aboutsummaryrefslogtreecommitdiff
path: root/ja_JP.eucJP
diff options
context:
space:
mode:
authorSUZUKI Koichi <metal@FreeBSD.org>2005-07-19 04:22:35 +0000
committerSUZUKI Koichi <metal@FreeBSD.org>2005-07-19 04:22:35 +0000
commite1f7a4e6b36c5fc167f9290011eb18294f4509a7 (patch)
tree46f64e523f87b228e53e29c086e2a5e68f15bb7f /ja_JP.eucJP
parent2b3e67d0a6a11b66039460102d46db8f2b29c7bd (diff)
downloaddoc-e1f7a4e6b36c5fc167f9290011eb18294f4509a7.tar.gz
doc-e1f7a4e6b36c5fc167f9290011eb18294f4509a7.zip
Switch tar from GNU's one to BSD's.
After repocopy tar.1 to gtar.1, - add the initial translation for bsdtar.1 - remove the tar.1 - update gtar.1 bsdtar.1 Submitted by: Watanabe Kazuhiro <CQG00620 at nifty ne jp>, kano at na rim or jp Reviewed by: hrs, kano at na rim or jp gtar.1 Submitted by: Nobuyuki Koganemaru <n-kogane at syd odn ne jp>
Notes
Notes: svn path=/head/; revision=25171
Diffstat (limited to 'ja_JP.eucJP')
-rw-r--r--ja_JP.eucJP/man/man1/Makefile5
-rw-r--r--ja_JP.eucJP/man/man1/bsdtar.1659
-rw-r--r--ja_JP.eucJP/man/man1/gtar.140
-rw-r--r--ja_JP.eucJP/man/man1/tar.1597
4 files changed, 683 insertions, 618 deletions
diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/Makefile b/ja_JP.eucJP/man/man1/Makefile
index 2404b56d2e..301e65247e 100644
--- a/ja_JP.eucJP/man/man1/Makefile
+++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/Makefile
@@ -13,6 +13,7 @@ MAN1 = addftinfo.1\
bdes.1\
biff.1\
brandelf.1\
+ bsdtar.1\
builtin.1\
bzip2.1\
c89.1\
@@ -114,6 +115,7 @@ MAN1 = addftinfo.1\
grops.1\
grotty.1\
groups.1\
+ gtar.1\
gzexe.1\
gzip.1\
head.1\
@@ -310,7 +312,6 @@ MAN1 = addftinfo.1\
tabs.1\
tail.1\
talk.1\
- tar.1\
tbl.1\
tcopy.1\
tcpdump.1\
@@ -488,7 +489,7 @@ MLINKS+=ssh.1 slogin.1
MLINKS+=bzip2.1 bunzip2.1
MLINKS+=bzip2.1 bzcat.1
MLINKS+=unifdef.1 unifdefall.1
-MLINKS+=tar.1 gtar.1
+MLINKS+=bsdtar.1 tar.1
MLINKS+=pkill.1 pgrep.1
.include "bsd.prog.mk"
diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/bsdtar.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/bsdtar.1
new file mode 100644
index 0000000000..f0ac6a8ed9
--- /dev/null
+++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/bsdtar.1
@@ -0,0 +1,659 @@
+.\" Copyright (c) 2003 Tim Kientzle
+.\" All rights reserved.
+.\"
+.\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without
+.\" modification, are permitted provided that the following conditions
+.\" are met:
+.\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright
+.\" notice, this list of conditions and the following disclaimer.
+.\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright
+.\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the
+.\" documentation and/or other materials provided with the distribution.
+.\"
+.\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE AUTHOR AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND
+.\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE
+.\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE
+.\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE AUTHOR OR CONTRIBUTORS BE LIABLE
+.\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL
+.\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS
+.\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION)
+.\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT
+.\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY
+.\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF
+.\" SUCH DAMAGE.
+.\"
+.\" %FreeBSD: src/usr.bin/tar/bsdtar.1,v 1.20.2.2 2005/02/25 05:14:42 kientzle Exp %
+.\"
+.\" $FreeBSD$
+.Dd April 13, 2004
+.Dt BSDTAR 1
+.Os
+.Sh 名称
+.Nm tar
+.Nd テープアーカイブを操作する
+.Sh 書式
+.Nm
+.Op Ar bundled-flags Ao args Ac
+.Op Ao Ar file Ac | Ao Ar pattern Ac ...
+.Nm
+.Brq Fl c
+.Op Ar options
+.Op Ar files | directories
+.Nm
+.Brq Fl r | Fl u
+.Fl f Ar archive-file
+.Op Ar options
+.Op Ar files | directories
+.Nm
+.Brq Fl t | Fl x
+.Op Ar options
+.Op Ar patterns
+.Sh 解説
+.Nm
+はアーカイブファイルストリームの作成と操作をします。
+.Pp
+最初の書式フォームでは
+.Dq まとめ
+(bundled)
+オプション形式を表しています。
+この使用法は、これまでの実装との互換性のために提供されています。
+詳細は後述の「互換性」を参照してください。
+.Pp
+その他の書式フォームが、好ましい使用法を表しています。
+.Nm
+への最初のオプションは、次の一覧にあるモードの指示です:
+.Bl -tag -compact -width indent
+.It Fl c
+指定されたアイテムを含んだ、新しいアーカイブを作成します。
