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diff --git a/documentation/content/ja/books/handbook/introduction/_index.adoc b/documentation/content/ja/books/handbook/introduction/_index.adoc index 8c72c2d01b..f7ed678b3e 100644 --- a/documentation/content/ja/books/handbook/introduction/_index.adoc +++ b/documentation/content/ja/books/handbook/introduction/_index.adoc @@ -5,6 +5,10 @@ prev: books/handbook/parti next: books/handbook/bsdinstall description: この章では FreeBSD の歴史、目標、開発モデルなど、 FreeBSD プロジェクトに関するさまざまな事柄を扱います。 tags: ["introduction", "synopsis", "about", "Who Uses FreeBSD", "goals", "history"] +showBookMenu: true +weight: 3 +path: "/books/handbook/introduction/" +aliases: ["/ja/books/handbook/nutshell/","/ja/books/handbook/history/"] --- [[introduction]] @@ -15,37 +19,35 @@ tags: ["introduction", "synopsis", "about", "Who Uses FreeBSD", "goals", "histor :icons: font :sectnums: :sectnumlevels: 6 +:sectnumoffset: 1 +:partnums: :source-highlighter: rouge :experimental: -:skip-front-matter: -:toc-title: 目次 -:table-caption: 表 -:figure-caption: 図 -:example-caption: 例 -:xrefstyle: basic -:relfileprefix: ../ -:outfilesuffix: -:sectnumoffset: 1 - -ifeval::["{backend}" == "html5"] -:imagesdir: ../../../images/books/handbook/introduction/ -endif::[] +:images-path: books/handbook/introduction/ -ifeval::["{backend}" == "pdf"] -:imagesdir: ../../../../static/images/books/handbook/introduction/ +ifdef::env-beastie[] +ifdef::backend-html5[] +:imagesdir: ../../../../images/{images-path} endif::[] - -ifeval::["{backend}" == "epub3"] -:imagesdir: ../../../../static/images/books/handbook/introduction/ -endif::[] - +ifndef::book[] include::shared/authors.adoc[] +include::shared/mirrors.adoc[] include::shared/releases.adoc[] -include::shared/ja/mailing-lists.adoc[] -include::shared/ja/teams.adoc[] -include::shared/ja/urls.adoc[] +include::shared/attributes/attributes-{{% lang %}}.adoc[] +include::shared/{{% lang %}}/teams.adoc[] +include::shared/{{% lang %}}/mailing-lists.adoc[] +include::shared/{{% lang %}}/urls.adoc[] +toc::[] +endif::[] +ifdef::backend-pdf,backend-epub3[] +include::../../../../../shared/asciidoctor.adoc[] +endif::[] +endif::[] +ifndef::env-beastie[] toc::[] +include::../../../../../shared/asciidoctor.adoc[] +endif::[] [[introduction-synopsis]] == この章では @@ -93,10 +95,11 @@ FreeBSD のソースコードは自由に提供されているので、 シス ** メールサーバ ** さらにいろいろ... -* _教育:_ あなたは、計算機科学または関連分野の工学を専攻する学生さんですか? オペレーティングシステムやコンピュータアーキテクチャ、 ネットワークについて学習するなら、 実際に FreeBSD のソースコードを読んで、 それがどのように動作するのかを学ぶのが一番よい方法です。 また、無料で利用できる CAD や数学、 グラフィックデザインのパッケージがいくつもあるので、 コンピュータに関わる主要な目的が、 _他_のことをすることにある方にも、 大いに役立ちます。 +* _教育:_ あなたは、計算機科学または関連分野の工学を専攻する学生さんですか? オペレーティングシステムやコンピュータアーキテクチャ、 ネットワークについて学習するなら、 実際に FreeBSD のソースコードを読んで、 それがどのように動作するのかを学ぶのが一番よい方法です。 また、無料で利用できる CAD や数学、 グラフィックデザインのパッケージがいくつもあるので、 コンピュータに関わる主要な目的が、 _他_ のことをすることにある方にも、 大いに役立ちます。 * _研究:_ システム全体のソースコードが利用できるため、 FreeBSD はオペレーティングシステムの研究だけでなく、 計算機科学の他の部門においても優れたプラットフォームです。 自由に利用できる FreeBSD の特長は、オープンフォーラムで 議論される特別なライセンスの同意や制限について心配することなく、 離れたグループでもアイディアや開発の共有による共同研究を可能にします。 * _ネットワーキング:_ 新しいルータが必要? ネームサーバ (DNS) は? 内部のネットワークを人々から守るファイアウォールは? FreeBSD はすみに眠っている使われていない PC を簡単に 洗練されたパケットフィルタリング機能を持つ高級なルータに 変えることができます。 -* _組み込み:_ FreeBSD は、 組み込みシステムを構築する優れたプラットフォームとなります。 ARM(R), MIPS(R) および PowerPC(R) プラットフォームへのサポートとともに、 強固なネットワークスタック、最新の機能および 寛容なlink:{faq}#bsd-license-restrictions[BSD ライセンス] により、 FreeBSD は、組み込みルータ、 ファイアウォールおよび他のデバイスを構築する優れた基盤となります。 +* _組み込み:_ FreeBSD は、 組み込みシステムを構築する優れたプラットフォームとなります。 +ARM(R), MIPS(R) および PowerPC(R) プラットフォームへのサポートとともに、強固なネットワークスタック、最新の機能および 寛容なextref:{faq}[BSD ライセンス, bsd-license-restrictions] により、FreeBSD は、組み込みルータ、ファイアウォールおよび他のデバイスを構築する優れた基盤となります。 * _デスクトップ:_ FreeBSD は、自由に利用できる X11 サーバを使うことによって、 安価なデスクトップとなります。 FreeBSD では、標準的な GNOME および KDE グラフィカルユーザインタフェースを含む、 数多くのオープンソースのデスクトップ環境を選択できます。 FreeBSD は、 中央のサーバから"ディスクレス"でもブート可能であり、 個々のワークステーションを安価で、 容易に管理することさえ可能にします。 * _ソフトウェア開発:_ 基本的な FreeBSD システムには、完全な C/C++ コンパイラやデバッガスイートを含む完全な開発ツールがついてきます。 他の多くの言語へのサポートも ports および package コレクションから利用できます。 @@ -105,48 +108,51 @@ FreeBSD は、無料でダウンロードできます。 また、CD-ROM また [[introduction-nutshell-users]] === FreeBSD はどこに使われていますか? -FreeBSD は、ウェブサービスの能力で知られています。 FreeBSD が利用されている代表的なサイトには https://news.ycombinator.com/[Hacker News], http://www.netcraft.com/[Netcraft], http://www.163.com/[NetEase], https://signup.netflix.com/openconnect[Netflix], http://www.sina.com/[Sina], http://www.sony.co.jp/[Sony Japan], http://www.rambler.ru/[Rambler], http://www.yahoo.com/[Yahoo!] および http://www.yandex.ru/[Yandex] があります。 +FreeBSD は、ウェブサービスの能力で知られています。 FreeBSD が利用されている代表的なサイトには link:https://news.ycombinator.com/[Hacker News], link:http://www.netcraft.com/[Netcraft], link:http://www.163.com/[NetEase], link:https://signup.netflix.com/openconnect[Netflix], link:http://www.sina.com/[Sina], link:http://www.sony.co.jp/[Sony Japan], link:http://www.rambler.ru/[Rambler], link:http://www.yahoo.com/[Yahoo!] および link:http://www.yandex.ru/[Yandex] があります。 FreeBSD は、 先進的な機能、高いセキュリティ、および定期的なリリースサイクル、 そして寛容なライセンスにより、 多くの商用およびオープンソースのアプライアンス、 デバイスおよび製品を構築するプラットフォームとして利用されています。 世界最大規模の多くの IT 会社が FreeBSD を使っています。 -* http://www.apache.org/[Apache] - Apache ソフトウェア財団は、 1.4 百万回を超えるコミットというおそらく世界で最も大規模な SVN リポジトリを含む、数多くの公式のインフラストラクチャで FreeBSD を使っています。 -* http://www.apple.com/[Apple] - OS X は、 FreeBSD から、ネットワークスタック、仮想ファイルシステム、 そして多くのユーザランドコンポーネントを取り入れています。 