデスクリプタは +が対話モードで実行されている場合、ファイルデスクリプタ 3 は .Pa /dev/tty に接続されます。 .Pp @@ -2153,7 +3013,7 @@ word: ppp \\"!sh \\\\\\\\-c \\\\\\"echo \\\\\\\\-n label: >&2\\\\\\"\\" \e \\"!/bin/echo in\\" HELLO" .Ed .Pp -は下記のチャットシーケンスになります (ダイヤル前の +は次のチャットシーケンスになります (ダイヤル前の .Sq set log local chat コマンドによる出力): .Bd -literal -offset indent @@ -2205,63 +3065,136 @@ login OK! 良い代替方法については .Xr chat 8 を参照してください。 +.It set enddisc Op label|IP|MAC|magic|psn value +このコマンドは、ローカル終点の弁別器を設定します。 +LCP 交渉の前に設定されると、 +.Nm +は LCP 終点弁別器オプションを使用して、相手に情報を送ります。 +以下の弁別器を設定可能です。 +.Bd -unfilled -offset indent +.It Li label +現在のラベルが使用されます。 +.It Li IP +当方のローカル IP 番号を使用します。 +LCP は IPCP より前に交渉されますので、 +IPCP 層が実質的にこの値を変更することが可能です。 +その場合、手動でリセットしない限り、終点の弁別器は古い値のままとなります。 +.It Li MAC +前述の +.Ar IP +オプションに似てしますが、 +ローカル IP 番号に関係する MAC アドレスが使用される点が異なります。 +ローカル IP 番号がどのイーサネットインタフェースにも存在しない場合、 +本コマンドは失敗します。 +.Pp +ローカル IP 番号のデフォルトは、 +As the local IP number defaults to whatever the machine host name is, +.Dq set enddisc mac +is usually done prior to any +.Dq set ifaddr +commands. +.It Li magic +20 桁の乱数が使用されます。 +.It Li psn Ar value +指定された +.Ar value +が使用されます。 +.Ar value +は、絶対的な公衆スイッチネットワーク番号の先頭に +国コードを付けたものであるべきです。 +.Ed .Pp -.It set hangup chat-script -モデムをクローズする前にこれをリセットする時に使用する、 -チャットスクリプトを指定します。 -.It set encrypt MSChap|MD5 -CHAP チャレンジを発行するときに要求および使用する -暗号化アルゴリズムを指定します。 -MSChap に設定すると、 -.Nm -は CHAP チャレンジ送信時 (CHAP が enable されていると仮定しています) -に Microsoft RAS のように振舞います。 -チャレンジへの応答時には、 -.Nm -チャレンジに基いてどのように暗号化するかを決定しますので、 -この設定は無視されます。 -.Bl -tag -width 注: -.It 注: -Microsoft の暗号化アルゴリズムは MD4 と DES の組み合わせを使用しますので、 -.Nm -構築前にマシンに DES 暗号化ソフトウェアをインストールしていないと、 -このオプションは使用できません - この場合 MD5 のみ使用されます。 -.El -.Pp -.It set escape value... -このオプションは上述の +引数が与えられない場合、終点の弁別器はリセットされます。 +.It set escape Ar value... +このオプションは前述の .Dq set accmap オプションに似ています。 リンクを経由する時に「エスケープ」される文字を指定するために使用します。 -.It set ifaddr [myaddr [hisaddr [netmask [triggeraddr]]]] +.It set filter dial|alive|in|out rule-no permit|deny Ar "[src_addr/width] [dst_addr/width] [proto [src [lt|eq|gt port]] [dst [lt|eq|gt port]] [estab] [syn] [finrst]]" +.Nm +は 4 つのフィルタセットをサポートします。 +.Em alive +フィルタは接続を活性状態に保つパケットを指定します - +アイドルタイマをリセットします。 +.Em dial +フィルタは、 +.Fl auto +モード時に +.Nm +にダイヤルさせるパケットを指定します。 +.Em in +フィルタは、マシンに入力可能なパケットを指定します。 +.Em out +フィルタは、マシンから出力可能なパケットを指定します。 +.Pp +Filtering is done prior to any IP alterations that might be done by the +alias engine. By default all filter sets allow all packets to pass. +ルールは +.Ar rule-no +に従って順番に処理されます。 +各セットに対し 20 までのルールを指定可能です。 +指定されるセットにおけるどのルールにもマッチしないパケットは破棄されます。 +.Em in +と +.Em out +のフィルタでは、パケットをドロップすることを意味します。 +.Em alive +フィルタでは、アイドルタイマをリセットしないことを意味します。 +.Em dial +フィルタではダイアルさせることにはならないことを意味します。 +ダイヤルを引き起こさないパケットは、 +キューされるのではなく、捨てられることに注意してください。 +上述のパケットのフィルタリングの節を参照してください。 +.It set hangup Ar chat-script +モデムを閉じる前にこれをリセットする時に使用する、 +チャットスクリプトを指定します。 +通常は必要であるべきではありませんが、 +閉じる時に自己を正しくリセットできないデバイスに対して使用できます。 +.It set help|? Op Ar command +利用可能な set コマンドのまとめを表示するか、 +.Ar command +が指定されると、コマンドの使用方法を表示します。 +.It set ifaddr Ar [myaddr [hisaddr [netmask [triggeraddr]]]] このコマンドは、IPCP 交渉の間使用される IP アドレスを指定します。 アドレスのフォーマットは以下の通りです。 +.Pp .Dl a.b.c.d/n -a.b.c.d は IP アドレスであり、 -n はこのうち何ビットが有効であるかを示します。 -もし /n ビットが省略された場合、デフォルトの /32 になります。 -ただし IP アドレスが 0.0.0.0 である場合には、マスクのデフォルトは /0 です。 +.Pp +ここで +.Ar a.b.c.d +は希望する IP アドレスであり、 +.Ar n +はこのうち何ビットが有効であるかを示します。 +.Ar /n +が省略された場合、デフォルトの +.Ar /32 +になります。 +ただし IP アドレスが 0.0.0.0 である場合には、マスクのデフォルトは +.Ar /0 +です。 .Pp .Ar hisaddr に IP 番号の範囲として +.Pp .Dl a.b.c.d[-d.e.f.g][,h.i.j.k[-l,m,n,o]]... +.Pp のフォーマットを指定できます。例えば: +.Pp .Dl set ifaddr 10.0.0.1 10.0.1.2-10.0.1.10,10.0.1.20 +.Pp は .Ar 10.0.0.1 のみをローカル IP 番号として交渉しますが、指定された 10 個の IP 番号から 相手に割り当てを行います。 -相手がこれらの番号のうちの一つを要求し、この番号が未使用な場合には、 +相手がこれらの番号のうちの 1 つを要求し、この番号が未使用な場合には、 .Nm は相手の要求を認めます。 -相手がリンクを再確立して前回割当てていた IP 番号を使用したい場合に有用です。 +相手がリンクを再確立して前回割り当てていた IP 番号を使用したい場合に有用です +(既存の TCP 接続を保存します)。 +.Pp 相手が要求した IP 番号が範囲外もしくは使用中の場合、 .Nm はまず範囲内の未使用 IP 番号をランダムに指示します。 -相手がこれに賛成しないと、 -番号が選択されるか過多の IPCP 構成要求が送出されるまで、 -.Nm -は次の番号を指示します。 .Pp .Ar triggeraddr が指定された場合、この値が @@ -2270,6 +3203,11 @@ n はこのうち何ビットが有効であるかを示します。 ただし、 .Ar myaddr の範囲のアドレスのみ受け入れられます。 +これが有用なのは、相手が +.Ar 0.0.0.0 +を要求しない限り IP アドレスを割り当てようとしない +.Dv PPP +実装と交渉するときです。 .Pp .Fl auto モードでは設定ファイルの @@ -2279,71 +3217,105 @@ n はこのうち何ビットが有効であるかを示します。 がインタフェースを構成することに注意してください。 他のモードではこれらの値は IPCP 交渉で使用され、 IPCP 層がアップするまでこれらのインタフェースは構成されません。 -結果として、 -.Fl auto -モードでない限り、 -.Dq add -コマンドを -.Pa ppp.conf -で使用することは不可能 -.Pq か、少くとも賢くない -です (代りに -.Pa ppp.linkup -ファイルが使用されます)。 -.Dq allow mode auto -を使用して、現在のプロファイルを -.Fl auto -モードのみに限定してください。 .Pp -また、一旦クライアントが自己を認証した後では、 -.Ar hisaddr +.Po +PAP か CHAP が +.Dq 有効 +な場合 +.Pc +クライアントが自己証明をした後では、 +.Ar HISADDR 引数は .Pa ppp.secret -ファイルによって優先されることに注意してください。詳細は +ファイルの第 3 引数で上書きされうることに注意してください。 .Em 内向き接続の認証 の節を参照してください。 -.It set loopback on|off -.Ar on -に設定された場合 (デフォルトです)、 -宛先アドレスが -.Em PPP -インタフェースのアドレスと同一の送出パケットを、 -.Nm -は自動的にループバックさせます。 -.Ar off -に設定された場合、 -.Nm -はパケットを送信します。 -この場合おそらく相手方で ICMP リダイレクトが発生します。 -.It set log [local] [+|-]value... +.Pp +どの場合でも、インタフェースが既に構成されている場合には、 +.Nm +はインタフェースの IP 番号を保存して、 +既にバインドされているソケットが正しいままであるようにします。 +.It set ccpretry Ar period +.It set chapretry Ar period +.It set ipcpretry Ar period +.It set lcpretry Ar period +.It set papretry Ar period +これらのコマンドは +.Nm +が有限状態機械 (Finite State Machine; FSM) に要求パケットを送る前に +待つ秒数を指定します。 +.Ar period +のデフォルトは、全 FSM において 3 秒です (ほとんどの場合十分です)。 +.It set log [local] [+|-] Ns Ar value... このコマンドにより現在のログレベルを修正できます。 詳細はログ機能の節を参照してください。 .It set login chat-script この .Ar chat-script -はダイアルスクリプトを補います。 -もし両方が指定された場合、ダイアルスクリプトの後で、 +はダイヤルスクリプトを補います。 +もし両方が指定された場合、ダイヤルスクリプトの後で、 ログインスクリプトが実行されます。 -ダイアルスクリプト中で使用可能なエスケープシーケンスはここでも使用可能です。 -.It set mru value -デフォルトの MRU は 1500 です。 +ダイヤルスクリプト中で使用可能なエスケープシーケンスはここでも使用可能です。 +.It set lqrperiod Ar frequency +このコマンドは、 +.Em LQR +または +.Em ECHO LQR +のパケットが送信される頻度 +.Ar frequency +を秒で指定します。デフォルトは 30 秒です。 +相手に LQR 要求を送りたい場合には、 +.Dq enable lqr +コマンドもまた使用する必要があります。 +.It set mode Ar interactive|auto|ddial|background +指定したリンクにおけるモード +.Sq mode +を変更可能とします。通常マルチリンクモードでのみ有用ですが、 +単一リンクモードでも使用可能です。 +.Pp +.Sq direct +または +.Sq dedicated +のリンクを変更することはできません。 +.It set mrru Op Ar value +このオプションを設定すると、 +マルチリンクプロトコルまたは MP としても知られる、 +マルチリンク PPP 交渉を有効にします。 +MRRU (Maximum Reconstructed Receive Unit) の値にはデフォルトはありません。 +引数を指定しないと、マルチリンクモードは無効にされます。 +.It set mru Op Ar value +デフォルトの MRU (最大受信単位; Maximum Receive Unit) は 1500 です。 この値を増加させた場合、相手は MTU を増加させても *かまいません*。 デフォルトの MRU より減らすことは意味がありません。 なぜなら、 .Em PPP プロトコルでは少なくとも 1500 オクテッドのパケットを 受信できなければ *ならない* からです。 -.It set mtu value +引数が指定されないと、1500 が仮定されます。 +.It set mtu Op Ar value デフォルトの MTU は 1500 です。 -相手が指定した MRU によって増加させることができます。 -MTU はこのオプションによってのみ減らすことが可能です。 -この値を増加させることは無効です。 -なぜなら、相手は大きくなったパケットを受信できる保証が無いからです。 -.It set ns x.x.x.x y.y.y.y -このオプションは交渉される Microsoft DNS サーバを設定します。 -.It set nbns x.x.x.x y.y.y.y -このオプションは交渉される Microsoft NetBIOS DNS サーバを設定します。 -.It set openmode active|passive Op delay +交渉時に、(296 バイト未満でなければ) +相手が望むいかなる MRU および MRRU も受け付け可能です。 +MTU が設定されると、 +.Nm +は +.Ar value +よりも小さい MRU/MRRU の値を受け付けなくなります。 +交渉が完了すると、相手がより大きな MRU/MRRU を要求していたとしても、 +インタフェースに対して MRU が割り当てられます。 +当方のパケットサイズを制限するのに有用です +(よりよくバンド幅を共有できるようになりますが、 +ヘッダデータが増えるというコストがかかります)。 +.Pp +.Ar value +を指定しないと、1500 または相手が要求した値が使用されます。 +.It set nbns Op Ar x.x.x.x Op Ar y.y.y.y +このオプションは、相手の要求によって返される +Microsoft DNS サーバの値を設定します。 +値を指定しないと、 +.Nm +はそのような要求を拒否するようになります。 +.It set openmode active|passive Op Ar delay デフォルトでは、 .Ar openmode は常に、1 秒の @@ -2365,23 +3337,23 @@ MTU はこのオプションによってのみ減らすことが可能です。 ラインのパリティを設定できます。デフォルト値は .Ar none です。 -.It set phone telno[|telno]...[:telno[|telno]...]... -ダイアルおよびログインのチャットスクリプトで使用される \\\\T 文字列が +.It set phone Ar telno[|telno]...[:telno[|telno]...]... +ダイヤルおよびログインのチャットスクリプトで使用される \\\\T 文字列が 置き換えられる電話番号を指定できます。 複数の電話番号をパイプ (|) もしくはコロン (:) で区切って指定可能です。 -パイプの後の番号がダイアルされるのは、 -直前の番号へのダイアルもしくはログインのスクリプトが失敗した場合のみです。 +パイプの後の番号がダイヤルされるのは、 +直前の番号へのダイヤルもしくはログインのスクリプトが失敗した場合のみです。 ラインの切断の理由にかかわらず、 コロンで区切られた番号は順番に試行されます。 複数の番号を指定した場合、接続が確立するまで .Nm -はこのルールに基いてダイアルします。 +はこのルールに基いてダイヤルします。 再試行の最大値は、後述の .Dq set redial で指定します。 .Fl background モードでは各番号は最大 1 回試行されます。 -.It set reconnect timeout ntries +.It set reconnect Ar timeout ntries (CD の喪失もしくは LQR の失敗により) 予想外のライン切断となった場合、 指定した .Ar timeout @@ -2395,67 +3367,56 @@ MTU はこのオプションによってのみ減らすことが可能です。 に .Ar random を指定すると、0 から 30 秒の間の任意時間の停止となります。 -.It set redial seconds[.nseconds] [attempts] -.Nm ppp +.It set redial Ar seconds[.nseconds] [attempts] +.Nm に .Ar attempts -回のリダイアルを指示できます。 -1 より大きな数を指定した場合 (上述の +回のリダイヤルを指示できます。 +1 より大きな数を指定した場合 (前述の .Ar set phone 参照)、 -各番号にダイアルする前に、 +各番号にダイヤルする前に、 .Ar nseconds だけ停止します。 -最初の番号にダイアル開始する前に +最初の番号にダイヤル開始する前に .Ar seconds だけ停止します。 .Dq random -もここで使用できます。 -.It set stopped [LCPseconds [IPCPseconds [CCPseconds]]] -このオプションが指定されると、 -指定した有限状態機械が停止状態になってから -.Dq seconds -で指定した秒数だけ停止したのち、 -.Nm -はタイムアウトします。 -このオプションは、 -.Nm -が停止状態になったことにより返事をしないといった状態を見る場合と、 -.Dq set openmode passive -を使用した場合に相手が指定時間内に Configure Request を送らないことを -タイムアウト検出する場合には、便利かもしれません。 -.Dq set log +lcp +ipcp +ccp -を使用すると、 -.Nm -は全状態遷移をログします。 -.Pp -デフォルト値は 0 であり、 -停止状態による -.Nm -のタイムアウトは発生しません。 +を +.Ar seconds +および +.Ar nseconds +のところで使用でき、0 から 30 秒の間の任意時間の停止となります。 .Pp -この値は openmode の遅延 (上述の -.Dq set openmode -参照) より小さくなってはなりません。 -.It set server|socket TcpPort|LocalName|none [password] [mask] +.Ar attempts +が経過した後でもこの遅延は効果があるので、 +すぐに手動でダイヤルしても何も起ってないように見えるかもしれません。 +すぐにダイヤルする必要がある場合、 +.Dq \&! +を +.Dq open +キーワードの直後に付けます。 +更なる詳細については、前述の +.Dq open +の記述を参照してください。 +.It set server|socket Ar TcpPort|LocalName|none password Op Ar mask このコマンドは .Nm に指定したポートもしくは .Sq 診断ポート にてコマンド接続の入力を listen するように指示します。 -これは -.Nm -が対話モードの時には出来ません。 +.Pp 語 .Ar none は .Nm -に既に存在するソケットをクローズさせます。 -UNIX ドメインソケットを指定したい場合、 +に既に存在するソケットを閉じさせます。 +.Pp +ローカルドメインソケットを指定したい場合、 .Ar LocalName に絶対ファイル名を指定します。そうしないと、TCP ポートの名前もしくは番号 であると解釈されます。 -UNIX ドメインソケットに使用される 8 進 umask を指定可能です。 +ローカルドメインソケットに使用される 8 進 umask を指定可能です。 .Sq 0 から始まる 4 桁 8 進数で指定します。 umask の詳細については @@ -2465,14 +3426,22 @@ umask の詳細については を参照してください。 .Pp このソケットにクライアントが接続するときに使用されねばならないパスワードも -指定可能です。 -ここにパスワードを指定しないと、 -.Pa /etc/ppp/ppp.secret -からドメインサフィックスを除いたローカルホスト名にてマシン名で検索を行います。 -詳細は -.Xr hostname 1 -を参照してください。 -パスワードに空文字列を指定すると、パスワードは要求されなくなります。 +指定可能です ( +前述の +.Dq passwd +コマンドを使用します)。 +パスワードが空文字列として指定される場合、 +クライアントが接続するときにパスワードを必要とされません。 +.Pp +ローカルドメインソケットが指定される場合、ソケット名中の最初の +.Dq %d +シーケンスは現在のインタフェースユニット番号で置換されます。 +複数接続のために同一のプロファイルを使用したい場合に便利です。 +.Pp +同様の方法で TCP ソケットの前に +.Dq + +文字を付けることができます。 +この場合、現在のインタフェースユニット番号が、ポート番号に加算されます。 .Pp .Nm をサーバソケットと共に使用する場合、通信機構として @@ -2483,15 +3452,47 @@ umask の詳細については も使用可能ですが、将来リンク暗号化が実装されるかもしれませんので、 .Xr telnet 1 に依存しないようにしてください。 -.It set speed value +.It set speed Ar value シリアルデバイスの速度を指定します。 -.It set timeout idle [LQR [FSM-resend]] -アイドルタイマ、 -(有効にされているなら) LQR タイマ、 -有限状態機械 -.Pq FSM; finite state machine -リトライタイマの値を指定します。 -.It set vj slots nslots +.It set stopped Ar [LCPseconds [CCPseconds]] +このオプションが指定されると、 +指定した FSM (有限状態機械; Finite State Machine) が停止状態になってから +.Dq seconds +で指定した秒数だけ停止したのち、 +.Nm +はタイムアウトします。 +このオプションは、 +相手が終了要求を送り我々が終了確認応答を送ったにもかかわらず +実際には接続を閉じない場合に、有用かもしれません。また、 +.Dq set openmode passive +を使用した場合に相手が指定時間内に Configure Request を送らないことを +タイムアウト検出する場合には、便利かもしれません。 +.Dq set log +lcp +ccp +を使用すると、 +.Nm +は適切な状態遷移をログします。 +.Pp +デフォルト値は 0 であり、 +停止状態による +.Nm +のタイムアウトは発生しません。 +.Pp +この値は openmode の遅延 (上述の +.Dq set openmode +参照) より小さくなってはなりません。 +.It set timeout Ar idleseconds +このコマンドはアイドルタイマの値を指定します。 +更なる詳細については +.Dq アイドルタイマの設定 +というタイトルの節を参照してください。 +.It set vj slotcomp on|off +このコマンドは +.Nm +に VJ スロット圧縮を交渉するか否かを指示します。 +デフォルトではスロット圧縮は +.Ar on +です。 +.It set vj slots Ar nslots このコマンドは最初の .Ar slots 番号を指定します。 @@ -2507,89 +3508,72 @@ umask の詳細については から .Ar 16 の間で、それぞれの値を含みます。 -.It set vj slotcomp on|off -このコマンドは -.Nm -に VJ スロット圧縮を交渉するか否かを指示します。 -デフォルトではスロット圧縮は -.Ar on -です。 -.It set help|? -使用可能なセットコマンドのまとめを表示します。 .El .Pp -.It shell|! [command] -.Dq command +.It shell|! Op Ar command +.Ar command が指定されない場合、 .Dv SHELL 環境変数で指定されるシェルが起動されます。 -そうでなければ指定されたコマンドが実行されます。 +そうでなければ指定された +.Ar command +が実行されます。 擬似引数 .Dv HISADDR , .Dv INTERFACE , .Dv MYADDR は適切な値に置き換えられます。! 文字を使用した場合、 -この後のコマンドとの間にスペースが必要です。 +この後のコマンドとの間に空白文字が必要です。 このコマンドはフォアグラウンドで実行されることに注意してください - .Nm はプロセスが終了するまでは実行を続けません。 バックグラウンドでコマンド処理を行いたい場合には、 .Dv bg コマンドを使用してください。 -.It show var +.It show Ar var このコマンドを使用して、以下を確認できます: .Bl -tag -width 20 -.It show [adio]filter -指定したフィルタの現在のルールをリストします。 -.It show auth -現在の authname と暗号値を表示します。 -.Nm -を DES サポート無しで構築した場合、 -.Ar MD5 -が使用されるため、暗号値は表示されません。 +.It show bundle +現在のバンドル設定を表示します。 .It show ccp -現在の CCP 統計を表示します。 +現在の CCP 圧縮統計を表示します。 .It show compress -現在の圧縮統計を表示します。 +現在の VJ 圧縮統計を表示します。 .It show escape 現在のエスケープ文字を表示します。 +.It show filter Op Ar name +指定したフィルタの現在のルールをリストします。 +.Ar name +を指定しないと、全フィルタが表示されます。 .It show hdlc 現在の HDLC 統計を表示します。 +.It show help|? +利用可能な show コマンドのまとめを表示します。 .It show ipcp 現在の IPCP 統計を表示します。 .It show lcp 現在の LCP 統計を表示します。 -.It show loopback -現在のループバック状態を表示します。 +.It show [data]link +高レベルリンク情報を表示します。 +.It show links +利用可能な論理リンクのリストを表示します。 .It show log 現在のログ値を表示します。 .It show mem 現在のメモリ統計を表示します。 .It show modem 現在のモデム統計を表示します。 -.It show mru -現在の MRU を表示します。 -.It show mtu -現在の MTU を表示します。 .It show proto 現在のプロトコルの総計を表示します。 -.It show reconnect -現在の再接続値を表示します。 -.It show redial -現在のリダイアル値を表示します。 +.It show route +現在の経路表を表示します。 .It show stopped 現在の stopped タイムアウト値を表示します。 -.It show route -現在のルーティングテーブルを表示します。 -.It show timeout -現在のタイムアウト値を表示します。 -.It show msext -現在の Microsoft 拡張値を表示します。 +.It show timer +アクティブアラームタイマを表示します。 .It show version .Nm の現在のバージョン番号を表示します。 -.It show help|? -利用可能な show コマンドのまとめを表示します。 .El .Pp .It term @@ -2604,17 +3588,26 @@ umask の詳細については .El .Pp .Sh 更に詳細について -.Bl -bullet -compact +.Bl -bullet .It 設定ファイルの例を読んでください。良い情報源です。 -また、 .It +何が利用できるかについては、 .Dq help , .Dq show ? , .Dq alias ? , .Dq set ? , .Dq set ? <var> -コマンドを使ってください。 +コマンドを使って、オンライン情報を取得してください。 +.It +次の URL に有用な情報があります: +.Bl -bullet -compact +.It +http://www.FreeBSD.org/FAQ/userppp.html +.It +http://www.FreeBSD.org/handbook/userppp.html +.El +.Pp .El .Pp .Sh 関連ファイル @@ -2667,34 +3660,57 @@ tunX デバイスに接続されている のいずれかのモードの時のみ作成されます。 .Pa It /etc/services サービス名でポート番号が指定されている場合に、ポート番号を取得します。 +.It Pa /var/run/ppp-authname-class-value +マルチリンクモードでは、 +相手の認証名称 +.Pq Sq authname +と相手の終点弁別器クラス +.Pq Sq class +と相手の終点弁別器値 +.Pq Sq value +を使用して、ローカルドメインソケットが生成されます。 +終点弁別器値はバイナリ値であってもかまわないため、 +実際のファイル名を判定するために 16 進数に変換されます。 +.Pp +このソケットは、別の +.Nm +のインスタンスとリンクを受け渡しを行うために使用します。 .El .Pp .Sh 関連項目 +.Xr adduser 8 , .Xr at 1 , .Xr chat 8 , .Xr crontab 5 , .Xr ftp 1 , .Xr getty 8 , +.Xr group 5 , .Xr gzip 1 , .Xr hostname 1 , .Xr inetd 8 , .Xr init 8 , .Xr login 1 , +.Xr named 8 , .Xr passwd 5 , .Xr ping 8 , .Xr pppctl 8 , .Xr pppd 8 , .Xr route 8 , +.Xr resolv.conf 5 , .Xr syslog 3 , .Xr syslog.conf 5 , .Xr syslogd 8 , .Xr tcpdump 1 , .Xr telnet 1 , .Xr traceroute 8 , -.Xr uucplock 3 +.Xr uucplock 3 , +.Xr vipw 8 .Sh 歴史 元のプログラムは Toshiharu OHNO (tony-o@iij.ad.jp) が作成し、 FreeBSD-2.0.5 に Atsushi Murai (amurai@spec.co.jp) が提出しました。 .Pp -それから、本質的に Brian Somers (brian@Awfulhak.org) が修正をし、'97 年 +1997 年中に本質的に Brian Somers (brian@Awfulhak.org) が修正をし、 11 月に OpenBSD に移植されました (2.2-RELEASE の直後です)。 +.Pp +1998 年初頭にマルチリンク ppp サポートが追加されたときに、 +ほとんどのコードを Brian Somers が書き直しました。 diff --git a/ja/man/man8/pppd.8 b/ja/man/man8/pppd.8 index 353e8d1e42..337abf14e7 100644 --- a/ja/man/man8/pppd.8 +++ b/ja/man/man8/pppd.8 @@ -48,7 +48,7 @@ pppd ボーレートを <speed> に設定します (10 進数)。 4.4BSD や NetBSD といったシステムでは、 シリアルデバイスドライバがサポートする任意の速度を指定可能です。 -その他のシステム (SunOS, Linux 等) では一定の組合せのみが指定可能です。 +その他のシステム (SunOS, Linux 等) では一定の組み合わせのみが指定可能です。 .TP .B active-filter \fIfilter-expression データパケットに適用されるパケットフィルタであり、 diff --git a/ja/man/man8/procctl.8 b/ja/man/man8/procctl.8 index 3bfc31be6d..ded7a3107e 100644 --- a/ja/man/man8/procctl.8 +++ b/ja/man/man8/procctl.8 @@ -1,35 +1,40 @@ .\" %Id: procctl.8,v 1.3 1998/01/05 07:19:14 charnier Exp % -.\" jpman %Id: procctl.8,v 0.0 1998/09/12 16:02:39 horikawa Stab % +.\" jpman %Id: procctl.8,v 1.3 1998/10/12 14:27:48 horikawa Stab % .Dd Nov 23, 1997 .Dt PROCCTL 1 .Os FreeBSD -.Sh NAME -.Nm procctl -.Nd clear procfs event flags -.Sh SYNOPSIS +.Sh 名称 .Nm procctl +.Nd procfs イベントフラグのクリア +.Sh 書式 +.Nm .Ar command .Op Ar ... -.Sh DESCRIPTION -.Nm Procctl -clears the +.Sh 解説 +.Nm +は +.Xr truss 1 +によって使われる .Xr procfs 5 -event mask used by -.Xr truss 1 . -This can be used in the event that a process is left stranded, since -the +イベントマスクをクリアします。 .Xr procfs 5 -events result in a non-killable process. -The options are a list of process ID's; +のイベントによって殺せないプロセスが結果として生じてしまった為に、 +プロセスが立往生して残ってしまった場合に、 +この +.Nm +コマンドを使うことが出来ます。 +コマンドオプションはプロセスIDのリストです; .Nm -goes through the list and clears the event masks for each specified process. -.Sh SEE ALSO +コマンドはこのリストを順次評価します。 +そして、リストに明示されたそれぞれのプロセスに対応するイベントマスク +をクリアします。 +.Sh 関連項目 .Xr truss 1 , .Xr procfs 5 -.Sh HISTORY -The +.Sh 歴史 .Nm -command was written by +コマンドは .An Sean Eric Fagan -for -.Bx Free . +によって +.Bx Free +の為に書かれました。 diff --git a/ja/man/man8/rbootd.8 b/ja/man/man8/rbootd.8 index df8b949daf..6c07f52ba8 100644 --- a/ja/man/man8/rbootd.8 +++ b/ja/man/man8/rbootd.8 @@ -81,7 +81,7 @@ .Nm はループバック以外のもっとも小さい番号の使用可能なインタフェースを システムインタフェースリストから探します。 -早いもの順で選ぶので、組合せはバラバラになります。 +早いもの順で選ぶので、組み合わせはバラバラになります。 .El .Pp .Ar config_file diff --git a/ja/man/man8/sendmail.8 b/ja/man/man8/sendmail.8 index 3b4761e31d..bcada3cbe3 100644 --- a/ja/man/man8/sendmail.8 +++ b/ja/man/man8/sendmail.8 @@ -161,7 +161,7 @@ (配送が遅れた場合に通知する) .Ql success (配送が正常に行われた場合に通知する) -の組合せを指定する事ができます。 +の組み合わせを指定する事ができます。 .It Fl n エイリアスを行いません。 .It Fl O Ar option Ns = Ns Em value diff --git a/ja/man/man8/ypinit.8 b/ja/man/man8/ypinit.8 index 6b5ca4ca16..932597ad77 100644 --- a/ja/man/man8/ypinit.8 +++ b/ja/man/man8/ypinit.8 @@ -29,7 +29,7 @@ .\" THE POSSIBILITY OF SUCH DAMAGE. .\" .\" %Id: ypinit.8,v 1.3 1998/03/23 08:31:04 charnier Exp % -.\" jpman %Id: ypinit.8,v 1.2 1998/10/06 08:06:56 yohta Stab % +.\" jpman %Id: ypinit.8,v 1.3 1998/10/10 14:46:05 horikawa Stab % .\" .\" WORD: populate 設定する .\" WORD: export 提供する @@ -62,25 +62,26 @@ .Pa /var/yp/$DOMAINNAME ディレクトリと .Pa /var/yp/ypservers -ファイルを作成し、 +ファイルを作成し、初期 NIS マップ一式を設定するために .Pa /var/yp/Makefile -を初期 NIS マップのセットを設定するために呼び出します。 -マップは +を呼び出します。 +マップは、 .Xr yp_mkdb 8 -コマンドを用いてローカルなソースファイルから作成されます。 -スクリプトはユーザに対して指定されたドメインに対応するサーバのリスト -の入力を促します。このリストは ypservers マップを設定するのに使用されます。 +コマンドを用いて、ローカルなソースファイルから作成されます。 +スクリプトは、 +指定されたドメインに対応するサーバのリストの入力をユーザに促します。 +このリストは ypservers マップを設定するために使用されます。 .Pp スレーブサーバにおいては、 .Nm は .Pa /var/yp/$DOMAINNAME を作成し、マスタからの NIS マップのコピーを用いて設定します。 -マップはマスタより +マップはマスタから .Xr ypxfr 8 コマンドを使用して取得されます。 .Nm -スクリプトは転送するマップのリストを 2 つの方法のうちの 1 つで取得します。 +スクリプトは、転送するマップのリストを 2 つの方法のうちの 1 つで取得します。 もしシステムが NIS クライアントとして設定されており マスタサーバに結ばれているのであれば、 .Nm @@ -91,7 +92,7 @@ .Nm はハードコードされたマップのリストを用いるため、そのうちのいくつかは マスタ上には実際には存在したり存在しなかったりするかもしれません。 -システム管理者は必要であればスクリプトを編集して +システム管理者は、必要であればスクリプトを編集して、 マップのリストを変更することができます。あるいは個々のマップを .Xr ypxfr 8 を用いてマスタから手動で転送することもできます。 @@ -101,12 +102,12 @@ .Bl -tag -width indent .It Fl m Op Ar domainname マスタサーバを設定します。デフォルトでは、スクリプトはシステムの -デフォルトドメインに対するサーバとして設定します。ユーザはこのデフォルトを +デフォルトドメインに対するサーバとして設定します。ユーザが .Ar domainname -を明示的に指定することによって上書きすることができます。 -マップは +を明示的に指定することによって、このデフォルトを上書きすることができます。 +ローカルファイルをテンプレートとして .Xr yp_mkdb 8 -コマンドを使うことによりローカルファイルを用いて一から構築されます。 +コマンドを使うことにより、マップは最初から構築されます。 .It Fl s Ar master_server Op Ar domainname .Ar master_name をマスタとしてスレーブサーバを設定します。マップは @@ -115,16 +116,15 @@ .Ar master_server からスレーブにコピーされます。 デフォルトでは、スクリプトはシステムの -デフォルトドメインに対するサーバとして設定します。ユーザはこのデフォルトを +デフォルトドメインに対するサーバとして設定します。ユーザが .Ar domainname -を明示的に指定することによって上書きすることができます。 +を明示的に指定することによって、このデフォルトを上書きすることができます。 .It Fl u Op Ar domainname マスタサーバ上の ypservers マップを更新します。新しいスレーブがドメインに 追加された時には、そのホスト名を ypservers マップに追加する必要があります。 これによりマスタ上の .Xr yppush 8 がすべてのスレーブに対して更新を伝播できるようになります。 - .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /var/yp/master.passwd -compact .It Pa /etc/bootparams @@ -181,4 +181,4 @@ ypservers のソースファイル ( .Bx Free 用に .An Bill Paul Aq wpaul@ctr.columbia.edu -によって変更されました。