+.It Fl r
+.Fl c
+と似ていますが、新しいエントリはアーカイブに追加されます。
+なおこれは通常ファイルの非圧縮アーカイブに対してのみ動作します。
+.Fl f
+オプションが必要です。
+.It Fl t
+標準出力にアーカイブ内容のリストを出力します。
+.It Fl u
+.Fl r
+と似ていますが、新しいエントリの変更時刻が、アーカイブ内の対応するエントリ
+のものよりも新しい場合のみ、追加されます。
+なおこれは通常ファイルの非圧縮アーカイブに対してのみ動作します。
+.Fl f
+オプションが必要です。
+.It Fl x
+アーカイブからディスクに展開します。
+もし同名のファイルがアーカイブ内に 2 回以上現れた場合、それぞれのコピーが
+展開され、後のものがそれ以前のコピーを上書き (置換) します。
+.El
+.Pp
+.Fl c ,
+.Fl r ,
+.Fl u
+モードにおいて、指定されたファイルまたはディレクトリは、コマンドラインで
+指定された順にアーカイブに追加されます。
+デフォルトでは、各ディレクトリ内のファイルもアーカイブされます。
+.Pp
+展開またはリストモードにおいて、アーカイブをオープンする前に
+コマンドライン全体が読み込まれ、解析されます。
+コマンドラインのパス名またはパターンは、アーカイブ内の処理対象となる
+アイテムを示します。
+パターンはシェル形式のグロブパターンであり、XXXX に文書化されています。
+.Sh オプション
+明記していないオプションは、全ての操作モードに適用可能です。
+.Bl -tag -width indent
+.It Cm @ Ns Pa archive
+(c および r モードのみ)
+指定されたアーカイブがオープンされ、そのエントリが現在の
+アーカイブに追加されます。
+簡単な例として、
+.Dl Nm Fl c Fl f Pa - Pa newfile Cm @ Ns Pa original.tar
+ではファイル
+.Pa newfile
+と、
+.Pa original.tar
+の全てのエントリを含む、新しいアーカイブを標準出力に書き出します。
+対照的に、
+.Dl Nm Fl c Fl f Pa - Pa newfile Pa original.tar
+では、二つのエントリのみの新しいアーカイブを作成します。
+また、
+.Dl Nm Fl czf Pa - Fl -format Cm pax Cm @ Ns Pa -
+では標準入力からアーカイブを読み込み (フォーマットは自動的に判別)、
+gzip で圧縮した pax フォーマットアーカイブに変換して、標準出力に出力します。
+このように、
+.Nm
+はアーカイブのフォーマットを別のものに変換する為に使うことが出来ます。
+.It Fl b Ar blocksize
+テープドライブの I/O に対するブロックサイズを、512 バイトレコード単位で
+指定します。
+一般に、本引数はテープドライブに読み書きする時、デフォルトブロックサイズで
+ありごく一般的な 20 レコード (10240 バイト) を用いない場合のみに必要となります。
+.It Fl C Ar directory
+c および r モードにおいて、続くファイルを追加する前に、ディレクトリを
+変更します。
+x モードにおいては、アーカイブをオープンした後、エントリをアーカイブから
+展開する前にディレクトリを変更します。
+.It Fl -check-links ( Fl W Cm check-links )
+(c および r モードのみ)
+各ファイルへのすべてのリンクがアーカイブされないなら、
+警告メッセージを発行します。
+.It Fl -exclude Ar pattern ( Fl W Cm exclude Ns = Ns Ar pattern )
+指定したパターンにマッチするファイルやディレクトリを、処理しません。
+なおこれはコマンドラインで指定したパターンやファイル名よりも優先します。
+.It Fl -format Ar format ( Fl W Cm format Ns = Ns Ar format )
+(c モードのみ)
+作成するアーカイブのフォーマットを指定するのに用います。
+サポートされるフォーマットには、
+.Dq cpio ,
+.Dq pax ,
+.Dq shar ,
+.Dq ustar
+があります。
+また他のフォーマットもサポートされているかもしれません。
+現在サポートされているフォーマットの詳細な情報については、
+.Xr libarchive-formats 5
+を参照してください。
+.It Fl f Ar file
+指定されたファイルを、読み書きするアーカイブにします。
+ファイル名を
+.Pa -
+にすれば、標準入力または標準出力になります。
+指定しない場合、デフォルトのテープデバイスが使用されます
+(FreeBSD の場合、デフォルトのテープデバイスは
+.Pa /dev/sa0 )
+。
+.It Fl -fast-read ( Fl W Cm fast-read )
+(x および t モードのみ)
+各パターンまたはファイル名オペランドにマッチするエントリのうち、
+最初のアーカイブエントリだけを展開またはリスト表示します。
+各パターンまたはファイル名にマッチすれば、すぐに終了します。
+同名のエントリが複数存在でき、また慣習として後のエントリがそれ以前のエントリを
+上書きする為に、デフォルトではアーカイブは常に最後まで読み込まれます。
+本オプションは性能の最適化の為に提供されています。
+.It Fl H
+(c および r モードのみ)
+コマンドラインで指定されたシンボリックリンクを追跡します。
+リンク自身ではなく、リンクの対象をアーカイブします。
+.It Fl h
+(c および r モードのみ)
+.Fl L
+と同じ意味です。
+.It Fl -include Ar pattern ( Fl W Cm include Ns = Ns Ar pattern )
+指定したパターンにマッチしたファイルまたはディレクトリのみ処理します。
+なおこの指定よりも、
+.Fl -exclude
+による指定が優先します。
+これを明示しなければ、デフォルトで全てのエントリが処理されます。
+この
+.Fl -include
+オプションは、アーカイブをフィルタリングするのに特に有用です。
+例として、次のコマンド
+.Dl Nm Fl c Fl f Pa new.tar Fl -include='*foo*' Cm @ Ns Pa old.tgz
+では、
+.Pa old.tgz
+のエントリのうち、文字列
+.Sq foo
+を含んでいるものだけを含む、新しいアーカイブ
+.Pa new.tar
+を作成します。
+.It Fl j
+(c モードのみ)
+作成するアーカイブを
+.Xr bzip2 1
+で圧縮します。
+展開またはリストモードでは、本オプションは無視されます。
+なお他の
+.Nm tar
+実装と異なり、本実装ではアーカイブを読み込む際には、bzip2 圧縮を
+自動的に判別します。
+.It Fl k
+(x モードのみ)
+既存のファイルを上書きしません。
+特に、アーカイブ内に 2 回以上現れるファイルであっても、後のコピーが
+それ以前のコピーを上書きすることはしません。
+.It Fl L
+(c および r モードのみ)
+全てのシンボリックリンクを追跡します。
+通常、シンボリックリンクはそのままアーカイブされます。
+本オプションにより、リンクの対象が代わりにアーカイブされます。
+.It Fl l
+.Ev POSIXLY_CORRECT
+が環境で指定されるなら、これは
+.Fl -check-links
+オプションのための同義語です。
+さもなければ、エラーが表示されます。
+GNU tar と互換性のある振舞いを希望するユーザは代わりに
+.Fl -one-file-system
+オプションを使用するべきです。
+.It Fl m
+(x モードのみ)
+ファイル更新時刻を展開しません。
+デフォルトでは、更新時刻はアーカイブに納められている時刻に設定されます。
+.It Fl n
+(c, r, u モードのみ)
+ディレクトリ内のファイルを再帰的にアーカイブしません。
+.It Fl -nodump ( Fl W Cm nodump )
+(c および r モードのみ)
+nodump ファイルフラグの立ったファイルをスキップします。
+.It Fl O
+(x, t モードのみ)
+展開 (-x) モードでは、ファイルはディスクに展開されずに標準出力に
+書き込まれます。
+リスト (-t) モードでは、ファイルリストは通常の標準出力でなく標準エラーに
+書き込まれます。
+.It Fl o
+(x モードのみ)
+ユーザとグループを、アーカイブが指定したものではなく、
+本プログラムを実行しているユーザのものを使用します。
+なおこれは
+.Fl p
+を指定しないと意味がありません。
+また本プログラムを root ユーザが実行している必要があります。
+この場合、ファイルモードとフラグはアーカイブからリストアされますが、
+ACL や所有者の情報は破棄されます。
+.It Fl P
+パス名を保持します。
+デフォルトでは、アーカイブの作成と展開の両方において、絶対パス名 (/ 文字で
+始まっているもの) の最初のスラッシュは取り除かれます。
+また
+.Nm
+は、パス名に
+.Pa ..