Apple iOS も FreeBSD から取り入れた要素を含んでいます。 -* http://www.cisco.com/[Cisco] - IronPort ネットワークセキュリティおよびアンチスパムアプライアンスは、 改造された FreeBSD カーネルで動いています。 -* http://www.citrix.com/[Citrix] - NetScaler の一連のセキュリティアプライアンスは、 FreeBSD シェルとともに 4-7 レイヤのロードバランス、 コンテントキャシュ、アプリケーションファイアウォール、 セキュリティ VPN およびモバイルクライド・ネットワークアクセスを提供します。 -* https://www.emc.com/isilon[Dell EMC Isilon] - Isilon 社のエンタープライズストレージアプライアンスは、FreeBSD ベースです。 寛大な FreeBSD ライセンスのおかげで、Isilon は、 彼らの知的財産物をカーネルに統合することができるため、 オペレーティングシステムではなく、 製品そのものに焦点を当てた開発が可能となっています。 -* http://www.quest.com/KACE[Quest KACE] - KACE システム管理アプライアンスでは、 FreeBSD が用いられています。信頼性、 スケーラビリティおよび継続的な開発をサポートしているコミュニティが評価され採用されています。 -* http://www.ixsystems.com/[iXsystems] - 統合ストレージアプライアンスの TrueNAS シリーズは FreeBSD ベースです。 商用の製品に加え、iXsystems は、オープンソースプロジェクトの TrueOS および FreeNAS の開発も運営しています。 -* http://www.juniper.net/[Juniper] - Juniper のすべてのネットワークギア (ルータ、スイッチ、セキュリティおよびネットワークアプライアンス) を動かしている JunOS オペレーティングシステムは、 FreeBSD ベースです。 Juniper は、FreeBSD プロジェクトと商用製品を提供しているベンダとの間で協力関係が成功している数多くのベンダのひとつです。 将来 FreeBSD の新しい機能を JunOS へと統合する際の複雑さを減らすため、 Juniper で作成された改良点は、FreeBSD に取り込まれています。 -* http://www.mcafee.com/[McAfee] - Sidewinder などの McAfee エンタープライズファイアウォール製品のベースである SecurOS は FreeBSD ベースです。 -* http://www.netapp.com/[NetApp] - ストレージアプライアンスの Data ONTAP GX シリーズは、FreeBSD ベースです。 NetApp は、新しい BSD ライセンスのハイパーバイザである bhyve などの数多くの機能を FreeBSD プロジェクトに還元しています。 -* http://www.netflix.com/[Netflix] - Netflix が顧客へのストリームムービーに使用している OpenConnect アプライアンスは、FreeBSD ベースです。 Netflix は、コードベースに対し多大な貢献を行っており、 FreeBSD のメインラインからの差分がゼロになるように作業を行っています。 Netflix OpenConnect アプライアンスは、 北米の全インターネットトラフィックの 32% の配送を受け持っています。 -* http://www.sandvine.com/[Sandvine] - Sandvine は、 ハイパフォーマンスでリアルタイムのネットワークプロセッシングプラットフォームのベースに FreeBSD を使用しています。このプラットフォームは、 彼らのインテリジェントネットワークポリシーコントロール製品を構成しています。 -* http://www.sony.com/[Sony] - PlayStation 4 のゲームコンソールは、 FreeBSD の改良版が動いています。 -* http://www.sophos.com/[Sophos] - Sophos Email アプライアンス製品は、強化された FreeBSD がベースです。 インバウンドメールに対してスパムやウィルススキャンを行う一方で、 アウトバウンドメールがマルウェアではないか、また、 機密情報がアクシデントで漏洩してしまわないようにモニタします。 -* http://www.spectralogic.com/[Spectra Logic] - アーカイブグレードストレージアプライアンスの nTier シリーズは、FreeBSD および OpenZFS が動いています。 -* https://www.stormshield.com[Stormshield] - Stormshield ネットワークセキュリティアプライアンスは、 強化された FreeBSD がベースです。 BSD ライセンスが、彼らの知的財産のシステムへの統合を可能にする一方で、 コミュニティに非常に多くの興味深い開発結果をもたらしてくれます。 -* http://www.weather.com/[The Weather Channel] - 各ローカルケーブルプロバイダのヘッドエンドにインストールされていて、 ローカルの天気予報をケーブル TV ネットワークプログラムに送る IntelliStar アプライアンスでは FreeBSD が動いています。 -* http://www.verisign.com/[Verisign] - Verisign は .com および .net ルートドメインレジストリおよび関連する DNS インフラストラクチャの運用に責任を持っています。 彼らのインフラストラクチャに一般的な障害点がないように、FreeBSD を含むさまざまなネットワークオペレーティングシステムに信頼を寄せています。 -* http://www.voxer.com/[Voxer] - Voxer のモバイルボイスメッセージのプラットフォームでは、 ZFS が FreeBSD 上で動いています。 Voxer は、Solaris から派生したオペレーティングシステムから、 FreeBSD へと移行しました。優れた文書、 幅広く活動的なコミュニティ、 そして開発者にとって好意的な環境がその理由です。 ZFS および DTrace といった決定的な機能に加え、 FreeBSD では、 ZFS が TRIM に対応しています。 -* https://fudosecurity.com/en/[Fudo セキュリティ] - FUDO セキュリティアプライアンスは、 エンタープライズおよびシステムの管理者に対し、 モニタ、コントロール、レコードおよび audit コントラクタを提供します。 ZFS, GELI, Capsicum, HAST および auditdistd といった FreeBSD の最良なセキュリティ機能がベースとなっています。 +* link:http://www.apache.org/[Apache] - Apache ソフトウェア財団は、 1.4 百万回を超えるコミットというおそらく世界で最も大規模な SVN リポジトリを含む、数多くの公式のインフラストラクチャで FreeBSD を使っています。 +* link:http://www.apple.com/[Apple] - Apple により提供されている最近のオペレーションシステムは、FreeBSD からプロセスモデル、ネットワークスタック、仮想ファイルシステム、ライブラリ、マニュアルページ、そしてコマンドラインユーティリティについてのコードを取り入れています。 +* link:http://www.cisco.com/[Cisco] - IronPort ネットワークセキュリティおよびアンチスパムアプライアンスは、 改造された FreeBSD カーネルで動いています。 +* link:http://www.citrix.com/[Citrix] - NetScaler の一連のセキュリティアプライアンスは、 FreeBSD シェルとともに 4-7 レイヤのロードバランス、 コンテントキャシュ、アプリケーションファイアウォール、 セキュリティ VPN およびモバイルクライド・ネットワークアクセスを提供します。 +* link:https://www.emc.com/isilon[Dell EMC Isilon] - Isilon 社のエンタープライズストレージアプライアンスは、FreeBSD ベースです。 寛大な FreeBSD ライセンスのおかげで、Isilon は、 彼らの知的財産物をカーネルに統合することができるため、 オペレーティングシステムではなく、 製品そのものに焦点を当てた開発が可能となっています。 +* link:http://www.quest.com/KACE[Quest KACE] - KACE システム管理アプライアンスでは、 FreeBSD が用いられています。信頼性、 スケーラビリティおよび継続的な開発をサポートしているコミュニティが評価され採用されています。 +* link:http://www.ixsystems.com/[iXsystems] - 統合ストレージアプライアンスの TrueNAS シリーズは FreeBSD ベースです。 +* link:http://www.juniper.net/[Juniper] - Juniper のすべてのネットワークギア (ルータ、スイッチ、セキュリティおよびネットワークアプライアンス) を動かしている JunOS オペレーティングシステムは、 FreeBSD ベースです。 Juniper は、FreeBSD プロジェクトと商用製品を提供しているベンダとの間で協力関係が成功している数多くのベンダのひとつです。 将来 FreeBSD の新しい機能を JunOS へと統合する際の複雑さを減らすため、 Juniper で作成された改良点は、FreeBSD に取り込まれています。 +* link:http://www.mcafee.com/[McAfee] - Sidewinder などの McAfee エンタープライズファイアウォール製品のベースである SecurOS は FreeBSD ベースです。 +* link:http://www.netapp.com/[NetApp] - ストレージアプライアンスの Data ONTAP GX シリーズは、FreeBSD ベースです。 NetApp は、新しい BSD ライセンスのハイパーバイザである bhyve などの数多くの機能を FreeBSD プロジェクトに還元しています。 +* link:http://www.netflix.com/[Netflix] - Netflix が顧客へのストリームムービーに使用している OpenConnect アプライアンスは、FreeBSD ベースです。 Netflix は、コードベースに対し多大な貢献を行っており、 FreeBSD のメインラインからの差分がゼロになるように作業を行っています。 Netflix OpenConnect アプライアンスは、 北米の全インターネットトラフィックの 32% の配送を受け持っています。 +* link:http://www.sandvine.com/[Sandvine] - Sandvine は、 ハイパフォーマンスでリアルタイムのネットワークプロセッシングプラットフォームのベースに FreeBSD を使用しています。このプラットフォームは、 彼らのインテリジェントネットワークポリシーコントロール製品を構成しています。 +* link:http://www.sony.com/[Sony] - PlayStation Vita, PlayStation 4 および PlayStation 5 のゲームコンソールは、 FreeBSD の改良版が動いています。 +* link:http://www.sophos.com/[Sophos] - Sophos Email アプライアンス製品は、強化された FreeBSD がベースです。 