\ No newline at end of file +によって変更されました。 diff --git a/ja/man/man8/yppoll.8 b/ja/man/man8/yppoll.8 index d50c09acf7..ed2341c628 100644 --- a/ja/man/man8/yppoll.8 +++ b/ja/man/man8/yppoll.8 @@ -35,7 +35,7 @@ .\" POSSIBILITY OF SUCH DAMAGE. .\" .\" %Id: yppoll.8,v 1.3 1998/03/23 08:30:41 charnier Exp % -.\" jpman %Id: yppoll.8,v 1.2 1998/10/06 08:06:12 yohta Stab % +.\" jpman %Id: yppoll.8,v 1.3 1998/10/10 14:46:24 horikawa Stab % .\" .Dd October 25, 1994 .Dt YPPOLL 8 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/addr2line.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/addr2line.1 index 8c9991ecc3..7aabbc8b21 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/addr2line.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/addr2line.1 @@ -1,6 +1,6 @@ .\" Copyright (c) 1997 Free Software Foundation .\" See COPYING for conditions for redistribution -.\" jpman %Id: addr2line.1,v 1.2 1998/10/04 17:45:39 hnokubi Stab % +.\" jpman %Id: addr2line.1,v 1.3 1998/10/12 22:51:00 vanitas Stab % .TH addr2line 1 "27 March 1997" "Cygnus Solutions" "GNU Development Tools" .de BP .sp @@ -48,13 +48,13 @@ addr2line \- アドレスをファイル名と行番号に変換する \& です。 .B addr2line -には二つの動作モードがあります。 +には 2 つの動作モードがあります。 -一つめでは、16進数のアドレスをコマンドラインで指定して、 +1 つめでは、16進数のアドレスをコマンドラインで指定して、 .B addr2line が各アドレスに対応するファイル名と行番号を表示します。 -二つめでは、 +2 つめでは、 .B addr2line は 16進数のアドレスを標準入力から読み込んで、各アドレスに 対応するファイル名と行番号を標準出力に表示します。 @@ -70,7 +70,7 @@ addr2line \- アドレスをファイル名と行番号に変換する ファイル名または関数名が特定できない場合は、 .B addr2line -はそれらが表示されるべき場所に二つのクエスチョンマークを表示します。 +はそれらが表示されるべき場所に 2 つのクエスチョンマークを表示します。 行番号が特定できない場合は .B addr2line は 0 を表示します。 @@ -122,7 +122,7 @@ info\c の項; .I The GNU Binary Utilities\c -\&, Roland H. Pesch (October 1991). +\&, Roland H. Pesch (October 1991) .SH 日本語訳 野首 寛高(hnokubi@yyy.or.jp): FreeBSD 用に翻訳 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/cccp.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/cccp.1 index 88c9831dec..833962a530 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/cccp.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/cccp.1 @@ -163,7 +163,7 @@ C プリプロセッサ \&\|'で指定したファイルと一緒に \c .I infile\c を読み込みます。 -入力ファイルの組合せで作られた出力は、 +入力ファイルの組み合わせで作られた出力は、 全て \c .I outfile\c \&に書かれます。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/chkey.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/chkey.1 index 727ba8b6bd..3fca43c160 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/chkey.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/chkey.1 @@ -1,5 +1,5 @@ .\" @(#)chkey.1 1.5 91/03/11 TIRPC 1.0; -.\" jpman %Id: chkey.1,v 1.2 1998/09/30 14:26:19 horikawa Stab % +.\" jpman %Id: chkey.1,v 1.3 1998/10/10 22:52:06 vanitas Stab % .\" Copyright (c) 1988 Sun Microsystems, Inc. - All Rights Reserved. .\" .Dd July 5, 1989 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/chmod.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/chmod.1 index 46d6dda687..830d0d9d78 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/chmod.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/chmod.1 @@ -253,7 +253,7 @@ permで指定したビットが、所有者、グループ、その他のそれぞれを umaskで では、モードビットを操作するためのオペレーションを 1 つ以上記述しなけ ればなりません。そして各オペレーションは記述した順番で適用されます。 .Pp -所有者とグループ以外の ``o'' のみに対して、 ''s'' や ``t'' の組合せの +所有者とグループ以外の ``o'' のみに対して、 ''s'' や ``t'' の組み合わせの .Ar perm 値が指定されても無視されます。 .Sh 使用例 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/ci.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/ci.1 index 1b8c1b0532..4428511ff9 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/ci.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/ci.1 @@ -120,7 +120,7 @@ ci \- RCSファイルにリビジョンをチェックインする .B \-u のオプションのうちのいずれかで指定することができます。 .I rev -はシンボル、数値、あるいは両者の組合せたものです。 +はシンボル、数値、あるいは両者の組み合わせたものです。 .I rev で使用するシンボル名は定義済みでなければなりません; チェックイン時にシンボル名を割り当てる方法については @@ -511,7 +511,7 @@ UNIXのようなコンマをファイル名中に含めることの出来る計算機では、通常 .B \-z オプションは \*r ファイルに格納されている日付(常に \*u です)には影響しません。 .SH "ファイル名規則" -\*r ファイルとワークファイルの組合せは3通りの方法で指定することができます。 +\*r ファイルとワークファイルの組み合わせは3通りの方法で指定することができます。 (使用例の項目も参照してください。) .PP 1) \*r ファイルとワークファイルの両方を指定する。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/ckdist.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/ckdist.1 index e9660b3070..47e7c04dea 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/ckdist.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/ckdist.1 @@ -2,7 +2,6 @@ .\" All rights reserved. .\" .\" %Id: ckdist.1,v 1.2 1997/09/15 06:33:51 charnier Exp % -.\" jpman %Id: ckdist.1,v 0.0 1998/09/12 16:02:07 horikawa Stab % .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions @@ -25,73 +24,81 @@ .\" IN ANY WAY OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE .\" POSSIBILITY OF SUCH DAMAGE. .\" +.\" jpman %Id: ckdist.1,v 1.3 1998/10/14 21:15:47 horikawa Stab % .Dd January 20, 1997 .Dt CKDIST 1 -.Os -.Sh NAME +.Os +.Sh 名称 .Nm ckdist -.Nd check software distributions -.Sh SYNOPSIS +.Nd ソフトウェアディストリビューションの検査 +.Sh 書式 .Nm ckdist .Bq Fl airsx .Bq Fl d Ar dir .Bq Fl n Ar name .Bq Fl t Ar type .Ar -.Sh DESCRIPTION -The +.Sh 解説 .Nm -utility reads "checksum" files (which are assumed to specify components -of a software distribution) and verifies the integrity of the -distribution by validating the checksum of each component file. -Both MD5 (128-bit "message digest") and .inf (32-bit CRC) checksum -formats are supported. +ユーティリティは「チェックサム」ファイルを読みます +(このファイルはソフトウェアディストリビューションの構成要素を +正確に特定していると仮定しています)。次に、このコマンドは、それぞれ +の構成ファイルのチェックサムを検証することでディストリビューション +が完全なことを証明します。MD5 (128 ビットの「メッセージの要約」) および +(32 ビットCRC)チェックサムフォーマットである .inf の両方を利用することが +出来ます。 .Pp -The +演算項である .Ar file -operands may refer to regular files or to directories. Regular files -named "md5", or which have an ".md5" or an ".inf" extension, are -assumed to be of the implied type, otherwise format is determined from -content. If a directory is specified, it is searched for -appropriately-named files only. +は通常ファイルかディレクトリを参照することが許されます。 +ファイル名が "md5" か、拡張子が ".md5" や ".inf" である通常ファイルは、 +それぞれの名称が示すタイプのファイルであると想定されます。 +これら以外の場合には、フォーマットはその内容により決められます。 +ディレクトリが指定された場合には、そのディレクトリを検索して、適切な +名前のファイルだけを探します。 .Pp -Options are as follows: +オプションは次のようになります: .Bl -tag -width 8n -offset indent .It Fl a -Report on all distribution components, not just those in respect of -which errors are detected. +何のエラーが検出されたか、だけでなく、ディストリビューションの +すべての構成要素について報告を行います。 .It Fl i -Ignore missing distribution components. +ディストリビューションの構成要素で存在しないものは、無視します。 .It Fl r -Search specified directories recursively. +指定されたディレクトリを再帰的に探索します。 .It Fl s -Suppress complaints about inaccessible checksum files and directories. +アクセス出来ないチェックサムファイルやディレクトリに +ついてのメッセージを抑止します。 .It Fl x -Verify the existence of distribution components (and also check sizes, -in the case of .inf files), but omit the more time-consuming step of -actually computing and comparing checksums. +ディストリビューションの構成要素が存在していることを +検証します。(そして又、.infファイルの場合にはファイルの +大きさを検査します)。しかし、実際にチェックサムを計算 +して比較する、時間のかかる段階は、省略します。 .It Fl d Ar dir -Look for distribution components in the directory -.Ar dir . +ディストリビューションの構成要素をこの +.Ar dir +ディレクトリの中で +探します。 .It Fl n Ar name -Access distribution components using the filename -.Ar name . -When accessing .inf file components, append the appropriate -extension to the filename. +.Ar name +というファイル名を用いてディストリビューションの +構成要素を探します。.inf拡張子のファイル構成要素にアクセス +するときはファイル名に適切な拡張子を付け加えます。 .It Fl t Ar type -Assume that all specified checksum files are of the format -.Ar type , -and search directories only for files in this format (where -.Ar type -is either "md5" or "inf"). +すべての指定されたチェックサムファイルは、フォーマットが +.Ar type +であると仮定します。このフォーマットのファイルだけを探して、 +ディレクトリを検索します。(このフォーマットの +.Ar type +は "md5" か "inf" のいずれかです)。 .El -.Sh SEE ALSO +.Sh 関連項目 cksum(1), md5(1) -.Sh DIAGNOSTICS -Exit status is 0 if no errors were detected, 1 if errors were found in -a distribution, and 2 if usage errors, inaccessible input files, or -other system errors were encountered. -.Sh NOTES -Both BSD and DOS versions of +.Sh 診断 +エラーが 1 つも検出されなければ、終了ステータスは0になります。 +ディストリビューションにエラーが発見された場合には、終了ステータスは 1 に +なります。使用上の誤りや、アクセスできない入力ファイル、または、 +システムに関わる他のエラーに遭遇した時は、終了ステータスは 2 になります。 +.Sh 注釈 .Nm -are available. +のBSD 及びDOSバージョンが、利用できます。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/cvs.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/cvs.1 index 6da2e4f547..586e5991ba 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/cvs.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/cvs.1 @@ -225,7 +225,7 @@ Cederqvist 著のマニュアルを参照して下さい。 の動作のステップを示すメッセージを表示します。 不慣れなコマンドの影響の可能性を調べるのに .B \-n -との組合せで特に有用です。 +との組み合わせで特に有用です。 .TP .B \-r 新しい作業ファイルを読み出し専用にします。 @@ -1380,7 +1380,7 @@ Cederqvist 著のマニュアルを参照して下さい。 する必要のない、数少ない \fBcvs\fP コマンドのうちの 1 つです。) 差分出力は標準出力デバイスに送られます。 (標準の \fB\-r\fP と \fB\-D\fP オプションを -使って) 1 つまたは 2 つのリビジョンまたは日時の任意の組合せを指定できます。 +使って) 1 つまたは 2 つのリビジョンまたは日時の任意の組み合わせを指定できます。 もしリビジョンまたは日時が 1 つしか指定されないと、 そのリビジョンまたは日時とその時点での .SM RCS diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/doscmd.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/doscmd.1 index 1af16ab70e..3c0c73bf9d 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/doscmd.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/doscmd.1 @@ -29,9 +29,9 @@ .\" .\" BSDI doscmd.1,v 2.3 1996/04/08 19:32:29 bostic Exp .\" -.\" jpman %Id: doscmd.1,v 1.2 1998/09/22 14:18:15 horikawa Stab % +.\" jpman %Id: doscmd.1,v 1.3 1998/10/13 21:31:33 vanitas Stab % .\" WORD: raw file ロウファイル (mknod.8 によると character special file) -.\" WORD: cooked device 加工されがデバイス (mknod.8 によると block special) +.\" WORD: cooked device 加工されたデバイス (mknod.8 によると block special) .Dd January 30, 1995 .Dt DOSCMD 1 .Os @@ -59,6 +59,8 @@ .Ar args を実行することができますし、 PC をエミュレートして DOS をブートすることもできます。 +DOS をブートする場合には、より多様な DOS アプリケーションを +実行することができます。 MS-DOS 6.2 以降は .Nm doscmd ではうまく扱えないようです。 @@ -475,7 +477,7 @@ DOS のように、まず が検索されます。 .Sh コンフィギュレーション変数 .Pp -doscmd の内部変数であり、実際には DOS の環境へは挿入されない変数が、 +doscmd の内部変数であり、実際の DOS の環境では設定されない変数が、 .Cm .doscmdrc ファイル中にいくつかあります。 それらを以下に示します: @@ -712,7 +714,7 @@ assign P: -ro /usr/prb というメッセージが表示された場合、環境変数 .Ev X11BASE を X Window System をインストールした場所 (通常 -.Ev X11BASE +.Pa /usr/X11R6 ) に設定し、ソースディレクトリ (通常 .Pa /usr/src/usr.bin/doscmd ) で @@ -725,4 +727,4 @@ X プログラマキットがインストールしてある必要があります。 .An Paul Borman .Sh 歴史 .Nm doscmd -は BSD/386 に登場しました。 +は BSD/386 に初めて登場しました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/ed.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/ed.1 index 8dd6502f12..980a6f5104 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/ed.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/ed.1 @@ -153,7 +153,7 @@ .Pp 行番号は、以下の一覧のうち 1 つおよび、補助的に付加される 相対行番号 (オフセット) から構成されます。 -相対行番号は、任意の数字の組合せと演算子、そして空白文字を含みます +相対行番号は、任意の数字の組み合わせと演算子、そして空白文字を含みます ( 例えば .Em + , .Em - @@ -170,7 +170,7 @@ これは「最初の行より前」を意味し、 それが正しい意味を持つ場合は常に利用可能です。 .Pp -行範囲は、カンマもしくはセミコロンで区切られた 2 つのアドレスで示されます。 +行範囲は、コンマもしくはセミコロンで区切られた 2 つのアドレスで示されます。 最初に指定される行番号は、2番目に指定される行番号を超える値を指定して はいけません。行範囲指定で行番号が 1 つしか指定されなかった場合には、2番目に 指定されるアドレスとして最初に指定されたアドレスが設定され @@ -680,7 +680,7 @@ ed スクリプトを作成する場合、スクリプトのデバッグのために、本コマンドを .Em r 、 .Em g 、 .Em p -のどのキャラクタとの組合せも可能です。 +のどのキャラクタとの組み合わせも可能です。 .Em n が指定されると、 .Em n diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/gcc.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/gcc.1 index 27e57d60e1..a8ea408dbc 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/gcc.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/gcc.1 @@ -584,7 +584,7 @@ C と C++ のコンパイラは統合されています。どちらの場合も、入力ファイル \&\|' のオプションのうちのどれかを使用して .B gcc\c \& に対してどこで処理を停止させるかを指定します。ここで、 -いくつかの組合せ (例えば +いくつかの組み合わせ (例えば `\|\c .B \-x cpp\-output \-E\c \&\|') は \c @@ -1815,7 +1815,7 @@ C++ プログラムにおいてテンプレートを使用している際に、デバッグが完全に 全ての上に挙げた `\|\c .B \-W\c \&\|' オプションを結合したものです。これらのオプションは全て、 -たとえマクロとの組合せ +たとえマクロとの組み合わせ であっても、避けたほうがいいと我々が推奨する用法や、 簡単に避けることができると我々が信じている用法に関するものです。 .PP diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/gtar.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/gtar.1 index 786f64c490..71b49e912c 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/gtar.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/gtar.1 @@ -166,7 +166,7 @@ tarfile は通常磁気テープを指しますが、フロッピディスケットや .Xr rmt 8 を使って、リモートマシン上の .Ar file -を読み書きします。"-" はファイルネームとして使用されることもありますが、 +を読み書きします。"-" はファイル名として使用されることもありますが、 これは標準入力から読み出したり、標準出力へ書き出したりするために使用されます。 .It Fl -force-local コロンがある時でさえ、アーカイブファイルはローカルのものとします。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/ipf.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/ipf.1 index 6dd918ac8a..38ef22ec8b 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/ipf.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/ipf.1 @@ -1,5 +1,5 @@ .TH IPF 1 -.\" jpman %Id: ipf.1,v 1.2 1998/10/09 17:00:20 horikawa Stab % +.\" jpman %Id: ipf.1,v 1.3 1998/10/15 12:27:39 kuma Stab % .SH 名称 ipf \- IP パケット入出力用のパケットフィルタリストを変更する .SH 書式 @@ -27,8 +27,8 @@ ipf \- IP パケット入出力用のパケットフィルタリストを変更する .PP \fBipf\fP が処理する各ルールは、解釈に問題がなければ、 カーネル内部のリストに追加されます。 -ルールは内部リストの最後に追加され、 -\fBipf\fP に与えられた時の出現順にマッチが行われます。 +ルールは、\fBipf\fP に与えられた時の出現順に一致する順序で +内部リストの最後に追加されます。 .SH オプション .TP .B \-A @@ -39,11 +39,11 @@ ipf \- IP パケット入出力用のパケットフィルタリストを変更する 各フィルタルールを処理するごとに、フィルタルールの 16 進数ダンプを作成します。 .TP .B \-D -(有効な場合) フィルタを無効にします。 +(フィルタが有効な場合) フィルタを無効にします。 ローダブルカーネルバージョンでは動作しません。 .TP .B \-E -(無効な場合) フィルタを有効にします。 +(フィルタが無効な場合) フィルタを有効にします。 ローダブルカーネルバージョンでは動作しません。 .TP .BR \-F \0<param> @@ -51,7 +51,8 @@ ipf \- IP パケット入出力用のパケットフィルタリストを変更する パラメータは、"i" (input; 入力), "o" (output; 出力), "a" (all; 全フィルタルールの除去) のいずれかです。 -単一レターまたは適切なレターで開始する語全体のどちらでもかまいません。 +レター一文字でも、またはそのレターで開始する語でも +どちらを用いてもかまいません。 実行オプションを指定するコマンドラインにおいて、 このオプションの位置は他のオプションの前でも後でもかまいません。 .TP @@ -112,7 +113,7 @@ IP フィルタが管理しているカーネル内インタフェースリストと、 ipfstat(1), ipftest(1), ipf(5), mkfilters(1) .SH 診断 .PP -カーネル内の実際のパケットフィルタリストを更新するには、 +カーネル内のパケットフィルタリストを実際に更新するには、 root として実行する必要があります。 .SH バグ .PP diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/ipftest.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/ipftest.1 index c4afa4518b..6dc2526217 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/ipftest.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/ipftest.1 @@ -1,5 +1,5 @@ .TH ipftest 1 -.\" jpman %Id: ipftest.1,v 1.2 1998/10/09 17:01:23 horikawa Stab % +.\" jpman %Id: ipftest.1,v 1.3 1998/10/15 13:05:45 kuma Stab % .SH 名称 ipftest \- 任意の入力に対してパケットフィルタルールをテストする .SH 書式 @@ -18,10 +18,11 @@ interface ] .SH 解説 .PP -\fBipftest\fP の提供の目的は、動作中に、 -フィルタルール集合をあるべき場所に置く必要なくテスト可能とすることであり、 -フィルタルールの効果をテストします。 -また、安全な IP 環境提供への影響を最小化することを望みます。 +\fBipftest\fP は、 +フィルタルール集合をあるべき場所に置かずにテストできるようにする +ために提供されています。 +これは動作して、フィルタルールの効果をテストします。 +安全な IP 環境を提供するに際し、混乱を最小にできればよいということです。 .PP \fBipftest\fP は、\fBipf\fP の標準ルールセットを解釈し、 これを入力に対して適用し、結果として出力を返します。 @@ -40,12 +41,12 @@ interface srchost[,srcport] dsthost[,destport] [FSRPAU] .fi .PP -インタフェース (if) にて、 +あるインタフェース (if) にて、 入る ("in") または出る ("out") パケットを生成できます。 -オプションとして 3 つの主なるプロトコルから 1 つを選択できます。 -TCP または UDP の場合、ポートパラメータも指定が必要です。 -TCP が選択された場合、(オプションとして) 最後の TCP フラグを指定可能です。 -以下に数例示します: +オプションとして主要プロトコル 3 つの中から 1 つを選択できます。 +TCP または UDP の場合、ポートパラメータの指定も必要です。 +TCP が選択された場合、(オプションとして) 最後に TCP フラグを指定可能です。 +以下に例を数個示します: .nf # le0 に到着する UDP パケット in on le0 udp 10.1.1.1,2210 10.2.1.5,23 @@ -59,11 +60,12 @@ TCP が選択された場合、(オプションとして) 最後の TCP フラグを指定可能です。 .B \-v 冗長モード。 通過したまたはしなかった入力パケットに対して -ルールのどの部分がマッチしたのかに関し、更なる情報を提供します。 +ルールのどの部分がマッチしたのかに関し、より詳しい情報を提供します。 .TP .B \-d フィルタルールデバッグをオンにします。 -現在、IP ヘッダチェックにおいて、ルールが マッチしなかった理由のみを表示します +現在は、IP ヘッダチェックにおいて、ルールがマッチしなかった理由を表示 +するだけです (アドレス/ネットマスクなど)。 .TP .B \-b diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/ipnat.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/ipnat.1 index ae6aa7edfe..3a7858665e 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/ipnat.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/ipnat.1 @@ -1,5 +1,5 @@ .TH IPNAT 1 -.\" jpman %Id: ipnat.1,v 1.2 1998/10/09 17:03:16 horikawa Stab % +.\" jpman %Id: ipnat.1,v 1.3 1998/10/15 13:17:52 kuma Stab % .SH 名称 ipnat \- NAT のユーザインタフェース .SH 書式 @@ -16,8 +16,8 @@ IP NAT に対し追加または削除するルールセットを求めます。 .PP \fBipnat\fP が処理する各ルールは、解釈に問題がなければ、 カーネル内部のリストに追加されます。 -ルールは内部リストの最後に追加され、 -\fBipnat\fP に与えられた時の出現順にマッチが行われます。 +ルールは、\fBipnat\fP に与えられた時の出現順に一致する順序で +内部リストの最後に追加されます。 .SH オプション .TP .B \-C @@ -25,16 +25,17 @@ IP NAT に対し追加または削除するルールセットを求めます。 .TP .B \-F 現在の NAT テーブル中のすべての活動エントリ -(現在活動状況の NAT マッピング) +(現在活動状態の NAT マッピング) を除去します。 .TP .B \-l 現在の NAT テーブルエントリマッピングのリストを表示します。 .TP .B \-n -このフラグ (無変更) は、\fBipf\fP が実際に ioctl を呼び出すことと、 +このフラグ (無変更) は、\fBipnat\fP が実際に ioctl を呼び出すことと、 現在実行中のカーネルを変更することを妨げます。 .\" ipf -> ipnat だと思う +.\" ipnat にしときました(kuma) .TP .B \-s NAT 統計を取り出して表示します。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/ipresend.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/ipresend.1 index 9c5008c59c..8a94cd2c86 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/ipresend.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/ipresend.1 @@ -1,8 +1,11 @@ .TH IPRESEND 1 -.\" jpman %Id: ipresend.1,v 0.0 1998/09/12 16:02:08 horikawa Stab % -.SH NAME -ipresend \- resend IP packets out to network -.SH SYNOPSIS +.\" jpman %Id: ipresend.1,v 1.3 1998/10/12 11:29:16 horikawa Stab % +.\" +.\" WORD: root root (スーパユーザのこと、「ルート」とカナ書きにしない) +.\" +.SH 名称 +ipresend \- IP パケットをネットワークに再送する +.SH 書式 .B ipsend [ .B \-EHPRSTX @@ -19,36 +22,39 @@ ipresend \- resend IP packets out to network .B \-r <\fIfilename\fP> ] -.SH DESCRIPTION +.SH 解説 .PP -\fBipresend\fP was designed to allow packets to be resent, once captured, -back out onto the network for use in testing. \fIipresend\fP supports a -number of different file formats as input, including saved snoop/tcpdump -binary data. -.SH OPTIONS +\fBipresend\fP は、テストの際に、一度受理したパケットを、ネットワークに対して +再送することができるようにするために設計されました。\fIipresend\fP は、 +入力として、snoop/tcpdump がセーブしたバイナリデータを含む、 +いくつかのファイル形式をサポートしています。 +.SH オプション .TP .BR \-d \0<interface> -Set the interface name to be the name supplied. This is useful with the -\fB\-P, \-S, \-T\fP and \fB\-E\fP options, where it is not otherwise possible -to associate a packet with an interface. Normal "text packets" can override -this setting. +指定した名前をインタフェース名として設定します。 +これは \fB\-P, \-S, \-T, \-E\fP オプションとともに、つまり、 +インタフェースの指定なしではパケットをあるインタフェースに対応付け +できない場合に使用すると有益です。普通の「テキストパケット」は +この設定を上書きすることがあります。 .TP .BR \-g \0<gateway> -Specify the hostname of the gateway through which to route packets. This -is required whenever the destination host isn't directly attached to the -same network as the host from which you're sending. +パケットを通すゲートウェイのホスト名を指定します。送出しようとする +ホストと同一のネットワークに直接接続されていないホストを終点とする場合は、 +つねにこのオプションが必要です。 .TP .BR \-m \0<MTU> -Specify the MTU to be used when sending out packets. This option allows you -to set a fake MTU, allowing the simulation of network interfaces with small -MTU's without setting them so. +パケットを送出する際に使用する MTU を指定します。このオプションを +使うことで、実際と異なる MTU を設定することができます。これにより、 +実際にネットワークインタフェースの MTU を小さく設定しなくても、 +小さな MTU を持つインタフェースをシミュレートすることができます。 .TP .BR \-r \0<filename> -Specify the filename from which to take input. Default is stdin. +入力を得るファイル名を指定します。デフォルトは標準入力です。 +.TP .B \-E -The input file is to be text output from etherfind. The text formats which -are currently supported are those which result from the following etherfind -option combinations: +入力ファイルの形式を etherfind のテキスト出力と想定します。 +現在サポートされているテキスト形式は、次の etherfind オプションの +組み合わせの結果生成されるものです。 .PP .nf etherfind -n @@ -57,29 +63,29 @@ option combinations: .LP .TP .B \-H -The input file is to be hex digits, representing the binary makeup of the -packet. No length correction is made, if an incorrect length is put in -the IP header. +入力ファイルの形式を、パケットを形成するバイナリデータを表す 16 進数と +想定します。IP ヘッダに間違った長さが置かれていても、長さ補正は +行ないません。 .TP .B \-P -The input file specified by \fB\-i\fP is a binary file produced using libpcap -(i.e., tcpdump version 3). Packets are read from this file as being input -(for rule purposes). +\fB\-i\fP で指定した入力ファイルは libpcap (すなわち tcpdump バージョン 3) +を用いて生成されたバイナリファイルです。このファイルからパケットが +入力として読み込まれます(よく使われます)。 .TP .B \-R -When sending packets out, send them out "raw" (the way they came in). The -only real significance here is that it will expect the link layer (i.e. -ethernet) headers to be prepended to the IP packet being output. +パケットを送出する際に、生データとして (受信したそのままを) 送出します。 +ここで本当に重要なことは、送出する IP パケットの前に +リンク層 (つまりイーサネット) ヘッダを付けることが必要なことです。 .TP .B \-S -The input file is to be in "snoop" format (see RFC 1761). Packets are read -from this file and used as input from any interface. This is perhaps the -most useful input type, currently. +入力ファイルの形式を、"snoop" の形式 (RFC 1761 参照) と想定します。 +パケットはこのファイルから読み込まれ、どのインタフェースの入力としても +用いられます。現在では最も有益な形式でしょう。 .TP .B \-T -The input file is to be text output from tcpdump. The text formats which -are currently supported are those which result from the following tcpdump -option combinations: +入力ファイルの形式を、tcpdump のテキスト出力形式と想定します。 +現在サポートされているテキスト形式は、以下の tcpdump オプションの組み合わせの +結果生成されるものです。 .PP .nf tcpdump -n @@ -91,16 +97,14 @@ option combinations: .LP .TP .B \-X -The input file is composed of text descriptions of IP packets. -.TP -.SH SEE ALSO +入力ファイルは、IP パケットのテキスト記述からなります。 +.SH 関連項目 snoop(1m), tcpdump(8), etherfind(8c), ipftest(1), ipresend(1), iptest(1), bpf(4), dlpi(7p) -.SH DIAGNOSTICS +.SH 診断 .PP -Needs to be run as root. -.SH BUGS +root で実行する必要があります。 +.SH バグ .PP -Not all of the input formats are sufficiently capable of introducing a -wide enough variety of packets for them to be all useful in testing. -If you find any, please send email to me at darrenr@pobox.com - +入力形式によっては、テストに有益なことがらすべてをカバーできるほど +十分に多種多様なパケットを表現できません。 +なにかお気づきの点があれば、darrenr@pobox.com までメール下さい。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/ipsend.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/ipsend.1 index 3daf132eae..2e977f8807 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/ipsend.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/ipsend.1 @@ -1,8 +1,8 @@ .TH IPSEND 1 -.\" jpman %Id: ipsend.1,v 0.0 1998/09/12 16:02:09 horikawa Stab % +.\" jpman %Id: ipsend.1,v 1.3 1998/10/12 11:29:47 horikawa Stab % .SH NAME -ipsend \- sends IP packets -.SH SYNOPSIS +ipsend \- IP パケットを送信する +.SH 書式 .B ipsend [ .B \-dITUv @@ -34,77 +34,80 @@ ipsend \- sends IP packets .B \-w <\fIwindow\fP> ] <destination> [TCP-flags] -.SH DESCRIPTION +.SH 解説 .PP -\fBipsend\fP can be compiled in two ways. The first is used to send one-off -packets to a destination host, using command line options to specify various -attributes present in the headers. The \fIdestination\fP must be given as -the last command line option, except for when TCP flags are specified as -a combination of A, S, F, U, P and R, last. +\fBipsend\fP は 2 種類の方法でコンパイルされている可能性があります。最初 +の方法は、コマンド行オプションを用いてさまざまな属性値をヘッダに入れた、 +一度だけのパケットを終点のホストに向けて送信するために用いられます。 +TCP フラグが A, S, F, U, P, R の組み合わせとして最後に指定される場合を除く +と、\fIdestionation\fP は最後のコマンド行オプションとして指定する必要 +があります。 .PP -The other way it may be compiled, with DOSOCKET defined, is to allow an -attempt at making a TCP connection using a with ipsend resending the SYN -packet as per the command line options. -.SH OPTIONS +もう一つの方法は、コンパイルの際に DOSOCKET が定義されている場合ですが、 +コマンド行オプションの指定により ipsend で SYN パケットを再送して、TCP +コネクションを作成しようとすることを可能とするために使用します。 +.SH オプション .TP .BR \-d -enable debugging mode. +デバッグモードを有効にします。 .TP .BR \-f \0<offset> -The \fI-f\fP allows the IP offset field in the IP header to be set to an -arbitrary value, which can be specified in decimal or hexidecimal. +\fI-f\fP を指定することにより、IP ヘッダの IP オフセットフィールドに +任意の値を設定することができます。この値は 10 進数または 16 進数で +指定することができます。 .TP .BR \-g \0<gateway> -Specify the hostname of the gateway through which to route packets. This -is required whenever the destination host isn't directly attached to the -same network as the host from which you're sending. +パケットを通すゲートウェイのホスト名を指定します。送出しようとする +ホストと同一のネットワークに直接接続されていないホストを終点とする場合は、 +つねにこのオプションが必要です。 .TP .BR \-i \0<interface> -Set the interface name to be the name supplied. +指定した名前をインタフェース名として設定します。 .TP .TP .BR \-m \0<MTU> -Specify the MTU to be used when sending out packets. This option allows you -to set a fake MTU, allowing the simulation of network interfaces with small -MTU's without setting them so. +パケットを送出する際に使用する MTU を指定します。このオプションを +使うことで、実際と異なる MTU を設定することができます。これにより、 +実際にネットワークインタフェースの MTU を小さく設定しなくても、 +小さな MTU を持つインタフェースをシミュレートすることができます。 .TP .BR \-o \0<option> -Specify options to be included at the end of the IP header. An EOL option -is automatically appended and need not be given. If an option would also -have data associated with it (source as an IP# for a lsrr option), then -this will not be initialised. +IP ヘッダの最後に含めるオプションを指定します。EOL オプションは自動的 +に付加されますので指定する必要はありません。関連するデータを持つオプション +(lsrr オプションでの始点 IP 番号) の場合、そのデータは初期化 +されません。 .TP .BR \-s \0<source> -Set the source address in the packet to that provided - maybe either a -hostname or IP#. +パケットの始点アドレスを指定した値で設定します。おそらくホスト名か IP +番号となるでしょう。 .TP .BR \-t \0<dest. port> -Set the destination port for TCP/UDP packets. +TCP/UDP パケットの終点ポートを設定します。 .TP .BR \-w \0<window> -Set the window size for TCP packets. +TCP パケットのウィンドウサイズを設定します。 .TP .B \-I -Set the protocol to ICMP. +プロトコルを ICMP として設定します。 .TP .B \-P <protocol> -Set the protocol to the value given. If the parameter is a name, the name -is looked up in the \fI/etc/protocols\fP file. +プロトコルを指定した値で設定します。パラメータが名前の場合、その名前を +使って \fI/etc/protocols\fP ファイルを検索します。 .TP .B \-T -Set the protocol to TCP. +プロトコルを TCP として設定します。 .TP .B \-U -Set the protocol to UDP. +プロトコルを UDP として設定します。 .TP .BR \-d -enable verbose mode. +冗長モードをオンにします。 .DT -.SH SEE ALSO +.SH 関連項目 ipsend(1), ipresend(1), iptest(1), protocols(4), bpf(4), dlpi(7p) -.SH DIAGNOSTICS +.SH 診断 .PP -Needs to be run as root. -.SH BUGS +root で実行する必要があります。 +.SH バグ .PP -If you find any, please send email to me at darrenr@pobox.com +なにかお気づきの点があれば、darrenr@pobox.com までメール下さい。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/iptest.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/iptest.1 index a50031bf25..6226912d82 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/iptest.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/iptest.1 @@ -1,8 +1,8 @@ .TH IPTEST 1 -.\" jpman %Id: iptest.1,v 0.0 1998/09/12 16:02:09 horikawa Stab % -.SH NAME -iptest \- automatically generate a packets to test IP functionality -.SH SYNOPSIS +.\" jpman %Id: iptest.1,v 1.2 1998/10/14 10:50:54 horikawa Stab % +.SH 名称 +iptest \- IP 機能を検証するためのパケットを自動生成する +.SH 書式 .B iptest [ .B \-1234567 @@ -22,81 +22,113 @@ iptest \- automatically generate a packets to test IP functionality .B \-s <\fIsource\fP> ] <destination> -.SH DESCRIPTION +.SH 解説 .PP \fBiptest\fP ... -.SH OPTIONS +.SH オプション .TP .B \-1 -Run IP test group #1. This group of tests generates packets with the IP -header fields set to invalid values given other packet characteristics. -The point tests are: 1 (ip_hl < ip_len), 2 (ip_hl > ip_len), -3 (ip_v < 4), 4 (ip_v > 4), 5 (ip_len < packetsize, long packets), -6 (ip_len > packet size, short packets), 7 (Zero length fragments), -8 (packet > 64k after reassembly), 9 (IP offset with MSB set), 10 (ttl -variations). +IP テストグループ #1 を実行します。 +このテストグループが生成するパケットは、 +IP ヘッダフィールドが不正な値に設定され、 +他のパケットの特質は与えられます。 +ポイントとなるテストは次の通りです: +1 (ip_hl < ip_len)、 +2 (ip_hl > ip_len)、 +3 (ip_v < 4)、 +4 (ip_v > 4)、 +5 (ip_len < パケットサイズ、長いパケット)、 +6 (ip_len > パケットサイズ、短いパケット)、 +7 (長さ 0 のフラグメント)、 +8 (再アセンブル後のパケット長が 64k 以上)、 +9 (MSB がセットされた IP オフセット)、 +10 (ttl のバリエーション)。 .TP .B \-2 -Run IP test group #2. This group of tests generates packets with the IP -options constructed with invalid values given other packet characteristics. -The point tests are: 1 (option length > packet length), 2 (option length = 0). +IP テストグループ #2 を実行します。 +このテストグループが生成するパケットは、 +IP オプションが不正な値に設定され、 +他のパケットの特質は与えられます。 +ポイントとなるテストは次の通りです: +1 (オプション長 > パケット長)、 +2 (オプション長 = 0)。 .TP .B \-3 -Run IP test group #3. This group of tests generates packets with the ICMP -header fields set to non-standard values. The point tests are: 1 (ICMP types -0-31 & 255), 2 (type 3 & code 0 - 31), 3 (type 4 & code 0, 127, 128, 255), -4 (type 5 & code 0, 127, 128, 255), 5 (types 8-10,13-18 with codes 0, 127, -128 and 255), 6 (type 12 & code 0, 127, 128, 129, 255) and 7 (type 3 & codes -9-10, 13-14 and 17-18 - shortened packets). +IP テストグループ #3 を実行します。 +このテストグループが生成するパケットは、 +ICMP ヘッダフィールドが非標準値になっています。 +ポイントとなるテストは次の通りです: +1 (ICMP タイプ 0-31 と 255)、 +2 (タイプ 3 でコード 0 - 31)、 +3 (タイプ 4 でコード 0, 127, 128, 255)、 +4 (タイプ 5 でコード 0, 127, 128, 255)、 +5 (タイプ 8-10, 13-18 でコード 0, 127, 128, 255)、 +6 (タイプ 12 でコード 0, 127, 128, 129, 255)、 +7 (タイプ 3 でコード 9-10, 13-14, 17-18 - 短縮されたパケット)。 .TP .B \-4 -Run IP test group #4. This group of tests generates packets with the UDP -header fields set to non-standard values. The point tests are: 1 (UDP length -> packet size), 2 (UDP length < packetsize), 3 (sport = 0, 1, 32767, 32768, -65535), 4 (dport = 0, 1, 32767, 32768, 65535) and 5 (sizeof(struct ip) <= MTU -<= sizeof(struct udphdr) + sizeof(struct ip)). +IP テストグループ #4 を実行します。 +このテストグループが生成するパケットは、 +UDP ヘッダフィールドが非標準値になっています。 +ポイントとなるテストは次の通りです: +1 (UDP 長 > パケットサイズ)、 +2 (UDP 長 < パケットサイズ)、 +3 (sport = 0, 1, 32767, 32768, 65535)、 +4 (dport = 0, 1, 32767, 32768, 65535)、 +5 (sizeof(struct ip) <= MTU <= sizeof(struct udphdr) + sizeof(struct ip))。 .TP .B \-5 -Run IP test group #5. This group of tests generates packets with the TCP -header fields set to non-standard values. The point tests are: 1 (TCP flags -variations, all combinations), 2 (seq = 0, 0x7fffffff, 0x8000000, 0xa0000000, -0xffffffff), 3 (ack = 0, 0x7fffffff, 0x8000000, 0xa0000000, 0xffffffff), -4 (SYN packet with window of 0, 32768, 65535), 5 (set urgent pointer to 1, -0x7fff, 0x8000, 0xffff), 6 (data offset), 7 (sport = 0, 1, 32767, 32768, -65535) and 8 (dport = 0, 1, 32767, 32768, 65535). +IP テストグループ #5 を実行します。 +このテストグループが生成するパケットは、 +TCP ヘッダフィールドが非標準値になっています。 +ポイントとなるテストは次の通りです: +1 (TCP フラグのバリエーション、すべての組み合わせ)、 +2 (seq = 0, 0x7fffffff, 0x8000000, 0xa0000000, 0xffffffff)、 +3 (ack = 0, 0x7fffffff, 0x8000000, 0xa0000000, 0xffffffff)、 +4 (ウィンドウ 0, 32768, 65535 の SYN パケット)、 +5 (緊急ポインタを 1, 0x7fff, 0x8000, 0xffff に設定)、 +6 (データオフセット)、 +7 (sport = 0, 1, 32767, 32768, 65535)、 +8 (dport = 0, 1, 32767, 32768, 65535)。 .TP .B \-6 -Run IP test group #6. This test generates a large number of fragments in -an attempt to exhaust the network buffers used for holding packets for later -reassembly. WARNING: this may crash or cause serious performance degradation -to the target host. +IP テストグループ #6 を実行します。 +このテストでは、大量のフラグメントを生成して、 +後に再アセンブルするためにパケットを保持するための +ネットワークバッファを溢れさせようとします。 +警告: 対象ホストをクラッシュさせたり、 +深刻な性能劣化を生じさせるかもしれません。 .TP .B \-7 -Run IP test group #7. This test generates 1024 random IP packets with only -the IP version, checksum, length and IP offset field correct. +IP テストグループ #7 を実行します。 +このテストでは、1024 個のランダムな IP パケットを生成します。 +このパケットは、 +IP バージョン、チェックサム、長さ、IP オフセットのフィールドのみからなります。 .TP .BR \-d \0<interface> -Set the interface name to be the name supplied. +インタフェース名を指定されたものに設定します。 .TP .BR \-g \0<gateway> -Specify the hostname of the gateway through which to route packets. This -is required whenever the destination host isn't directly attached to the -same network as the host from which you're sending. +パケットの経路となるゲートウェイのホスト名を指定します。 +宛先ホストが、 +パケットを送出するホストと同一のネットワークに直接接続されていない場合には、 +かならず必要となります。 .TP .BR \-m \0<MTU> -Specify the MTU to be used when sending out packets. This option allows you -to set a fake MTU, allowing the simulation of network interfaces with small -MTU's without setting them so. +パケットを送出する際に使用する MTU を指定します。このオプションを +使うことで、実際と異なる MTU を設定することができます。これにより、 +実際にネットワークインタフェースの MTU を小さく設定しなくても、 +小さな MTU を持つインタフェースをシミュレートすることができます。 .TP .B \-p <test> -Run a... +指定したものを実行... .DT -.SH SEE ALSO +.SH 関連項目 ipsend(1), ipresend(1), bpf(4), ipsend(5), dlpi(7p) -.SH DIAGNOSTICS -Only one of the numeric test options may be given when \fIiptest\fP is run. +.SH 診断 +\fIiptest\fP 実行時には、数値テストオプションは 1 つのみ指定可能です。 .PP -Needs to be run as root. -.SH BUGS +root として実行する必要があります。 +.SH バグ .PP -If you find any, please send email to me at darrenr@pobox.com +バグをみつけたら、darrenr@cyber.com.au に電子メールを送ってください。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/keyinit.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/keyinit.1 index ee88780304..ac8f210a42 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/keyinit.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/keyinit.1 @@ -27,7 +27,7 @@ S/Key データベースが更新された後では、普通の UNIX パスワードか S/Key 実際のパスワードをネットワークを通して送ることを避けることができます。 このプログラムは、リモートマシンにログインするために使う 一回利用パスワードを返します。 -この入力は、マウスを使ったカット・アンド・ペースト操作で利用すると +この入力は、マウスを使ったカットアンドペースト操作で利用すると もっとも便利です。別の方法として、 .Nm key コマンドを利用して @@ -64,16 +64,16 @@ S/Key データベースが更新された後では、普通の UNIX パスワードか S/Key .Fl s を組み合わせて使うことができます。 これを行うためには、 -まずあるウインドウで +まずあるウィンドウで .Nm を実行してカウントと種を入力し、 -その後別のウインドウで +その後別のウィンドウで .Nm key を実行して そのカウントと種に当てはまる正しい 6 つの英単語を生成します。 -それから、カット・アンド・ペースト等で +それから、カットアンドペースト等で .Nm -のウインドウへ 6 つの英単語を複製してください。 +のウィンドウへ 6 つの英単語を複製してください。 .It Ar user ID 変更したり加えたりするユーザの ID です。 .El diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/keylogout.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/keylogout.1 index b0b25c7466..08fa9fd517 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/keylogout.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/keylogout.1 @@ -1,5 +1,5 @@ .\" @(#)keylogout.1 1.4 91/03/11 TIRPC 1.0; from 1.3 89/07/26 SMI; -.\" jpman %Id: keylogout.1,v 1.2 1998/09/30 14:29:36 horikawa Stab % +.\" jpman %Id: keylogout.1,v 1.3 1998/10/11 20:56:51 vanitas Stab % .Dd April 15, 1989 .Dt KEYLOGOUT 1 .Os diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/mail.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/mail.1 index a96aeb5ce9..d24051c2f1 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/mail.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/mail.1 @@ -99,7 +99,7 @@ tty の割り込みシグナルを無視します。 .Ar list へ送ります。 .Ar list -はカンマで区切られた名前のリストとなります。 +はコンマで区切られた名前のリストとなります。 .It Fl f あなたの .Ar mbox diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/mptable.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/mptable.1 index 413d0ab1ce..366b89edb1 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/mptable.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/mptable.1 @@ -21,7 +21,7 @@ .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .Dd April 28, 1997 -.\" jpman %Id: mptable.1,v 1.2 1998/10/06 08:05:41 yohta Stab % +.\" jpman %Id: mptable.1,v 1.3 1998/10/10 15:47:25 horikawa Stab % .Dt MPTABLE 1 .Os .Sh 名称 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/objcopy.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/objcopy.1 index d6d39bc513..c182833712 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/objcopy.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/objcopy.1 @@ -1,6 +1,6 @@ .\" Copyright (c) 1991, 93, 94, 95, 96, 1997 Free Software Foundation .\" See section COPYING for conditions for redistribution -.\" jpman %Id: objcopy.1,v 1.2 1998/10/10 08:45:41 hnokubi Stab % +.\" jpman %Id: objcopy.1,v 1.3 1998/10/12 11:30:30 horikawa Stab % .TH objcopy 1 "October 1994" "cygnus support" "GNU Development Tools" .de BP .sp @@ -226,7 +226,7 @@ interleave は \fB\-b\fP か \fB\-\-byte\fP のどちらも指定されていない .TP .B \fB\-\-set\-section\-flags=\fIsection=flags 指定されたセクションのフラグを設定します。引数 \fIflags\fP は -フラグ名をカンマで区切った文字列です。認識するフラグ名は +フラグ名をコンマで区切った文字列です。認識するフラグ名は \fIalloc\fP、\fIload\fP、\fIreadonly\fP、\fIcode\fP、\fIdata\fP、 \fIrom\fP です。すべてのフラグがすべてのオブジェクトファイル形式で 意味を持つとは限りません。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/objdump.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/objdump.1 index c120c87b32..a7ac6d0b34 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/objdump.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/objdump.1 @@ -1,6 +1,6 @@ .\" Copyright (c) 1991, 1996, 1997 Free Software Foundation .\" See section COPYING for conditions for redistribution -.\" jpman %Id: objdump.1,v 1.2 1998/10/04 16:12:23 hnokubi Stab % +.\" jpman %Id: objdump.1,v 1.3 1998/10/12 11:31:19 horikawa Stab % .TH objdump 1 "5 November 1991" "cygnus support" "GNU Development Tools" .de BP .sp @@ -121,7 +121,7 @@ a.out のような形式を使って、セクションを特定のアドレスに .BI "\-b " "bfdname"\c .TP .BI "\-\-target=" "bfdname" -オブジェクトファイルのオブジェクト・コード形式を +オブジェクトファイルのオブジェクトコード形式を \c .I bfdname\c \& で指定します。これはおそらく不要です; \c @@ -184,7 +184,7 @@ objdump\ \-b\ oasys\ \-m\ vax\ \-h\ fu.o .TP .B \-\-disassemble\-zeroes -通常は逆アセンブル出力でゼロが連続する部分は飛ばされます。 +通常は逆アセンブル出力で 0 が連続する部分は飛ばされます。 このオプションは逆アセンブラに、そういった部分も他のデータと 同様に逆アセンブルするように指示します。 @@ -297,9 +297,9 @@ Sレコードのような、アーキテクチャ情報を持たないオブジェクトファイルを .TP .B \-\-stabs ELFファイルの .stab、.stab.index、.stab.excl セクションの内容を -表示します。 これは .stab デバッグシンボル・テーブルのエントリが +表示します。 これは .stab デバッグシンボルテーブルのエントリが ELFセクションに格納されている (Solaris 2.0 のような) システムでのみ -有用です。他の大部分のファイル形式では、デバッグシンボル・テーブルの +有用です。他の大部分のファイル形式では、デバッグシンボルテーブルの エントリはリンケージシンボルに差し込まれていて、 .B \-\-syms での出力で見ることが出来ます。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/perl.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/perl.1 index 0ce690e653..c8b931c5f6 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/perl.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/perl.1 @@ -2219,7 +2219,7 @@ LIST の中に一つ以上の引数があるか、LIST が一つ以上の値を持つ配列ならば、 .Sp もし、最初の引数を本当に実行したいのでなく、実行しようとしている プログラムの名前を詐称したいだけなら、本当に走らせたいプログラムを変数に -割り当てて、LIST の前に変数の名前をカンマを付けずに置くように +割り当てて、LIST の前に変数の名前をコンマを付けずに置くように 指定できます。 (これは、たとえ単一スカラしかリストに無くても、常に多くの値を持つ リストとして LIST の解釈を強制します。) @@ -3169,7 +3169,7 @@ double -> float -> double という変換は精度を失うだろうということに .Ip "print FILEHANDLE LIST" 8 .Ip "print LIST" 8 .Ip "print" 8 -文字列または、カンマ区切りの文字列のリストを表示します。 +文字列または、コンマ区切りの文字列のリストを表示します。 成功すると、0 以外を返します。 FILEHANDLE は、ファイルハンドルの名前を保持したスカラ変数名でも かまいません。これにより 1 レベルの間接指定ができます。 @@ -4645,7 +4645,7 @@ picture 行は、その中で値が置換される特定のフィールドを除けば、 その行に書かれているのは @* だけでなくてはいけません。 .PP 値は、次の行で指定され、picture フィールドと同じ順となります。 -値はカンマで区切られていなければなりません。 +値はコンマで区切られていなければなりません。 .PP @ でなく ^ で始まる picture フィールドは、特別な扱いになります。 指定する値は、テキスト文字列が入っているスカラ変数名でなければ @@ -4886,7 +4886,7 @@ reset \*(L"a\-zA\-Z\*(R" で予約変数まで消されてしまうようなことに (覚え方: / は詩をクォートするとき行境界の区切りとして使える。) .Ip $, 8 print 演算子のための出力フィールド区切り文字。 -通常は、print 演算子は単にカンマ区切りで指定したフィールドを +通常は、print 演算子は単にコンマ区切りで指定したフィールドを 出力します。より .IR awk に似た挙動をさせるためには、フィールド間に出力する文字を @@ -4902,7 +4902,7 @@ $, と似ていますが、この変数の異なる点は、"" で囲まれた .Ip $\e 8 print 演算子の出力レコードセパレータ文字。 通常 print 演算子は、後に改行やレコードセパレータ文字を続いていないと -推定して、単にカンマ区切りの指定フィールドを出力します。 +推定して、単にコンマ区切りの指定フィールドを出力します。 より .IR awk に似た挙動をさせるためには、print の終りに出力する文字を指定する @@ -5081,7 +5081,7 @@ $0 修飾子への代入は、ps(1) プログラムの引数の部分を参照して下さい。 の SUBSEP と同じです。 キーとしてバイナリデータを使うと、$; として安全な値はないだろうという ことに気をつけて下さい。 -(覚え方: カンマ (文法上添字の区切り) はセミコロンの半分。 +(覚え方: コンマ (文法上添字の区切り) はセミコロンの半分。 これは、ちょっとひどいね。でも、$, は他のもっと重要なことに 取られているので。) .Ip $! 8 2 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/ps.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/ps.1 index 8398e0f570..d5cac67fb4 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/ps.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/ps.1 @@ -127,20 +127,10 @@ uid, pid, ppid, cpu, pri, nice, vsz, rss, wchan, state, tt, time, command。 プロセス .Tn ID の後に挿入する形式で表示します。 -.\"キーワードの列 -.\".Ar fmt -.\"は、空白あるいはカンマで区切って指定します。 -.\"(訳中)2.2.1Rの記述には確認できないのでコメントアウトしました。 -.\" 2.2.1R 対象(1997/05/16) Takeshi MUTOH <mutoh@info.nara-k.ac.jp> 各キーワードの後ろには、等号 (``='') と文字列を追加しても構いません。 この場合、標準のヘッダの代わりに指定された文字列が表示されます。 .It Fl o 指定されたキーワードに関する情報を、表示します。 -.\"キーワードの列 -.\".Ar fmt -.\"は、空白あるいはカンマで区切って指定します。 -.\"(訳中)2.2.1Rの記述には確認できないのでコメントアウトしました。 -.\" 2.2.1R 対象(1997/05/16) Takeshi MUTOH <mutoh@info.nara-k.ac.jp> 各キーワードの後ろには、等号(``='')と文字列を追加しても構いません。 この場合、標準のヘッダの代わりに指定された文字列が表示されます。 .It Fl p diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/rcsfreeze.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/rcsfreeze.1 index 963c6183e1..324230889f 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/rcsfreeze.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/rcsfreeze.1 @@ -13,7 +13,7 @@ rcsfreeze \- RCS に登録されているファイルの構成を記録する .RI [ "name" ] .SH 解説 .B rcsfreeze -は、\*r ファイルの有効な組合せにシンボリックなリビジョン番号を割り当てます。 +は、\*r ファイルの有効な組み合わせにシンボリックなリビジョン番号を割り当てます。 .PP .B rcsfreeze は、ソフトウェアの新しい版が登録されるたびに実行されるような diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/refer.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/refer.1 index f8df4401b0..01ad1900fd 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/refer.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/refer.1 @@ -745,7 +745,7 @@ bracket-label \e*([. \e*(.] ", " の項を参照して下さい。 このコマンドは参考文献リストの中で明示的なラベルは使いたくないが、何ら かの方法で日付を修飾することによって曖昧さを取り除きたい場合に便利です。 -通常、テキスト中で使用されているラベルは作者と日付の組合せになります。 +通常、テキスト中で使用されているラベルは作者と日付の組み合わせになります。 ほとんどの場合、 .B no-label-in-reference コマンドも使う必要があります。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/tar.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/tar.1 index 786f64c490..71b49e912c 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/tar.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/tar.1 @@ -166,7 +166,7 @@ tarfile は通常磁気テープを指しますが、フロッピディスケットや .Xr rmt 8 を使って、リモートマシン上の .Ar file -を読み書きします。"-" はファイルネームとして使用されることもありますが、 +を読み書きします。"-" はファイル名として使用されることもありますが、 これは標準入力から読み出したり、標準出力へ書き出したりするために使用されます。 .It Fl -force-local コロンがある時でさえ、アーカイブファイルはローカルのものとします。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/tcpdump.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/tcpdump.1 index b26275c589..1271640e1c 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/tcpdump.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/tcpdump.1 @@ -797,7 +797,7 @@ TCP プロトコル行の一般的な形式は、以下の通りです。 .RE \fIsrc\fP と \fIdst\fP は、それぞれ送信元と宛先の IP アドレスと ポート番号です。\fIflags\fP の部分には、S (SYN),F (FIN), P (PUSH) ,R (RST) -の組合せ、もしくは単なる `.' (フラグなし)が入ります。 +の組み合わせ、もしくは単なる `.' (フラグなし)が入ります。 \fIdata-seqno\fP は、このパケット内のデータがシーケンス空間のどの部分に あたるかを示します(以下の例を参照して下さい)。 \fIack\fP は、本コネクション上を逆方向に次に流れるデータパケットの diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/tip.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/tip.1 index d1df2d0a63..f716ec1e4a 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/tip.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/tip.1 @@ -63,7 +63,7 @@ 入力された文字は通常は直接リモートマシンに転送されます (それは同様にエコーされます)。 行頭にチルダ文字 (`~') が入力された場合には、これはエスケープ文字として -働きます; 以下の組合せが認識されます: +働きます; 以下の組み合わせが認識されます: .Bl -tag -width flag .It Ic \&~^D No または Ic \&~ . コネクションを切断し、プログラムを終了します @@ -141,7 +141,7 @@ システムコールをサポートしていないシステムの場合には、回線速度の 変更と .Dv DEL -文字の組合せでブレイクをシミュレートします。 +文字の組み合わせでブレイクをシミュレートします。 .It Ic \&~s 変数をセットします (以下の記述を参照してください)。 .It Ic \&~^Z diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/troff.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/troff.1 index 4b9a7bcea5..d43098acea 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/troff.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/troff.1 @@ -403,7 +403,7 @@ troff におけるリクエストおよびエスケープシーケンスは .B \eN エスケープシーケンスは .B char -リクエストとの組合せにより便利に使えます: +リクエストとの組み合わせにより便利に使えます: .RS .IP .B @@ -1919,7 +1919,7 @@ GNU torff では、 出力文字が入力文字から構成されるのは、 出力文字が現在の出力行に追加される直前です。 マクロ/転換/文字列は実際同じタイプのオブジェクトです; -すなわち入力文字のリストと出力の文字の任意の組合せのリストを保持しています。 +すなわち入力文字のリストと出力の文字の任意の組み合わせのリストを保持しています。 マクロ処理においては出力文字は入力文字のようには振舞いません; 出力文字は、その元の入力文字が持っていた特殊なプロパティを 一切継承しません。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/truss.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/truss.1 index beda921c09..205c01821e 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/truss.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/truss.1 @@ -1,5 +1,5 @@ .Dd Nov 23, 1997 -.\" jpman %Id: truss.1,v 1.2 1998/10/06 20:28:40 vanitas Stab % +.\" jpman %Id: truss.1,v 1.3 1998/10/12 11:31:39 horikawa Stab % .\" .\" WORD: trace トレース(する)[ktrace.1, mtrace.8] .\" @@ -29,7 +29,7 @@ command オプションは以下のとおりです : .Bl -tag -width indent .It Fl S -プロセスが受信するシグナルについての情報は表示しない。 +プロセスが受信するシグナルについての情報は表示しません。 (通常、 .Nm はシステムコールイベントと同様、シグナル情報も表示します。) @@ -66,6 +66,7 @@ command コマンドは .An Sean Eric Fagan が -.Bx Free Ns 用に作成しました。 +.Bx Free +用に作成しました。 System V Release 4 や SunOS で利用可能な 類似のコマンドをモデルにしました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/uustat.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/uustat.1 index 170450cc66..f34b487566 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/uustat.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/uustat.1 @@ -135,7 +135,8 @@ hours ] .B \-\-older-than, .B \-y, .B \-\-younger-than -のいずれかのオプションが指定されると、指定条件の組合せに合致するすべてのジョブを +のいずれかのオプションが指定されると、 +指定条件の組み合わせに合致するすべてのジョブを 表示します。 .B \-K diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/vi.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/vi.1 index 4f70d3ac58..546191c74f 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/vi.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/vi.1 @@ -1348,7 +1348,7 @@ Define additional directories to search for files being edited. 画面のウィンドウサイズを設定します。 .TP .B "windowname [off]" -アイコン名、ウインドウ名を、たとえエディタ終了時に戻すことができなく +アイコン名、ウィンドウ名を、たとえエディタ終了時に戻すことができなく なるとしても、現在作業中のファイル名に変えます。 .TP .B "wraplen, wl [0]" diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/window.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/window.1 index b6eb76df5c..e15b88cb76 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/window.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/window.1 @@ -40,7 +40,7 @@ .Os BSD 4.3 .Sh 名称 .Nm window -.Nd ウインドウ環境を実現します +.Nd ウィンドウ環境を実現します .Sh 書式 .Nm window .Op Fl t @@ -52,23 +52,23 @@ .Nm window は、 .Tn ASCII -端末上でウインドウ環境を実装します。 +端末上でウィンドウ環境を実装します。 .Pp -ウインドウとは物理的な端末スクリーンの中の部分的な長方形部分を指し、 +ウィンドウとは物理的な端末スクリーンの中の部分的な長方形部分を指し、 ここをプロセスの集合が利用します。その大きさと位置はユーザがいつでも 変更できます。プロセスは 標準入力、標準出力、標準エラー出力を通して端末と通信する通常の方法と -同じ方法で、そのウインドウと通信します。 -ウインドウプログラムはそのウインドウに対する入力と出力のリダイレクトに関する -細かい処理を行います。どんな時でも、 1 つのウインドウだけがキーボードからの -入力を受けることが出来ますが、全てのウインドウが同時にディスプレイへの出力を +同じ方法で、そのウィンドウと通信します。 +ウィンドウプログラムはそのウィンドウに対する入力と出力のリダイレクトに関する +細かい処理を行います。どんな時でも、 1 つのウィンドウだけがキーボードからの +入力を受けることが出来ますが、全てのウィンドウが同時にディスプレイへの出力を 送ることが可能です。 .Pp .Nm window が立ち上がった時、ユーザのホームディレクトリにある .Pa .windowrc 内のコマンドが実行されます。もしこのファイルが存在しない時は、 -デフォルトとして同じ大きさのウインドウが 2 つ作成されます。 +デフォルトとして同じ大きさのウィンドウが 2 つ作成されます。 .Pp コマンドラインオプションには以下のものがあります。 .Bl -tag -width Fl @@ -81,7 +81,7 @@ terse モードをオンにします 高速モードです。スタートアップ動作は何もしません。 .It Fl d .Pa .windowrc -を無視する代わりに 2 つのデフォルトウインドウを作成します。 +を無視する代わりに 2 つのデフォルトウィンドウを作成します。 .It Fl e Ar escape-char エスケープ文字を .Ar escape-char @@ -98,28 +98,28 @@ terse モードをオンにします をロングコマンド(以下参照)として最初に実行します。 .El .Pp -ウインドウはオーバラップ可能で、枠が必要です。 -各ウインドウには、``1'' から ``9'' の数字のうちの一つの名前が +ウィンドウはオーバラップ可能で、枠が必要です。 +各ウィンドウには、``1'' から ``9'' の数字のうちの一つの名前が 付いています。この一文字の識別子は、ユーザが定義できるラベル文字と -同じように、ウインドウのフレームの上の辺に表示されます。 -ウインドウは +同じように、ウィンドウのフレームの上の辺に表示されます。 +ウィンドウは .Ar フォアグラウンド -にあるように設計されています。フォアグランドウインドウは、 -普通の他のフォアグラウンドではないウインドウよりもつねに上にあります。 -このウインドウより上になるのは、他のフォアグランドウインドウだけです。 -ウインドウは、端末画面の辺内に完全に入っている必要はありません。 -したがって、(画面よりも大きくても良い)大きいウインドウは、その全画面の +にあるように設計されています。フォアグランドウィンドウは、 +普通の他のフォアグラウンドではないウィンドウよりもつねに上にあります。 +このウィンドウより上になるのは、他のフォアグランドウィンドウだけです。 +ウィンドウは、端末画面の辺内に完全に入っている必要はありません。 +したがって、(画面よりも大きくても良い)大きいウィンドウは、その全画面の 一部分だけが表示されるでしょう。 .Pp -各ウインドウは、カーソルと制御機能を持っています。最も知的な端末操作、 +各ウィンドウは、カーソルと制御機能を持っています。最も知的な端末操作、 すなわち行や文字消去や挿入が提供されています。下線を引いたり反転表示等の ディスプレイモードは、端末によって提供されている場合には、利用可能です。 -更に、複数ページ分のメモリがある端末と同じように、各ウインドウは -ウインドウ画面に表示されるよりも多くの行を保持できるテキストバッファを +更に、複数ページ分のメモリがある端末と同じように、各ウィンドウは +ウィンドウ画面に表示されるよりも多くの行を保持できるテキストバッファを 持っています。 .Ss プロセス環境 -新しく作成されたウインドウでは、 -呼び出されたウインドウからプロセス環境を引き継いで、 +新しく作成されたウィンドウでは、 +呼び出されたウィンドウからプロセス環境を引き継いで、 シェルプログラムが実行されます。 標準入力・出力・エラー出力は、仮想端末 ( .Xr pty 4 @@ -131,7 +131,7 @@ terse モードをオンにします 仮想端末が使われている場合、特別な文字やモード( .Xr stty 1 参照)は、物理端末から複製されます。 -このウインドウに対する +このウィンドウに対する .Xr termcap 5 のエントリが作成されて、環境として( .Xr environ 7 @@ -140,8 +140,8 @@ terse モードをオンにします に渡されます。 termcap エントリには、下線・反転表示・その他の表示モード・ 可能であれば端末のファンクションキーによって生み出されるコード等の -物理端末からの情報と同じように、ウインドウの大きさや特徴が含まれています。 -更に、仮想端末のウインドウサイズ属性は、ウインドウの大きさを反映するように +物理端末からの情報と同じように、ウィンドウの大きさや特徴が含まれています。 +更に、仮想端末のウィンドウサイズ属性は、ウィンドウの大きさを反映するように 設定され、その大きさが変更された場合はその情報が更新されます。 特に、エディタ .Xr vi 1 @@ -151,11 +151,11 @@ termcap エントリには、下線・反転表示・その他の表示モード・ .Nm window は、二つの状態の内の一つの状態にあります。 この二つの状態は、会話モードとコマンドモードです。 -会話モードでは、端末の実際のカーソルは、特定のウインドウのカーソル位置 -に位置します。この特定のウインドウはカレントウインドウと呼ばれます。 -そして、キーボードからの入力は、そのウインドウにあるプロセスに -送られます。カレントウインドウは、他のウインドウがフォアグランドに -ある時を除いて、いつも他のウインドウよりも上にあります。 +会話モードでは、端末の実際のカーソルは、特定のウィンドウのカーソル位置 +に位置します。この特定のウィンドウはカレントウィンドウと呼ばれます。 +そして、キーボードからの入力は、そのウィンドウにあるプロセスに +送られます。カレントウィンドウは、他のウィンドウがフォアグランドに +ある時を除いて、いつも他のウィンドウよりも上にあります。 更に、その識別子とラベルは反転表示で強調されています。 .Pp .Nm window @@ -163,12 +163,12 @@ termcap エントリには、下線・反転表示・その他の表示モード・ .Ic ^P です) を入力することで、会話モードからコマンドモードへ移行します。 コマンドモードでは、端末画面の一番上の行は -コマンドプロンプトウインドウに変わり、 +コマンドプロンプトウィンドウに変わり、 .Nm window -はキーボードからの入力をウインドウを操作するコマンドであると解釈します。 +はキーボードからの入力をウィンドウを操作するコマンドであると解釈します。 .Pp 二つの種類のコマンドがあります。短いコマンドは普通 1文字ないし 2文字 -から構成されます。長いコマンドはコマンドウインドウ (以下の +から構成されます。長いコマンドはコマンドウィンドウ (以下の .Dq Ic \&: コマンドを参照) で入力される文字列もしくは、ファイル (以下の .Ic source @@ -176,7 +176,7 @@ termcap エントリには、下線・反転表示・その他の表示モード・ .Ss 短いコマンド 以下では、 .Ar \&# -は、ウインドウ 1 から 9 に結びつけられた、 +は、ウィンドウ 1 から 9 に結びつけられた、 数字の ``1'' から ``9'' のひとつを表現します。 .Ic ^X は、 @@ -195,24 +195,24 @@ termcap エントリには、下線・反転表示・その他の表示モード・ です。 .Bl -tag -width Ds .It Ar # -ウインドウ +ウィンドウ .Ar # -をカレントウインドウとして選択し、会話モードに戻ります。 +をカレントウィンドウとして選択し、会話モードに戻ります。 .It Ic \&% Ns Ar # -ウインドウ +ウィンドウ .Ar # を選択しますが、コマンドモードのままです。 .It Ic ^^ -一つ前のウインドウを選択し、会話モードに戻ります。 -これは、二つのウインドウの間を交互に移動する時に便利です。 +一つ前のウィンドウを選択し、会話モードに戻ります。 +これは、二つのウィンドウの間を交互に移動する時に便利です。 .It Ic escape 会話モードに戻ります。 .It Ic ^P -会話モードに戻り、現在のウインドウに +会話モードに戻り、現在のウィンドウに .Ic ^P を書き込みます。したがって、会話モード中で二つの .Ic ^P -を入力することで、一つを現在のウインドウに送ることができます。 +を入力することで、一つを現在のウィンドウに送ることができます。 .Nm window のエスケープを別の文字に変更している場合には、その文字がここでいう .Ic ^P @@ -229,90 +229,90 @@ termcap エントリには、下線・反転表示・その他の表示モード・ .Nm window を中断します。 .It Ic w -新しいウインドウを作成します。ユーザはウインドウの左上の場所と +新しいウィンドウを作成します。ユーザはウィンドウの左上の場所と 右下の場所を指定します。カーソルが画面上に表示され、 ``h'', ``j'', ``k'', ``l'' キーでカーソルをそれぞれ 左 , 下 , 上 , 右 に移動します。 ``H'', ``J'', ``K'', ``L'' キーでは、カーソルはそれぞれの方向の 画面の限界まで移動します。移動キーの前に数字を入力することで、 -移動を数字の回数だけ繰り返します。リターンでカーソル位置をウインドウの +移動を数字の回数だけ繰り返します。リターンでカーソル位置をウィンドウの 左上の位置として入力します。右下の角も同じような方法で入力します。 -この手続き中には、新しいウインドウの位置は画面に表示される長方形の -箱として示されます。この枠が、新しいウインドウが表示される枠です。 +この手続き中には、新しいウィンドウの位置は画面に表示される長方形の +箱として示されます。この枠が、新しいウィンドウが表示される枠です。 エスケープキーを入力することで、どの時点でも、このコマンドを キャンセルします。 .Pp -このウインドウはカレントウインドウになります。そして、最初に利用可能な +このウィンドウはカレントウィンドウになります。そして、最初に利用可能な ID が与えられます。また、デフォルトのバッファサイズが使われます (以下の .Ar default_nline コマンドを参照) 。 .Pp -完全に見ることのできるウインドウだけがこの方法で作成できます。 +完全に見ることのできるウィンドウだけがこの方法で作成できます。 .It Ic c Ns Ar # -ウインドウ +ウィンドウ .Ar # を閉じます。 -ウインドウ中のプロセスには、回線切断シグナル ( +ウィンドウ中のプロセスには、回線切断シグナル ( .Xr kill 1 参照) が送られます。 .Xr csh 1 は、このシグナルを正しく扱うべきで、そうであれば問題は起こりません。 .It Ic m Ns Ar # -ウインドウ +ウィンドウ .Ar # を別の位置に移動します。 -ウインドウの形をした箱が新しい位置を示すために画面に表示され、 +ウィンドウの形をした箱が新しい位置を示すために画面に表示され、 .Ic w コマンドで使われたのと同じようなキーで箱の位置を指定できます。 -ウインドウは一部が画面の外にでても構いません。 +ウィンドウは一部が画面の外にでても構いません。 .It Ic M Ns Ar # -ウインドウ +ウィンドウ .Ar # を以前の位置に動かします。 .It Ic s Ns Ar # -ウインドウ +ウィンドウ .Ar # の大きさを変更します。 -ウインドウの新しい右下の角を指定する必要があります。 -新しいウインドウの大きさを示すために、箱が書かれます。 +ウィンドウの新しい右下の角を指定する必要があります。 +新しいウィンドウの大きさを示すために、箱が書かれます。 .Ic w や .Ic m コマンドで使われたのと同じキーが位置を入力するために使われます。 .It Ic S Ns Ar # -ウインドウ +ウィンドウ .Ar # を以前の大きさに変更します。 .It Ic ^Y -カレントウインドウを一行上にスクロールします。 +カレントウィンドウを一行上にスクロールします。 .It Ic ^E -カレントウインドウを一行下にスクロールします。 +カレントウィンドウを一行下にスクロールします。 .It Ic ^U -カレントウインドウを画面の半分上にスクロールします。 +カレントウィンドウを画面の半分上にスクロールします。 .It Ic ^D -カレントウインドウを画面の半分下にスクロールします。 +カレントウィンドウを画面の半分下にスクロールします。 .It Ic ^B -カレントウインドウを一画面分、上にスクロールします。 +カレントウィンドウを一画面分、上にスクロールします。 .It Ic ^F -カレントウインドウを一画面分、下にスクロールします。 +カレントウィンドウを一画面分、下にスクロールします。 .It Ic h -カレントウインドウのカーソルを一カラム左に動かします。 +カレントウィンドウのカーソルを一カラム左に動かします。 .It Ic j -カレントウインドウのカーソルを一行下に動かします。 +カレントウィンドウのカーソルを一行下に動かします。 .It Ic k -カレントウインドウのカーソルを一行上に動かします。 +カレントウィンドウのカーソルを一行上に動かします。 .It Ic l -カレントウインドウのカーソルを一カラム右に動かします。 +カレントウィンドウのカーソルを一カラム右に動かします。 .It Ic y -ヤンクします。ユーザはカレントウインドウの 2点を指定します。 +ヤンクします。ユーザはカレントウィンドウの 2点を指定します。 この 2点で示される内容がヤンクバッファに保存されます。 .It Ic p -プットです。ヤンクバッファの内容を、現在のウインドウに入力として +プットです。ヤンクバッファの内容を、現在のウィンドウに入力として 書き込みます。 .It Ic ^S -カレントウインドウの出力を停止します。 +カレントウィンドウの出力を停止します。 .It Ic ^Q -カレントウインドウの出力を開始します。 +カレントウィンドウの出力を開始します。 .It Ic : 長いコマンドとして実行する行を入力します。 通常の行編集文字 (エスケープ文字、単語の消去、行の消去) が提供されます。 @@ -618,13 +618,13 @@ argname1 = <expr1>, argname2 = <expr2>, ... は変更されません。 .It Ic close Ns Pq Aq Ar window\-list .Aq Ar window\-list -で指定されたウインドウを閉じます。 +で指定されたウィンドウを閉じます。 .Aq Ar window\-list が単語 .Ar all -の場合、全てのウインドウが閉じられます。値は返しません。 +の場合、全てのウィンドウが閉じられます。値は返しません。 .It Ic cursormodes Ns Pq Bq Ar modes -ウインドウカーソルを +ウィンドウカーソルを .Ar modes に設定します。 .Ar modes @@ -641,7 +641,7 @@ argname1 = <expr1>, argname2 = <expr2>, ... 以前のモードの値が返されます。引数に何も指定しないと変更を行いません。 例えば、 .Li cursor($m_rev$m_blk) -は、ウインドウカーソルを点滅する反転表示に設定します。 +は、ウィンドウカーソルを点滅する反転表示に設定します。 .It Ic default_nline Ns Pq Bq Ar nline デフォルトバッファサイズを .Ar nline @@ -650,7 +650,7 @@ argname1 = <expr1>, argname2 = <expr2>, ... 返されます。引数に何も指定しないと変更は行いません。とても大きなバッファを 使うと、プログラムの速度が低下します。 .It Ic default_shell Ns Pq Bq Aq Ar string\-list -デフォルトのウインドウシェルプログラムを +デフォルトのウィンドウシェルプログラムを .Aq Ar string\-list に設定します。 最初の文字列として古いシェル設定が返されます。 @@ -683,10 +683,10 @@ argname1 = <expr1>, argname2 = <expr2>, ... を、空白で分割し最後に改行を付けて .Nm window へ書き出します。 -文字列はウインドウにだけ表示され、ウインドウ中のプロセスには +文字列はウィンドウにだけ表示され、ウィンドウ中のプロセスには 影響を与えません (以下の .Ic write -を参照) 。 値は返されません。デフォルトはカレントウインドウです。 +を参照) 。 値は返されません。デフォルトはカレントウィンドウです。 .It Ic escape Ns Pq Bq Ar escapec エスケープ文字を .Ar escape-char @@ -707,7 +707,7 @@ argname1 = <expr1>, argname2 = <expr2>, ... .Ar flag はブール値です。古いフォアグランドフラグが返されます。 .Nm window -に対するデフォルトはカレントウインドウで、 +に対するデフォルトはカレントウィンドウで、 .Ar flag に対するデフォルトは無変更です。 .It Xo @@ -720,16 +720,16 @@ argname1 = <expr1>, argname2 = <expr2>, ... に設定します。 古いラベル文字列が返されます。 .Nm window -に対するデフォルトはカレントウインドウで、 +に対するデフォルトはカレントウィンドウで、 .Ar label に対するデフォルトは無変更です。ラベルを無くすためには、 空文字列 ("") を設定します。 .It Ic list Ns Pq -引数はありません。 全てのウインドウの ID と ラベルが表示されます。 +引数はありません。 全てのウィンドウの ID と ラベルが表示されます。 値は返されません。 .It Ic select Ns Pq Bq Ar window .Nm window -をカレントウインドウとします。以前のカレントウインドウが返されます。 +をカレントウィンドウとします。以前のカレントウィンドウが返されます。 引数を指定しないと変更を行いません。 .It Ic source Ns Pq Ar filename .Ar filename @@ -738,7 +738,7 @@ argname1 = <expr1>, argname2 = <expr2>, ... .It Ic terse Ns Pq Bq flag 簡素 (terse) モードを .Ar flag -に設定します。簡素モードでは、コマンドウインドウはコマンドモード中 +に設定します。簡素モードでは、コマンドウィンドウはコマンドモード中 でさえ隠されたままで、エラーは端末のベルをならすことで報告されます。 .Ar flag は、上記の @@ -778,7 +778,7 @@ argname1 = <expr1>, argname2 = <expr2>, ... で、大きさが .Ar nrow , .Ar ncol -のウインドウを開きます。 +のウィンドウを開きます。 .Ar nline が指定された場合、テキストバッファにその行が割り当てられます。 そうでない場合は、デフォルトのバッファサイズが使われます。 @@ -789,32 +789,32 @@ argname1 = <expr1>, argname2 = <expr2>, ... に対するデフォルトの値は、それぞれ画面の一番上, 一番左, 一番下, 一番右 になります。 .Ar label -は、ウインドウのラベル文字列です。 +は、ウィンドウのラベル文字列です。 .Ar frame , .Ar pty , .Ar mapnl は、 (上記の) .Ar foreground への引数と同じ方法で解釈されるフラグの値です。 -これはそれぞれ、このウインドウの周りに枠を付けるか (デフォルトでは真)、 -ウインドウのためにソケットペアではなく仮想端末を割り当てるか -(デフォルトでは真)、改行文字をこのウインドウでは 復帰と行送りに +これはそれぞれ、このウィンドウの周りに枠を付けるか (デフォルトでは真)、 +ウィンドウのためにソケットペアではなく仮想端末を割り当てるか +(デフォルトでは真)、改行文字をこのウィンドウでは 復帰と行送りに マップするか (デフォルトではソケットペアの場合は真、それ以外は偽) です。 -一般に、ウインドウは、プロセスが終了した時に、自動的に閉じられます。 +一般に、ウィンドウは、プロセスが終了した時に、自動的に閉じられます。 .Ar keepopen を真に設定する (デフォルトでは偽) ことでこの動作は妨げられます。 .Ar smooth が真である時、より端末らしい振舞いを実現するために、 -画面は (このウインドウに対して) より頻繁に更新されます。 +画面は (このウィンドウに対して) より頻繁に更新されます。 .Ar smooth のデフォルトの値は、 (上記) .Ar default_smooth コマンドで設定します。 .Ar shell -は、このウインドウ内でシェルプログラムとして使われる文字列のリストです +は、このウィンドウ内でシェルプログラムとして使われる文字列のリストです (デフォルトは、上記 .Ar default_shell -で指定されたプログラムです)。 作成されたウインドウの ID が数字で +で指定されたプログラムです)。 作成されたウィンドウの ID が数字で 返されます。 .It Xo .Ic write Ns ( Bq Ar window , @@ -823,8 +823,8 @@ argname1 = <expr1>, argname2 = <expr2>, ... .Nm window に空白で分割されているが最後に改行の無い文字列リスト .Aq Ar string-list -を送ります。 文字列は、実際にウインドウの入力として使われます。 -値は返しません。 デフォルトはカレントウインドウです。 +を送ります。 文字列は、実際にウィンドウの入力として使われます。 +値は返しません。 デフォルトはカレントウィンドウです。 .El .Ss 定義済み変数 これらの変数は、情報のためだけにあります。これらを再定義しても、 @@ -843,7 +843,7 @@ argname1 = <expr1>, argname2 = <expr2>, ... .Ar m_rev , .Ar m_ul (以下参照)のビット毎の論理和になっています。 -これらの値は、ウインドウのカーソルモードを設定する時に便利です (上の +これらの値は、ウィンドウのカーソルモードを設定する時に便利です (上の .Ar cursormodes 参照) 。 .It Ar m_blk diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man5/dm.conf.5 b/ja_JP.eucJP/man/man5/dm.conf.5 index 3a5f2219cc..4387351e2f 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man5/dm.conf.5 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man5/dm.conf.5 @@ -61,7 +61,7 @@ badtty /dev/tty19 .Ed .Pp -キーワード ``time'' の後に、日付/時間の組合せをリストすると、その時間帯は +キーワード ``time'' の後に、日付/時間の組み合わせをリストすると、その時間帯は ゲームがすべて禁止されます。 このエントリは空白文字で区切られた 4 個のフィールドからなります。 その 4 つは文字列 ``time'' と省略なしの曜日、ゲームをしてはいけない時間帯 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man5/ipf.5 b/ja_JP.eucJP/man/man5/ipf.5 index d4cf47a047..e92826aa8f 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man5/ipf.5 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man5/ipf.5 @@ -6,7 +6,7 @@ .\" WORD: transmit 送出 .\" WORD: fall-through 継続(「通過」にするとblock/passと区別できない) .TH IPF 5 -.\" jpman %Id: ipf.5,v 1.2 1998/09/30 14:36:56 horikawa Stab % +.\" jpman %Id: ipf.5,v 1.3 1998/10/15 11:34:01 kuma Stab % .SH 名称 ipf, ipf.conf \- IP パケットフィルタのルール文法 .SH 解説 @@ -23,7 +23,7 @@ ipf, ipf.conf \- IP パケットフィルタのルール文法 .SH 文法 .PP \fBipf\fP がフィルタルール構築に使用するフォーマットは、 -次のように BNF を使った文法で示すことができます: +BNF を使った文法で次のように示すことができます: \fC .nf filter-rule = [ insert ] action in-out [ options ] [ tos ] [ ttl ] @@ -96,7 +96,7 @@ flag = "F" | "S" | "R" | "P" | "A" | "U" . .fi .PP この文法は、可読性のためにいくぶん簡略化しています。 -この文法にマッチする組み合わせには、 +この文法にマッチする組み合わせであっても、 意味をなさないためにソフトウェアが許可しないものがあります (非 TCP パケットに対する tcp \fBflags\fP など)。 .SH フィルタルール @@ -133,7 +133,7 @@ flag = "F" | "S" | "R" | "P" | "A" | "U" . ICMP パケット (\fBreturn-icmp\fP) または TCP 「リセット」 (\fBreturn-rst\fP) のいずれかの返答パケットを返すよう、 フィルタに指示できます。 -任意の IP パケットに対して ICMP パケットを生成でき、 +ICMP パケットは、任意の IP パケットの応答として生成でき、 そのタイプを指定することもできます。 TCP リセットは、TCP パケットに対して適用されるルールにおいてのみ使用できます。 .TP @@ -163,9 +163,11 @@ TCP リセットは、TCP パケットに対して適用されるルールにおいてのみ使用できます。 .B preauth .PP 次の語は \fBin\fP か \fBout\fP のいずれかである必要があります。 -カーネル内部を通過するパケットは、内向き (インタフェースにて今受信され、 +カーネル内部を通過するパケットは、内向き (インタフェースにて受信された +ばかりで、 カーネルのプロトコル処理部に向って移動している) か、 -外向き (スタックにより送出または転送され、インタフェースに向かっている) +外向き (プロトコルスタックにより送出または転送され、 +インタフェースに向かっている) かのいずれかです。 各フィルタルールが入出力のどちら側に適用されるのかを、 明示的に示す必要があります。 @@ -264,7 +266,7 @@ IP アドレスの指定方法は、次の 2 つのうちのいずれかです: 数値によるアドレス\fB/\fPマスクまたは、ホスト名 \fBmask\fP ネットマスク。 ホスト名は、hosts ファイルまたは DNS 中 (設定やライブラリに依存します) の有効なホスト名か、ドット付き数値形式です。 -特殊なネットワーク指定はありませんが、ネットワーク名は認識されます。 +ネットワーク指定として特別な記法はありませんが、ネットワーク名は認識されます。 フィルタルールを DNS に依存させると攻撃の余地を導入してしまうので、 勧められません。 .PP @@ -377,7 +379,7 @@ TCP フィルタリングにおいてのみ有効です。 \fBflags\fP とともに使用しては「なりません」。 多くのタイプがあり、この言語で認識される短縮形や、 これに関連付けられた数値で指定できます。 -セキュリティの観点における最重要事項は ICMP リダイレクトです。 +セキュリティの観点からみて最も重要なものは ICMP リダイレクトです。 .SH 履歴保存 .PP フィルタルールに設定可能な、最後から 2 番目のパラメータは、 @@ -403,7 +405,7 @@ TCP, UDP, ICMP の各パケットに関して状態が保存されます。 フィルタ処理はそのグループに切り替わり、 そのルールをそのグループのデフォルトとして使用します。 \fBquick\fP を \fBhead\fP ルールとともに使用する場合、 -グループ処理から戻るまでは、ルール処理は停止しません。 +そのグループの処理から戻るまでは、ルール処理は停止しません。 .PP あるルールは、新規グループの頭でありかつ、 非デフォルトグループのメンバであることが可能です @@ -477,7 +479,7 @@ block in quick from any to any with ipopts .PP これは、最初のブロックの前に置く必要があります。 le0/le1/lo0 からのすべての内向きパケットを処理し、 -デフォルトでは内向きの全パケットアをブロックする +デフォルトでは内向きの全パケットをブロックする 新規グループを作成するには、次のようにします: .LP .nf @@ -495,7 +497,7 @@ le0/le1/lo0 からのすべての内向きパケットを処理し、 .fi .PP le0 からの内向きパケットのみがグループ 100 で処理されますので、 -インタフェース名を指定する必要がないことに注意してください。 +インタフェース名を再度指定する必要がないことに注意してください。 同様に、次のように TCP などの処理を分解できます: .LP .nf diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man5/ipsend.5 b/ja_JP.eucJP/man/man5/ipsend.5 index 87b93352b4..a577a3eec3 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man5/ipsend.5 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man5/ipsend.5 @@ -1,5 +1,5 @@ .TH IPSEND 5 -.\" jpman %Id: ipsend.5,v 1.2 1998/10/01 13:03:21 kuma Stab % +.\" jpman %Id: ipsend.5,v 1.3 1998/10/12 11:28:51 horikawa Stab % .\" .\" WORD: source 始点[IP] .\" WORD: destination 終点[IP] @@ -87,8 +87,8 @@ icmpechoopts ::= "icmpseq" number | "icmpid" number . .fi .SH コマンド .PP -パケットの送信や、パケットの定義の前に、送信する際に用いるインタフェー -スを記述する必要があります。 +パケットの送信や、パケットの定義の前に、 +送信する際に用いるインタフェースを記述する必要があります。 .TP .B interface これは、ネットワークインタフェースを記述するために用います。ここに @@ -111,14 +111,14 @@ icmpechoopts ::= "icmpseq" number | "icmpid" number . .SH IPV4 .TP .B hl <number> -これは、手動で IP ヘッダ長の長さを指定します (IP オプションの存在に +これは、手動で IP ヘッダ長を指定します (IP オプションの存在に より自動的に修正されます。デフォルトは 5)。 .TP .B v <number> IP バージョンを設定します。デフォルトは 4 です。 .TP .B tos <number> -これは、サービスの型(Type Of Service, TOS)を設定します。 +これは、サービスの型 (Type Of Service, TOS) を設定します。 デフォルトは 0 です。 .TP .B len <number> @@ -134,11 +134,11 @@ IP パケットの長さを手動で指定します。データやプロトコルヘッダを デフォルトは 60 です。 .TP .B proto <protocol> -これは IP ヘッダのプロトコルフィールドを設定します。protocolは、 +これは IP ヘッダのプロトコルフィールドを設定します。protocol は、 \fB/etc/protocols\fP に存在する数字または名前が使えます。 .TP .B sum -手動で IP ヘッダのチェックサムを設定します。これを設定しない(0)ままだと、 +手動で IP ヘッダのチェックサムを設定します。これを設定しない (0) ままだと、 送信前に計算されます。 .TP .B src @@ -152,19 +152,19 @@ IP パケットの長さを手動で指定します。データやプロトコルヘッダを これは、IP ヘッダの IP オプションを指定するために用います。 .TP .B tcp -これは、以後で TCP プロトコルヘッダを示すのに用います。TCP ヘッダの +これは、TCP プロトコルヘッダが後続することを示すために用います。TCP ヘッダの オプションについては、\fBTCP\fP を参照してください。 .TP .B udp -これは、以後で UDP プロトコルヘッダを示すのに用います。UDP ヘッダの +これは、UDP プロトコルヘッダが後続することを示すために用います。UDP ヘッダの オプションについては、\fBUDP\fP の節を参照してください。 .TP .B icmp -これは、以後で ICMP プロトコルヘッダを示すのに用います。ICMP ヘッダの +これは、ICMP プロトコルヘッダが後続することを示すために用います。ICMP ヘッダの オプションについては、\fBICMP\fP の節を参考にしてください。 .TP .B data -これは、IP パケットに含めるための生データを示すのに用います。指定可能な +これは、IP パケットに生データが含まれることを示すために用います。指定可能な オプションの詳細については、\fBデータ\fP の節を参考にして下さい。 .SH "IPv4 のオプション" これらのキーワードは、対応する IP オプションを IP ヘッダに追加すべき @@ -182,7 +182,7 @@ IP パケットの長さを手動で指定します。データやプロトコルヘッダを 測定実験 (Experimental Measurement)。 .TP .B mtup [RFC 1191]. -最大転送単位(Maximum Transmission Unit, MTU) 探査 (MTU Probe)。 +最大転送単位 (Maximum Transmission Unit, MTU) 探査 (MTU Probe)。 .TP .B mtur [RFC 1191]. 最大転送単位レディ (MTU Ready)。 @@ -193,22 +193,22 @@ IP パケットの長さを手動で指定します。データやプロトコルヘッダを タイムスタンプ (Timestamp) [RFC 791]。 .TP .B tr -経路追跡(Traceroute) [RFC 1393]。 +経路追跡 (Traceroute) [RFC 1393]。 .TP .B "sec-class <security-level>, sec" -セキュリティ(Security) [RFC1108]。このオプションはパケットのセキュリティ +セキュリティ (Security) [RFC1108]。このオプションはパケットのセキュリティ レベルを指定します。 \fBsec\fP はセキュリティオプションの枠組みを設定しますが、 \fBsec-class\fP を指定しないとレベルは設定されないままとなります。 .TP .B "lsrr <ip-address>" -厳密でない始点経路制御(Loose Source Route) [RFC 791]。 +厳密でない始点経路制御 (Loose Source Route) [RFC 791]。 .TP .B e-sec -拡張セキュリティ(Extended Security) [RFC 1108]。 +拡張セキュリティ (Extended Security) [RFC 1108]。 .TP .B cipso -商用セキュリティ(Commercial Security)。 +商用セキュリティ (Commercial Security)。 .TP .B satid ストリーム ID [RFC 791]。 @@ -220,7 +220,7 @@ IP パケットの長さを手動で指定します。データやプロトコルヘッダを アドレス拡張 (Address Extension)。 .TP .B visa -実験的アクセス制御(Experimental Access Control)。 +実験的アクセス制御 (Experimental Access Control)。 .TP .B imitd IMI 流量記述子 (IMI Traffic Descriptor)。 @@ -229,7 +229,7 @@ IMI 流量記述子 (IMI Traffic Descriptor)。 [RFC 1358]。 .TP .B finn -実験的フロー制御(Experimental Flow Control)。 +実験的フロー制御 (Experimental Flow Control)。 .SH TCP .TP .B sport <port> @@ -253,7 +253,7 @@ IMI 流量記述子 (IMI Traffic Descriptor)。 緊急データポインタの値を指定した数で設定します。デフォルトは 0 です。 .TP .B win <number> -TCP ウインドウの大きさを指定した数で設定します。デフォルトは 4096 です。 +TCP ウィンドウの大きさを指定した数で設定します。デフォルトは 4096 です。 .TP .B sum <number> TCP 疑似ヘッダとデータに対するチェックサムを手動で指定します。特に設定 @@ -265,7 +265,7 @@ TCP 疑似ヘッダとデータに対するチェックサムを手動で指定します。特に設定 (PUSH) です。 .TP .B opt -これ以後が TCP オプションであることを示します。TCP オプションを TCP +TCP オプションが後続することを示します。TCP オプションを TCP ヘッダに追加する際には、\fBoff\fP フィールドが一致するように更新 されます。 .TP @@ -275,12 +275,11 @@ TCP 疑似ヘッダとデータに対するチェックサムを手動で指定します。特に設定 .SH "TCP オプション" TCP ヘッダには、いくつかのヘッダオプションを追加することが可能です。 ヘッダの大きさが変わるにつれ TCP ヘッダオフセットは自動的に更新されます。 - 有効なオプションは、\fBnop\fP 無動作(No Operation), \fBeol\fP オプションリストの終り(End Of (option) List), \fBmss [ size ]\fP 最大セグメント長 (Maximum Segment Size - これはデータを含むパケットの 受信可能な最大長を設定します), -\fBwscale\fP ウインドウスケール(Window Scale), \fBts\fP +\fBwscale\fP ウィンドウスケール(Window Scale), \fBts\fP タイムスタンプ(Timestamp) です。 .SH UDP .TP @@ -326,8 +325,8 @@ ICMP コードを設定します。 .B value <string> 与えられた文字列を今あるパケットのデータとして追加することを示します。 文字列は文字もしくは数値の連続したリスト (空白文字をはさみません)、 -もしくは "' で区切られています (この場合、たとえ \\' したとしても、こ -れらの文字は含みません)。文字 \\ は 後続の文字(もしくは 8 進数)といっしょに +もしくは "' で区切られています (この場合、たとえ \\ したとしても、 +これらの文字は含みません)。文字 \\ は 後続の文字(もしくは 8 進数)といっしょに して、C 言語のエスケープ値と解釈されます。 .TP .B file <filename> @@ -361,9 +360,9 @@ ICMP コードを設定します。 始点抑制 (Source Quence)。 .TP .B "redir [ redirect-code ]" -(経路の)方向転換 (Redirect (routing))。パケットを送付するために選択 +(経路の) 方向転換 (Redirect (routing))。パケットを送付するために選択 された経路が最適といえないので、パケットの送信側が他の経路を経路指定 -すべきであることを表すために用います。方向転換コード(redirect-code)の名前は、 +すべきであることを表すために用います。方向転換コード (redirect-code) の名前は、 \fBnet-redir\fP ネットワークに到達するための方向転換, \fBhost-redir\fP ホストに到達するための方向転換, \fBtos-net-redir\fP 与えられた TOS でネットワークに到達するための方向転換, @@ -374,16 +373,16 @@ ICMP コードを設定します。 エコー。 .TP .B routerad -ルータの公示(Router advertisment)。 +ルータの公示 (Router advertisment)。 .TP .B routersol -ルータの請求(Router solicitation)。 +ルータの請求 (Router solicitation)。 .TP .B "timex [ timexceed-code ]" 全体時間経過済み (Time Exceeded)。道程が長過ぎて (つまり、ttl が 0 に なってしまい) パケットが終点に到達できなかったことを表すために用います。 有効なコードの名前は、\fBintrans\fP, \fBreass\fP 与えられた時間内で -フラグメントからパケットの再構成ができなかった。 +フラグメントからパケットの再構成ができなかった、です。 .TP .B "paramprob [ paramprob-code ]" パラメータの問題。パラメータ問題のコードの名前で利用できるものはひとつ diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man5/passwd.5 b/ja_JP.eucJP/man/man5/passwd.5 index f2635882fb..88847411f6 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man5/passwd.5 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man5/passwd.5 @@ -464,7 +464,7 @@ NIS パスワードマップの全体の内容が の中央と最後の両方に置けばNISパスワードマップは2度現われることになるでしょ う。すなわち 1 度目はそのファイルの中央に現れ、もう 1 度は最後に現れます (単純なワイルドカードの代りに上書きエントリを用いることで、 -他の組合せが可能です)。 +他の組み合わせが可能です)。 .Pp これに対し .Tn FreeBSD diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/arp.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/arp.8 index 926eb81611..9f9f299bcf 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/arp.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/arp.8 @@ -86,7 +86,7 @@ .Ar hostname というホストのエントリを消去することができます。 .Fl a -フラグと組合せて全エントリを消去することができます。 +フラグと組み合わせて全エントリを消去することができます。 .It Fl n ネットワークアドレスを数値で表示します (通常 .Nm diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/bootptest.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/bootptest.8 index 8b7b223ea3..fc7c8bea9d 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/bootptest.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/bootptest.8 @@ -54,7 +54,7 @@ bootptest \- BOOTP に質問を送り、応答を出力する このファイルの内容(バイナリデータ)を使用します。 .SH クレジット .LP -bootptest プログラムは独自の創作物と創作派生物の組合せです。 +bootptest プログラムは独自の創作物と創作派生物の組み合わせです。 メインプログラムモジュール (bootptest.c) は Gordon W. Ross <gwr@mc.com> 独自の創作物です。 パケット表示モジュール (print-bootp.c) は BSD の tcpdump プログラム diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/fsck.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/fsck.8 index 0c459fac1b..9bcd8f5a0f 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/fsck.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/fsck.8 @@ -151,7 +151,7 @@ inode のリンクカウントが多すぎる は、以前使われていた .Em check , dcheck , fcheck , .Em icheck -の組合せよりもより詳しい不整合チェックを行ないます。 +の組み合わせよりもより詳しい不整合チェックを行ないます。 .Pp .Nm は以下のフラグを解釈します。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/init.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/init.8 index 0fbb00d6cd..7dff0f1636 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/init.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/init.8 @@ -156,7 +156,7 @@ .Nm getty を実行することで繰り返されます。 .Pp -ラインの状態 (on, off, secure, getty, ウインドウの情報) は、 +ラインの状態 (on, off, secure, getty, ウィンドウの情報) は、 .Xr ttys 5 ファイルを書き換えて .Dq Li "kill -HUP 1" @@ -181,7 +181,7 @@ は新しい .Nm getty を起動して、新しいログインを可能にします。 -ラインの getty やウインドウフィールドが変更された場合、その変更は現在 +ラインの getty やウィンドウフィールドが変更された場合、その変更は現在 のログインセッションが終了するまで有効にはなりません。 (例えば、 .Nm diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/ipfstat.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/ipfstat.8 index af88e355d4..135fba2585 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/ipfstat.