+を含んでいたり、対象ディレクトリをシンボリックリンクで変更する
+アーカイブエントリを展開するのを拒否します。
+本オプションはこの振舞いを抑制します。
+.It Fl p
+(x モードのみ)
+ファイルパーミッションを保持します。
+アーカイブから各アイテムを展開する際、可能ならば、所有者、ファイルモード、
+ファイルのフラグと ACL を含む、全てのパーミッションをリストアしようとします。
+デフォルトでは、新規作成するファイルの所有者は
+.Nm
+を実行するユーザとなり、新規作成する通常ファイルに関してはファイルモードが
+リストアされ、またこれら以外のタイプのエントリはデフォルトのパーミッションに
+なります。
+もし
+.Nm
+を root が実行した場合、
+.Fl o
+オプションを指定しない限り、デフォルトで所有者がリストアされます。
+.It Fl T Ar filename
+(c モードのみ)
+アーカイブすべきファイル名を
+.Pa filename
+から読み込みます。
+ファイル名は改行で区切られます。
+特別な名前である
+.Dq -C
+により、カレントディレクトリをその次の行で指定されたディレクトリに変更します。
+.It Fl U
+(x モードのみ)
+ファイルを作成する前に、いったん削除します。
+本オプション無しでは、
+.Nm
+は既存のファイルを上書きし、既存のハードリンクを保持します。
+本オプションにより、既存のハードリンクは破棄され、同様に、
+展開されるファイルの場所に影響を及ぼすシンボリックリンクも破棄されます。
+.It Fl v
+冗長な出力を表示します。
+作成及び展開モードにおいて、
+.Nm
+はアーカイブに書き込み、またはアーカイブから読み出した各ファイルの名前を
+リスト表示します。
+リストモードにおいて、
+.Nm
+は
+.Xr ls 1
+に似た出力を表示します。
+.Fl v
+オプションを追加することで、付加的な説明を表示します。
+.It Fl W Ar longopt=value
+ロングオプション
+.Pf ( Fl -
+が先行する)
+は、
+.Xr getopt_long 3
+関数が用意されているシステムでのみ、直接サポートされます。
+この関数をサポートしないシステムでは、本
+.Fl W
+オプションを介して、ロングオプションを使うことが出来ます。
+.It Fl w
+あらゆる操作に対し、確認を求めます。
+.It Fl X Ar filename
+指定されたファイルから除外パターンのリストを読み込みます。
+除外の取り扱いに関する情報については
+.Fl -exclude
+を参照してください。
+.It Fl y
+(c モードのみ)
+作成するアーカイブを
+.Xr bzip2 1
+で圧縮します。
+展開またはリストモードでは、本オプションは無視されます。
+なお他の
+.Nm tar
+実装と異なり、本実装ではアーカイブを読み込む際には、bzip2 圧縮を
+自動的に判別します。
+.It Fl z
+(c モードのみ)
+作成するアーカイブを
+.Xr gzip 1
+で圧縮します。
+展開またはリストモードでは、本オプションは無視されます。
+なお他の
+.Nm tar
+実装と異なり、本実装ではアーカイブを読み込む際には、gzip 圧縮を
+自動的に判別します。
+.El
+.Sh 環境変数
+次の環境変数が、
+.Nm
+の実行に関係します:
+.Bl -tag -width ".Ev BLOCKSIZE"
+.It Ev LANG
+使用するロケール。
+詳細は
+.Xr environ 7
+を参照。
+.It Ev POSIXLY_CORRECT
+この環境変数が定義されると、
+.Fl l
+オプションは
+.St -p1003.1-96
+に従って解釈されます。
+.It Ev TAPE
+デフォルトテープデバイス。
+.Fl f
+オプションはこれを無視します。
+.It Ev TZ
+日付を表示する際に使用するタイムゾーン。
+詳細は
+.Xr environ 7
+を参照。
+.El
+.Sh 関連ファイル
+.Bl -tag -width ".Ev BLOCKSIZE"
+.It Pa /dev/sa0
+.Ev TAPE
+環境変数か
+.Fl f
+オプションで無視されないなら、
+デフォルトのテープデバイスです。
+.El
+.Sh 終了ステータス
+.Ex -std
+.Sh 使用例
+二つのファイル
+.Ar source.c
+と
+.Ar source.h
+を含む新しいアーカイブ
+.Ar file.tar
+を作成します:
+.Dl Nm Fl czf Pa file.tar Pa source.c Pa source.h
+.Pp
+アーカイブの詳細な内容一覧を表示します:
+.Dl Nm Fl tvf Pa file.tar
+.Pp
+デフォルトのテープドライブにあるアーカイブの、全てのエントリを展開します:
+.Dl Nm Fl x
+.Pp
+作成モードにおいて、アーカイブされるファイルとディレクトリのリストには、
+.Cm -C Ns Pa foo/baz
+の形式でディレクトリの変更命令を取り込むことが出来ます。
+また
+.Cm @ Ns Pa archive-file
+の形式でアーカイブのエントリを取り込むことも出来ます。
+例えば、次のコマンドライン
+.Dl Nm Fl c Fl f Pa new.tar Pa foo1 Cm @ Ns Pa old.tgz Cm -C Ns Pa /tmp Pa foo2
+では、新しいアーカイブ
+.Pa new.tar
+を作成します。
+.Nm
+はカレントディレクトリからファイル
+.Pa foo1
+を読み込み、出力するアーカイブに追加します。
+次に
+.Pa old.tgz
+の各エントリを読み込み、これらのエントリを、出力するアーカイブに追加します。
+最後にディレクトリを
+.Pa /tmp
+に変更し、
+.Pa foo2
+を出力するアーカイブに追加します。
+.Sh 互換性
+まとめオプション形式は、これまでの実装との互換性のためにサポートされています。
+これには、各文字がオプションである頭文字 (- 文字で始まらない)
+が存在します。
+引数は別々の単語で続きます。
+この引数の順序はまとめオプション文字内の、対応する頭文字の順序と一致している
+必要があります。
+例えば
+.Dl Nm Cm tbf 32 Pa file.tar
+では、三つのフラグ
+.Cm t ,
+.Cm b ,
+および
+.Cm f
+を指定しています。
+.Cm b
+と
+.Cm f
+フラグは、共に引数が必要ですので、二つの追加アイテムがコマンドラインに
+必要です。
+.Ar 32
+は
+.Cm b
+フラグに対する引数であり、また
+.Ar file.tar
+は
+.Cm f
+フラグに対する引数です。
+.Pp
+モードオプションの c, r, t, u, x、およびオプションの
+b, f, l, m, o, v, w は、SUSv2 に準じています。
+.Pp
+移植性を最大限にするために、
+.Nm tar
+を実行するスクリプトは、上記のまとめオプション形式を使うべきであり、
+モードオプションは
+.Cm c ,
+.Cm t ,
+.Cm x
+に、またオプションは
+.Cm b ,
+.Cm f ,
+.Cm m ,
+.Cm v ,
+.Cm w
+に制限するべきです。
+.Pp
+getopt_long() をサポートするシステムでは、他の tar 実装との互換性を
+増すために、ロングオプションが使用できます。
+.Sh セキュリティ
+確実なセキュリティは、
+.Nm
+を含む沢山のアーカイブプログラムに共通の課題です。
+特に、細工されたアーカイブは
+.Nm
+に対して、対象とするディレクトリ以外の場所にファイルを展開するように
+要求することが出来ます。
+これは不注意なユーザに対し、上書きするつもりの無いファイルを
+上書きさせるのに使うことが潜在的に可能です。
+アーカイブをスーパユーザが展開している場合は、システム上の
+あらゆるファイルが上書きされる潜在的な可能性があります。
+これを引き起こす、三つの手段があります。
+.Nm
+はそれらに対する防御機構を備えていますが、情報通のユーザならば、
+それらについて知っておくべきでしょう:
+.Bl -bullet -width indent
+.It
+アーカイブのエントリは、絶対パス名を持つことが出来ます。
+デフォルトでは、
+.Nm
+はこの問題に対する防御策として、これをリストアする前にファイル名の先頭にある
+.Pa /
+文字を取り除きます。
+.It
+アーカイブのエントリは、
+.Pa ..