インバウンドメールに対してスパムやウィルススキャンを行う一方で、 アウトバウンドメールがマルウェアではないか、また、 機密情報がアクシデントで漏洩してしまわないようにモニタします。 +* link:http://www.spectralogic.com/[Spectra Logic] - アーカイブグレードストレージアプライアンスの nTier シリーズは、FreeBSD および OpenZFS が動いています。 +* link:https://www.stormshield.com[Stormshield] - Stormshield ネットワークセキュリティアプライアンスは、 強化された FreeBSD がベースです。 BSD ライセンスが、彼らの知的財産のシステムへの統合を可能にする一方で、 コミュニティに非常に多くの興味深い開発結果をもたらしてくれます。 +* link:http://www.weather.com/[The Weather Channel] - 各ローカルケーブルプロバイダのヘッドエンドにインストールされていて、 ローカルの天気予報をケーブル TV ネットワークプログラムに送る IntelliStar アプライアンスでは FreeBSD が動いています。 +* link:http://www.verisign.com/[Verisign] - Verisign は .com および .net ルートドメインレジストリおよび関連する DNS インフラストラクチャの運用に責任を持っています。 彼らのインフラストラクチャに一般的な障害点がないように、FreeBSD を含むさまざまなネットワークオペレーティングシステムに信頼を寄せています。 +* link:http://www.voxer.com/[Voxer] - Voxer のモバイルボイスメッセージのプラットフォームでは、 ZFS が FreeBSD 上で動いています。 Voxer は、Solaris から派生したオペレーティングシステムから、 FreeBSD へと移行しました。優れた文書、 幅広く活動的なコミュニティ、 そして開発者にとって好意的な環境がその理由です。 ZFS および DTrace といった決定的な機能に加え、 FreeBSD では、 ZFS が TRIM に対応しています。 +* link:https://fudosecurity.com/en/[Fudo セキュリティ] - FUDO セキュリティアプライアンスは、 エンタープライズおよびシステムの管理者に対し、 モニタ、コントロール、レコードおよび audit コントラクタを提供します。 ZFS, GELI, Capsicum, HAST および auditdistd といった FreeBSD の最良なセキュリティ機能がベースとなっています。 また、FreeBSD は関連したオープンソースプロジェクトを数多く生み出しています。 -* http://bsdrp.net/[BSD Router] - 広く使われているエンタープライズルータの置き換えとなるような FreeBSD ベースのルータで、標準的な PC ハードウェアで動作するように設計されています。 -* http://www.freenas.org/[FreeNAS] - ネットワークファイルサーバアプライアンスとして使用するように設計されたカスタマイズ版の FreeBSD です。 UFS および ZFS ファイルシステムの両方を簡単に管理できるように python ベースのウェブインタフェースを提供しています。 NFS, SMB/CIFS, AFP, FTP および iSCSI に対応しており、 FreeBSD jail ベースの拡張プラグインシステムも提供しています。 -* https://ghostbsd.org/[GhostBSD] - は、FreeBSD から派生しました。 GhostBSD は、GTK 環境を使用し、 美しい見た目や使い勝手の良さを現代の BSD プラットフォームに実現し、 自然でネイティブな UNIX(R) 環境を提供します。 -* http://mfsbsd.vx.sk/[mfsBSD] - メモリから完全に実行可能な FreeBSD システムのイメージを構築するためのツールキットです。 -* http://www.nas4free.org/[NAS4Free] - PHP によるウェブインタフェースを搭載した FreeBSD ベースのファイルサーバのディストリビューションです。 -* http://www.opnsense.org/[OPNSense] - OPNsense は、オープンソースの使いやすく構築が簡単な FreeBSD ベースのファイアウォールおよびルータのプラットフォームです。 OPNsense は、 高価な商用のファイアウォールや標準で利用可能なほとんどの機能を持っています。 オープンで検証可能なソースと共に、 商品が提供している豊富な機能のセットを提供します。 -* https://www.trueos.org[TrueOS] - TrueOS は、FreeBSD の伝説的なセキュリティおよび安定性に基づいています。 TrueOS は、FreeBSD-CURRENT をベースとしており、 最新のドライバ、セキュリティアップデート、 および利用可能な package とともに提供されます。 -* https://www.midnightbsd.org[MidnightBSD] - は、 BSD から派生したオペレーティングシステムで、 デスクトップユーザを念頭において開発されています。 このオペレーティングシステムには、 メール、ウェブブラウザ、ワードプロセッサ、ゲームといった、 日々の生活で必要と思われるすべてのソフトウェアが含まれています。 -* https://nomadbsd.org[NomadBSD] - は、FreeBSD ベースの USB フラッシュドライブのための永続的な live システムです。 +* link:http://bsdrp.net/[BSD Router] - 広く使われているエンタープライズルータの置き換えとなるような FreeBSD ベースのルータで、標準的な PC ハードウェアで動作するように設計されています。 +* link:https://www.truenas.com/[TrueNAS] は、ネットワークアタッチトストレージ (NAS) ソフトウェアです。 +データの共有およびランサムウェアやマルウェアといった現代の脅威からデータを保護します。 +TrueNAS を使うことで、ユーザおよびクライアントデバイスは、仮想化および共有プロトコルを通して共有データに容易にアクセスできます。 +* link:https://ghostbsd.org/[GhostBSD] は、FreeBSD から派生しており、GTK 環境を使用して美しい見た目や使い勝手の良さを現代の BSD プラットフォームに実現し、自然でネイティブな UNIX(R) 環境を提供します。 +* link:http://mfsbsd.vx.sk/[mfsBSD] - メモリから完全に実行可能な FreeBSD システムのイメージを構築するためのツールキットです。 +* link:https://xigmanas.com/[XigmaNAS] - PHP によるウェブインタフェースを搭載した FreeBSD ベースのファイルサーバのディストリビューションです。 +* link:http://www.opnsense.org/[OPNSense] は、オープンソースの使いやすく構築が簡単な FreeBSD ベースのファイアウォールおよびルータのプラットフォームです。 OPNsense は、 高価な商用のファイアウォールや標準で利用可能なほとんどの機能を持っています。 オープンで検証可能なソースと共に、 商品が提供している豊富な機能のセットを提供します。 +* link:https://www.midnightbsd.org[MidnightBSD] は、BSD から派生したオペレーティングシステムで、デスクトップユーザを念頭において開発されています。 +このオペレーティングシステムには、メール、ウェブブラウザ、ワードプロセッサ、ゲームといった、日々の生活で必要と思われるすべてのソフトウェアが含まれています。 +* link:https://nomadbsd.org[NomadBSD] は、FreeBSD ベースの USB フラッシュドライブのための永続的な live システムです。 ハードウェアを自動的に認識してセットアップを行い、すぐにデスクトップシステムとして使えるように設定します。 データリカバリ、教育および FreeBSD のハードウェア互換性の試験にも使用できます。 -* http://www.pfsense.org/[pfSense] - 数多くの機能および拡張 IPv6 サポートを持つ FreeBSD ベースのファイアウォールディストリビューションです。 -* http://zrouter.org/[ZRouter] - FreeBSD ベースの組み込みデバイス用のオープンソースのファームウェアです。 いつでも購入できるようなルータ上のプロプリエタリのファームウェアの置き換えとなるように設計されています。 +* link:http://www.pfsense.org/[pfSense] - 数多くの機能および拡張 IPv6 サポートを持つ FreeBSD ベースのファイアウォールディストリビューションです。 +* link:http://zrouter.org/[ZRouter] - FreeBSD ベースの組み込みデバイス用のオープンソースのファームウェアです。 いつでも購入できるようなルータ上のプロプリエタリのファームウェアの置き換えとなるように設計されています。 -FreeBSD Foundation のウェブサイトでは、link:https://www.freebsdfoundation.org/about/testimonials/[FreeBSD を製品やサービスのベースに利用している会社の声] が紹介されています。 Wikipedia にも link:http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_products_based_on_FreeBSD[FreeBSD ベースの製品のリスト] がまとめられています。 +FreeBSD Foundation のウェブサイトでは、link:https://www.freebsdfoundation.org/about/testimonials/[FreeBSD を製品やサービスのベースに利用している会社の声] が紹介されています。 +Wikipedia にも link:http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_products_based_on_FreeBSD[FreeBSD ベースの製品のリスト] がまとめられています。 [[history]] == FreeBSD プロジェクトについて @@ -172,7 +178,7 @@ CD-ROM による最初の配布 (そしてネットでの、 ベータ版では これ以降、FreeBSD の安定性、速さや機能は改善され、 リリースが行われてきました。 -長期的な開発プロジェクトは 10.X-CURRENT 開発ブランチ (トランク) で続けられ、 10.X のスナップショットリリースは、開発の進行状況に応じて link:ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/snapshots[スナップショットサーバ] より継続して入手できます。 +長期的な開発プロジェクトは {rel-head}-CURRENT 開発ブランチ (main) で続けられ、 {rel-head} のスナップショットリリースは、開発の進行状況に応じて link:https://download.freebsd.org/snapshots/[スナップショットサーバ] より継続して入手できます。 [[goals]] === FreeBSD プロジェクトの目標 @@ -186,18 +192,33 @@ FreeBSD プロジェクトの目的は、いかなる用途にも使用でき、 [[development]] === FreeBSD の開発モデル -FreeBSD の開発は非常に開かれた、柔軟性のあるプロセスです。 