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/ipfstat.8 @@ -1,8 +1,8 @@ .TH ipfstat 8 -.\" jpman %Id: ipfstat.8,v 0.0 1998/09/12 16:02:35 horikawa Stab % -.SH NAME -ipfstat \- reports on packet filter statistics and filter list -.SH SYNOPSIS +.\" jpman %Id: ipfstat.8,v 1.3 1998/10/14 10:49:51 horikawa Stab % +.SH 名称 +ipfstat \- パケットフィルタ統計とフィルタリストのレポート +.SH 書式 .B ipfstat [ .B \-aAfhIinosv @@ -10,64 +10,70 @@ ipfstat \- reports on packet filter statistics and filter list .B \-d <device> ] -.SH DESCRIPTION +.SH 解説 .PP -\fBipfstat\fP examines /dev/kmem using the symbols \fB_fr_flags\fP, -\fB_frstats\fP, \fB_filterin\fP, and \fB_filterout\fP. -To run and work, it needs to be able to read both /dev/kmem and the -kernel itself. The kernel name defaults to \fB/vmunix\fP. +\fBipfstat\fP コマンドはシンボル +\fB_fr_flags\fP, \fB_frstats\fP, \fB_filterin\fP, \fB_filterout\fP を用いて +/dev/kmem を調べます。 +このコマンドが実行できかつ機能しうるためには、/dev/kmem とカーネル +そのものを読める必要があります。 +カーネルの名前は、デフォルトでは \fB/vmunix\fP とつけられています。 .PP -The default behaviour of \fBipfstat\fP -is to retrieve and display the accumulated statistics which have been -accumulated over time as the kernel has put packets through the filter. -.SH OPTIONS +\fBipfstat\fP のデフォルトの動作は、カーネルがフィルタを通して +パケットをやりとりする間に蓄積された統計を取り出して表示することです。 +.SH オプション .TP .B \-a -Display the accounting filter list and show bytes counted against each rule. +アカウンティングを行なっているフィルタリストを表示します。 +更に、それぞれのルールに対してカウントされたバイト数を表示します。 .TP .B \-A -Display packet authentication statistics. +パケット認証統計を表示します。 .TP .BR \-d \0<device> -Use a device other than \fB/dev/ipl\fP for interfacing with the kernel. +カーネルとのインタフェースを行なう為、\fB/dev/ipl\fP の代わりに、 +device を用います。 .TP .B \-f -Show fragment state information (statistics) and held state information (in -the kernel) if any is present. +フラグメントの状態情報 (統計) と、もしも存在していたら、(カーネル内に) +保存された状態情報を表示します。 .TP .B \-h -Show per-rule the number of times each one scores a "hit". For use in -combination with \fB\-i\fP. +ルール毎にそれぞれがヒットを記録する回数を表示します。 +\fB\-i\fP とともに用います。 .TP .B \-i -Display the filter list used for the input side of the kernel IP processing. +カーネルの IP 処理の入力側に用いられるフィルタリストを表示します。 .TP .B \-I -Swap between retrieving "inactive"/"active" filter list details. For use -in combination with \fB\-i\fP. +「非アクティブ」フィルタリストの詳細を取り出す処理と、 +「アクティブ」フィルタリストの詳細を取り出す処理を切り替えます。 +\fB\-i\fP とともに用いる為のものです。 .TP .B \-n -Show the "rule number" for each rule as it is printed. +ルールがプリントされる時にそれぞれの「ルール番号」が示されます。 .TP .B \-o -Display the filter list used for the output side of the kernel IP processing. +カーネルの IP 処理の出力側に用いられるフィルタリストを表示します。 .TP .B \-s -Show packet/flow state information (statistics) and held state information (in -the kernel) if any is present. +パケット/フローの状態情報 (統計) と、もしあれば (カーネル内に) +保存された状態情報を表示します。 .TP .B \-v -Turn verbose mode on. Displays more debugging information. -.SH SYNOPSIS -The role of \fBipfstat\fP is to display current kernel statistics gathered -as a result of applying the filters in place (if any) to packets going in and -out of the kernel. This is the default operation when no command line -parameters are present. +冗長モードで起動します。より多くのデバッグ情報を表示します。 +.SH 概要 +\fBipfstat\fP の役割は、現在のカーネルの統計を表示することです。 +この統計は、カーネルに出入りするパケットにいくつかのフィルタが +(存在する場合には) 適切に適用される結果として集められたものです。 +これは、コマンドラインパラメータが指定されていない時のデフォルトの +動作です。 .PP -When supplied with either \fB\-i\fP or \fB\-o\fP, it will retrieve and display -the appropriate list of filter rules currently installed and in use by the -kernel. -.SH FILES +このコマンドは \fB\-i\fP か \fB\-o\fP とともに与えられた時は、 +その時点でインストールされカーネルに使用されている +適切なフィルタルールリストを、 +取り出して表示するでしょう。 +.SH 関連ファイル /dev/kmem .br /dev/ipl @@ -75,7 +81,7 @@ kernel. /dev/ipstate .br /vmunix -.SH SEE ALSO +.SH 関連項目 ipf(8) -.SH BUGS -none known. +.SH バグ +知られていません。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/ipfw.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/ipfw.8 index c5c067a527..c6a4719094 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/ipfw.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/ipfw.8 @@ -238,7 +238,7 @@ IP が ローカルアドレスではない場合、ポート番号は (指定されていても) 無視され、 .Ar divert や .Ar tee -のどちらかひとつ以上、もしくは両方の組合せの、複数のルールにマッチした場合、 +のどちらかひとつ以上、もしくは両方の組み合わせの、複数のルールにマッチした場合、 最後のものを除き、無視します。 .Pp カーネルが diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/ipmon.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/ipmon.8 index 0ce4bedd93..2882768de5 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/ipmon.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/ipmon.8 @@ -1,11 +1,11 @@ .TH ipmon 8 -.\" jpman %Id: ipmon.8,v 1.2 1998/10/08 08:27:25 kuma Stab % +.\" jpman %Id: ipmon.8,v 1.3 1998/10/12 11:28:11 horikawa Stab % .\" .\" WORD: normal IP filter 通常 IP フィルタ[ipmon.8] .\" .SH 名称 .\"X ipmon \- monitors /dev/ipl for logged packets -ipmon \- ログパケット用 /dev/ipl のモニタ +ipmon \- ログしたパケットのために /dev/ipl をモニタする .SH 書式 .B ipmon [ @@ -25,15 +25,7 @@ ipmon \- ログパケット用 /dev/ipl のモニタ ] .SH 解説 .LP -.\"X \fBipmon\fP opens \fB/dev/ipl\fP for reading and awaits data to be saved from -.\"X the packet filter. The binary data read from the device is reprinted in -.\"X human readable for, however, IP#'s are not mapped back to hostnames, nor are -.\"X ports mapped back to service names. The output goes to standard output by -.\"X default or a filename, if given on the command line. Should the \fB\-s\fP -.\"X option be used, output is instead sent to \fBsyslogd(8)\fP. Messages sent -.\"X via syslog have the day, month and year removed from the message, but the -.\"X time (including microseconds), as recorded in the log, is still included. -\fBipmon\fP は、\fB/dev/ipl\fP を読み出しでオープンし、パケットフィルタ +\fBipmon\fP は、\fB/dev/ipl\fP を読み出すためにオープンし、パケットフィルタ から保存されるデータを待ちます。デバイスから読み出されたバイナリデータを 可読形式で再表示します。ただし、IP番号はホスト名に変換されません。また、 ポート番号もサービス名に変換されません。この出力は、デフォルトで標準出力に @@ -41,97 +33,79 @@ ipmon \- ログパケット用 /dev/ipl のモニタ そのファイルに向けられます。 \fB-s\fP オプションを使用した場合、出力はそちらでなく \fBsyslogd(8)\fP に向けられます。syslog 経由で送られたメッセージでは、年月日は削除されて -いますが、ログに記録された時刻(マイクロ秒含む)は残っています。 +いますが、ログに記録された時刻 (マイクロ秒含む) は残っています。 .SH オプション .TP .B \-a -.\"X Open all of the device logfiles for reading log entries from. All entries -.\"X are displayed to the same output 'device' (stderr or syslog). すべてのデバイスログファイルをオープンし、ログエントリをそこから読み込み ます。すべてのエントリを同じ出力「デバイス」(標準エラー出力または syslog)に 表示します。 .TP .B "\-f <device>" -.\"X specify an alternative device/file from which to read the log information -.\"X for normal IP Filter log records. 通常 IP フィルタログ記録を表すログ情報を読み込むための、 別のデバイス/ファイルを指定します。 .TP .B \-F -.\"X Flush the current packet log buffer. The number of bytes flushed is displayed, -.\"X even should the result be zero. 現在のパケットログバッファをフラッシュします。フラッシュされたバイト数は -(結果が 0 であっても)表示されます。 +(結果が 0 であっても) 表示されます。 +.\" 同じ行があるので削除(send-pr 済み) +.\" .TP +.\" .B "\-N <device>" +.\ Set the logfile to be opened for reading NAT log records from to <device>. .TP .B \-n -.\"X IP addresses and port numbers will be mapped, where possible, back into -.\"X hostnames and service names. 可能であれば、IP アドレスとポート番号をホスト名とサービス名に変換します。 .TP .B "\-N <device>" -.\"X Set the logfile to be opened for reading NAT log records from to <device>. NAT ログ記録読み込み用にオープンするログファイルを <device> に設定します。 .TP .B \-o -.\"X Specify which log files to actually read data from. N - NAT logfile, -.\"X S - State logfile, I - normal IP Filter logfile. The \fB-a\fP option is -.\"X equivalent to using \fB-o NSI\fP. 実際にデータを読み込むログファイルを指定します。N - NAT ログファイル、 S - 状態ログファイル、I - 通常 IP フィルタログファイルです。 \fB-a\fP オプションは、\fB-o NSI\fP を指定するのと等価です。 .TP .B \-O -.\"X Specify which log files you do not wish to read from. This is most sensibly -.\"X used with the \fB-a\fP. Letters available as parameters to this are the same -.\"X as for \fB-o\fP. どのログファイルを読み込まないかを指定します。これを \fB-a\fP と いっしょに使用することが、もっとも意味のある使い方でしょう。 パラメータとして利用可能な文字は、\fB-o\fP と同様です。 .TP .B \-s -.\"X Packet information read in will be sent through syslogd rather than -.\"X saved to a file. The following levels are used: 読み込んだパケット情報をファイルに保存するのでなく、syslogd 経由で送信 します。以下で示すレベルが利用できます。 +.\" 原文ではここに -S がある (send-pr 済み?) +.\" .TP +.\" .B "\-S <device>" +.\" Set the logfile to be opened for reading state log records from to <device>. .IP .B LOG_INFO -.\"X \- packets logged using the "log" keyword as the action rather -.\"X than pass or block. \- アクションが pass や block でなく、 キーワード "log" を用いて記録されたパケット。 .IP .B LOG_NOTICE -.\"X \- packets logged which are also passed \- 通過し、記録されたパケット .IP .B LOG_WARNING -.\"X \- packets logged which are also blocked \- ブロックされ、記録されたパケット .IP .B LOG_ERR -.\"X \- packets which have been logged and which can be considered -.\"X "short". \- すでに記録され、「短い」かもしれないと見なされたパケット +.\" 原文では次のようになっている (send-pr 済み?) +.\" .TP +.\" .B \-S +.\" Treat the logfile as being composed of state log records. .TP .B "\-S <device>" -.\"X Set the logfile to be opened for reading state log records from to <device>. 状態ログ記録読み込み用にオープンするログファイルを <device> に設定します。 .TP .B \-t -.\"X read the input file/device in a manner akin to tail(1). tail(1) と似た方法で入力ファイル/デバイスから読み込みます。 .TP .B \-x -.\"X show the packet data in hex. パケットデータを 16 進数で表示します。 .TP .B \-X -.\"X show the log header record data in hex. ログヘッダ記録データを 16 進数で表示します。 .SH 診断 -.\"X \fBipmon\fP expects data that it reads to be consistent with how it should be -.\"X saved and will abort if it fails an assertion which detects an anomoly in the -.\"X recorded data. \fBipmon\fP は、読み込むデータは、どう保存すべきかについての一貫性が とれていると想定しています。記録されたデータから異常を検知するテスト に失敗した場合、処理を中断します。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/keyserv.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/keyserv.8 index 2de96a963a..7746d20756 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/keyserv.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/keyserv.8 @@ -1,5 +1,5 @@ .\" @(#)keyserv.1m 1.21 93/07/14 SMI; from SVr4 -.\" jpman %Id: keyserv.8,v 1.3 1998/10/10 09:06:17 yohta Stab % +.\" jpman %Id: keyserv.8,v 1.4 1998/10/10 21:04:03 vanitas Stab % .\"macro stdmacro .\" Copyright 1989 AT&T .\" @(#)keyserv.8c 1.8 89/03/29 SMI; @@ -19,7 +19,7 @@ .Op Fl v .\" .Sh 可用性 .\" SUNWcsu -.\" .Sh 解説 +.Sh 解説 .Nm デーモンは、 ログインした各ユーザのプライベートな暗号鍵を格納するために使用されます。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/moused.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/moused.8 index 2150d6bda5..d4038d70be 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/moused.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/moused.8 @@ -437,7 +437,7 @@ PS/2 マウスはブランドに依らず アプリケーションプログラムは PS/2 マウスのデーモンからのマウスデータ のみを使います。 一方この構成で両方のマウスを接続し同時に両方を動かした場合、 -マウスの移動をすべて組合せたようにマウスポインタがスクリーン上を移動します。 +マウスの移動をすべて組み合わせたようにマウスポインタがスクリーン上を移動します。 .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /dev/consolectl -compact .It Pa /dev/consolectl diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/newkey.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/newkey.8 index 2f933e8736..89e285d407 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/newkey.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/newkey.8 @@ -1,5 +1,5 @@ .\" @(#)newkey.8 1.3 91/03/11 TIRPC 1.0; from 1.12 90/02/03 SMI; -.\" jpman %Id: newkey.8,v 1.2 1998/09/30 14:44:33 horikawa Stab % +.\" jpman %Id: newkey.8,v 1.3 1998/10/10 22:55:44 vanitas Stab % .Dd October 12, 1987 .Dt NEWKEY 8 .Os diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/nos-tun.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/nos-tun.8 index a02f026597..a5de7de9a3 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/nos-tun.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/nos-tun.8 @@ -7,7 +7,7 @@ .\" ---------------------------------------------------------------------------- .\" .\" %Id: nos-tun.8,v 1.2 1998/05/05 06:24:12 charnier Exp % -.\" jpman %Id: nos-tun.8,v 1.2 1998/10/06 08:06:34 yohta Stab % +.\" jpman %Id: nos-tun.8,v 1.3 1998/10/12 22:52:07 vanitas Stab % .\" .Dd April 11, 1998 .Dt NOS-TUN 8 @@ -34,12 +34,12 @@ .Em IP-IP トンネルとしても知られる) .Em nos -形式トンネルを設定します。 +形式トンネルを確立します。 .Pp .Ar tunnel -はトンネルデバイス、例えば +はトンネルデバイス名、例えば .Pa /dev/tun0 -の名前です。 +などです。 .Pp .Ar source と @@ -47,7 +47,7 @@ はトンネルデバイスに使用されるアドレスです。 もしトンネルを cisco ルータに対して設定する場合には、cisco において .Dq 255.255.255.252 -のネットマスクを使用します。これはトンネルが +のネットマスクを使用します。これはトンネルが .Bx Free 側において point-to-point インタフェースになっていますが、 cisco が実際には @@ -73,7 +73,8 @@ tunnel destination 192.168.59.34 tunnel source 192.168.56.45 .Ed .Sh バグ -ソースアドレスをマルチホームなマシンに設定することは許されていません。 +ソースアドレスをマルチホームなマシンに設定するようなことは +想定されていません。 .Sh 作者 .An Nickolay N. Dudorov Aq nnd@itfs.nsk.su がプログラムを書き、 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/ppp.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/ppp.8 index c62275f906..757831846a 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/ppp.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/ppp.8 @@ -1,11 +1,13 @@ -.\" %Id: ppp.8,v 1.19.2.38 1998/06/12 17:47:37 brian Exp % +.\" %Id: ppp.8,v 1.120 1998/08/25 17:48:55 brian Exp % .\" jpman %Id: ppp.8,v 1.4 1997/06/08 18:41:58 saeki Stab % +.\" WORD: expect string 受信待ち文字列 (chat.8) +.\" WORD: negotiation 交渉 .Dd 20 September 1995 .Os FreeBSD .Dt PPP 8 .Sh 名称 .Nm ppp -.Nd PPP (Point to Point Protocol) (別名 iijppp) +.Nd PPP (Point to Point Protocol) (別名 user-ppp) .Sh 書式 .Nm .Oo @@ -38,7 +40,7 @@ 接続の解放を行うことができます。 オプションとして、セキュリティ確保のために すべての機能をパスワードで保護することができます。 -.It 手動と自動でのダイアルをサポート +.It 手動と自動でのダイヤルをサポート 対話モードでは、直接モデムと通信できるように .Dq term コマンドが用意されています。 @@ -48,21 +50,21 @@ .Nm はそれを検出して自動的にパケットモードに移行します。 ひとたびリモートホストとの接続に必要なコマンドシーケンスがわかったら、 -後々の接続を簡単にするため、必要なダイアル手順やログイン手順を定義した +後々の接続を簡単にするため、必要なダイヤル手順やログイン手順を定義した チャットスクリプトを書くことができます。 -.It オンデマンドでのダイアルアップをサポート +.It オンデマンドでのダイヤルアップをサポート .Fl auto モード (自動モード) では .Nm はデーモンとして動作し、 .Em PPP リンクを通して送られるパケットを待ちうけます。 -パケットを検出すると、デーモンが自動的にダイアルを行って接続を確立します。 +パケットを検出すると、デーモンが自動的にダイヤルを行って接続を確立します。 .Fl ddial -モード (直接ダイアルモード) でも -ほぼ同様に、自動ダイアルと接続の確立を行います。 +モード (直接ダイヤルモード) でも +ほぼ同様に、自動ダイヤルと接続の確立を行います。 しかしながらこのモードは、送るべきパケットが存在しない場合にも、 -リンクが切れていることを検出するといつでもリモートへダイアルするという点が +リンクが切れていることを検出するといつでもリモートへダイヤルするという点が auto モードと異なります。 このモードは、電話料金よりも常時接続されていることが重視される場合に有用です。 3 番目の @@ -78,6 +80,11 @@ auto モードと異なります。 は LCP の再交渉を強要し、 .Dv SIGTERM は終了を強要します。 +.It クライアントコールバックをサポート +.Nm +は標準 LCP コールバックプロトコルならびに Microsoft コールバック制御プロトコル +(ftp://ftp.microsoft.com/developr/rfc/cbcp.txt) +を使用できます。 .It パケットエイリアシングをサポート パケットエイリアシング (別名: IP マスカレード) により、 未登録でプライベートなネットワーク上のコンピュータからも @@ -106,19 +113,23 @@ PAP もしくは CHAP を用いることにより、Unix スタイルの 手続きをスキップし、 .Em PPP プロトコルを代りに認証に使用することが可能です。 +相手が Microsoft CHAP 認証を要求し、かつ +.Nm +が DES をサポートするようにコンパイルされている場合、適当な MD4/DES +応答がなされます。 .It 代理 arp (Proxy Arp) をサポート .Em PPP がサーバとして動作している時、その接続について代理 arp を行うよう 設定できます。 .It パケットのフィルタリングをサポート ユーザは 4 種類のフィルタを定義できます。 -.Em ifilter +.Em in は受信パケットに対するフィルタです。 -.Em ofilter +.Em out は送信パケットに対するフィルタです。 -.Em dfilter -はダイアルを行うきっかけとなるパケットを定義するフィルタで、 -.Em afilter +.Em dial +はダイヤルを行うきっかけとなるパケットを定義するフィルタで、 +.Em alive は接続を保持するためのパケットを定義するフィルタです。 .It トンネルドライバは bpf (Berkeley Packet Filter) をサポート .Em PPP @@ -126,9 +137,15 @@ PAP もしくは CHAP を用いることにより、Unix スタイルの .Xr tcpdump 1 を使うことができます。 .It PPP オーバ TCP をサポート -.It IETF ドラフトの Predictor-1 圧縮をサポート +デバイス名が +.Em host Ns No : Ns Em port +形式で指定された場合、 +.Nm +は通常のシリアルデバイスを使うのではなく、データ転送のための TCP +接続を開きます。 +.It IETF ドラフトの Predictor-1 と DEFLATE 圧縮をサポート .Nm -は VJ 圧縮の他に Predictor-1 圧縮もサポートしています。 +は VJ 圧縮の他に Predictor-1 と DEFLATE 圧縮もサポートしています。 モデムは通常 (例えば v42.bis のような) 組み込みの圧縮機能を持っており、 その結果システムは .\"(訳注)「転送データレートよりも」をここにいれたいと考えています。 @@ -138,27 +155,31 @@ PAP もしくは CHAP を用いることにより、Unix スタイルの 割り込みが増加します。 システムはこの割り込みをモデムと通信して処理しなくてはならないため、 システムの負荷と遅延時間が増加することになります。 -VJ 圧縮とは異なり、Predictor-1 圧縮はリンクを通る +VJ 圧縮とは異なり、Predictor-1 と DEFLATE 圧縮はリンクを通る .Em すべての -データをあらかじめ圧縮しておくことで、オーバヘッドを最小にします。 +ネットワークトラフィックをあらかじめ圧縮しておくことで、オーバヘッドを +最小にします。 .It Microsoft の IPCP 拡張をサポート Microsoft の .Em PPP スタックを使用するクライアント (つまり Win95, WinNT) との間で ネームサーバのアドレスと NetBIOS ネームサーバのアドレスを 交渉することができます。 +.It マルチリンク PPP をサポート +接続先への複数の物理的な回線をオープンし、すべてのリンクの +帯域幅を合わせてより高いスループットを得ることができます。 .El .Sh パーミッション -.Nm ppp +.Nm はユーザ .Dv root 、グループ .Dv network 、パーミッション -.Dv 4550 +.Dv 4554 でインストールされます。 デフォルトでは -.Nm ppp +.Nm は、起動したユーザ ID が 0 でない場合には実行しません。 これは .Dq allow users @@ -167,11 +188,11 @@ Microsoft の に記載することにより変更することが可能です。 通常ユーザとして実行する場合には、 .Nm -はユーザ ID 0 に変わり、システムのルーティングテーブルを変更するために、 -システムロックファイルを作成し、 -ppp の設定ファイルを読みます。 -全ての外部コマンド ("shell" や "!bg" で実行されます) は、 -.Nm ppp +はユーザ ID 0 に変わり、システムの経路表の変更と、 +システムロックファイルを作成と、 +ppp の設定ファイルの読み込みを行います。 +すべての外部コマンド ("shell" や "!bg" で実行されます) は、 +.Nm を起動したユーザ ID で実行されます。 ユーザ ID 0 にて正確になにが行われているのかに興味がある場合には、 ログ機能の @@ -181,7 +202,9 @@ ppp の設定ファイルを読みます。 最初に .Nm を実行する時には、いくつかの初期設定を整える必要があります。 -まず、カーネルにトンネルデバイスが含まれていなければ +.Bl -bullet +.It +カーネルにトンネルデバイスが含まれていなければ なりません (GENERIC カーネルではデフォルトで 1 つ含まれます)。 もし含まれていない場合や複数の tun インタフェースが必要な場合、 以下の行をカーネル設定ファイルに追加して、 @@ -194,7 +217,7 @@ ppp の設定ファイルを読みます。 は .Em PPP 接続を行いたい最大の数です。 -つぎに、 +.It .Pa /dev ディレクトリにトンネルデバイスのエントリ .Pa /dev/tunN @@ -206,8 +229,24 @@ ppp の設定ファイルを読みます。 これにより 0 から .Ar N までの tun デバイスが作成されます。 -最後に、ログファイルを作成します。 -.Nm ppp +.It +あなたのシステムの +.Pa /etc/group +ファイルに +.Dq network +グループがあり、そのグループが +.Nm +を使うと想定されるすべてのユーザ名を含んでいることを確かめてください。 +詳細は +.Xr group 5 +を参照してください。また、これらのユーザは +.Pa /etc/ppp/ppp.conf +ファイルで +.Dq allow users +コマンドを使用してアクセス権が与えられなければなりません。 +.It +ログファイルを作成します。 +.Nm は .Xr syslog 3 を使用して情報をログします。通常のログファイル名は @@ -222,7 +261,11 @@ ppp の設定ファイルを読みます。 .Ed .Pp TAB と書かれている場所には、実際にはタブを入力します。 -スペースを使うと、なにも知らされぬままこの行は無視されます。 +空白文字を使うと、 +なにも知らされぬまま +.Xr syslogd 8 +によってこの行は無視されます。 +.Pp .Nm の実行形式にリンクを作成することにより、複数の .Em PPP @@ -236,7 +279,7 @@ TAB と書かれている場所には、実際にはタブを入力します。 で .Bd -literal -offset indent !ppp0 -*.* /var/log/ppp0.log +*.*<TAB>/var/log/ppp0.log .Ed .Pp とします。 @@ -246,7 +289,31 @@ TAB と書かれている場所には、実際にはタブを入力します。 に .Dv HUP シグナルを送ることをお忘れなく。 -.Sh 手動ダイアル +.It +厳密には +.Nm +の操作とは関係ありませんが、リゾルバが正しく働くように設定した方が +良いでしょう。 +これは +.Pq Xr named 8 を用いて +ローカルな DNS サーバを設定するか、もしくは +.Pa /etc/resolv.conf +ファイルに適切な +.Sq name-server +行を加えることで行われます。 +詳細は +.Xr resolv.conf 5 +のマニュアルを参照してください。 +.Pp +他の方法として、もし接続先がサポートしている場合には +.Nm +が接続先にネームサーバのアドレスを尋ねて、自動的に +.Pa /etc/resolv.conf +を更新することができます。詳細は以下の +.Dq enable dns +コマンドを参照してください。 +.El +.Sh 手動ダイヤル 以下の例では、あなたのマシン名が .Dv awfulhak であるとして説明します。 @@ -273,7 +340,7 @@ CTS/RTS 信号を使うかどうか (デフォルトでは CTS/RTS が使用されます) を 指定して、開始可能です。もしハードウェアが CTS/RTS 信号を持っていない場合 (これは PPP 可能な端末サーバに直接つなぐ場合に起こり得ます)、 .Nm -は そのポートを通してどんな出力も送らず、来るはずのない信号を待ち続けます。 +はそのポートを通してどんな出力も送らず、来るはずのない信号を待ち続けます。 したがって、直接接続で通信ができないような場合には、 CTS/RTS を off にしてみてください: .Bd -literal -offset indent @@ -305,26 +372,57 @@ Protocol: ppp はそれを自動的に検出してコマンドモードに戻ります。 .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> +Ppp ON awfulhak> +PPp ON awfulhak> PPP ON awfulhak> .Ed +.\" your end で「あなた側」 +このようにならない場合、接続先がこちらの開始交渉を +待っている可能性があります。強制的に +.Nm +に PPP に接続先への設定パケットの送出を開始させるためには +.Dq ~p +コマンドを使ってパケットモードに移行して下さい。 .Pp これで接続されました! プロンプトの .Sq PPP -が大文字に変化して、接続されたことを知らせます。 -show コマンドを使用すれば、どのように事態が進行しているのかが分ります: +が大文字に変化して、接続されたことを知らせます。もし 3 つの P の内 +いくつかだけが大文字になっている場合には、すべての文字が大文字もしくは +小文字になるまで待ってください。もし小文字に戻った場合には、それは +.Nm +が接続先との交渉に成功しなかったことをを意味します。 +たいてい、その原因は PAP もしくは CHAP 認証の name や key が +正しくないことです。 +.Dq set log local phase +することが、この時点でのトラブルシューティングへの第一歩としては +良いでしょう。 +詳細は、下記の +.Dq set log +コマンドの説明を参照してください。 +.Pp +リンクが確立したら、show コマンドを使用することで、 +どのように事態が進行しているのかが分ります: .Bd -literal -offset indent +PPP ON awfulhak> show modem +* モデム関連の情報がここに表示されます * +PPP ON awfulhak> show ccp +* CCP (圧縮) 関連の情報がここに表示されます * PPP ON awfulhak> show lcp -* LCP 関連の情報がここに表示されます * +* LCP (回線制御) 関連の情報がここに表示されます * PPP ON awfulhak> show ipcp -* IPCP 関連の情報がここに表示されます * +* IPCP (IP) 関連の情報がここに表示されます * +PPP ON awfulhak> show link +* (高レベル) リンク関係の情報がここに表示されます * +PPP ON awfulhak> show bundle +* (高レベル) 論理接続関係の情報がここに表示されます * .Ed .Pp -この時点で、マシンは接続先に対するホスト単位のルート (host route) +この時点で、マシンは接続先に対するホスト単位の経路 (host route) を持っています。 これはリンクの相手のホストとのみ接続可能であるという意味です。 -デフォルトルートのエントリ -(他のルーティングエントリを持たずに、全パケットを +デフォルト経路のエントリ +(他の経路エントリを持たずに、全パケットを .Em PPP リンクの相手に送る ように、あなたのマシンに指示します)を追加したければ、 @@ -340,30 +438,38 @@ PPP ON awfulhak> add default HISADDR .Sq INTERFACE キーワードを使用可能です。 これにより tun インタフェース上に直接経路を作成します。 +既存の経路のために失敗する場合には、 +.Bd -literal -offset indent +PPP ON awfulhak> add! default HISADDR +.Ed +.Pp +を用いることで既存の経路を上書きできます。 ここで、(ping, telnet, ftp のような) ネットワークアプリケーションを -別のウインドウで使用可能です。 +別のウィンドウで使用可能です。 使用可能コマンドの詳細は .Em PPP コマンドリスト の節を参照してください。 -.Sh 自動ダイアル -自動ダイアルを行うためには、 Dial と Login のチャットスクリプトを +.Sh 自動ダイヤル +自動ダイヤルを行うためには、ダイヤルとログインのチャットスクリプトを 用意しなければなりません。定義の例は .Pa /etc/ppp/ppp.conf.sample を見てください ( .Pa /etc/ppp/ppp.conf の書式は非常に簡単です)。 各行は単一のコメント、インクルード、ラベル、コマンドのいずれかを含みます。 -.Bl -bullet -compact +.Bl -bullet .It .Pq Dq # -で始まる行は、コメントとして扱われます。 +文字で始まる行は、コメントとして扱われます。 コメント行と認識した場合、先行する空白は無視されます。 .It インクルードは語 .Sq !include から始まる行です。 -一つの引数 - インクルードするファイル - を持つ必要があります。 +1 の引数 - インクルードするファイル - を持つ必要があります。 古いバージョンの +.Nm +との互換性のために、 .Dq !include ~/.ppp.conf を使用したいかもしれません。 .It @@ -371,7 +477,7 @@ PPP ON awfulhak> add default HISADDR .Pq Dq \&: が続かなければなりません。 .It -コマンド行は、空白かタブで始まらなければなりません。 +コマンド行は、最初の桁に空白かタブを含む必要があります。 .El .Pp .Pa /etc/ppp/ppp.conf @@ -411,17 +517,25 @@ PPP ON awfulhak> load MyISP # ppp MyISP ... ppp ON awfulhak> dial -dial OK! -login OK! +Ppp ON awfulhak> +PPp ON awfulhak> PPP ON awfulhak> .Ed .Pp +Ppp プロンプトは +.Nm +が認証フェースに入ったことを示します。PPp プロンプトは +.Nm +がネットワークフェーズに入ったことを示します。PPP プロンプトは +.Nm +がネットワーク層プロトコルの交渉に成功し、使用可能状態にあることを示します。 +.Pp もし .Pa /etc/ppp/ppp.linkup -が存在していれば、 +が利用可能ならば、 .Em PPP 接続が確立された時に、その内容が実行されます。 -デフォルトルート追加については。 +接続が確立された後のバックグラウンドでのスクリプト実行については、 提供されている .Pa /etc/ppp/ppp.conf.sample の @@ -430,35 +544,47 @@ PPP ON awfulhak> .Dv HISADDR , .Dv MYADDR , .Dv INTERFACE -という文字列はおのおのの IP アドレスとインタフェース名を表しています。 +というリテラル文字列を使用することができ、それらは関連する IP アドレスと +インタフェース名に置換されます。 同様に、接続が閉じられると、 .Pa /etc/ppp/ppp.linkdown ファイルの内容が実行されます。 これらのファイルのフォーマットは .Pa /etc/ppp/ppp.conf と同じです。 -.Sh バックグラウンドダイアル -.Nm ppp +.Pp +以前のバージョンの +.Nm +では、デフォルト経路のような経路は +.Pa ppp.linkup +ファイルで追加し直す必要がありました。 +現在では +.Nm +は、 +.Dv HISADDR +もしくは +.Dv MYADDR +が変化したときに、自動的に +.Dv HISADDR +もしくは +.Dv MYADDR +文字列を含むすべての経路を更新する +.Sq スティッキー経路 +をサポートします。 +.Sh バックグラウンドダイヤル +.Nm を使って非対話的に接続を確立したい場合 (例えば .Xr crontab 5 エントリや .Xr at 1 ジョブから使うような場合) には、 .Fl background -オプションを使います。この場合にも -.Pa /etc/ppp/ppp.conf -で定義された接続先のラベルを指定しなければなりません。 -このラベルには -.Dq set ifaddr -コマンドが含まれ、 -リモートの接続先の IP アドレスを定義する必要があります。( -.Pa /etc/ppp/ppp.conf.sample -参照。) +オプションを使います。 .Fl background が指定された場合、 .Nm はすぐに接続を確立しようとします。 -複数の電話番号が指定された場合には、各電話番号が一回づつ試されます。 +複数の電話番号が指定された場合には、各電話番号が 1 回づつ試されます。 これらに失敗すると、 .Nm は即座に終了し、0 でない終了コードを返します。 @@ -469,8 +595,8 @@ PPP ON awfulhak> もしくは .Dv TERM シグナルを受け取った場合に、自動的に終了します。 -.Sh ダイアルオンデマンド -デマンドダイアル機能は +.Sh ダイヤルオンデマンド +デマンドダイヤル機能は .Fl auto または .Fl ddial @@ -484,8 +610,6 @@ PPP ON awfulhak> を参照してください)。 .Bd -literal -offset indent # ppp -auto pmdemand -... -# .Ed .Pp .Fl auto @@ -493,59 +617,53 @@ PPP ON awfulhak> .Fl ddial が指定された時に .Nm -はデーモンとして動作しますが、以下のように診断ポートを -通じて設定を確認したり変更したりすることができます -(これは -.Fl background -や -.Fl direct -のモードでも可能です): +はデーモンとして動作しますが、 +.Pa /etc/ppp/ppp.conf +中で +.Dq set server +コマンドを使うことで、設定を確認したり変更したりすることができます。 +.Po +たとえば、 +.Dq set server +3000 mypasswd +とすると +.Pc +以下のように診断ポートを通じて接続することができます。 .Bd -literal -offset indent -# pppctl -v 3000 show ipcp +# pppctl 3000 (tun0 を仮定 - ``set server'' の記述を参照) Password: -IPCP [Opened] - his side: xxxx - .... +PPP ON awfulhak> show who +tcp (127.0.0.1:1028) * .Ed .Pp -現在 -.Xr telnet 1 -を使用して対話的に会話することもできます。 -.Pp -これを実現するために、後述のように -.Dq set server -コマンドを使用する必要があります。 -.Pa /etc/ppp/ppp.secret -を設定し -.Dv USR1 -シグナルを送ることにより、 -過去を振り返って診断ポートにて listen するように +.Dq show who +コマンドは現在 .Nm -プログラムを実行することが可能です。 +に自身に接続しているユーザの一覧を表示します。診断ソケットが閉じられる、 +もしくは異なるソケットに変更された場合、すべての接続は即座に終了します。 +.Pp .Fl auto モードにて 送信パケットが検出された時、 .Nm -は (チャットスクリプトに基づいて) ダイアルを行い、 +は (チャットスクリプトに基づいて) ダイヤルを行い、 通信相手に接続しようとします。 .Fl ddial モードでは回線がダウンしていることが確認された場合にはいつでも -ダイアルが行われます。 -接続に失敗したら、デフォルトの動作では 30 秒間待ち、 +ダイヤルが行われます。 +接続に失敗したら、デフォルトの動作では 30 秒間待ってから、 別の送信パケットが検出された時に接続しようとします。 -この動作は +この動作は次の方法で変更できます。 .Bd -literal -offset indent set redial seconds|random[.nseconds|random] [dial_attempts] .Ed .Pp -によって変更することができます。 .Sq seconds は、再び接続しようとするまでの秒数です。 引数が .Sq random の場合には、待ち時間を 0 秒から 30 秒の間でランダムに選びます。 .Sq nseconds -は電話番号リストの中の次の番号をダイアルする前に待つ秒数です。( +は電話番号リストの中の次の番号をダイヤルする前に待つ秒数です。( .Dq set phone コマンドを参照してください)。これのデフォルトは 3 秒です。 繰り返しますが、引数が @@ -558,7 +676,7 @@ set redial seconds|random[.nseconds|random] [dial_attempts] .Sq dial_attempts に 0 が指定された場合には、 .Nm -は接続できるまでダイアルを続けます。 +は接続できるまでダイヤルを続けます。 .Bd -literal -offset indent set redial 10.3 4 .Ed @@ -566,12 +684,12 @@ set redial 10.3 4 は個々の送信パケットに対して 4 回接続を試み、 番号間の待ち時間が 3 秒で、すべての番号を試した後に 10 秒待つことを表します。 -複数の電話番号が指定されている場合でも、トータルのダイアル回数は -4 回のままです。 (それぞれの番号を 4 回ダイアルするのではありません)。 +複数の電話番号が指定されている場合でも、トータルのダイヤル回数は +4 回のままです。 (それぞれの番号を 4 回ダイヤルするのではありません)。 リンクの両端が .Nm -のデマンドダイアルモードを利用している場合は、 -ダイアル間隔を変更しておくのが良いでしょう。 +のデマンドダイヤルモードを利用している場合は、 +ダイヤル間隔を変更しておくのが良いでしょう。 もし、リンクの両端が同じタイムアウト時間に設定されていて、 リンクが切れて両方に送信待ちのパケットがあった場合、 両方が同時に相手を呼び出しあうことになってしまいます。 @@ -579,7 +697,7 @@ set redial 10.3 4 切れるべきでない時にキャリアが失われるかもしれません。 セッションの途中で予期せずキャリアが失われた場合、 .Nm -にリダイアルさせることができます。 +にリダイヤルさせることができます。 .Bd -literal -offset indent set reconnect timeout ntries .Ed @@ -604,7 +722,7 @@ set reconnect 3 5 があきらめる前に .Ar 5 回まで行われます。 -ntries のデフォルト値はゼロ (再接続しない) です。 +ntries のデフォルト値は 0 (再接続しない) です。 このオプションを使用する際には注意が必要です。 もしローカル側のタイムアウトがリモート側よりもわずかに長いと、 リモート側がタイムアウトにより回線を切断した場合に、 @@ -613,11 +731,11 @@ ntries のデフォルト値はゼロ (再接続しない) です。 ひいては再接続を引き起こします。 .Fl background フラグが指定された場合、接続が行えるまで -すべての電話番号が最大一回ダイアルされます。 +すべての電話番号が最大 1 回ダイヤルされます。 .Dq set redial -コマンドにて、リダイアル期間の後に、 +コマンドにて、リダイヤル期間の後に、 再接続回数を指定します。 -リダイアル値が指定した電話番号数より少ない場合、 +リダイヤル値が指定した電話番号数より少ない場合、 指定した電話番号で使用されないものが出来ます。 プログラムを終了させるには、以下のように入力してください。 .Bd -literal -offset indent @@ -659,31 +777,26 @@ ppp ON awfulhak> quit all .Pa /etc/ttys を編集します。 例えば、以下のように設定すれば良いでしょう: +.Pp .Dl ttyd1 "/usr/libexec/getty std.38400" dialup on secure +.Pp .Xr getty 8 を起動するために .Xr init 8 プロセスに .Dv HUP シグナルを送るのを -忘れないでください。 -.Dl # kill -HUP 1 -.It -接続するユーザのためのアカウントを用意します。 -.Bd -literal -ppp:xxxx:66:66:PPP Login User:/home/ppp:/usr/local/bin/ppplogin -.Ed +忘れないでください: .Pp +.Dl # kill -HUP 1 .It .Pa /usr/local/bin/ppplogin ファイルを以下のような内容で作成します: .Bd -literal -offset indent -#!/bin/sh -p -exec /usr/sbin/ppp -direct +#!/bin/sh +exec /usr/sbin/ppp -direct incoming .Ed .Pp -(さらに制御を行うためにラベル名を指定することもできます。) -.Pp ダイレクトモード .Pq Fl direct では、 @@ -692,63 +805,96 @@ exec /usr/sbin/ppp -direct .Nm と同様に、 .Xr pppctl 8 -を使用するか設定済みの診断ポートに -.Xr telnet 8 -することで、コマンドモードでの制御が可能です。 +を使用することで、構成された診断ポートに接続可能です。 +.Pp +ここで +.Pa /etc/ppp/ppp.conf +中の +.Ar incoming +セクションが設定されていなければなりません。 +.Pp +.Ar incoming +セクションに適当な +.Dq allow users +コマンドがあることを確かめておいてください。 .It -オプションでサポートされている -Microsoft の IPCP ネームサーバと NetBIOS ネームサーバの -交渉を有効にすることが可能です。 -.Dq enable msext +受け入れるユーザのアカウントを用意してください。 +.Bd -literal +ppp:xxxx:66:66:PPP Login User:/home/ppp:/usr/local/bin/ppplogin +.Ed +.Pp +詳細は +.Xr adduser 8 と -.Dq set ns pri-addr [sec-addr] +.Xr vipw 8 +のマニュアル項目を参照してください。 +o.Dq accept dns および -.Dq set nbns pri-addr [sec-addr] -を -.Pa /etc/ppp/ppp.conf -ファイルに追加します。 +.Dq set nbns +コマンドを使うことで +IPCP によるドメインネームサーバと NetBIOS ネームサーバの +交渉を有効にすることが可能です。 +下記の記述を参照してください。 .El .Pp .Sh PPP 接続の受け入れ (方法その 2) -この方法は、モデムの接続を扱うのに -.Em mgetty+sendfax -を使用するようにすすめている点が異なります。 -最近のバージョン (0.99 以降) では、 -.Dq AUTO_PPP -オプションをつけてコンパイルすることで、クライアントが -ログインプロンプトに向かって -.Em PPP -を話すのを検出することができます。 -手順は以下の通りです: +この方法は、 +.Xr login 1 +ではなく +.Nm ppp +で接続の認証を行うという点が異なります。 .Bl -enum .It -AUTO_PPP オプションが使えるように、バージョン 0.99 か -それ以降の mgetty+sendfax を入手、設定、インストールします。 +.Pa /etc/gettytab +の default セクションに +.Dq pp +ケーパビリティを指定することで ppp を自動的に認識するように +設定してください。 +.Bd -literal +default:\\ + :pp=/usr/local/bin/ppplogin:\\ + ..... +.Ed .It -モデムが接続されているポートで mgetty が起動されるように -.Pa /etc/ttys -を編集します。 -例えば、以下のように設定すれば良いでしょう: -.Dl cuaa1 "/usr/local/sbin/mgetty -s 57600" dialup on +上記の方法その 1 の最初の 3 手順と同じように、 +シリアルデバイスを設定し、 +.Xr getty 8 +を有効にして、 +.Pa /usr/local/bin/ppplogin +を作成してください。 .It -接続するユーザのためのアカウントを用意します。 +.Pa /etc/ppp/ppp.conf +の +.Sq incoming +ラベル (もしくは +.Pa ppplogin +が用いるラベルならなんでも構いません) 下に +.Dq enable chap +か +.Dq enable pap +.Pq もしくはその両方 +を加えてください。 +.It +.Pa /etc/ppp/ppp.secret +に、受け入れるユーザそれぞれについて、エントリを作成してください。 .Bd -literal -Pfred:xxxx:66:66:Fred's PPP:/home/ppp:/etc/ppp/ppp-dialup +Pfred<TAB>xxxx +Pgeorge<TAB>yyyy .Ed -.Pp -.It -ファイル -.Pa /etc/ppp/sample.ppp-dialup , -.Pa /etc/ppp/sample.ppp-pap-dialup , -.Pa /etc/ppp/ppp.conf.sample -をよく読んで、要点を理解してください。以下のようにすると -.Pa /etc/ppp/ppp-pap-dialup -が -.Pa /usr/local/etc/mgetty+sendfax/login.conf -から呼び出されます。 -.Dl /AutoPPP/ - - /etc/ppp/ppp-pap-dialup .El .Pp +これで、 +.Xr getty 8 +は (HDLC フレームヘッダを認識することで) ppp 接続を検出すると、すぐに +.Dq /usr/local/bin/ppplogin +を実行します。 +.Pp +上記のように PAP もしくは CHAP を有効にすることは +.Em 必須 +です。そうしなければ、あらゆる人があなたのマシンにパスワード +.Em なしに +ppp セッションを確立することを許可し、 +あらゆる種類の潜在的な攻撃に対して門戸を開いていることになります。 .Sh 内向き接続の認証 通常、接続の受信側は相手が相手自身を認証することを要求します。 これは通常 @@ -777,6 +923,14 @@ name key [hisaddr [label]] と .Ar key は期待されるクライアントを指定します。 +.Ar key +が +.Dq \&* +で PAP が使用される場合、 +.Nm +は認証時にパスワードデータベース +.Pq Xr passwd 5 +を検索します。 .Pa ppp.secret の如何なる .Ar name No / Ar key @@ -806,7 +960,9 @@ name key [hisaddr [label]] の使用方法として、 ホストとポートを指定することにより、 TCP 接続を使用することが可能です: +.Pp .Dl set device ui-gate:6669 +.Pp シリアルデバイスをオープンする代りに、 .Nm は指定されたマシンの指定されたソケットへの TCP 接続をオープンします。 @@ -817,13 +973,17 @@ telnet サーバと交渉できないことに注意を払うべきです。 この ppp 接続を受信するポートを設定する必要があります。まず .Pa /etc/services を更新して、サービスを定義します: +.Pp .Dl ppp-in 6669/tcp # Incoming PPP connections over tcp +.Pp そして .Pa /etc/inetd.conf を更新して、このポートへの受信接続をどのように扱うかを .Xr inetd 8 に指示します: +.Pp .Dl ppp-in stream tcp nowait root /usr/sbin/ppp ppp -direct ppp-in +.Pp .Pa /etc/inetd.conf を更新した後には、 .Xr inetd 8 @@ -840,7 +1000,7 @@ ui-gate (受信側) の ppp-in: set timeout 0 set ifaddr 10.0.4.1 10.0.4.2 - add 10.0.1.0 255.255.255.0 10.0.4.2 + add 10.0.1.0/24 10.0.4.2 .Ed .Pp セキュリティのために PAP もしくは CHAP の設定をしたいかもしれません。 @@ -856,6 +1016,12 @@ PAP を有効にするには以下の行を追加します: MyAuthName MyAuthPasswd .Ed .Pp +.Ar MyAuthPasswd +が +.Pq Dq * +の場合には、パスワードは +.Xr passwd 5 +データベースから検索されます。 awfulhak (起動側) の .Pa /etc/ppp/ppp.conf エントリは以下を含む必要があります: @@ -864,10 +1030,10 @@ ui-gate: set escape 0xff set device ui-gate:ppp-in set dial - set timeout 30 15 5 - set log Phase Chat Connect Carrier hdlc LCP IPCP CCP tun + set timeout 30 + set log Phase Chat Connect hdlc LCP IPCP CCP tun set ifaddr 10.0.4.2 10.0.4.1 - add 10.0.2.0 255.255.255.0 10.0.4.1 + add 10.0.2.0/24 10.0.4.1 .Ed .Pp PAP を有効にしようとしている場合、以下の設定も必要です: @@ -880,10 +1046,12 @@ PAP を有効にしようとしている場合、以下の設定も必要です: ui-gate に 10.0.4.1 のアドレスを割り当て、 awfulhak に 10.0.4.2 のアドレスを割り当てようとしています。 接続をオープンするためには、以下をタイプするだけで良いです。 +.Pp .Dl awfulhak # ppp -background ui-gate +.Pp 結果として、 -awfulhak にはネットワーク 10.0.2.0/24 への新たな「ルート」が、 -ui-gate にはネットワーク 10.0.1.0/24 への新たな「ルート」が、 +awfulhak にはネットワーク 10.0.2.0/24 への新たな「経路」が、 +ui-gate にはネットワーク 10.0.1.0/24 への新たな「経路」が、 TCP 接続経由でそれぞれ作成されます。 ネットワークは実質的にブリッジされます - 下にある TCP 接続はパブリックなネットワーク (例えばインターネット) を @@ -944,71 +1112,137 @@ LAN 上の別のコンピュータでは動かないのであれば、マスカレードソフトウェアは 指定されていることを確認してください。 .Sh パケットのフィルタリング この実装では、パケットのフィルタリングがサポートされています。 -ifilter, ofilter, dfilter, afilter の 4 種類のフィルタがあります。 +.Em in +フィルタ、 +.Em out +フィルタ、 +.Em dial +フィルタ、そして +.Em alive +フィルタの 4 種類のフィルタがあります。 ここでは基本的なことについて書くことにします。 -.Bl -bullet -compact +.Bl -bullet .It フィルタ定義は以下のような構文になっています。 -set filter-name rule-no action [src_addr/src_width] [dst_addr/dst_width] -[proto [src [lt|eq|gt] port ]] [dst [lt|eq|gt] port] [estab] +.Pp +set filter +.Ar name +.Ar rule-no +.Ar action +.Op Ar src_addr Ns Op / Ns Ar width +.Op Ar dst_addr Ns Op / Ns Ar width +[ +.Ar proto +.Op src Op Ar cmp No Ar port +.Op dst Op Ar cmp No Ar port +.Op estab +.Op syn +.Op finrst +] .Bl -enum .It -.Sq filter-name -には、ifilter, ofilter, dfilter, afilter のうちのどれか一つを指定します。 +.Ar name +には、 +.Sq in , +.Sq out , +.Sq dial , +.Sq alive +のいずれかです。 +.Ar rule-no +は +.Sq 0 +から +.Sq 19 +までの数値で、ルール番号を指定します。 +ルールは +.Ar rule-no +の番号順に指定されます。 +ただしルール +.Sq 0 +が指定されている場合のみです。 .It -.Sq permit -と +.Ar action +は +.Sq permit , .Sq deny -の二つの action があります。 +のいずれかです。 もし、あるパケットが規則に一致した場合、 結びつけられた action が直ちに実行されます。 .It -.Sq src_width +.Op Ar src_addr Ns Op / Ns Ar width と -.Sq dst_width -は、アドレスの範囲を表現するネットマスクのように働きます。 +.Op Ar dst_addr Ns Op / Ns Ar width +は始点と終点の IP アドレスです。 +.Op / Ns Ar width +が指定された場合には、それによって適切なネットマスクのビット値を与え、 +アドレスの範囲を指定することができます。 .It -.Sq proto -は icmp, udp, tcp のうちのいずれか一つです。 +.Ar proto +は +.Sq icmp , +.Sq udp , +.Sq tcp +のうちのいずれか 1 つです。 .It -.Sq port number -は数字で指定するか、 +.Ar cmp +は +.Sq \< , +.Sq \&eq , +.Sq \> +のうちいずれか 1 つです。それぞれ、より小さい、等しい、 +より大きいを意味します。 +.Ar port +は port 番号で指定するか、 .Pa /etc/services のサービス名で指定することができます。 +.Sq estab , +.Sq syn , +.Sq finrst +フラグは +.Ar proto +が +.Sq tcp +に設定されているときにのみ許可され、それぞれ +TH_ACK、TH_SYN、および TH_FIN もしくは TH_RST という TCP フラグを表わします。 .El .Pp .It 各フィルタは規則 0 から始まり、20 個までの規則をもつことができます。 規則の集合は、規則 0 が定義されていなければ、有効にはなりません。 -すなわち、デフォルトでは全てが通されます。 +すなわち、デフォルトではすべてが通されます。 .It パケットにマッチする規則が無い場合は、パケットは破棄 (ブロック) されます。 .It すべての規則を消去するには、 -.Dq set filter-name -1 +.Dq set filter Ar name No -1 を使ってください。 .El .Pp .Pa /etc/ppp/ppp.conf.filter.example を参照してください。 -.Sh アイドルタイマ、回線品質要求タイマ、リトライタイマの設定 +.Sh アイドルタイマの設定 アイドルタイマを調べたり/設定するためには、それぞれ -.Dq show timeout +.Dq show bundle と -.Dq set timeout idle [LQR [FSM-resend]] +.Dq set timeout コマンドを使ってください: .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> set timeout 600 .Ed .Pp タイムアウト時間は秒数で指定します。デフォルト値は timeout が 180 秒 - (3 分)、lprtimer が 30 秒、 retrytimer が 3 秒です。 +.Pp 3 分 +です。 アイドルタイマ機能を使わないようにするためには、 次のコマンドを利用してください。 .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> set timeout 0 .Ed .Pp +.Fl ddial +と +.Fl direct +モードではアイドルタイムアウトは無視されます。 .Fl auto モードでは、アイドルタイムアウトが発生すると .Nm @@ -1017,10 +1251,9 @@ ppp ON awfulhak> set timeout 0 セッションを終了します。別の引金となるパケットがきた時に リンクを再び確立しようとします。 .Sh Predictor-1 および DEFLATE 圧縮 -このバージョンでは、 -現在の IETF ドラフトに基づき、CCP および Predictor type 1 圧縮 -もしくは deflate 圧縮をサポートしています。 -デフォルトの動作として、 +.Nm +は Predictor type 1 圧縮および deflate 圧縮をサポートしています。 +デフォルトでは、 .Nm は、接続相手が同意 .Pq あるいは要求 @@ -1039,6 +1272,22 @@ ppp ON awfulhak> set timeout 0 .Dq deny deflate の一方を使用することにより、 方向ごとに異ったアルゴリズムを使用することができます。 +.Pq 接続相手が両方のプロトコルをサポートしていると仮定しています。 +.Pp +デフォルトでは、DEFLATE についてネゴシエーションするときには +.Nm +はウィンドウサイズとして 15 を使います。この動作を変更したい場合には +.Dq set deflate +コマンドを参照してください。 +.Pp +デフォルトでは無効にされ受け付けませんが、DEFLAE24 と呼ばれる特殊な +アルゴリズムを使用することもできます。これは CCP ID 24 を +交渉に使う点を除いては DEFLATE と完全に同じものです。 +これを使用することで +.Nm +は +.Nm ppd +バージョン 2.3.* と DEFLATE ネゴシエーションを成功させることができます。 .Sh IP アドレスの制御 .Nm は IP アドレスの交渉のために IPCP を使います。接続の両側は、自分が @@ -1065,7 +1314,9 @@ set ifaddr [src_addr [dst_addr [netmask [trigger_addr]]]] .Sq netmask は使用すべきネットマスクです。 .Sq src_addr -と +のデフォルトは現在の +.Xr hostname 1 +のもの、 .Sq dst_addr のデフォルトは 0.0.0.0 であり、 .Sq netmask @@ -1073,7 +1324,10 @@ set ifaddr [src_addr [dst_addr [netmask [trigger_addr]]]] .Sq src_addr に適したマスク値です。 .Sq netmask -は小さくすることのみ可能です。便利な値は 255.255.255.255 でしょう。 +はデフォルトより小さくすることのみ可能です。 +ほとんどのカーネルが POINTOPOINT インタフェースのネットマスクを +無視するので、便利な値は 255.255.255.255 でしょう。 +.Pp 誤った .Em PPP の実装には、接続交渉のために、 @@ -1082,24 +1336,24 @@ set ifaddr [src_addr [dst_addr [netmask [trigger_addr]]]] この場合、 .Sq trigger_addr で指定した IP アドレスが使用されます。 -相手がこの提案された番号に同意しない限り、 -ルーティングテーブルには影響しません。 +相手がこの提案された番号に同意しない限り、経路表には影響しません。 .Bd -literal -offset indent set ifaddr 192.244.177.38 192.244.177.2 255.255.255.255 0.0.0.0 .Ed .Pp 上の例の意味は次の通りです: +.Pp .Bl -bullet -compact .It -自分の IP アドレスとしてまず 0.0.0.0 を提案しますが、 -アドレス 192.244.177.38 のみは受け付けます。 +自分の IP アドレスとしてまず 0.0.0.0 を提案しますがが、アドレス +192.244.177.38 のみは受け付けます。 .It 相手側のアドレスとして 192.244.177.2 を使うように要求し, 192.244.177.2 以外のどんなアドレスを使うことも許可しません。 相手側が別の IP アドレスを要求してきた時は、いつでも 192.244.177.2 を提案します。 .It -ルーティングテーブルのネットマスク値は 0xffffffff に設定されます。 +経路表のネットマスク値は 0xffffffff に設定されます。 .El .Pp これは、両側が既に決まった IP アドレスを持っている場合には @@ -1112,6 +1366,7 @@ set ifaddr 192.244.177.38 192.244.177.2 255.255.255.255 0.0.0.0 .Pp スラッシュ (/) に続く数字は、この IP アドレスで意味のあるビットの数を 表現しています。上の例は以下のことを示しています。 +.Pp .Bl -bullet -compact .It 可能なら自分のアドレスとして 192.244.177.38 を使おうとしますが、 @@ -1125,7 +1380,7 @@ set ifaddr 192.244.177.38 192.244.177.2 255.255.255.255 0.0.0.0 .It 例外として、0 は 0.0.0.0/0 と等価であり、希望する IP アドレスは 特に無く、リモート接続先の選択に従うことを意味します。 -0 を使用した場合は、接続が確立するまで、ルーティングテーブルエントリは +0 を使用した場合は、接続が確立するまで、経路表のエントリは まったく設定されません。 .It 192.244.177.2/0 は、どんな IP アドレスでも受け入れる/許可することを @@ -1137,41 +1392,41 @@ set ifaddr 192.244.177.38 192.244.177.2 255.255.255.255 0.0.0.0 .Bl -enum .It .Dq set phone -コマンドを使って、ダイアルスクリプトにプロバイダの電話番号を記述します。 -ダイアルやリダイアルに使用する電話番号は、 +コマンドを使って、ダイヤルスクリプトにプロバイダの電話番号を記述します。 +ダイヤルやリダイヤルに使用する電話番号は、 パイプ (|) またはコロン (:) で区切って 複数指定することができます。例えば、以下のようになります。 .Bd -literal -offset indent -set phone "111[|222]...[:333[|444]...]... +set phone "111[|222]...[:333[|444]...]..." .Ed .Pp 最初のパイプで区切られたリストの番号は、 -直前の番号でダイアルもしくはログインスクリプトが失敗した場合のみ使用されます。 +直前の番号でダイヤルもしくはログインスクリプトが失敗した場合のみ使用されます。 コロンで区切られた番号は、直前の番号の使用によりなにが起ったのかにかかわらず、 この順番で使用されます。例えば: .Bd -literal -offset indent set phone "1234567|2345678:3456789|4567890" .Ed .Pp -この場合、まず 1234567 にダイアルしてみます。 -ダイアルもしくはログインスクリプトに失敗したら、 +この場合、まず 1234567 にダイヤルしてみます。 +ダイヤルもしくはログインスクリプトに失敗したら、 次は 2345678 を使用します。 -しかしこれはダイアルもしくはログインスクリプトに失敗したとき「のみ」です。 -このダイアルの後、3456789 が使用されます。 -4567890 は 345689 でダイアルもしくはログインスクリプトに失敗したときのみ +しかしこれはダイヤルもしくはログインスクリプトに失敗したとき *のみ* です。 +このダイヤルの後、3456789 が使用されます。 +4567890 は 345689 でダイヤルもしくはログインスクリプトに失敗したときのみ 使用されます。 2345678 のログインスクリプトが失敗したとしても、次の番号は 3456789 です。 必要な数だけ、パイプとコロンを使用可能です -(しかし、通常はパイプのみかコロンのみの使用となるでしょう)。 -次の番号へのリダイアルまでのタイムアウトは、全ての番号にて使用されます。 +(しかし、通常はパイプのみかコロンのみであり両方の使用はなるでしょう)。 +次の番号へのリダイヤルまでのタイムアウトは、すべての番号にて使用されます。 リストが終了すると、 -通常のリダイアル期間だけ待ち、 +通常のリダイヤル期間だけ待ち、 最初から再開します。 .Dq set dial コマンドの \\\\T 文字列は選択された番号で置きかえられます。 -(以下を参照してください)。 +(以降を参照してください)。 .It -リダイアルに関する設定は、 +リダイヤルに関する設定は、 .Dq set redial で行います。 例えば回線の調子が悪かったり、 (最近では @@ -1181,8 +1436,8 @@ set phone "1234567|2345678:3456789|4567890" set redial 10 4 .Ed .Pp -これは最初の番号にリダイアルを行う前に 10 秒待って、 -4 回までダイアルしてみるという意味になります。 +これは最初の番号にリダイヤルを行う前に 10 秒待って、 +4 回までダイヤルしてみるという意味になります。 .It .Dq set dial と @@ -1199,7 +1454,7 @@ set dial "ABORT BUSY ABORT NO\\\\sCARRIER TIMEOUT 4 \\"\\" \e このモデム「チャット」文字列の意味は以下の通りです。 .Bl -bullet .It -"BUSY" または "NO CARRIER" を受信した場合には処理を中止します。 +\&"BUSY" または "NO CARRIER" を受信した場合には処理を中止します。 .It タイムアウトを 4 秒にセットします。 .It @@ -1208,10 +1463,10 @@ set dial "ABORT BUSY ABORT NO\\\\sCARRIER TIMEOUT 4 \\"\\" \e ATZ を送信します。 .It OK の受信待ちを行います。もし 4 秒以内に受信できなければ、 -もう一度 ATZ を送信し、OK の受信待ちを行います。 +もう 1 度 ATZ を送信し、OK の受信待ちを行います。 .It ATDTxxxxxxx を送信します。xxxxxxx は -上の電話番号リストの中の、次にダイアルする番号です。 +上の電話番号リストの中の、次にダイヤルする番号です。 .It タイムアウトを 60 にセットします。 .It @@ -1219,7 +1474,7 @@ ATDTxxxxxxx を送信します。xxxxxxx は .El .Pp 一旦接続が確立されると、ログインスクリプトが実行されます。 -このスクリプトはダイアルスクリプトと同じスタイルで書かれますが、 +このスクリプトはダイヤルスクリプトと同じスタイルで書かれますが、 パスワードがログされないように注意してください: .Bd -literal -offset indent set authkey MySecret @@ -1259,6 +1514,10 @@ set login "TIMEOUT 15 login:-\\\\r-login: awfulhak \e ログ使用時には、実際のパスワードの代りに '\\P' とログされます。 .Pp ログインスクリプトはプロバイダによって大きく違うものになるでしょう。 +始めてそれを設定するときには +.Em チャットログを有効化 +することで、あなたのスクリプトが予定通りに動いているかを +調べることができます。 .It シリアル回線と通信速度を指定するためには .Dq set line @@ -1270,10 +1529,10 @@ set line /dev/cuaa0 set speed 115200 .Ed .Pp -FreeBSD では cuaa0 が一つめのシリアルポートになります。 +FreeBSD では cuaa0 が 1 つめのシリアルポートになります。 OpenBSD で .Nm -を実行している場合には cua00 が一つめです。 +を実行している場合には cua00 が 1 つめです。 あなたのモデムが 28800 かそれ以上のビットレートで通信することが できるなら、シリアルポートの速度には 115200 を指定しておくべきでしょう。 一般に、シリアルポートの速度はモデムの速度の約 4 倍にしておきます。 @@ -1284,7 +1543,7 @@ OpenBSD で .It プロバイダがどの IP アドレスを使っているのか知っている場合には、 それをリモートアドレス (dst_addr) として使ってください。 -知らない場合には、10.0.0.2/0 か何かを使ってください (以下を参照してください)。 +知らない場合には、10.0.0.2/0 か何かを使ってください (以降を参照してください)。 .It 特定の IP アドレスをプロバイダから割り当てられている場合は、 それをローカルアドレス (src_addr) として使ってください。 @@ -1300,7 +1559,7 @@ ISP があなたが提示した最初の IP 番号を受け付ける場合、 第 3, 4 の引数に .Dq 0.0.0.0 を指定してください。 -これにより ISP が番号を割当てます。 +これにより ISP が番号を割り当てます。 (3 つめの引数は、 .Sq src_addr に対してデフォルトのマスクよりも制約が緩いため、無視されます。) @@ -1309,62 +1568,36 @@ ISP があなたが提示した最初の IP 番号を受け付ける場合、 自分の IP アドレスもプロバイダの IP アドレスも 知らない場合には、以下の例のようにするとよいでしょう。 .Bd -literal -offset indent -set ifaddr 10.10.10.10/0 10.10.11.11/0 0.0.0.0 0.0.0.0 +set ifaddr 10.0.0.1/0 10.0.0.2/0 0.0.0.0 0.0.0.0 .Ed .Pp .It ほとんどの場合、プロバイダはデフォルトルータでもあるでしょう。 -この場合で -.Fl auto -モード使用時には、以下の行を +この場合、以下の行を .Pa /etc/ppp/ppp.conf に追加します。 .Bd -literal -offset indent -delete ALL add default HISADDR .Ed .Pp これは、 .Nm -が使用している tun インタフェースに関連する直接ではない -ルーティングエントリを削除して、 -それから 10.10.11.11 をデフォルトルートとして追加するよう -.Nm -に指示します。 -.Fl auto -モードを使用していない時にはこれは必要ありません。 -なぜなら、 -.Nm -がすぐにダイアルして新しい IP 番号を相手と交渉できるからです。 -.Pp -.Fl auto -モードを使用していないとき、もしくは動的 IP 番号を使用するときには、 -次の 2 行を -.Pa /etc/ppp/ppp.linkup -ファイルに追加しておかなければなりません: -.Bd -literal -offset indent -delete ALL -add default HISADDR -.Ed +接続先のアドレスが何であっても +.Pq この例では 10.0.0.2 +デフォルト経路として追加するように指示します。 +この経路は +.Sq スティッキー +です。これは +.Dv HISADDR +の値が変わると、経路もそれに従って自動的に更新されるという意味です。 .Pp -HISADDR は「相手」の IP 番号を意味するマクロです。 -使用する IP 番号に関して (IPCP を使用して) 合意 -もしくは ( -.Dq set ifaddr -を使用して) 設定してはじめて、使用可能です。 -一旦接続が確立されると、 +以前のバージョンの .Nm -は直接ではないインタフェースのルートを全て削除し、 -デフォルトルートが相手の IP 番号を指すように設定します。 -.Pa /etc/ppp/ppp.conf -で使ったのと同じラベルを使用してください。 -.Pp -もしコマンドを対話的に入力しているのであれば、接続に成功した後で -.Bd -literal -offset indent -add default HISADDR -.Ed -.Pp -とタイプするだけで充分です。 +では +.Pa /etc/ppp/ppp.linkup +ファイルにこれと似たエントリが必要でした。 +.Sq スティッキー経路 +の出現により、これはもはや必要ではなくなりました。 .It プロバイダが PAP/CHAP による認証を要求している場合は、 .Pa /etc/ppp/ppp.conf @@ -1375,6 +1608,23 @@ set authkey MyPassword .Ed .Pp デフォルトではどちらも受け付けられますので、ISP が何を要求しても大丈夫です。 +.Pp +PAP もしくは CHAP を使用する場合、ログインスクリプトはほとんどの場合、 +必要とされないことを記述しておくべきでしょう。 +.It +次のような行を加え、ISP にネームサーバアドレスを確認してください。 +.Bd -literal -offset indent +enable dns +.Pp +.Ed +ローカル DNS を走らせている場合には、これを +.Em やらない +でください。 +.Nm +は単純に +.Pa /etc/resolv.conf +に nameserver 行を入れることで、ローカル DNS の使用を +出し抜いてしまうからです。 .El .Pp 現実の例を見たい場合には、 @@ -1390,20 +1640,20 @@ set authkey MyPassword 経由で、もしくはスクリーンに出力することができます: .Bl -column SMMMMMM -offset indent .It Li Async 非同期レベルパケットの 16 進ダンプ -.It Li Carrier 'CARRIER' まで含めたチャットログの生成 +.It Li CBCP CBCP (CallBack Control Protocol) ログの生成 .It Li CCP CCP パケットトレースの生成 .It Li Chat チャットスクリプトのトレースログの生成 .It Li Command コマンド実行のログ .It Li Connect 完全なチャットログの生成 -.It Li Debug (非常に長い)デバッグ情報のログ +.It Li Debug デバッグ情報のログ .It Li HDLC HDLC パケットの 16 進ダンプ .It Li ID0 ユーザ ID 0 で実行された全関数呼び出しを詳細に記録 .It Li IPCP IPCP パケットトレースの生成 .It Li LCP LCP パケットトレースの生成 -.It Li Link アドレスの割当およびリンクの確立、解放イベントのログ .It Li LQM LQR レポートの生成 .It Li Phase フェイズ遷移ログの出力 .It Li TCP/IP 全 TCP/IP パケットのダンプ +.It Li Timer タイマ操作のログ .It Li TUN ログの各行に tun デバイスを含めます .It Li Warning 端末デバイスへの出力。端末が存在しない場合は、LOG_WARNING を使用してファイルに送ります。 .It Li Error 端末デバイスとログファイルへの出力で、LOG_ERROR を使用します。 @@ -1414,7 +1664,7 @@ set authkey MyPassword コマンドで、ログの出力レベルを設定することができます。 また、複数のレベルを単一コマンドラインにて指定することも可能です。 デフォルトは、 -.Dq set log Carrier Link Phase +.Dq set log Phase です。 .Pp スクリーンに直接ログを表示することも可能です。 @@ -1425,20 +1675,20 @@ set authkey MyPassword の直後に付くことだけが違います。 デフォルトは .Dq set log local -(つまり、直接スクリーンにログ表示) です。 +(つまり、マスクされない警告、エラーと注意のみ出力) です。 .Pp .Dq set log Op local への最初の引数が '+' か '-' の文字で始まる場合、 現在のログレベルを消去せずに修正します。例えば: .Bd -literal -offset indent -PPP ON awfulhak> set log carrier link phase +PPP ON awfulhak> set log phase PPP ON awfulhak> show log -Log: Carrier Link Phase Warning Error Alert +Log: Phase Warning Error Alert Local: Warning Error Alert -PPP ON awfulhak> set log -link +tcp/ip -warning +PPP ON awfulhak> set log +tcp/ip -warning PPP ON awfulhak> set log local +command PPP ON awfulhak> show log -Log: Carrier Phase TCP/IP Warning Error Alert +Log: Phase TCP/IP Warning Error Alert Local: Command Warning Error Alert .Ed .Pp @@ -1463,20 +1713,181 @@ Local: Command Warning Error Alert .It HUP, TERM, QUIT .Nm を終了させます。 -.It USR1 -対話モードではない場合、 -.Nm -にサーバソケットが存在する場合にはそれらをクローズさせ、 -3000 + トンネルデバイス番号のインターネットソケットを -オープンさせます。 -これは、適切なローカルパスワードが -.Pa /etc/ppp/ppp.secret -に指定されている場合にのみ行われます。 .It USR2 .Nm -に全サーバソケットをクローズさせます。 +に全サーバソケットを閉じさせ、すべての既存の診断ポートへの接続を +取り下げます。 .El .Pp +.Sh マルチリンク PPP +.Em PPP +相手に接続するのに複数の物理的なリンクを利用したいなら、 +接続相手も +.Em マルチリンク PPP +プロトコルを理解する必要があります。 +仕様の詳細は RFC 1990 を参照してください。 +.Pp +接続先は、 +.Dq 終点の弁別器 +とその +.Dq 認証 ID +の組み合わせによって識別されます。 +これらの一方、もしくは両方を指定することができます。 +最低でも片方は指定しておくことが推奨されます。 +そうでないと、すべてのリンクが実際に同一のプログラムに接続されていることを +確認する方法がなくなり、 +混乱してロックアップを引き起こすことがあります。 +ローカルには、これらの識別変数は +.Dq set enddisc +と +.Dq set authname +コマンドを用いることで指定されます。先立って接続相手と +.Sq authname +.Pq と Sq authkey +について合意しておく必要があります。 +.Pp +マルチリンクの能力は +.Dq set mrru +コマンド (set maximum reconstructed receive unit) を用いることで +有効になります。一度マルチリンクが有効になれば、 +.Nm +は接続相手とマルチリンク接続のネゴシエーションを行います。 +.Pp +デフォルトでは +.Po +.Sq deflink +と呼ばれる +.Pc +ただ 1 つの +.Sq リンク +のみが有効です。さらにリンクを作成するには +.Dq clone +が使われます。このコマンドは既存のリンクを複製します。 +それは以下の点を除いてすべての性質が同じものです: +.Bl -enum +.It +新しいリンクは +.Dq clone +コマンドラインで指定された独自の名前を持ちます。 +.It +新しいリンクは +.Sq interactive +リンクです。そのモードは次の +.Dq set mode +コマンドで変更することができます。 +.It +新しいリンクは +.Sq closed +の状態にあります。 +.El +.Pp +すべての有効なリンクのまとめは、 +.Dq show links +コマンドを用いて見ることができます。 +.Pp +一度リンクが作成されると、コマンドの使用方法が変わります。 +すべてのリンク固有のコマンドの前には、 +.Dq link Ar name +プレフィックスをつけて、 +コマンドを適用するリンクを指定する必要があります。 +.Nm +は十分賢いので、 +利用可能なリンクが 1 つだけの場合には、 +.Dq link Ar name +フレフィックスは不要です。 +.Pp +コマンドの中には依然としてリンクの指定なしに使用できるものがあり、それは +.Sq バンドル +レベルの操作を行います。たとえば、2 つ以上のリンクが存在するとき +.Dq show ccp +はマルチリンクレベルの CPP 設定と統計を表示し +.Dq link deflink show ccp +は +.Dq deflink +のリンクレベルの同じ情報を表示します。 +.Pp +これらの情報を用いて、以下の設定を用いることができます: +.Pp +.Bd -literal -offset indent +mp: + set timeout 0 + set log phase chat + set device /dev/cuaa0 /dev/cuaa1 /dev/cuaa2 + set phone "123456789" + set dial "ABORT BUSY ABORT NO\\sCARRIER TIMEOUT 5 \\"\\" ATZ \e + OK-AT-OK \\\\dATDT\\\\T TIMEOUT 45 CONNECT" + set login + set ifaddr 10.0.0.1/0 10.0.0.2/0 + set authname ppp + set authkey ppppassword + set mrru 1500 + clone 1,2,3 + link deflink remove +.Ed +.Pp +すべての複製が設定の最後で行われていることに注意してください。 +一般にはリンクは最初に設定され、そして複製されます。 +あなたが常にすべてのリンクがアップ状態であることを望む場合には、 +設定の最後に次の行を追加することができます。 +.Pp +.Bd -literal -offset indent + link 1,2,3 set mode ddial +.Ed +.Pp +リンクが必要に応じてダイヤルされることを望む場合には、次のコマンドを +使うことができます。 +.Pp +.Bd -literal -offset indent + link * set mode auto +.Ed +.Pp +上記の +.Dq set device +行を取り除くことで、リンクを特定の名前に結びつけ、 +.Dq clone +コマンドに続けて指定することもできます: +.Pp +.Bd -literal -offset indent + link 1 set device /dev/cuaa0 + link 2 set device /dev/cuaa1 + link 3 set device /dev/cuaa2 +.Ed +.Pp +どのコマンドが ( +.Dq link +コマンドを使用した) コンテクストを要求し、 +どのコマンドがコンテクストをオプションとし、 +そしてどのコマンドがコンテクストを一切とらないかを調べるには、 +.Dq help +コマンドを使用します。 +.Pp +.Nm +が接続相手と +.Em マルチリンク +モードでネゴシエーションをすると、 +.Nm +はローカルドメインソケットを +.Pa /var/run +ディレクトリに作成します。このソケットは、 +リンク情報 (実際のリンクファイル記述子も含む) を、異なる +.Nm +の間で受け渡しするために使われます。 +この機能によって、 +.Nm +はシリアルラインの初期制御を行う必要なしに +.Xr getty 8 +から、もしくは直接 +.Pa /etc/gettydefs +から ( +.Sq pp= +ケーパビリティを用いて) 実行することが可能となっています。 +ひとたび +.Nm +がマルチリンクモードの交渉を行うと、それは自分がオープンした +リンクをすでに実行されている任意の他のプロセスに渡すことができます。 +すでに実行されているプロセスがない場合、 +.Nm +はマスタとして振る舞い、ソケットを作成し、新たな接続を待ちます。 .Sh PPP コマンドリスト この節では利用可能コマンドとその効果をリストします。 .Nm ppp @@ -1487,7 +1898,7 @@ Local: Command Warning Error Alert .Xr telnet 1 セッションで指定することも可能です。 .Bl -tag -width 20 -.It accept|deny|enable|disable option.... +.It accept|deny|enable|disable Ar option.... これらのディレクティブは 最初の接続においてどのように相手と交渉するかを .Nm @@ -1510,7 +1921,7 @@ Local: Command Warning Error Alert デフォルト: enable かつ accept。 ACFComp はアドレスおよびコントロールフィールド圧縮 (Address and Control Field Compression) を意味します。 -LCP パケット以外は非常に良く似たフィールトを持ちますので、 +LCP パケット以外は非常に良く似たフィールドを持ちますので、 簡単に圧縮可能です。 .It chap デフォルト: disable かつ accept。 @@ -1543,9 +1954,11 @@ CHAP はデフォルトで accept されます。 .Em PPP の実装によっては、チャレンジの暗号化に MD5 ではなく "MS-CHAP" を使用するものがあります。 -詳細については -.Dq set encrypt -コマンドの記述を参照してください。 +MS-CHAP は MD4 と DES の組み合わせです。もし +.Nm +が DES ライブラリの存在するマシン上で構築された場合 +MS-CHAP 認証要求に応答しますが、MS-CHAP 認証を要求することは +決してありません。 .It deflate デフォルト: enable かつ accept。 このオプションは圧縮制御プロトコル (Compression Control Protocol; CCP) に @@ -1559,7 +1972,7 @@ deflate 圧縮を使用するか否かを決定します。 .Em PPP の実装 - との .Ar deflate -能力についてのネゴシエーションには問題があります +能力についての交渉には問題があります .Nm pppd (バージョン 2.3.1) が .Ar deflate @@ -1575,32 +1988,92 @@ deflate 圧縮を使用するか否かを決定します。 は実際には .Pa rfc1975 では -.Dq PPP Magnalink Variable Resource Compression +.Dq PPP Magna-link Variable Resource Compression と指定されています! .Nm は .Nm pppd と交渉する能力がありますが、 -.Dq pppd-deflate +.Dq deflate24 が .Ar enable かつ .Ar accept されている場合のみです。 +.It deflate24 +デフォルト: disable かつ deny。 +これは +.Ar deflate +のバリエーションで、 +.Xr pppd 8 +プログラムとの交渉を許可します。 +詳細は +.Ar deflate +セクションを参照してください。 +これは +.Pa rfc1975 +に反するため、デフォルトでは disable となっています。 +.It dns +デフォルト: disable かつ deny。 +このオプションは DNS 交渉を許可します。 +.Pp +.Dq enable +にすることにより、 +.Nm +は接続相手が +.Pa /etc/resolv.conf +ファイルのエントリを確認することを要求します。 +もし接続相手が当方の要求に否定応答をした場合 (新しい IP アドレスを +提案したら)、 +.Pa /etc/resolv.conf +ファイルは更新され、新しいエントリを確認するように要求を送ります。 +.Pp +.Dq accept +にすることにより、 +.Nm +は接続相手からの DNS 検索要求を拒否せずに、返答します。 +.Dq set dns +コマンドの仕様によって上書きされていない場合には、応答は +.Pa /etc/resolv.conf +から採られます。 .It lqr デフォルト: disable かつ accept。 -このオプションはリンク品質要求 (Link Quality Request) を送信するかどうかを -決定します。 +このオプションはリンク品質要求 (Link Quality Request) を送信する、 +もしくは受け入れるかどうかを決定します。 LQR は、モデムのキャリア検出を使用せずに、リンクダウンを .Nm に決定させるプロトコルです。 +LQR が enable になっていると、 +.Nm +は LCP 要求の一部として +.Em QUALPROTO +オプション (後述の +.Dq set lqrperiod +を参照) を送ります。 +接続相手が同意した場合、両端は同意した間隔で LQR パケットを交換し、 +LQM ロギングを有効にすることで、詳細なリンク品質を監視することが +可能になります。 +接続相手が同意しなかった場合、ppp は代りに ECHO LQR 要求を +送ります。これらのパケットは興味ある情報を何も渡しませんが、 +.Em 必ず +接続相手に応答しなければなりません。 +.Pp +LQR, ECHO LQR のいずれを用いるにせよ、 +.Nm +は 5 つの応答なしパケットが送られた時点で、6 つ目のパケットを送らずに +回線を切断します。 +メッセージは +.Em PHASE +レベルで記録され、あらゆる適当な +.Dq reconnect +値は、接続相手が回線切断に責任があるものとして尊重されます。 .It pap デフォルト: disable かつ accept。 PAP はパスワード認証プロトコル (Password Authentication Protocol) を 意味します。 CHAP (前述) もしくは PAP のどちらか一方のみ交渉可能です。 PAP では、ID とパスワードが相手に送られ続け、 -認証されるか接続が終了されるかまでこれが続きます。 +認証されるか接続が終了されるまでこれが続きます。 これは比較的良くないセキュリティ機構です。 接続が最初に確立した時のみ実行可能です。 相手の認証を行いたい場合は、 @@ -1621,17 +2094,6 @@ PAP では、ID とパスワードが相手に送られ続け、 .Pa /etc/ppp/ppp.conf に指定するだけで良いです。 PAP はデフォルトで accept されます。 -.It pppd-deflate -デフォルト: disable かつ deny。 -.Ar deflate -オプションのバリエーションで、 -.Xr pppd 8 -プログラムとの交渉を許可します。 -詳細は、上述の -.Ar deflate -部分を参照してください。デフォルトでは抑止されますので、 -.Pa rfc1975 -に従っていないことになります。 .It pred1 デフォルト: enable かつ accept。 このオプションは圧縮制御プロトコル (Compression Control Protocol; CCP) に @@ -1642,6 +2104,16 @@ Predictor 1 圧縮を使用するかどうかを決定します。 の交渉を行うために使用されます。 この機構により、 プロトコルフィールドが 2 オクテッドから 1 オクテッドに減ります。 +.It shortseq +デフォルト: enable かつ accept。 +このオプションは +.Nm +がマルチリンクモードの交渉時に +.Pq 12 ビット +の短いシーケンス番号を要求し、そして受け入れるかどうかを決定します。 +これは、当方の MMRU が設定されたときのみ +(マルチリンクが有効になっているときのみ) +適用されます。 .It vjcomp デフォルト: enable かつ accept。 このオプションは Van Jacobson ヘッダ圧縮を使用するかどうかを決定します。 @@ -1650,29 +2122,77 @@ Predictor 1 圧縮を使用するかどうかを決定します。 以下のオプションは、実際には相手と交渉しません。 それゆえ accept および deny は意味を持ちません。 .Bl -tag -width 20 -.It msext -デフォルト: disable。 -このオプションは Microsoft の +.It idcheck +デフォルト: enable。 +低レベルな LCP, CCP, IPCP 設定トラフィックを交換するときに、それらの +要求に対するすべての応答において +.Em 識別子 +フィールドが同一であることが予定されています。デフォルトでは +.Nm +は予定された識別子フィールドを持たないすべての応答パケットを +捨て、それぞれのログレベルで報告します。もし +.Ar idcheck +が disable になっている場合、 +.Nm +は識別子フィールドを無視します。 +.It loopback +デフォルト: enable。 +.Ar loopback +が enable の場合、 +.Nm +は自動的に .Em PPP -拡張の使用を許可します。 -これにより、DNS と NetBIOS NS の交渉をサポートします。 -このオプションを有効にすることにより、"set ns" と "set nbns" で -与えられる値を渡せるようになります。 +インタフェースと同じ終点アドレス宛に送出されたパケットを +ループバックします。 +disable の場合、 +.Nm +がパケットを送ると、おそらく他の終点からの ICMP リダイレクトとなります。 +インタフェースがデフォルト経路であるため、 +ループバック経路を必要とすることを避けたい場合、 +このオプションを enable にすると便利です。 .It passwdauth デフォルト: disable。 このオプションを指定することにより、 PAP 認証コードが呼び出し側を認証する時に、 .Pa /etc/ppp/ppp.secret -ファイルではなくパスワードファイル ( +ファイル中でみつからない場合、パスワードデータベース ( +.Xr passwd 5 +参照) を使用します。 +.Pa /etc/ppp/ppp.secret +は常に、最初に調べられます。 .Xr passwd 5 -参照) を使用させます。 +からパスワードを調べ、かつそのクライアントに対して IP アドレスもしくは +ラベルを指定したい場合には、 +.Pa /etc/ppp/ppp.secret +ファイル中のクライアントのパスワードとして +.Dq \&* +を用いてください。 .It proxy デフォルト: disable。 このオプションを指定することにより、 .Nm -に相手のためにプロクシ ARP をさせます。 +に相手のために代理 ARP をさせます。 +.It sroutes +デフォルト: enable。 +.Dq add +コマンドが +.Dv HISADDR +もしくは +.Dv MYADDR +という値とともに用いられると、エントリは +.Sq スティック経路 +リストに格納されます。 +.Dv HISADDR +もしくは +.Dv MYADDR +が変更される度に、このリストが経路表に適用されます。 +.Pp +このオプションを disable にすると、 +スティッキー経路が適用されなくなります。 +.Sq スティック経路 +リストは依然として保守されます。 .It throughput -デフォルト: disable。 +デフォルト: enable。 このオプションを有効にすると、 .Nm はスループット統計を収集します。 @@ -1701,23 +2221,29 @@ utmp ファイルおよび wtmp ファイルに作成されます。 通常、 ユーザがログインしかつ認証することを要求する場合のみ必要です。 .El -.It add[!] dest mask gateway +.It add[!] Ar dest[/nn] [mask] gateway .Ar dest -は宛先 IP アドレスであり、 +は宛先 IP アドレスです。 +ネットマスクは +.Ar /nn +によってビット数で指定するか、もしくは .Ar mask -はそのマスクです。 +を用いて指定します。 .Ar 0 0 -はデフォルトルートを意味します。 -.Ar dest -および -.Ar mask -の引数の場所で、シンボル名 -.Sq default -を使用可能です。 +ならびにマスクなしの +.Ar 0 +はデフォルト経路を意味します。 +.Ar 0 +の代りにシンボル名 +.Ar default +を使うことが可能です。 .Ar gateway は、 .Ar dest マシン/ネットワークに至る、次のホップのゲートウェイです。 +詳細は +.Xr route 8 +コマンドを参照してください。 宛先にシンボル名 .Sq MYADDR と @@ -1737,28 +2263,40 @@ utmp ファイルおよび wtmp ファイルに作成されます。 は現在のインタフェース名に置き換えられます。 インタフェースの宛先アドレスが ( .Dq set ifaddr -によって) 割当てられていない場合、現在の +によって) 割り当てられていない場合、現在の .Sq INTERFACE が .Sq HISADDR の代りに使用されます。 .Pp -このコマンドを -.Pa ppp.conf -ファイルで使用するときの制限についての詳細は、後述の -.Dq set ifaddr -コマンドを参照してください。 -.Pp .Ar add! -コマンド ( +コマンド +.Po .Dq \&! -に注意) 使用時には、 -ルートが存在する場合には +に注意 +.Pc +使用時には、経路が存在する場合には .Sq route change コマンド (詳細は .Xr route 8 -参照) にてルートを更新します。 -.It allow ..... +参照) にて経路を更新します。 +.Pp +.Dq HISADDR +もしくは +.Dq MYADDR +を含む経路は +.Sq スティッキー +と見なされます。これらはリスト (リストを見るには +.Dq show ipcp +コマンドを使用します) に格納され、 +.Dv HISADDR +もしくは +.Dv MYADDR +の値が変更される度に、経路表の関連するエントリが更新されます。 +この機能は +.Dq disable sroutes +を使用することで無効にできます。 +.It allow Ar command Op Ar args このコマンドは .Nm と設定ファイルへのアクセスを制御します。 @@ -1778,11 +2316,13 @@ utmp ファイルおよび wtmp ファイルに作成されます。 .Pp ユーザ ID 0 はこれらのコマンドの対象外です。 .Bl -tag -width 20 -.It allow user|users logname... -デフォルトでは、ユーザ ID 0 のみがアクセスを許されています。 +.It allow user[s] Ar logname... +デフォルトでは、ユーザ ID 0 のみが +.Nm +へのアクセスを許されています。 このコマンドが指定されると、 .Dq allow users -が記載されている個所に列挙されているユーザのアクセスが可能となります。 +が記載されているセクションに列挙されているユーザのアクセスが可能となります。 .Sq default セクションは 常に最初にチェックされます (スタートアップ時に常にロードされる唯一の @@ -1797,7 +2337,7 @@ utmp ファイルおよび wtmp ファイルに作成されます。 ユーザ .Sq * が指定されると、全ユーザにアクセスが許されます。 -.It allow mode|modes modelist... +.It allow mode[s] Ar modelist... デフォルトでは全 .Nm モードが使用可能です。 @@ -1818,13 +2358,17 @@ utmp ファイルおよび wtmp ファイルに作成されます。 .Sq dedicated , .Sq ddial , .Sq background , -.Sq * . +.Sq * +。 +.Pp +マルチリンクモードで動作するときには、 +現在存在する回線モードを許可するセクションをロード可能です。 .El .Pp -.It alias ..... +.It alias Ar command Op Ar args このコマンドは .Nm -組み込みのエイリアシング (マスカレーディング) 機能を +組込みのエイリアシング (マスカレーディング) 機能を 制御するために使用します。 このコードが必要となるまで、 .Nm @@ -1841,30 +2385,40 @@ utmp ファイルおよび wtmp ファイルに作成されます。 コマンドラインフラグは .Dq alias enable yes と同じ意味です。 -.It alias port [proto targetIP:targetPORT [aliasIP:]aliasPORT] +.It alias port Op Ar proto targetIP:targetPORT [aliasIP:]aliasPORT このコマンドにより、 -マシン [aliasIP] の -.Dq aliasPORT +マシン +.Ar aliasIP +の +.Ar aliasPORT へ到着する接続を、 -.Dq targetIP +.Ar targetIP の -.Dq targetPORT +.Ar targetPORT へリダイレクトします。 -proto を指定した場合、指定したプロトコルの接続のみマッチします。 +.Ar proto +は +.Sq tcp +もしくは +.Sq udp +のいずれかで、指定したプロトコルの接続のみマッチします。 あなたのゲートウェイの後のマシンでインターネット電話等を実行したい場合に、 このオプションは有用です。 -.It alias addr [addr_local addr_alias] +.It alias addr Op Ar addr_local addr_alias このコマンドにより、 -.Dq addr_alias +.Ar addr_alias へのデータを -.Dq addr_local +.Ar addr_local へリダイレクトします。 あなたのゲートウェイの後で 少数の実 IP アドレスを持ち、 これらをあなたのゲートウェイの後の特定のマシンにマップしたい場合に有用です。 .It alias deny_incoming [yes|no] yes に設定した場合、ファイアウォールがパケットを落すのと同様に、 -全ての入力の接続を拒否します。 +すべての入力の接続を拒否します。 +.It alias help|? +このコマンドにより、 +使用可能なエイリアスコマンドのまとめを表示します。 .It alias log [yes|no] このオプションを指定することにより、 種々のエイリアシングの統計と情報を、ファイル @@ -1882,16 +2436,19 @@ RPC や LPD といった、 エイリアスライブラリにソケットを作成させ、 正しい ftp データ入力や IRC 接続を保証できるようになります。 .It alias unregistered_only [yes|no] -出力パケットを、登録されていない送信元アドレスに変更することだけを行います。 +登録されていない送信元アドレスの出力パケットのみを、変更します。 RFC1918 に依ると、登録されていない送信元アドレスは 10.0.0.0/8, 172.16.0.0/12, 192.168.0.0/16 です。 -.It alias help|? -このコマンドにより、 -使用可能なエイリアスコマンドのまとめを表示します。 .El .Pp -.It [!]bg command -指定したコマンドをバックグラウンドで実行します。 +これらのコマンドはソース配布物の +.Pa README.alias +ファイル中でも議論されています。 +.Pp +.It [!]bg Ar command +指定した +.Ar command +をバックグラウンドで実行します。 擬似引数 .Dv HISADDR , .Dv INTERFACE , @@ -1902,152 +2459,442 @@ RFC1918 に依ると、登録されていない送信元アドレスは を停止させたい場合は、 .Dv shell コマンドを使用してください。 -.It close -現在の接続をクローズします (が終了しません)。 -.It delete[!] dest +.It clear modem|ipcp Op current|overall|peak... +.Dq modem +もしくは +.Dq ipcp +階層で、指定されたスループット値をクリアします。 +.Dq modem +を指定する場合にはコンテキストが与えられなければなりません (後述の +.Dq link +コマンドを参照)。 +第 2 引数が与えられない場合、すべての値がクリアされます。 +.It clone Ar name[,name]... +指定されたリンクを複製し、引数の +.Ar name +に関連づけた新しいリンクを作成します。 +このコマンドは、リンクが 1 つしかない場合 +(この場合にはそのリンクがデフォルトになります) を除いて後述の +.Dq link +コマンドから使用する必要があります。 +リンクは下記の +.Dq remove +コマンドで削除できます。 +.Pp +デフォルトのリンク名は +.Dq deflink +です。 +.It close Op lcp|ccp[!] +引数が与えられないと、適切なプロトコル層がダウンし、リンクが閉じられます。 +.Dq lcp +が指定されると LCP 層がダウンしますが、 +.Nm +をオフラインにはしません。例えば +.Dq slirp +のようなものを使用すれば、 +.Dq term +.Pq 後述 +を使用して相手のマシンと会話できます。 +.Dq ccp +が指定されると適切な圧縮層が閉じられます。 +.Dq \&! +が使用されると、圧縮層はクローズ状態のままとなります。 +使用されない場合には、STTOPED 状態へ再度入り、 +相手が更なる CCP 交渉を開始するのを待ちます。 +なにが起きようとも、ユーザを +.Nm +から切り離すことはありませんし、 +.Nm +を終了させることもありません。 +後述の +.Dq quit +を参照してください。 +.It delete[!] Ar dest このコマンドは指定した .Ar dest -IP アドレスのルートを削除します。 +IP アドレスの経路を削除します。 .Ar dest に .Sq ALL が指定された場合、 -.Nm -が使用中のインタフェースの非直接エントリが全て削除されます。 -tunX のエントリで実際のリンク以外を削除することを意味します。 +現在のインタフェースの経路表の非直接エントリと +.Sq スティッキー経路 +がすべて削除されます。 .Ar dest に .Sq default -が指定された場合、デフォルトルートが削除されます。 +が指定された場合、デフォルト経路が削除されます。 .Pp .Ar delete! -コマンドが使用された場合 (最後の +コマンドが使用された場合 +.Po +最後の .Dq \&! -に注意)、存在しないルートについて -.Nm -は文句を言わなくなります. -.It dial|call [remote] -.Dq remote -が指定されている場合、 -.Dq remote -システムへの接続が -.Dq dial -および -.Dq login -スクリプトを使用して確立されます。 -そうでない場合、現在の設定が使用されて接続が確立されます。 -.It display -上述 -.Dq accept|deny|enable|disable option.... -で指定された、交渉可能な値の現在の状態を表示します。 -.It down -リンクを切断しますが、 -綺麗な方法ではなく、物理層が使用不能になったように見えます。 +に注意 +.Pc +、存在しない経路について +.Nm +は文句を言わなくなります。 +.It dial|call Op Ar label +引数なしで使用された場合、このコマンドは +.Dq open +コマンドと同一です。 +.Ar label +が指定された場合、最初に +.Dq load +が実行されます。 +.It down Op Ar lcp|ccp +適切な階層をダウンさせますが、 +綺麗な方法ではなく、下位層が使用不能になったように見えます。 このコマンドを使用することは丁寧ではないとされています。 -.It help|? [command] +オープン状態にある有限状態マシンでこのコマンドを使用することは、 +丁寧ではないとされています。 +引数が与えられない場合、すべてのリンクが閉じられます +(コンテクストが与えられない場合にはすべてのリンクが終了されます)。 +.Sq lcp +が指定された場合、 +.Em LCP +層は終了されますが、モデムはオフラインに移行せず、 +リンクも閉じられません。 +.Sq ccp +が指定された場合、 +関連する圧縮層のみが終了されます。 +.It help|? Op Ar command 利用可能なコマンドをリストします。 -.Dq command +.Ar command を指定した場合、このコマンドの使用方法を表示します。 -.It load [remote] -指定された -.Dq remote -ラベルをロードします。 -.Dq remote +.It [data]link Ar name[,name...] command Op Ar args +コマンドが影響を与えるリンクを特定したい場合に、このコマンドを +任意の他のコマンドのプレフィックスとして使うことができます。 +これはマルチリンクモードで +.Dq clone +コマンドを使って複数のリンクを作成した後でのみ適用されます。 +.Pp +.Ar name +は存在するリンク名を指定します。 +.Ar name +がコンマ区切りのリストの場合には、 +.Ar command +はそれぞれのリンクに対して実行されます。 +.Ar name +が +.Dq * +の場合には、 +.Ar command +はすべてのリンクに対して実行されます。 +.It load Op Ar label +.Pa ppp.conf +ファイルから指定された +.Dq label +をロードします。 +.Dq label が指定されない場合、 .Dq default ラベルが仮定されます。 -.It passwd pass -全ての +.It open Op lcp|ccp|ipcp +これは +.Dq close +の反対のコマンドです。 +.Dq open +コマンドを引数なしで用いることは +.Dq dial +を引数なしで用いることと同一です。 +すなわちすべての閉じられたリンクが、現在の設定を用いて起動されます ( +.Dq set autoload +コマンドに基づいた自動リンクの中には起動されないものもあります)。 +.Pp +LCP 層がすでにオープンされているときに +.Dq lcp +を指定すると、LCP は再度交渉されます。 +したがって、種々の LCP オプションを変更したあとで +.Dq open lcp +コマンドを用いることで、変更を有効にすることができます。 +LCP が再度交渉された後、 +同意したあらゆる認証が実行されます。 +.Pp +.Dq ccp +引数が用いられると、関連する圧縮層がオープンされます。 +すでにオープンされている場合には、再度交渉されます。 +.Pp +.Dq ipcp +引数が用いられると、リンクが通常通り起動されます。すでに IPCP が +オープンされている場合には、IPCP は再度交渉され、 +ネットワークインタフェースが再設定されます。 +.Pp +このようにして PPP の状態機械を再オープンするのは、 +おそらく良い手段ではありません。 +接続相手が正しく振る舞わない可能性があるためです。 +しかしながら、強制的に CCP もしくは VJ 辞書をリセットする手段としては +便利です。 +.It passwd Ar pass +すべての .Nm コマンドセットにアクセスするために要求されるパスワードを指定します。 このパスワードは診断ポート ( .Dq set server コマンド参照) に接続するときに必要です。 .Ar pass -の指定は、 +は .Dq set server -コマンドラインもしくは -ローカルホストの -.Pa /var/log/ppp.secret -エントリにて可能です。 +コマンドラインで指定します。 .Ar command ログが有効でも、値 .Ar pass はログされず、文字列 -.Dq ******** +.Sq ******** がログされます。 .It quit|bye [all] -.Nm -を終了します。 -.Nm -が対話モードであるか -.Dq all -引数が指定された場合、 -.Nm -は終了し、接続をクローズします。 -単に .Dq quit -を -.Xr pppctl 8 -もしくは -.Xr telnet 1 -のセッションから発行しても、現在の接続をクローズしません。 +が制御接続もしくはコマンドファイルから実行されると、 +ppp はすべての接続を閉じた後に終了します。その他の場合、 +つまりユーザが診断ソケットから接続している場合には、 +単にその接続が失われます。 +.Pp +.Ar all +引数が与えられた場合、 +.Nm +はコマンドがどこから発行されたかに関わらず、 +すべての存在する接続を閉じて終了します。 +.It remove|rm +このコマンドは与えられたリンクを消去します。 +これはマルチリンクモードでのみ有用です。リンクは消去する前に +.Dv CLOSED +状態になっていなければなりません。 +.It rename|mv Ar name +このコマンドは与えられたリンクの名前を +.Ar name +に変更します。 +.Ar name +がすでに他のリンクで使用されている場合には、失敗します。 +.Pp +.Sq deflink . +デフォルトリンクの名前は +.Sq deflink +です。これを +.Sq modem , +.Sq cuaa0 , +.Sq USR +のいずれかに変更すると、ログファイルの可読性が向上するかも知れません。 .It save このオプションは (まだ) 実装されていません。 -.It set[up] var value +.It set[up] Ar var value このオプションは以下の変数の設定のために使用します: .Bl -tag -width 20 -.It set accmap hex-value +.It set accmap Ar hex-value ACCMap は非同期制御文字マップ (Asyncronous Control Character Map) を 意味します。 -これはいつも相手と交渉され、デフォルト値は 0x00000000 です。 +これはいつも相手と交渉され、デフォルト値は 16 進数で 00000000 です。 このプロトコルが必要なのは、 (XON/XOFF などの) 特定の文字を終点間で受渡すことに依存するハードウェアを 使用する場合です。 -.It set filter-name rule-no action [src_addr/src_width] -[dst_addr/dst_width] [proto [src [lt|eq|gt] port ]] -[dst [lt|eq|gt] port] [estab] .Pp -.Nm ppp -は 4 つのフィルタセットをサポートします。 -afilter は接続を維持 - アイドルタイマをリセット - -するためのパケットを指定します。 -dfilter は -.Fl auto -モードにおいて -.Nm -にリダイアルさせるパケットを指定します。 -ifilter はマシンに入力可能なパケットを指定します。 -ofilter はマシンから出力可能なパケットを指定します。 -デフォルトでは全てのフィルタが全パケットを通過させる値に設定されます。 -ルールは -.Dq n -に従って順番に処理されます。 -各セットに対し 20 までのルールを指定可能です。 -指定されるセットにおけるどのルールにもマッチしないパケットは破棄されます。 -ifilter と ofilter では、パケットをドロップすることを意味します。 -afilter では、アイドルタイマをリセットしないことを意味します。 -dfilter ではダイアルさせることにはならないことを意味します。 -上述のパケットのフィルタリングの節を参照してください。 -.It set authkey|key value +XON/XOFF については +.Dq set accmap 000a0000 +を使用します。 +.It set authkey|key Ar value クライアントモードでの PAP または CHAP の交渉で使用される 認証キー (もしくはパスワード) を、指定した値に設定します。 -ダイアルもしくはログインスクリプトの '\\P' シーケンス +ダイヤルもしくはログインスクリプトの '\\P' シーケンス で使用されるパスワードを指定しますが、 実際のパスワードがログされることを防ぎます。 .Ar command ログが有効な場合、セキュリティの観点から、 .Ar value は -.Ar ******** +.Sq ******** としてログされます。 -.It set authname id +.It set authname Ar id クライアントモードでの PAP または CHAP の交渉で使用される 認証 ID を設定します。 -.It set ctsrts +.Pp +PAP もしくは CHAP を enable にして +.Fl direct +モードで利用すると、 +.Ar id +は初期認証要求で用いられ、通常はローカルマシン名に設定されます。 +.It set autoload Ar max-duration max-load [min-duration min-load] +これらの設定はマルチリンクモードでのみ適用され、 +デフォルト値はすべて 0 です。 +1 つ以上の +.Ar demand-dial +.Po +.Fl auto +としても知られる +.Pc +モードのリンクが存在する場合、 +.Nm +が最初に tun デバイスからデータを読むときには最初のリンクのみが +有効になっています。 +次の +.Ar demand-dial +リンクは、 +.Ar max-duration +秒の間、送出キューに +.Ar max-load +以上のパケットが存在した場合にのみ開かれます。 +両方のデフォルト値が 0 であるため、 +.Ar demand-dial +リンクはデフォルトでは 1 つだけオープンされます。 +.Pp +複数のリンクが開かれていて、少なくともその内の 1 つが +.Ar demand-dial +リンクである場合、 +.Ar min-duration +秒の間、送出キューに最大 +.Ar min-packets +以下のパケットしか存在しなかったときに閉じられます。 +.Ar min-duration +が 0 の場合には、タイマは無効になります。 +デフォルトでは両方の値が 0 であるため、 +.Ar demand-dial +リンクはバンドルされたアイドルタイマが期限切れになるまで +アクティブであり続けます。 +.It set callback [none|auth|cbcp|E.164 *|number[,number]...]... +引数が与えられない場合、コールバックは disable になります。 +そうでない場合には、 +.Nm +は与えられたプロトコルでコールバックを要求します +(もしくは +.Ar direct +モードでは受け付けます)。 +要求の否定応答が返されると、 +.Nm +は他に選択肢がなくなるまで別の要求を出します。 +選択肢が尽きると +.Nm +は交渉を終了します。 +オプションは下記の通りです (優先度順): +.Pp +.Bl -tag +.It auth +コールバック応答側は、認証に基づいてコールバック番号を +決定することが求められます。 +.Nm +がコールバック応答側である場合、番号は +.Pa /etc/ppp/ppp.secret +中の接続先エントリの 5 番目のフィールドで指定されます。 +.It cbcp +Microsoft コールバック制御プロトコルが用いられます。後述の +.Dq set cbcp +を参照してください。 +.It E.164 *|number[,number]... +.Ar number . +コールバック要求側が +.Ar number +を指定します。 +.Nm +がコールバック応答側である場合、 +.Ar number +は許可する番号をコンマで区切って並べたリスト、もしくは +任意の番号を許可するという意味の +.Dq \&* +とします。 +.Nm +がコールバック要求側である場合、1 つの数字だけを指定します。 +.Pp +.Dq \&* +を用いる場合、このオプションはとても危険なものとなることに +注意してください。 +というのは、悪意あるコールバック要求者が、最初の認証なしに +電話すべき番号として任意の (国際通話番号も可能です) 番号を +伝えることができるからです。 +.It none +接続再手がコールバックをまったく望まない場合、 +.Nm +はそのことを受け入れ、接続を終了するのではなく +コールバックせずに処理を続けます。 +.El +.Pp +.It set cbcp Op *|number[,number]... Op delay Op retry +引数が与えられない場合、CBCP (Microsofts CallBack Control Protocol) +は disable です。言い換えれば +.Dq set callback +コマンドで CBCP を設定すると +.Nm +が CBCP フェーズでコールバック要求を行わなくなります。 +そうでない場合、 +.Nm +は与えられた電話番号 +.Ar number +を使おうとします。 +.Pp +サーバモード +.Pq Fl direct +では、 +.Dq \&* +を使わない限り +.Nm +はクライアントがこれらの番号の 1 つを使うことを主張します。 +.Dq \&* +を使った場合には、クライアントが番号を指定するものと想定します。 +.Pp +クライアントモードでは +.Nm +は与えられた番号 (そのうち接続相手と合意可能なもの) を使用しようとします。 +.Dq \&* +が指定された場合には、 +.Nm +接続相手が番号を指定するものと想定します。 +.It set choked Op Ar timeout +これは +.Nm +がすべての未送出パケットを破棄する前に +送出キュー詰まりを保持する秒数を設定します。 +.Ar timeout +が 0 以下もしくは +.Ar timeout +が指定されない場合、デフォルト値の +.Em 120 秒 +に設定されます。 +.Pp +送出キュー詰まりは +.Nm +がローカルネットワークから特定の数の送出パケットを読み込んだが、 +リンク失敗 (接続相手がビジーなど) のためにデータを送れない場合に +発生します。 +.Nm +はパケットを無限には読み込みません。代りに +.Em 20 +パケット (マルチリンクモードでは +.Em 20 No + +.Em nlinks No * +.Em 2 +パケット) まで読み込み、 +.Ar timeout +秒経過するか、1 つ以上のパケットが送られるまで +ネットワークインタフェースの読み込みを停止します。 +.Pp +.Ar timeout +秒が経過すると、すべての未送出パケットは破棄されます。 +.It set ctsrts|crtscts on|off ハードウェアフロー制御をセットします。 -これがデフォルトです。 -.It set device|line value[,value...] +デフォルトではハードウェアフロー制御は +.Ar on +です。 +.It set deflate Ar out-winsize Op Ar in-winsize +DEFLATE アルゴリズムの、 +デフォルトの出力ウィンドウサイズと入力ウィンドウサイズを設定します。 +.Ar out-winsize +および +.Ar in-winsize +は、 +.Em 8 +から +.Em 15 +までの値をとる必要があります。 +.Ar in-winsize +が指定されると、 +.Nm +はこのウィンドウサイズの使用を強要し、相手が他の値を示しても受け入れません。 +.It set dns Op Ar primary Op Ar secondary +.Dq accept dns +コマンドで使用される、DNS 上書きを設定します。 +詳細については前述の +.Dq accept +コマンドの記述を参照してください。本コマンドは +.Dq enable dns +を使用して要求される IP 番号には影響を与えません、 +.It set device|line Ar value[,value...] .Nm が使用するデバイスを指定する .Dq value @@ -2058,12 +2905,23 @@ dfilter ではダイアルさせることにはならないことを意味します。 .Dq value が .Pa /dev/ -から始まらない場合、 +から始まらない場合、エクスクラメーションマーク +.Pq Dq \&! +から始めるか、 .Dq host:port の形式である必要があります。 -この場合、 +.Pp +エクスクラメーションマークで始まる場合、 +デバイス名の残りはプログラム名として扱われ、 +そのデバイスがオープンされるときにそのプログラムが実行されます。 +標準入出力およびエラーは .Nm -指定された +にフィードバックされ、それらが通常デバイスであるかのように読み書きされます。 +.Pp +.Dq host:port +の組が与えられる場合、 +.Nm +は、指定された .Dq host の指定された .Dq port @@ -2071,13 +2929,14 @@ dfilter ではダイアルさせることにはならないことを意味します。 詳細は上述の .Em PPP オーバ TCP の節を参照してください。 +.Pp 複数の .Dq value を指定した場合、 .Nm -は全デバイスについて実行し終るまで、順番にオープンを試みます。 -.It set dial chat-script -相手へダイアルする際に使用されるチャットスクリプトを指定します。 +は成功するか全デバイスについて実行し終るまで、順番にオープンを試みます。 +.It set dial Ar chat-script +相手へダイヤルする際に使用されるチャットスクリプトを指定します。 後述の .Dq set login コマンドも参照してください。 @@ -2087,7 +2946,7 @@ dfilter ではダイアルさせることにはならないことを意味します。 以下の特殊な .Sq value をチャットスクリプトに指定可能です: -.Bd -literal -offset indent +.Bd -unfilled -offset indent .It \\\\\\\\\\\\\\\\c .Sq 送信 文字列の最後の文字として使用した場合、 @@ -2133,7 +2992,8 @@ set dial "... ATDT\\\\T CONNECT" .Ed .Pp チャットスクリプトから外部コマンドを実行することもできます。 -そうするためには、最初の文字をエクスクラメーションマーク +そうするためには、 +受信待ち文字列または送信文字列の最初の文字をエクスクラメーションマーク .Pq Dq \&! にします。 コマンドが実行されると、標準入力と標準出力がモデムデバイス ( @@ -2142,7 +3002,7 @@ set dial "... ATDT\\\\T CONNECT" .Nm に読まれて受信待ち文字列もしくは送信文字列に置き換えられます。 .Nm -が対話モードで実行している場合、ファイルデスクリプタは +が対話モードで実行されている場合、ファイルデスクリプタ 3 は .Pa /dev/tty に接続されます。 .Pp @@ -2153,7 +3013,7 @@ word: ppp \\"!sh \\\\\\\\-c \\\\\\"echo \\\\\\\\-n label: >&2\\\\\\"\\" \e \\"!/bin/echo in\\" HELLO" .Ed .Pp -は下記のチャットシーケンスになります (ダイヤル前の +は次のチャットシーケンスになります (ダイヤル前の .Sq set log local chat コマンドによる出力): .Bd -literal -offset indent @@ -2205,63 +3065,136 @@ login OK! 良い代替方法については .Xr chat 8 を参照してください。 +.It set enddisc Op label|IP|MAC|magic|psn value +このコマンドは、ローカル終点の弁別器を設定します。 +LCP 交渉の前に設定されると、 +.Nm +は LCP 終点弁別器オプションを使用して、相手に情報を送ります。 +以下の弁別器を設定可能です。 +.Bd -unfilled -offset indent +.It Li label +現在のラベルが使用されます。 +.It Li IP +当方のローカル IP 番号を使用します。 +LCP は IPCP より前に交渉されますので、 +IPCP 層が実質的にこの値を変更することが可能です。 +その場合、手動でリセットしない限り、終点の弁別器は古い値のままとなります。 +.It Li MAC +前述の +.Ar IP +オプションに似てしますが、 +ローカル IP 番号に関係する MAC アドレスが使用される点が異なります。 +ローカル IP 番号がどのイーサネットインタフェースにも存在しない場合、 +本コマンドは失敗します。 +.Pp +ローカル IP 番号のデフォルトは、 +As the local IP number defaults to whatever the machine host name is, +.Dq set enddisc mac +is usually done prior to any +.Dq set ifaddr +commands. +.It Li magic +20 桁の乱数が使用されます。 +.It Li psn Ar value +指定された +.Ar value +が使用されます。 +.Ar value +は、絶対的な公衆スイッチネットワーク番号の先頭に +国コードを付けたものであるべきです。 +.Ed .Pp -.It set hangup chat-script -モデムをクローズする前にこれをリセットする時に使用する、 -チャットスクリプトを指定します。 -.It set encrypt MSChap|MD5 -CHAP チャレンジを発行するときに要求および使用する -暗号化アルゴリズムを指定します。 -MSChap に設定すると、 -.Nm -は CHAP チャレンジ送信時 (CHAP が enable されていると仮定しています) -に Microsoft RAS のように振舞います。 -チャレンジへの応答時には、 -.Nm -チャレンジに基いてどのように暗号化するかを決定しますので、 -この設定は無視されます。 -.Bl -tag -width 注: -.It 注: -Microsoft の暗号化アルゴリズムは MD4 と DES の組み合わせを使用しますので、 -.Nm -構築前にマシンに DES 暗号化ソフトウェアをインストールしていないと、 -このオプションは使用できません - この場合 MD5 のみ使用されます。 -.El -.Pp -.It set escape value... -このオプションは上述の +引数が与えられない場合、終点の弁別器はリセットされます。 +.It set escape Ar value... +このオプションは前述の .Dq set accmap オプションに似ています。 リンクを経由する時に「エスケープ」される文字を指定するために使用します。 -.It set ifaddr [myaddr [hisaddr [netmask [triggeraddr]]]] +.It set filter dial|alive|in|out rule-no permit|deny Ar "[src_addr/width] [dst_addr/width] [proto [src [lt|eq|gt port]] [dst [lt|eq|gt port]] [estab] [syn] [finrst]]" +.Nm +は 4 つのフィルタセットをサポートします。 +.Em alive +フィルタは接続を活性状態に保つパケットを指定します - +アイドルタイマをリセットします。 +.Em dial +フィルタは、 +.Fl auto +モード時に +.Nm +にダイヤルさせるパケットを指定します。 +.Em in +フィルタは、マシンに入力可能なパケットを指定します。 +.Em out +フィルタは、マシンから出力可能なパケットを指定します。 +.Pp +Filtering is done prior to any IP alterations that might be done by the +alias engine. By default all filter sets allow all packets to pass. +ルールは +.Ar rule-no +に従って順番に処理されます。 +各セットに対し 20 までのルールを指定可能です。 +指定されるセットにおけるどのルールにもマッチしないパケットは破棄されます。 +.Em in +と +.Em out +のフィルタでは、パケットをドロップすることを意味します。 +.Em alive +フィルタでは、アイドルタイマをリセットしないことを意味します。 +.Em dial +フィルタではダイアルさせることにはならないことを意味します。 +ダイヤルを引き起こさないパケットは、 +キューされるのではなく、捨てられることに注意してください。 +上述のパケットのフィルタリングの節を参照してください。 +.It set hangup Ar chat-script +モデムを閉じる前にこれをリセットする時に使用する、 +チャットスクリプトを指定します。 +通常は必要であるべきではありませんが、 +閉じる時に自己を正しくリセットできないデバイスに対して使用できます。 +.It set help|? Op Ar command +利用可能な set コマンドのまとめを表示するか、 +.Ar command +が指定されると、コマンドの使用方法を表示します。 +.It set ifaddr Ar [myaddr [hisaddr [netmask [triggeraddr]]]] このコマンドは、IPCP 交渉の間使用される IP アドレスを指定します。 アドレスのフォーマットは以下の通りです。 +.Pp .Dl a.b.c.d/n -a.b.c.d は IP アドレスであり、 -n はこのうち何ビットが有効であるかを示します。 -もし /n ビットが省略された場合、デフォルトの /32 になります。 -ただし IP アドレスが 0.0.0.0 である場合には、マスクのデフォルトは /0 です。 +.Pp +ここで +.Ar a.b.c.d +は希望する IP アドレスであり、 +.Ar n +はこのうち何ビットが有効であるかを示します。 +.Ar /n +が省略された場合、デフォルトの +.Ar /32 +になります。 +ただし IP アドレスが 0.0.0.0 である場合には、マスクのデフォルトは +.Ar /0 +です。 .Pp .Ar hisaddr に IP 番号の範囲として +.Pp .Dl a.b.c.d[-d.e.f.g][,h.i.j.k[-l,m,n,o]]... +.Pp のフォーマットを指定できます。例えば: +.Pp .Dl set ifaddr 10.0.0.1 10.0.1.2-10.0.1.10,10.0.1.20 +.Pp は .Ar 10.0.0.1 のみをローカル IP 番号として交渉しますが、指定された 10 個の IP 番号から 相手に割り当てを行います。 -相手がこれらの番号のうちの一つを要求し、この番号が未使用な場合には、 +相手がこれらの番号のうちの 1 つを要求し、この番号が未使用な場合には、 .Nm は相手の要求を認めます。 -相手がリンクを再確立して前回割当てていた IP 番号を使用したい場合に有用です。 +相手がリンクを再確立して前回割り当てていた IP 番号を使用したい場合に有用です +(既存の TCP 接続を保存します)。 +.Pp 相手が要求した IP 番号が範囲外もしくは使用中の場合、 .Nm はまず範囲内の未使用 IP 番号をランダムに指示します。 -相手がこれに賛成しないと、 -番号が選択されるか過多の IPCP 構成要求が送出されるまで、 -.Nm -は次の番号を指示します。 .Pp .Ar triggeraddr が指定された場合、この値が @@ -2270,6 +3203,11 @@ n はこのうち何ビットが有効であるかを示します。 ただし、 .Ar myaddr の範囲のアドレスのみ受け入れられます。 +これが有用なのは、相手が +.Ar 0.0.0.0 +を要求しない限り IP アドレスを割り当てようとしない +.Dv PPP +実装と交渉するときです。 .Pp .Fl auto モードでは設定ファイルの @@ -2279,71 +3217,105 @@ n はこのうち何ビットが有効であるかを示します。 がインタフェースを構成することに注意してください。 他のモードではこれらの値は IPCP 交渉で使用され、 IPCP 層がアップするまでこれらのインタフェースは構成されません。 -結果として、 -.Fl auto -モードでない限り、 -.Dq add -コマンドを -.Pa ppp.conf -で使用することは不可能 -.Pq か、少くとも賢くない -です (代りに -.Pa ppp.linkup -ファイルが使用されます)。 -.Dq allow mode auto -を使用して、現在のプロファイルを -.Fl auto -モードのみに限定してください。 .Pp -また、一旦クライアントが自己を認証した後では、 -.Ar hisaddr +.Po +PAP か CHAP が +.Dq 有効 +な場合 +.Pc +クライアントが自己証明をした後では、 +.Ar HISADDR 引数は .Pa ppp.secret -ファイルによって優先されることに注意してください。詳細は +ファイルの第 3 引数で上書きされうることに注意してください。 .Em 内向き接続の認証 の節を参照してください。 -.It set loopback on|off -.Ar on -に設定された場合 (デフォルトです)、 -宛先アドレスが -.Em PPP -インタフェースのアドレスと同一の送出パケットを、 -.Nm -は自動的にループバックさせます。 -.Ar off -に設定された場合、 -.Nm -はパケットを送信します。 -この場合おそらく相手方で ICMP リダイレクトが発生します。 -.It set log [local] [+|-]value... +.Pp +どの場合でも、インタフェースが既に構成されている場合には、 +.Nm +はインタフェースの IP 番号を保存して、 +既にバインドされているソケットが正しいままであるようにします。 +.It set ccpretry Ar period +.It set chapretry Ar period +.It set ipcpretry Ar period +.It set lcpretry Ar period +.It set papretry Ar period +これらのコマンドは +.Nm +が有限状態機械 (Finite State Machine; FSM) に要求パケットを送る前に +待つ秒数を指定します。 +.Ar period +のデフォルトは、全 FSM において 3 秒です (ほとんどの場合十分です)。 +.It set log [local] [+|-] Ns Ar value... このコマンドにより現在のログレベルを修正できます。 詳細はログ機能の節を参照してください。 .It set login chat-script この .Ar chat-script -はダイアルスクリプトを補います。 -もし両方が指定された場合、ダイアルスクリプトの後で、 +はダイヤルスクリプトを補います。 +もし両方が指定された場合、ダイヤルスクリプトの後で、 ログインスクリプトが実行されます。 -ダイアルスクリプト中で使用可能なエスケープシーケンスはここでも使用可能です。 -.It set mru value -デフォルトの MRU は 1500 です。 +ダイヤルスクリプト中で使用可能なエスケープシーケンスはここでも使用可能です。 +.It set lqrperiod Ar frequency +このコマンドは、 +.Em LQR +または +.Em ECHO LQR +のパケットが送信される頻度 +.Ar frequency +を秒で指定します。デフォルトは 30 秒です。 +相手に LQR 要求を送りたい場合には、 +.Dq enable lqr +コマンドもまた使用する必要があります。 +.It set mode Ar interactive|auto|ddial|background +指定したリンクにおけるモード +.Sq mode +を変更可能とします。通常マルチリンクモードでのみ有用ですが、 +単一リンクモードでも使用可能です。 +.Pp +.Sq direct +または +.Sq dedicated +のリンクを変更することはできません。 +.It set mrru Op Ar value +このオプションを設定すると、 +マルチリンクプロトコルまたは MP としても知られる、 +マルチリンク PPP 交渉を有効にします。 +MRRU (Maximum Reconstructed Receive Unit) の値にはデフォルトはありません。 +引数を指定しないと、マルチリンクモードは無効にされます。 +.It set mru Op Ar value +デフォルトの MRU (最大受信単位; Maximum Receive Unit) は 1500 です。 この値を増加させた場合、相手は MTU を増加させても *かまいません*。 デフォルトの MRU より減らすことは意味がありません。 なぜなら、 .Em PPP プロトコルでは少なくとも 1500 オクテッドのパケットを 受信できなければ *ならない* からです。 -.It set mtu value +引数が指定されないと、1500 が仮定されます。 +.It set mtu Op Ar value デフォルトの MTU は 1500 です。 -相手が指定した MRU によって増加させることができます。 -MTU はこのオプションによってのみ減らすことが可能です。 -この値を増加させることは無効です。 -なぜなら、相手は大きくなったパケットを受信できる保証が無いからです。 -.It set ns x.x.x.x y.y.y.y -このオプションは交渉される Microsoft DNS サーバを設定します。 -.It set nbns x.x.x.x y.y.y.y -このオプションは交渉される Microsoft NetBIOS DNS サーバを設定します。 -.It set openmode active|passive Op delay +交渉時に、(296 バイト未満でなければ) +相手が望むいかなる MRU および MRRU も受け付け可能です。 +MTU が設定されると、 +.Nm +は +.Ar value +よりも小さい MRU/MRRU の値を受け付けなくなります。 +交渉が完了すると、相手がより大きな MRU/MRRU を要求していたとしても、 +インタフェースに対して MRU が割り当てられます。 +当方のパケットサイズを制限するのに有用です +(よりよくバンド幅を共有できるようになりますが、 +ヘッダデータが増えるというコストがかかります)。 +.Pp +.Ar value +を指定しないと、1500 または相手が要求した値が使用されます。 +.It set nbns Op Ar x.x.x.x Op Ar y.y.y.y +このオプションは、相手の要求によって返される +Microsoft DNS サーバの値を設定します。 +値を指定しないと、 +.Nm +はそのような要求を拒否するようになります。 +.It set openmode active|passive Op Ar delay デフォルトでは、 .Ar openmode は常に、1 秒の @@ -2365,23 +3337,23 @@ MTU はこのオプションによってのみ減らすことが可能です。 ラインのパリティを設定できます。デフォルト値は .Ar none です。 -.It set phone telno[|telno]...[:telno[|telno]...]... -ダイアルおよびログインのチャットスクリプトで使用される \\\\T 文字列が +.It set phone Ar telno[|telno]...[:telno[|telno]...]... +ダイヤルおよびログインのチャットスクリプトで使用される \\\\T 文字列が 置き換えられる電話番号を指定できます。 複数の電話番号をパイプ (|) もしくはコロン (:) で区切って指定可能です。 -パイプの後の番号がダイアルされるのは、 -直前の番号へのダイアルもしくはログインのスクリプトが失敗した場合のみです。 +パイプの後の番号がダイヤルされるのは、 +直前の番号へのダイヤルもしくはログインのスクリプトが失敗した場合のみです。 ラインの切断の理由にかかわらず、 コロンで区切られた番号は順番に試行されます。 複数の番号を指定した場合、接続が確立するまで .Nm -はこのルールに基いてダイアルします。 +はこのルールに基いてダイヤルします。 再試行の最大値は、後述の .Dq set redial で指定します。 .Fl background モードでは各番号は最大 1 回試行されます。 -.It set reconnect timeout ntries +.It set reconnect Ar timeout ntries (CD の喪失もしくは LQR の失敗により) 予想外のライン切断となった場合、 指定した .Ar timeout @@ -2395,67 +3367,56 @@ MTU はこのオプションによってのみ減らすことが可能です。 に .Ar random を指定すると、0 から 30 秒の間の任意時間の停止となります。 -.It set redial seconds[.nseconds] [attempts] -.Nm ppp +.It set redial Ar seconds[.nseconds] [attempts] +.Nm に .Ar attempts -回のリダイアルを指示できます。 -1 より大きな数を指定した場合 (上述の +回のリダイヤルを指示できます。 +1 より大きな数を指定した場合 (前述の .Ar set phone 参照)、 -各番号にダイアルする前に、 +各番号にダイヤルする前に、 .Ar nseconds だけ停止します。 -最初の番号にダイアル開始する前に +最初の番号にダイヤル開始する前に .Ar seconds だけ停止します。 .Dq random -もここで使用できます。 -.It set stopped [LCPseconds [IPCPseconds [CCPseconds]]] -このオプションが指定されると、 -指定した有限状態機械が停止状態になってから -.Dq seconds -で指定した秒数だけ停止したのち、 -.Nm -はタイムアウトします。 -このオプションは、 -.Nm -が停止状態になったことにより返事をしないといった状態を見る場合と、 -.Dq set openmode passive -を使用した場合に相手が指定時間内に Configure Request を送らないことを -タイムアウト検出する場合には、便利かもしれません。 -.Dq set log +lcp +ipcp +ccp -を使用すると、 -.Nm -は全状態遷移をログします。 -.Pp -デフォルト値は 0 であり、 -停止状態による -.Nm -のタイムアウトは発生しません。 +を +.Ar seconds +および +.Ar nseconds +のところで使用でき、0 から 30 秒の間の任意時間の停止となります。 .Pp -この値は openmode の遅延 (上述の -.Dq set openmode -参照) より小さくなってはなりません。 -.It set server|socket TcpPort|LocalName|none [password] [mask] +.Ar attempts +が経過した後でもこの遅延は効果があるので、 +すぐに手動でダイヤルしても何も起ってないように見えるかもしれません。 +すぐにダイヤルする必要がある場合、 +.Dq \&! +を +.Dq open +キーワードの直後に付けます。 +更なる詳細については、前述の +.Dq open +の記述を参照してください。 +.It set server|socket Ar TcpPort|LocalName|none password Op Ar mask このコマンドは .Nm に指定したポートもしくは .Sq 診断ポート にてコマンド接続の入力を listen するように指示します。 -これは -.Nm -が対話モードの時には出来ません。 +.Pp 語 .Ar none は .Nm -に既に存在するソケットをクローズさせます。 -UNIX ドメインソケットを指定したい場合、 +に既に存在するソケットを閉じさせます。 +.Pp +ローカルドメインソケットを指定したい場合、 .Ar LocalName に絶対ファイル名を指定します。そうしないと、TCP ポートの名前もしくは番号 であると解釈されます。 -UNIX ドメインソケットに使用される 8 進 umask を指定可能です。 +ローカルドメインソケットに使用される 8 進 umask を指定可能です。 .Sq 0 から始まる 4 桁 8 進数で指定します。 umask の詳細については @@ -2465,14 +3426,22 @@ umask の詳細については を参照してください。 .Pp このソケットにクライアントが接続するときに使用されねばならないパスワードも -指定可能です。 -ここにパスワードを指定しないと、 -.Pa /etc/ppp/ppp.secret -からドメインサフィックスを除いたローカルホスト名にてマシン名で検索を行います。 -詳細は -.Xr hostname 1 -を参照してください。 -パスワードに空文字列を指定すると、パスワードは要求されなくなります。 +指定可能です ( +前述の +.Dq passwd +コマンドを使用します)。 +パスワードが空文字列として指定される場合、 +クライアントが接続するときにパスワードを必要とされません。 +.Pp +ローカルドメインソケットが指定される場合、ソケット名中の最初の +.Dq %d +シーケンスは現在のインタフェースユニット番号で置換されます。 +複数接続のために同一のプロファイルを使用したい場合に便利です。 +.Pp +同様の方法で TCP ソケットの前に +.Dq + +文字を付けることができます。 +この場合、現在のインタフェースユニット番号が、ポート番号に加算されます。 .Pp .Nm をサーバソケットと共に使用する場合、通信機構として @@ -2483,15 +3452,47 @@ umask の詳細については も使用可能ですが、将来リンク暗号化が実装されるかもしれませんので、 .Xr telnet 1 に依存しないようにしてください。 -.It set speed value +.It set speed Ar value シリアルデバイスの速度を指定します。 -.It set timeout idle [LQR [FSM-resend]] -アイドルタイマ、 -(有効にされているなら) LQR タイマ、 -有限状態機械 -.Pq FSM; finite state machine -リトライタイマの値を指定します。 -.It set vj slots nslots +.It set stopped Ar [LCPseconds [CCPseconds]] +このオプションが指定されると、 +指定した FSM (有限状態機械; Finite State Machine) が停止状態になってから +.Dq seconds +で指定した秒数だけ停止したのち、 +.Nm +はタイムアウトします。 +このオプションは、 +相手が終了要求を送り我々が終了確認応答を送ったにもかかわらず +実際には接続を閉じない場合に、有用かもしれません。また、 +.Dq set openmode passive +を使用した場合に相手が指定時間内に Configure Request を送らないことを +タイムアウト検出する場合には、便利かもしれません。 +.Dq set log +lcp +ccp +を使用すると、 +.Nm +は適切な状態遷移をログします。 +.Pp +デフォルト値は 0 であり、 +停止状態による +.Nm +のタイムアウトは発生しません。 +.Pp +この値は openmode の遅延 (上述の +.Dq set openmode +参照) より小さくなってはなりません。 +.It set timeout Ar idleseconds +このコマンドはアイドルタイマの値を指定します。 +更なる詳細については +.Dq アイドルタイマの設定 +というタイトルの節を参照してください。 +.It set vj slotcomp on|off +このコマンドは +.Nm +に VJ スロット圧縮を交渉するか否かを指示します。 +デフォルトではスロット圧縮は +.Ar on +です。 +.It set vj slots Ar nslots このコマンドは最初の .Ar slots 番号を指定します。 @@ -2507,89 +3508,72 @@ umask の詳細については から .Ar 16 の間で、それぞれの値を含みます。 -.It set vj slotcomp on|off -このコマンドは -.Nm -に VJ スロット圧縮を交渉するか否かを指示します。 -デフォルトではスロット圧縮は -.Ar on -です。 -.It set help|? -使用可能なセットコマンドのまとめを表示します。 .El .Pp -.It shell|! [command] -.Dq command +.It shell|! Op Ar command +.Ar command が指定されない場合、 .Dv SHELL 環境変数で指定されるシェルが起動されます。 -そうでなければ指定されたコマンドが実行されます。 +そうでなければ指定された +.Ar command +が実行されます。 擬似引数 .Dv HISADDR , .Dv INTERFACE , .Dv MYADDR は適切な値に置き換えられます。! 文字を使用した場合、 -この後のコマンドとの間にスペースが必要です。 +この後のコマンドとの間に空白文字が必要です。 このコマンドはフォアグラウンドで実行されることに注意してください - .Nm はプロセスが終了するまでは実行を続けません。 バックグラウンドでコマンド処理を行いたい場合には、 .Dv bg コマンドを使用してください。 -.It show var +.It show Ar var このコマンドを使用して、以下を確認できます: .Bl -tag -width 20 -.It show [adio]filter -指定したフィルタの現在のルールをリストします。 -.It show auth -現在の authname と暗号値を表示します。 -.Nm -を DES サポート無しで構築した場合、 -.Ar MD5 -が使用されるため、暗号値は表示されません。 +.It show bundle +現在のバンドル設定を表示します。 .It show ccp -現在の CCP 統計を表示します。 +現在の CCP 圧縮統計を表示します。 .It show compress -現在の圧縮統計を表示します。 +現在の VJ 圧縮統計を表示します。 .It show escape 現在のエスケープ文字を表示します。 +.It show filter Op Ar name +指定したフィルタの現在のルールをリストします。 +.Ar name +を指定しないと、全フィルタが表示されます。 .It show hdlc 現在の HDLC 統計を表示します。 +.It show help|? +利用可能な show コマンドのまとめを表示します。 .It show ipcp 現在の IPCP 統計を表示します。 .It show lcp 現在の LCP 統計を表示します。 -.It show loopback -現在のループバック状態を表示します。 +.It show [data]link +高レベルリンク情報を表示します。 +.It show links +利用可能な論理リンクのリストを表示します。 .It show log 現在のログ値を表示します。 .It show mem 現在のメモリ統計を表示します。 .It show modem 現在のモデム統計を表示します。 -.It show mru -現在の MRU を表示します。 -.It show mtu -現在の MTU を表示します。 .It show proto 現在のプロトコルの総計を表示します。 -.It show reconnect -現在の再接続値を表示します。 -.It show redial -現在のリダイアル値を表示します。 +.It show route +現在の経路表を表示します。 .It show stopped 現在の stopped タイムアウト値を表示します。 -.It show route -現在のルーティングテーブルを表示します。 -.It show timeout -現在のタイムアウト値を表示します。 -.It show msext -現在の Microsoft 拡張値を表示します。 +.It show timer +アクティブアラームタイマを表示します。 .It show version .Nm の現在のバージョン番号を表示します。 -.It show help|? -利用可能な show コマンドのまとめを表示します。 .El .Pp .It term @@ -2604,17 +3588,26 @@ umask の詳細については .El .Pp .Sh 更に詳細について -.Bl -bullet -compact +.Bl -bullet .It 設定ファイルの例を読んでください。良い情報源です。 -また、 .It +何が利用できるかについては、 .Dq help , .Dq show ? , .Dq alias ? , .Dq set ? , .Dq set ? <var> -コマンドを使ってください。 +コマンドを使って、オンライン情報を取得してください。 +.It +次の URL に有用な情報があります: +.Bl -bullet -compact +.It +http://www.FreeBSD.org/FAQ/userppp.html +.It +http://www.FreeBSD.org/handbook/userppp.html +.El +.Pp .El .Pp .Sh 関連ファイル @@ -2667,34 +3660,57 @@ tunX デバイスに接続されている のいずれかのモードの時のみ作成されます。 .Pa It /etc/services サービス名でポート番号が指定されている場合に、ポート番号を取得します。 +.It Pa /var/run/ppp-authname-class-value +マルチリンクモードでは、 +相手の認証名称 +.Pq Sq authname +と相手の終点弁別器クラス +.Pq Sq class +と相手の終点弁別器値 +.Pq Sq value +を使用して、ローカルドメインソケットが生成されます。 +終点弁別器値はバイナリ値であってもかまわないため、 +実際のファイル名を判定するために 16 進数に変換されます。 +.Pp +このソケットは、別の +.Nm +のインスタンスとリンクを受け渡しを行うために使用します。 .El .Pp .Sh 関連項目 +.Xr adduser 8 , .Xr at 1 , .Xr chat 8 , .Xr crontab 5 , .Xr ftp 1 , .Xr getty 8 , +.Xr group 5 , .Xr gzip 1 , .Xr hostname 1 , .Xr inetd 8 , .Xr init 8 , .Xr login 1 , +.Xr named 8 , .Xr passwd 5 , .Xr ping 8 , .Xr pppctl 8 , .Xr pppd 8 , .Xr route 8 , +.Xr resolv.conf 5 , .Xr syslog 3 , .Xr syslog.conf 5 , .Xr syslogd 8 , .Xr tcpdump 1 , .Xr telnet 1 , .Xr traceroute 8 , -.Xr uucplock 3 +.Xr uucplock 3 , +.Xr vipw 8 .Sh 歴史 元のプログラムは Toshiharu OHNO (tony-o@iij.ad.jp) が作成し、 FreeBSD-2.0.5 に Atsushi Murai (amurai@spec.co.jp) が提出しました。 .Pp -それから、本質的に Brian Somers (brian@Awfulhak.org) が修正をし、'97 年 +1997 年中に本質的に Brian Somers (brian@Awfulhak.org) が修正をし、 11 月に OpenBSD に移植されました (2.2-RELEASE の直後です)。 +.Pp +1998 年初頭にマルチリンク ppp サポートが追加されたときに、 +ほとんどのコードを Brian Somers が書き直しました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/pppd.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/pppd.8 index 353e8d1e42..337abf14e7 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/pppd.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/pppd.8 @@ -48,7 +48,7 @@ pppd ボーレートを <speed> に設定します (10 進数)。 4.4BSD や NetBSD といったシステムでは、 シリアルデバイスドライバがサポートする任意の速度を指定可能です。 -その他のシステム (SunOS, Linux 等) では一定の組合せのみが指定可能です。 +その他のシステム (SunOS, Linux 等) では一定の組み合わせのみが指定可能です。 .TP .B active-filter \fIfilter-expression データパケットに適用されるパケットフィルタであり、 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/procctl.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/procctl.8 index 3bfc31be6d..ded7a3107e 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/procctl.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/procctl.8 @@ -1,35 +1,40 @@ .\" %Id: procctl.8,v 1.3 1998/01/05 07:19:14 charnier Exp % -.\" jpman %Id: procctl.8,v 0.0 1998/09/12 16:02:39 horikawa Stab % +.\" jpman %Id: procctl.8,v 1.3 1998/10/12 14:27:48 horikawa Stab % .Dd Nov 23, 1997 .Dt PROCCTL 1 .Os FreeBSD -.Sh NAME -.Nm procctl -.Nd clear procfs event flags -.Sh SYNOPSIS +.Sh 名称 .Nm procctl +.Nd procfs イベントフラグのクリア +.Sh 書式 +.Nm .Ar command .Op Ar ... -.Sh DESCRIPTION -.Nm Procctl -clears the +.Sh 解説 +.Nm +は +.Xr truss 1 +によって使われる .Xr procfs 5 -event mask used by -.Xr truss 1 . -This can be used in the event that a process is left stranded, since -the +イベントマスクをクリアします。 .Xr procfs 5 -events result in a non-killable process. -The options are a list of process ID's; +のイベントによって殺せないプロセスが結果として生じてしまった為に、 +プロセスが立往生して残ってしまった場合に、 +この +.Nm +コマンドを使うことが出来ます。 +コマンドオプションはプロセスIDのリストです; .Nm -goes through the list and clears the event masks for each specified process. -.Sh SEE ALSO +コマンドはこのリストを順次評価します。 +そして、リストに明示されたそれぞれのプロセスに対応するイベントマスク +をクリアします。 +.Sh 関連項目 .Xr truss 1 , .Xr procfs 5 -.Sh HISTORY -The +.Sh 歴史 .Nm -command was written by +コマンドは .An Sean Eric Fagan -for -.Bx Free . +によって +.Bx Free +の為に書かれました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/rbootd.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/rbootd.8 index df8b949daf..6c07f52ba8 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/rbootd.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/rbootd.8 @@ -81,7 +81,7 @@ .Nm はループバック以外のもっとも小さい番号の使用可能なインタフェースを システムインタフェースリストから探します。 -早いもの順で選ぶので、組合せはバラバラになります。 +早いもの順で選ぶので、組み合わせはバラバラになります。 .El .Pp .Ar config_file diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/sendmail.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/sendmail.8 index 3b4761e31d..bcada3cbe3 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/sendmail.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/sendmail.8 @@ -161,7 +161,7 @@ (配送が遅れた場合に通知する) .Ql success (配送が正常に行われた場合に通知する) -の組合せを指定する事ができます。 +の組み合わせを指定する事ができます。 .It Fl n エイリアスを行いません。 .It Fl O Ar option Ns = Ns Em value diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/ypinit.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/ypinit.8 index 6b5ca4ca16..932597ad77 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/ypinit.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/ypinit.8 @@ -29,7 +29,7 @@ .\" THE POSSIBILITY OF SUCH DAMAGE. .\" .\" %Id: ypinit.8,v 1.3 1998/03/23 08:31:04 charnier Exp % -.\" jpman %Id: ypinit.8,v 1.2 1998/10/06 08:06:56 yohta Stab % +.\" jpman %Id: ypinit.8,v 1.3 1998/10/10 14:46:05 horikawa Stab % .\" .\" WORD: populate 設定する .\" WORD: export 提供する @@ -62,25 +62,26 @@ .Pa /var/yp/$DOMAINNAME ディレクトリと .Pa /var/yp/ypservers -ファイルを作成し、 +ファイルを作成し、初期 NIS マップ一式を設定するために .Pa /var/yp/Makefile -を初期 NIS マップのセットを設定するために呼び出します。 -マップは +を呼び出します。 +マップは、 .Xr yp_mkdb 8 -コマンドを用いてローカルなソースファイルから作成されます。 -スクリプトはユーザに対して指定されたドメインに対応するサーバのリスト -の入力を促します。このリストは ypservers マップを設定するのに使用されます。 +コマンドを用いて、ローカルなソースファイルから作成されます。 +スクリプトは、 +指定されたドメインに対応するサーバのリストの入力をユーザに促します。 +このリストは ypservers マップを設定するために使用されます。 .Pp スレーブサーバにおいては、 .Nm は .Pa /var/yp/$DOMAINNAME を作成し、マスタからの NIS マップのコピーを用いて設定します。 -マップはマスタより +マップはマスタから .Xr ypxfr 8 コマンドを使用して取得されます。 .Nm -スクリプトは転送するマップのリストを 2 つの方法のうちの 1 つで取得します。 +スクリプトは、転送するマップのリストを 2 つの方法のうちの 1 つで取得します。 もしシステムが NIS クライアントとして設定されており マスタサーバに結ばれているのであれば、 .Nm @@ -91,7 +92,7 @@ .Nm はハードコードされたマップのリストを用いるため、そのうちのいくつかは マスタ上には実際には存在したり存在しなかったりするかもしれません。 -システム管理者は必要であればスクリプトを編集して +システム管理者は、必要であればスクリプトを編集して、 マップのリストを変更することができます。あるいは個々のマップを .Xr ypxfr 8 を用いてマスタから手動で転送することもできます。 @@ -101,12 +102,12 @@ .Bl -tag -width indent .It Fl m Op Ar domainname マスタサーバを設定します。デフォルトでは、スクリプトはシステムの -デフォルトドメインに対するサーバとして設定します。ユーザはこのデフォルトを +デフォルトドメインに対するサーバとして設定します。ユーザが .Ar domainname -を明示的に指定することによって上書きすることができます。 -マップは +を明示的に指定することによって、このデフォルトを上書きすることができます。 +ローカルファイルをテンプレートとして .Xr yp_mkdb 8 -コマンドを使うことによりローカルファイルを用いて一から構築されます。 +コマンドを使うことにより、マップは最初から構築されます。 .It Fl s Ar master_server Op Ar domainname .Ar master_name をマスタとしてスレーブサーバを設定します。マップは @@ -115,16 +116,15 @@ .Ar master_server からスレーブにコピーされます。 デフォルトでは、スクリプトはシステムの -デフォルトドメインに対するサーバとして設定します。ユーザはこのデフォルトを +デフォルトドメインに対するサーバとして設定します。ユーザが .Ar domainname -を明示的に指定することによって上書きすることができます。 +を明示的に指定することによって、このデフォルトを上書きすることができます。 .It Fl u Op Ar domainname マスタサーバ上の ypservers マップを更新します。新しいスレーブがドメインに 追加された時には、そのホスト名を ypservers マップに追加する必要があります。 これによりマスタ上の .Xr yppush 8 がすべてのスレーブに対して更新を伝播できるようになります。 - .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /var/yp/master.passwd -compact .It Pa /etc/bootparams @@ -181,4 +181,4 @@ ypservers のソースファイル ( .Bx Free 用に .An Bill Paul Aq wpaul@ctr.columbia.edu -によって変更されました。
\ No newline at end of file +によって変更されました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/yppoll.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/yppoll.8 index d50c09acf7..ed2341c628 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/yppoll.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/yppoll.8 @@ -35,7 +35,7 @@ .\" POSSIBILITY OF SUCH DAMAGE. .\" .\" %Id: yppoll.8,v 1.3 1998/03/23 08:30:41 charnier Exp % -.\" jpman %Id: yppoll.8,v 1.2 1998/10/06 08:06:12 yohta Stab % +.\" jpman %Id: yppoll.8,v 1.3 1998/10/10 14:46:24 horikawa Stab % .\" .Dd October 25, 1994 .Dt YPPOLL 8 |