+を含むパス名を持つことが出来ます。
+デフォルトでは、
+.Nm
+はパス名に
+.Pa ..
+を含んでいるファイルを展開しません。
+.It
+アーカイブのエントリでは、ファイルを別のディレクトリにリストアするように、
+シンボリックリンクを悪用することが出来ます。
+アーカイブは別のディレクトリを指すシンボリックリンクをリストアすることが出来、
+このリンクを使ってファイルをそのディレクトリにリストアします。
+これを防ぐため、.Nm では毎回、展開されるパスにシンボリックリンクが
+含まれるかどうかを調べます。
+もしパスの最後の要素が
+シンボリックリンクであれば、そのシンボリックリンクは削除され、
+アーカイブの内容に置き換えられます。
+.Fl U
+が指定されていれば、展開されるパスの中間に存在する
+シンボリックリンクも、すべて無条件に削除されます。
+もし
+.Fl U
+も
+.Fl P
+も指定しなければ、
+.Nm
+はこのようなエントリを展開するのを拒否します。
+.El
+あなた自身を守るため、信用できない出処からのアーカイブには気をつけるべきです。
+アーカイブを展開する前に、
+.Dl Nm Fl tf Pa filename
+としてアーカイブの内容を調べるべきです。
+.Nm
+が既存のファイルを上書きしないことを保証するには
+.Fl k
+オプションを使うべきですし、既存のファイルを消去させるには
+.Fl U
+オプションを使うべきです。
+一般に、スーパユーザ権限にある時は、アーカイブを展開するべきではありません。
+なお
+.Fl P
+オプションにより、
+.Nm
+は上に述べたセキュリティチェックを行わないようになり、絶対パスや
+.Pa ..
+を含むファイル、及び他のディレクトリへのシンボリックリンクを
+展開できるようになります。
+.Sh 関連項目
+.Xr bzip2 1 ,
+.Xr cpio 1 ,
+.Xr gzip 1 ,
+.Xr mt 1 ,
+.Xr pax 1 ,
+.Xr shar 1 ,
+.Xr libarchive 3 ,
+.Xr libarchive-formats 5 ,
+.Xr tar 5
+.Sh 規格
+現在、tar コマンドに対する POSIX 標準はありません。
+.St -p1003.1-96
+にはありましたが、
+.St -p1003.1-2001
+では無くなりました。
+本実装で使用できるオプションは、古い tar の POSIX 仕様、現在の
+pax の POSIX 仕様はもちろん、現存するいくつかの tar 実装を調査して
+開発されました。
+.Pp
+ustar と pax 間のファイルフォーマット変換については、pax コマンドの
+.St -p1003.1-2001
+にて定義されています。
+.Sh 歴史
+.Nm tar
+コマンドは Seventh Edition Unix から登場しました。
+他の多数の実装があり、その多くはファイルフォーマットを拡張しています。
+John Gilmore によるパブリックドメイン実装の
+.Nm pdtar
+(1987 年 11 月頃) は多大な影響を及ぼし、GNU tar の元になりました。
+FreeBSD 1.0 より、GNU tar は FreeBSD 基本システムの tar として
+取り込まれました。
+.Pp
+本ソフトウェアは
+.Xr libarchive 3
+ライブラリをベースにした、完全な再実装です。
+.Sh バグ
+POSIX と GNU は
+.Fl l
+オプションの意味について強く意見を異にしています。
+一方の振舞いを期待して他方の結果を得るといった災害の可能性があるため、
+この実装では、
+.Fl l
+オプションは故意に壊してあります。
+.\" because of = 〜のために、〜のせいで
+.Pp
+.Fl C Pa dir
+オプションは、歴代の実装とは異なっているかも知れません。
+.Pp
+全てのアーカイブ出力は、出力を圧縮していても、正しいサイズのブロックで
+書き出されます。
+最後の出力ブロックがブロックサイズの大きさにパディングされるかどうかは、
+フォーマットと出力デバイスによって変わります。
+tar と cpio フォーマットにおいて、出力が標準出力、キャラクタ型デバイス、
+もしくはテープドライブのようなブロック型デバイスの場合、
+出力の最後のブロックはブロックサイズの大きさにパディングされます。
+出力を通常ファイルに書き込む場合、最後のブロックはパディングされません。
+.Xr gzip 1
+や
+.Xr bzip2 1
+を含む多数の圧縮ソフトウェアは、
+.Nm
+で作成されたアーカイブを復元する時、このヌルパディングについて文句を言いますが
+展開は正常に行えます。
+.Pp
+圧縮と復元機能は内部で実装されているので、
+.Dl Nm Fl czf Pa - file
+により作成した圧縮出力と、
+.Dl Nm Fl cf Pa - file | Nm gzip
+により作成した圧縮出力には、些細ですが違いがあります。
+.Pp
+デフォルトでは標準の I/O パスでアーカイブを読み書きするべきですが、
+伝統的に (および POSIX では) 他のものを要求します。
+.Pp
+.Cm r
+および
+.Cm u
+モードでは、アーカイブは非圧縮でディスク上に通常ファイルとして存在する
+必要があります。
+他のアーカイブは
+.Cm c
+モードと
+.Pa @archive-file
+拡張を用いて更新することが出来ます。
+.Pp
+.Pa @foo
+や
+.Pa -foo
+といった名前のファイルをアーカイブするには、それぞれ
+.Pa ./@foo
+や
+.Pa ./-foo
+という形式で指定する必要があります。
+.Pp
+作成モードにおいて、先頭にある
+.Pa ./
+は常に削除されます。
+先頭にある
+.Pa /
+は、
+.Fl P
+オプションが指定されない限り、取り除かれます。
+.Pp
+作成及び展開における、ファイル選択のよりよいサポートが必要です。
+.Pp
+マルチボリュームアーカイブ、および疎なファイルに対するサポートはまだありません。
+.Pp
+異なるアーカイブフォーマット (tar と cpio など) を
+.Cm @ Ns Pa -
+により変換すると、ハードリンク情報が失われます
+(これは異なるアーカイブフォーマットでハードリンク情報を格納していることからくる
+当然の結果です)。
+.Pp
+故意にドキュメント化していない、多くのショートオプションの代わりになる
+ロングオプションがあります。
diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/gtar.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/gtar.1
index dd06c3dc75..2b94a5ac36 100644
--- a/ja_JP.eucJP/man/man1/gtar.1
+++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/gtar.1
@@ -4,7 +4,7 @@
.\" Written by John F. Woods <jfw@jfwhome.funhouse.com>
.\" Updated by Robert Eckardt <roberte@mep.ruhr-uni-bochum.de>
.\"
-.\" %FreeBSD: src/gnu/usr.bin/tar/tar.1,v 1.43 2002/12/12 17:25:52 ru Exp %
+.\" %FreeBSD: src/gnu/usr.bin/tar/tar.1,v 1.45 2004/07/02 21:53:39 ru Exp %
.\"
.\" $FreeBSD$
.Dd December 23, 2000
@@ -64,8 +64,8 @@
を意味しています (下記に詳細があります)。
これらの他に、以下に詳細を述べる機能変更文字を、コマンド単語に
含めることができます。それらのいくつかは、コマンド単語内と同じ順で
-コマンドライン引数を要求します (
-.Sx 使用例
+コマンドライン引数を要求します
+.Pf ( Sx 使用例
の節を参照)。
機能文字と機能変更文字は、GNU 形式の引数で指定することもできます
(2 つのダッシュを最初に付け、1 つのコマンド単語ごとに機能文字か
@@ -80,8 +80,8 @@
.It Fl A
.It Fl -catenate
.It Fl "-concatenate"
-指定された (
-.Nm
+指定された
+.Pf ( Nm
アーカイブ形式の) ファイルを tar アーカイブの末尾
に追加します (追加する前の古い end-of-archive ブロックは削除さ
れます)。
@@ -161,8 +161,8 @@
* 512-byte ブロック に設定します。
.It Fl B
.It Fl -read-full-blocks
-短い読みだしブロックを、完全なブロックに再組み立てします (
-.Bx 4.2
+短い読みだしブロックを、完全なブロックに再組み立てします
+.Pf ( Bx 4.2
パイプの読み込み用)。
.It Fl C Ar directory
.It Fl -directory Ar directory
@@ -416,11 +416,11 @@ null で終わっている名前を考慮し、
はデフォルトのデバイスであり、20 はデフォルトのブロック
サイズですので、上記の例は次のように単純化できます。
.Dl "tar c bert ernie"
-\&"backup.tar" というアーカイブから、すべての C ソース及びヘッダを
-抽出するには、次のようにタイプします。
-.Pp
-.Dl tar xf backup.tar '*.[ch]'
.Pp
+.Pa backup.tar
+というアーカイブから、すべての C ソース及びヘッダを
+抽出するには、次のようにタイプします。
+.Dl "tar xf backup.tar '*.[ch]'"
シェルがカレントディレクトリ内のファイル名に展開しないよう、パターンを
クォートしなければならないことに注意してください (当然、
シェルはアーカイブ内のファイル一覧にアクセスすることはできません)。
@@ -437,15 +437,14 @@ tar cf - -C srcdir . | tar xpf - -C destdir
.Dl "tar --block-compress -z -c -v -f /dev/fd1a -b 36 tar/"
.Pp
まとめ指定フラグと
-.Fl -
-スタイルのフラグを混在させることができない
+.Fl -スタイル
+のフラグを混在させることができない
ことに注意してください。次のようにタイプしなければならないわけで
はなく、上記のような書き方で 1 文字フラグを使うことができます。
.Dl "tar --block-compress --gzip --verbose --file /dev/fd1a --block-size 20 tar/"
.Pp
上のようにして作成したディスクの内容は、次のようにすればリスト
表示できます。
-.Pp
.Dl "tar tvfbz /dev/fd1a 36"
.Pp
2 つの
@@ -471,7 +470,7 @@ tar cf - -C srcdir . | tar xpf - -C destdir
.Sq "02/09/97 13:15" ,
.Sq "1997-02-09 13:15" ,
.Sq "13:15 9 Feb 1997" ,
-.Sq "'9 Feb 1997 13:15" ,
+.Sq "9 Feb 1997 13:15" ,
.Sq "Feb. 9, 1997 1:15pm" ,
.Sq "09-Feb" ,
.Sq "3 weeks ago" ,
@@ -508,7 +507,7 @@ tar cf - -C srcdir . | tar xpf - -C destdir
フラグによって変更することができます)。
.It TAR_RSH
TAR_RSH 環境変数は、デフォルトシェルに優先して、
-.Nm tar
+.Nm
のデータ転送に使用されます。
.El
.Sh 関連ファイル
@@ -518,7 +517,9 @@ TAR_RSH 環境変数は、デフォルトシェルに優先して、
.El
.Sh 互換性
.Fl y
-は FreeBSD だけの機能です。
+は
+.Fx
+だけの機能です。
GNU
.Nm
メンテナは、
@@ -540,8 +541,9 @@ GNU
.Xr rmt 8
.Sh 歴史
.Nm
-フォーマットは立派な歴史を持っていて、Sixth Edition UNIX に
-原点があります。
+フォーマットは立派な歴史を持っていて、Sixth Edition
+.Ux
+に原点があります。
この
.Nm
の実装は GNU 実装であり、
diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/tar.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/tar.1
deleted file mode 100644
index dd06c3dc75..0000000000
--- a/ja_JP.eucJP/man/man1/tar.1
+++ /dev/null
@@ -1,597 +0,0 @@
-.\" Copyright (c) 1991, 1992, 1993 Free Software Foundation -*- nroff -*-
-.\" See /usr/src/gnu/COPYING for conditions of redistribution
-.\"
-.\" Written by John F. Woods <jfw@jfwhome.funhouse.com>
-.\" Updated by Robert Eckardt <roberte@mep.ruhr-uni-bochum.de>
-.\"
-.\" %FreeBSD: src/gnu/usr.bin/tar/tar.1,v 1.43 2002/12/12 17:25:52 ru Exp %
-.\"
-.\" $FreeBSD$
-.Dd December 23, 2000
-.Os
-.Dt TAR 1
-.Sh 名称
-.Nm tar
-.Nd "テープアーカイバ; ""tar"" アーカイブファイルの操作"
-.Sh 書式
-.Nm
-.Op Oo Fl Oc Ns Ar bundled-options Ar Args
-.Op Ar gnu-style-flags
-.Op Ar filenames | Fl C Ar directory-name
-.Ar ...
-.Sh 解説
-.Nm
-は、歴史的な理由により
-.Dq tape archiver
-を省略して名付けられました。
-.Nm
-プログラムは、
-.Ar tarfile
-と呼ばれる
-.Nm
-フォーマットのアーカイブファイルを作成し、アーカイブにファイルを追加したり、
-またアーカイブからファイルを抽出したりします。
-.Ar tarfile
-は通常磁気テープを指しますが、フロッピディスケットや
-通常のファイルでも構いません。
-.Pp
-通常、
-.Nm
-コマンドラインの最初の引数は、機能文字および機能変更文字からなる単語であり、
-その前に ダッシュ (-) を付けても付けなくてもいいようになっています。
-単語には、次の機能文字のうち丁度 1 つを含んでいる必要があります:
-.Cm A ,
-.Cm c ,
-.Cm d ,
-.Cm r ,
-.Cm t ,
-.Cm u ,
-.Cm x ,
-これらはそれぞれ、
-.Em 追加 (append)
-、
-.Em 作成 (create)
-、
-.Em 差分 (difference)
-、
-.Em 置換 (replace)
-、
-.Em リスト表示 (table of contents)
-、
-.Em 更新 (update)
-、
-.Em 抽出 (extract)
-を意味しています (下記に詳細があります)。
-これらの他に、以下に詳細を述べる機能変更文字を、コマンド単語に
-含めることができます。それらのいくつかは、コマンド単語内と同じ順で
-コマンドライン引数を要求します (
-.Sx 使用例
-の節を参照)。
-機能文字と機能変更文字は、GNU 形式の引数で指定することもできます
-(2 つのダッシュを最初に付け、1 つのコマンド単語ごとに機能文字か
-機能変更文字を 1 つだけ指定する)。
-アーカイブへの追加、アーカイブからの抽出、そしてリスト表示のために
-コマンドライン指定するファイル名には、
-シェルのパターンマッチ文字列を使用することができます。
-.Sh 機能
-以下の機能のいずれか 1 つだけを必ず指定する必要があります。
-.Pp
-.Bl -tag -width "--concatenate" -compact
-.It Fl A
-.It Fl -catenate
-.It Fl "-concatenate"
-指定された (
-.Nm
-アーカイブ形式の) ファイルを tar アーカイブの末尾
-に追加します (追加する前の古い end-of-archive ブロックは削除さ
-れます)。
-これは、指定されたファイルがアーカイブの中の 1 ファイルとなるので
-はなく、指定したファイルの中に含まれているファイルを、最初に指定
-したアーカイブに追加するという効果を持ちます。
-.Em 注 :
-このオプションは
-.Ar tarfile
-を再書き込みする必要があるため、1/4
-インチカートリッジテープでは動作しません。
-.It Fl c
-.It Fl -create
-新しいアーカイブを作成して (もしくは古い内容を切り捨てて)、指定
-されたファイルをアーカイブに書き込みます。
-.It Fl d
-.It Fl -diff
-.It Fl -compare
-アーカイブの中のファイルと、それに相当するファイルシステム内の
-ファイルとの違いを調査します。
-.It Fl -delete
-指定されたファイルをアーカイブから削除します
-(1/4 インチテープでは動作しません)。
-.It Fl r
-.It Fl -append
-アーカイブの末尾にファイルを追加します
-(1/4 インチテープでは動作しません)。
-.It Fl t
-.It Fl -list
-アーカイブ内容のリスト表示をします。もし引数として
-.Ar filename
-が指定されていれば、そのファイルだけがリスト表示されます。
-そうでなければ、アーカイブに含まれるすべてのファイルリストが表示されます。
-.It Fl u
-.It Fl -update
-指定したファイルのうち、アーカイブ内のファイルよりもディスク上の
-ファイルの変更時刻が新しいものだけを追加します。1/4 インチテープ
-では動作しません。
-.It Fl x
-.It Fl -extract
-.It Fl -get
-アーカイブからファイルを抽出します。可能ならば、所有者、
-変更時刻、ファイル属性はリストアされます。もし
-.Ar file
-引数が指定されていなければ、アーカイブ内の全ファイルが抽出されます。
-もし
-.Ar filename
-引数がテープ上のディレクトリ名にマッチしていれば、そのディレクトリと
-ディレクトリ内のファイルが抽出されます (ディレクトリ内の
-すべてのディレクトリについても同様に抽出されます)。
-もしアーカイブ内に、相当する同じファイルが複数含まれていれば (上記の
-.Fl -append
-コマンドを参照)、最後に含まれているものが他のすべてのファイルを
-上書きする形で抽出されます。
-.El
-.Sh オプション
-.Nm
-の他のオプションは、組み合わせて使用することができます。
-1 文字オプションは、コマンド単語の中で指定することができます。
-引数を与えるべきオプションの場合、オプションに続けて引数を指定し
-ます。1 文字オプションであれば、これに続くコマンドライン引数を
-使用します (以下の
-.Sx 使用例
-を参照してください)。
-.Pp
-.Bl -tag -width "--preserve-permissions" -compact
-.It Fl -help
-.Nm
-のすべてのコマンドオプションについて一覧と解説を表示します。
-.It Fl -atime-preserve
-テープに書かれている、ファイルのアクセス時刻をリストアします。
-(inode の変更時刻が変更されることに注意してください!)
-.It Fl b
-.It Fl -block-size Ar number
-読み書きするブロックサイズを
-.Ar number
-* 512-byte ブロック に設定します。
-.It Fl B
-.It Fl -read-full-blocks
-短い読みだしブロックを、完全なブロックに再組み立てします (
-.Bx 4.2
-パイプの読み込み用)。
-.It Fl C Ar directory
-.It Fl -directory Ar directory
-残りの引数を処理する前に
-.Ar directory
-へ移動します。
-.It Fl -checkpoint
-アーカイブを読み書きする間に読み書きしたバッファの数を表示します。
-.It Fl f Xo
-.Oo Ar hostname : Oc Ns Ar file
-.Xc
-.It Fl -file Xo
-.Oo Ar hostname : Oc Ns Ar file
-.Xc
-指定された
-.Ar file
-(デフォルトは
-.Pa /dev/sa0 )
-を読み書きします。
-もし
-.Ar hostname
-が指定されていれば、
-.Nm
-は
-.Xr rmt 8
-を使って、リモートマシン上の
-.Ar file
-を読み書きします。
-.Dq Ar -
-はファイル名として使用されることもありますが、
-これは標準入力から読み出したり、標準出力へ書き出したりするために使用されます。
-.It Fl -force-local
-コロンがある時でさえ、アーカイブファイルはローカルのものとします。
-.It Fl F Ar file
-.It Fl -info-script Ar file
-.It Fl -new-volume-script Ar file
-それぞれのアーカイブが終ると、スクリプトを実行します (暗黙の
-.Fl M
-指定が行なわれます)。
-.It Fl -fast-read
-ワイルドカードで指定されていないすべての抽出ターゲットが
-アーカイブ内に見つかったら、その時点で終了します。
-.It Fl G
-.It Fl -incremental
-古い GNU-format インクリメンタルバックアップファイルを作成/リスト/抽出します。
-.It Fl g Ar file
-.It Fl -listed-incremental Ar file
-新しい GNU-format インクリメンタルバックアップファイルを
-作成/リスト/抽出します。
-.It Fl h
-.It Fl -dereference
-シンボリックリンクをシンボリックのまま書き込みません。シンボリックリンクが
-指しているデータを書き込みます。
-.It Fl i
-.It Fl -ignore-zeros
-アーカイブの中の 0 ブロック (通常、End-Of-File を意味する) を無視します。
-.It Fl -ignore-failed-read
-ファイルが読めなくても、非 0 のステータスで exit しません。
-.It Fl j
-.It Fl y
-.It Fl -bzip
-.It Fl -bzip2
-.It Fl -bunzip2
-アーカイブを
-.Xr bzip2 1
-でフィルタリングします。
-.It Fl k
-.It Fl -keep-old-files
-ディスク上に既にあるファイルを保持します。つまり、アーカイブから
-抽出するファイルは、ディスク上のファイルへ上書きしません。
-.It Fl K Ar file
-.It Fl -starting-file Ar file
-アーカイブの中の
-.Ar file
-から (抽出、リストなどを) 始めます。
-.It Fl l
-.It Fl -one-file-system
-あるファイルシステム内にあるファイルだけでアーカイブを作成します
-(他ファイルシステムへのマウントポイントを跨ぎません)。
-.It Fl L Ar number
-.It Fl -tape-length Ar number
-.Ar number
-* 1024 バイト書き込んだ後でテープの交換を要求します。
-.It Fl m
-.It Fl -modification-time
-ファイルの変更時刻を抽出しません。
-.It Fl M
-.It Fl -multi-volume
-マルチボリュームアーカイブを作成/リスト/抽出します。
-.It Fl n
-.It Fl -norecurse
-作成時に再帰的にサブディレクトリを走査しません。
-.It Fl -volno-file Ar file
-ボリューム番号付きのファイル名です。
-.It Fl N Ar date
-.It Fl -after-date Ar date
-.It Fl -newer Ar date
-作成時間が
-.Ar date
-より新しいファイルだけを抽出します。
-.It Fl -newer-mtime Ar date
-変更時間が
-.Ar date
-より新しいファイルだけを抽出します。
-.It Fl o
-.It Fl -old-archive
-.It Fl -portability
-POSIX フォーマットではなく、V7 フォーマットのアーカイブを作成します。
-.It Fl O
-.It Fl -to-stdout
-ファイルを標準出力に抽出します。
-.It Fl p
-.It Fl -same-permissions
-.It Fl -preserve-permissions
-保護情報を完全に抽出します。
-.It Fl -preserve
-.Fl p s
-の指定と同じ効果を持ちます。
-.It Fl P
-.It Fl -absolute-paths
-ファイル名から先頭の
-.Ql /
-をとりません。
-.It Fl R
-.It Fl -record-number
-メッセージ中にアーカイブ内のレコード番号を埋め込み表示します。
-.It Fl -remove-files
-アーカイブに追加したファイルを、追加後に削除します。
-.It Fl s
-.It Fl -same-order
-.It Fl -preserve-order
-アーカイブ内から抽出するファイルを、指定された順のままにします。
-.It Fl -show-omitted-dirs
-アーカイブ作成中に除外されたディレクトリを表示します。
-.It Fl S
-.It Fl -sparse
-.Dq 疎な
-ファイルを効率的に扱うようにします。
-.It Fl T Ar file
-.It Fl I Ar file
-.It Fl -files-from Ar file
-.Ar file
-から抽出もしくは作成するファイル名を得ます (1 行 1 ファイル名)。
-.It Fl -null
-null で終わっている名前を考慮し、
-.Fl T
-の振舞を変更します。
-これは
-.Fl C
-指定を無効にします。
-.It Fl -totals
-.Fl -create
-によって書かれた総バイト数を表示します。
-.It Fl U
-.It Fl -unlink
-.It Fl -unlink-first
-ファイルを作成する前に、いったん削除します。
-.It Fl v
-.It Fl -verbose
-.Fl -create
-でアーカイブに書くファイルや
-.Fl -extract
-でアーカイブから
-取り出すファイル名をリスト表示します。
-ファイルの保護情報をファイル名とともに表示させるには、
-.Fl -list
-を使います。
-.It Fl V Ar volume-name
-.It Fl -label Ar volume-name
-指定された
-.Ar volume-name
-を持ったアーカイブを作成します。
-.It Fl -version
-.Nm
-プログラムのバージョン番号を表示します。
-.It Fl w
-.It Fl -interactive
-.It Fl -confirmation
-すべての動作に対して、確認を求めるようになります。
-.It Fl W
-.It Fl -verify
-アーカイブを書き込んだ後、ベリファイを試みます。
-.It Fl -exclude Ar pattern
-.Ar pattern
-にマッチするファイルを除外します
-(抽出しません。追加しません。リスト表示しません)。
-.It Fl X Ar file
-.It Fl -exclude-from Ar file
-.Ar file
-に一覧されているファイルを除外します。
-.It Fl Z
-.It Fl -compress
-.It Fl -uncompress
-アーカイブを
-.Xr compress 1
-でフィルタリングします。
-.It Fl z
-.It Fl -gzip
-.It Fl -gunzip
-アーカイブを
-.Xr gzip 1
-でフィルタリングします。
-.It Fl -use-compress-program Ar program
-アーカイブを
-.Ar program
-でフィルタリングします
-(これは、
-.Fl d
-が指定されたときは
-.Dq decompress
-を意味しなければなりません)。
-.It Fl -block-compress
-テープもしくはフロッピのために、圧縮プログラムの出力をブロック
-化します (そうしないと、ブロック長がおかしくなり、デバイスドライバは
-そのブロックを拒絶するでしょう)。
-.It Fl Xo
-.Op Cm 0 Ns - Ns Cm 7 Ns
-.Op Cm lmh
-.Xc
-テープドライブと密度を指定します。
-.El
-.Sh 環境
-環境変数
-.Ev TAR_OPTIONS
-に
-.Nm
-のデフォルトオプションを保持させることが可能です。
-これらのオプションは最初に解釈されますので、
-明示的なコマンドラインパラメータで上書き可能です。
-.Sh 使用例
-.Pa bert
-と
-.Pa ernie
-というファイルを含む、
-ブロックサイズが 20 ブロックのアーカイブを、
-テープドライブ
-.Pa /dev/sa0
-に作るには、
-.Dl "tar cfb /dev/sa0 20 bert ernie"
-もしくは
-.Dl "tar --create --file /dev/sa0 --block-size 20 bert ernie"
-と入力します。
-.Fl f
-および
-.Fl b
-フラグは両方とも引数を必要としていることに注意してください。
-この引数は、コマンド単語に書かれているのと同じ順序でコマンドラインから
-取得されます。
-.Pp
-.Pa /dev/sa0
-はデフォルトのデバイスであり、20 はデフォルトのブロック
-サイズですので、上記の例は次のように単純化できます。
-.Dl "tar c bert ernie"
-\&"backup.tar" というアーカイブから、すべての C ソース及びヘッダを
-抽出するには、次のようにタイプします。
-.Pp
-.Dl tar xf backup.tar '*.[ch]'
-.Pp
-シェルがカレントディレクトリ内のファイル名に展開しないよう、パターンを
-クォートしなければならないことに注意してください (当然、
-シェルはアーカイブ内のファイル一覧にアクセスすることはできません)。
-.Pp
-ファイルを階層構造ごとコピーするには、このようにコマンドを使用してください:
-.Bd -literal
-tar cf - -C srcdir . | tar xpf - -C destdir
-.Ed
-.Pp
-ディスケットに、
-.Xr gzip 1
-を使った圧縮アーカイブを作成するには、次の
-ようなコマンドラインを使うといいでしょう。
-.Dl "tar --block-compress -z -c -v -f /dev/fd1a -b 36 tar/"
-.Pp
-まとめ指定フラグと
-.Fl -
-スタイルのフラグを混在させることができない
-ことに注意してください。次のようにタイプしなければならないわけで
-はなく、上記のような書き方で 1 文字フラグを使うことができます。
-.Dl "tar --block-compress --gzip --verbose --file /dev/fd1a --block-size 20 tar/"
-.Pp
-上のようにして作成したディスクの内容は、次のようにすればリスト
-表示できます。
-.Pp
-.Dl "tar tvfbz /dev/fd1a 36"
-.Pp
-2 つの
-.Nm
-アーカイブを 1 つのアーカイブにまとめるには、
-.Dl "tar Af archive1.tar archive2.tar"
-を使います。こうすると、
-.Pa archive2.tar
-に含まれているファイルが
-.Pa archive1.tar
-の末尾に追加されます (単純に
-.Dl "cat archive2.tar >> archive1.tar"
-とタイプしてもうまくいかないことに注意してください。なぜなら、
-.Nm
-アーカイブの末尾には end-of-file ブロックがあるからです)。
-.Pp
-.Pa srcdir
-ディレクトリから 1997 年 2 月 9 日 13:00 以降に変更をされた
-全てのファイルをアーカイブするためには、以下の形式を使って下さい。
-.Dl "tar -c -f backup.tar --newer-mtime 'Feb 9 13:15 1997' srcdir/"
-.Pp
-他の時間指定形式としては、
-.Sq "02/09/97 13:15" ,
-.Sq "1997-02-09 13:15" ,
-.Sq "13:15 9 Feb 1997" ,
-.Sq "'9 Feb 1997 13:15" ,
-.Sq "Feb. 9, 1997 1:15pm" ,
-.Sq "09-Feb" ,
-.Sq "3 weeks ago" ,
-.Sq "May first Sunday"
-があります。
-正しいタイムゾーンを指定するためには、
-.Sq "13:15 CEST"
-や
-.Sq "13:15+200"
-を使用して下さい。
-.Sh 環境変数
-.Nm
-プログラムは、以下の環境変数を参照します。
-.Bl -tag -width "POSIXLY_CORRECT"
-.It Ev POSIXLY_CORRECT
-通常、
-.Nm
-はファイル指定の中に混ざったフラグを処理します。
-この環境変数を設定すると、
-.Nm
-は最初のフラグ以外の引数を見つける
-とそれ以降の引数に対してフラグ処理を行なわないという、POSIX 仕様
-に合わせた動作を行なうようになります。
-.It Ev SHELL
-インタラクティブモードにおいて、サブシェルの起動が要求されたとき、
-.Ev SHELL
-変数が設定されていればそれが、設定されていなければ
-.Pa /bin/sh
-が使用されます。
-.It Ev TAPE
-.Nm
-のデフォルトのテープドライブを変更します (これは、さらに
-.Fl f
-フラグによって変更することができます)。
-.It TAR_RSH
-TAR_RSH 環境変数は、デフォルトシェルに優先して、
-.Nm tar
-のデータ転送に使用されます。
-.El
-.Sh 関連ファイル
-.Bl -tag -width "/dev/sa0"
-.It Pa /dev/sa0
-デフォルトのテープドライブ
-.El
-.Sh 互換性
-.Fl y
-は FreeBSD だけの機能です。
-GNU
-.Nm
-メンテナは、
-.Fl j
-を GNU
-.Nm
-1.13.18 以降における公式な
-.Xr bzip2 1
-圧縮オプションとして採用しました。
-.Fl I
-オプションは、Solaris の
-.Nm
-との互換性のためにあります。
-.Sh 関連項目
-.Xr bzip2 1 ,
-.Xr compress 1 ,
-.Xr gzip 1 ,
-.Xr pax 1 ,
-.Xr rmt 8
-.Sh 歴史
-.Nm
-フォーマットは立派な歴史を持っていて、Sixth Edition UNIX に
-原点があります。
-この
-.Nm
-の実装は GNU 実装であり、
-.An John Gilmore
-によって書かれた
-パブリックドメイン
-.Nm
-が元になっています。
-.Sh 作者
-.An -nosplit
-次の人を含む、大変多くの人々。[ソースの中の
-.Pa ChangeLog
-ファイルに記述されている人々]
-.An John Gilmore
-(オリジナルのパブリックドメイン版の作者),
-.An Jay Fenlason
-(最初の GNU 作者),
-.An Joy Kendall ,
-.An Jim Kingdon ,
-.An David J. MacKenzie ,
-.An Michael I Bushnell ,
-.An Noah Friedman
-そして
-バグフィックスや追加を貢献してくれた無数の人々。
-.Pp
-このマニュアルページは
-.Nx 1.0
-release から、
-.Fx
-グループが
-取り込んだものです。
-.Sh バグ
-特徴的な
-.Fl C
-オプションの動作は、伝統的な
-.Nm
-プログラムのそれとは異なるので、
-あまり頼りにはできません。
-.Pp
-.Fl A
-コマンドで任意の数の
-.Nm
-アーカイブを結合できればいいのですが、それはできません。
-これをやろうとしても、2 つ目以降のアーカイブの
-end-of-archive ブロックが削除されずに残ってしまいます。
-.Pp
-.Nm
-ファイルフォーマットは準固定幅フィールドフォーマットであり、
-デバイス番号用のフィールドは 16 ビット用
-(メジャー 8 ビットでマイナ 8 ビット)
-にデザインされており、我々の 32 ビット番号
-(メジャー 8 ビットでマイナ 16+8 ビット)
-を吸収できません。