link:{contributors}[貢献者リスト] を見ていただければわかるとおり、 FreeBSD は文字通り世界中の何千という人々の努力によって開発されています。 FreeBSD の開発環境は、 この何千という開発者がインターネット経由で共同作業できるようになっているのです。 新しい開発者はいつでも大歓迎ですので、link:{freebsd-hackers} にメールを送ってください。 {freebsd-announce} もありますので、他の FreeBSD ユーザに自分のやっていることを宣伝したい時にはどうぞ使ってください。 +FreeBSD は extref:{dev-model}[非常に開かれた、柔軟性のあるプロセス] により開発されています。 +extref:{contributors}[貢献者リスト] を見ていただければわかるとおり、FreeBSD は文字通り世界中の何千という人々の努力によって開発されています。 +FreeBSD の開発環境は、この何千という開発者がインターネット経由で共同作業できるようになっているのです。 +新しいボランティアはいつでも大歓迎です。 +また、より密接に関わりたいと考える方は extref:{contributing}[FreeBSD への貢献] という文書をご覧ください。 あと、FreeBSD プロジェクトとその開発プロセスについて、 どなたにも知っていていただきたいのは以下のようなことです。 -SVN リポジトリ[[development-cvs-repository]]:: -長年にわたり FreeBSD のソースツリーは、 ソースコード管理用のフリーソフトウェアである http://www.nongnu.org/cvs/[CVS] (Concurrent Versions System) によってメンテナンスされてきました。 2008 年 6 月、プロジェクトはソースコード管理のシステムを http://subversion.tigris.org[SVN] (Subversion) に移行しました。 ソースツリーの急速な増加や、 これまでに蓄積された膨大な量の履歴によって、 CVS の持つ技術的な限界が明かになってきたためです。 ドキュメンテーションプロジェクトと Ports Collection リポジトリも、それぞれ 2012 年 5 月と 7 月に CVS から SVN へと移行しました。 FreeBSD `src/` リポジトリを取得するための情報は crossref:cutting-edge[synching,ソースコードの入手] の章を、 FreeBSD Ports Collection を取得するための詳細については crossref:ports[ports-using,Ports Collection の利用] の章をご覧ください。 +Git リポジトリ[[development-cvs-repository]]:: +長年にわたり FreeBSD のソースツリーは、 ソースコード管理用のフリーソフトウェアである link:http://www.nongnu.org/cvs/[CVS] (Concurrent Versions System) によってメンテナンスされてきました。 +2008 年 6 月、プロジェクトはソースコード管理のシステムを link:https://subversion.apache.org[SVN] (Subversion) に移行しました。 +ソースツリーの急速な増加や、これまでに蓄積された膨大な量の履歴によって、CVS の持つ技術的な限界が明かになってきたためです。 +ドキュメンテーションプロジェクトと Ports Collection リポジトリも、それぞれ 2012 年 5 月と 7 月に CVS から SVN へと移行しました。 +そして 2020年 12 月、プロジェクトは link:https://www.freebsd.org/status/report-2020-10-2020-12.html#Git-Migration-Working-Group[ソースおよびドキュメンテーションのリポジトリ] を link:https://git-scm.com/[Git] へ移行し、2021 年 4 月に link:https://www.freebsd.org/status/report-2021-04-2021-06/#_git_migration_working_group[Ports] を移行しました。 +FreeBSD `src/` リポジトリを取得するための情報は crossref:cutting-edge[synching,ソースコードの入手] の章を、 FreeBSD Ports Collection を取得するための詳細については crossref:ports[ports-using,Ports Collection の利用] の章をご覧ください。 ソースツリー管理者[[development-committers]]:: -_コミッター (committers)_ は Subversion ツリーへの_書き込み権限_を持っている人、 FreeBSD のソースに変更を加えることができる人です (リポジトリに変更を加えるには、ソースをコントロールする `commit` というコマンドを使うので、 これらの人々は英語では "committers" と呼ばれます)。 もしバグを見つけたのであれば、link:https://bugs.FreeBSD.org/submit/[障害報告データベース] に提出してください。 FreeBSD メーリングリスト、IRC チャネルまたはフォーラムは、 その問題がバグかどうかを確認する助けとなりますので、 障害報告を提出する前に、 これらを使って確認してください。 +_コミッター (committers)_ は Git リポジトリへの _push 権限_ を持っている人、FreeBSD のソースに変更を加えることができる人です (リポジトリに変更を加えるには、ソースをコントロールする `commit` というコマンドを使うので、これらの人々は英語では "committers" と呼ばれます)。 +もしバグを見つけたのであれば、link:https://bugs.FreeBSD.org/submit/[障害報告データベース] に提出してください。 +FreeBSD メーリングリスト、IRC チャネルまたはフォーラムは、その問題がバグかどうかを確認する助けとなりますので、障害報告を提出する前に、これらを使って確認してください。 FreeBSD コアチーム[[development-core]]:: -_FreeBSD コアチーム_ は FreeBSD プロジェクトが会社だとすると取締役会にあたるものです。 コアチームとして一番重要な役割は FreeBSD プロジェクトが全体としてよい方向に向かっていることを確認することです。 責任感あふれる開発者を上記のソースツリー管理者として招くこと、 また仕事上の都合などでコアチームをやめた人たちの後任を見つけることもコアチームの役割です。 現在のコアチームは FreeBSD 開発者 (committer) の中から 2020 年 6 月に選挙によって選出されました。 コアチームを選出するための選挙は、2 年ごとに行なわれています。 +_FreeBSD コアチーム_ は FreeBSD プロジェクトが会社だとすると取締役会にあたるものです。 +コアチームとして一番重要な役割は FreeBSD プロジェクトが全体としてよい方向に向かっていることを確認することです。 +責任感あふれる開発者を上記のソースツリー管理者として招くこと、 また仕事上の都合などでコアチームをやめた人たちの後任を見つけることもコアチームの役割です。 +現在のコアチームは FreeBSD 開発者 (committer) の中から 2022 年 5 月に選挙によって選出されました。 +コアチームを選出するための選挙は、2 年ごとに行なわれています。 + [NOTE] @@ -205,30 +226,59 @@ _FreeBSD コアチーム_ は FreeBSD プロジェクトが会社だとすると 忘れてほしくないのは、多くの開発者同様に、 コアチームのほとんどは FreeBSD に対してボランティアの立場であり、 FreeBSD プロジェクトからは何ら金銭的な支援を受けていない、 ということです。ですから、 ここでの"責任"は "保証されたサポート"ではありません。 そういう意味で、上記の"取締役会" という例えはあまりよくないかもしれません。むしろ、FreeBSD のために人生を棒に振ってしまった人の集まりといった方が正しいかも...。 ==== +The FreeBSD Foundation[[development-foundation]]:: +The link:https://freebsdfoundation.org[FreeBSD Foundation] は、FreeBSD プロジェクトおよびコミュニティを全世界的にサポートしたり促進することを目的としたアメリカ合衆国における 501(c)(3) に認定された非営利団体です。 +この Foundation は、ソフトウェア開発に対するプロジェクトの助成を通じて資金を提供したり、緊急の事態に対する迅速な対応や新しい特徴や機能の実装に対して、スタッフを提供します。 +FreeBSD のインフラストラクチャの改善および維持する目的でハードウェアを購入したり、テストカバレッジ、継続的インテグレーションおよび自動化の改善のためにスタッフを雇用しています。 +世界中で開催されている技術的な会議やイベントにおいて、FreeBSD をプロモーションすることで FreeBSD を宣伝しています。 +また、ワークショップ、教育的な教材やプレゼンテーションを提供して、より多くのユーザや FreeBSD の貢献者をリクルートしています。 +さらに、契約の締結、ライセンス契約、およびその他の法的主体必要となる協定において FreeBSD プロジェクトを代表しています。 + その他のコントリビュータ:: -最後になりますが、 もっとも重要で多数をしめる開発者はフィードバックやバグフィクスをどんどん送ってくれるユーザ自身です。 FreeBSD の開発に関わっていきたいという人は、 議論の場である {freebsd-hackers} に参加するとよいでしょう。 FreeBSD 関連メーリングリストに関する詳細は、 crossref:eresources[eresources,インターネット上のリソース] をご覧ください。 -+ -link:{contributors}[FreeBSD への貢献者リスト] は日に日に長くなっています。 あなたも今日、何か送ることからはじめてみませんか? +最後になりますが、 もっとも重要で多数をしめる開発者はフィードバックやバグフィクスをどんどん送ってくれるユーザ自身です。 +FreeBSD のベースシステムの開発に関わっていきたいという人は、 議論の場である {freebsd-hackers} に参加するとよいでしょう。 +サードパーティ製のアプリケーションの移植に関わる議論は、 {freebsd-ports} で行われています。 +FreeBSD のメーリングリストに関する詳細は、 crossref:eresources[eresources,インターネット上のリソース] をご覧ください。 + -もちろん FreeBSD に貢献するには、 コードを書くほかにもいろいろな方法があります。 助けが求められている分野については、link:https://www.FreeBSD.org/[FreeBSD プロジェクトのウェブサイト] をご覧ください。 +extref:{contributors}[FreeBSD への貢献者リスト] は日に日に長くなっています。 +あなたも今日、extref:{contributing}[FreeBSD へ何か送ることからはじめてみませんか]? +もちろん、コードを書くほかにもいろいろな方法があります! -ひとことで言うと、FreeBSD の開発組織はゆるやかな同心円状になっています。 ともすると中央集権的に見えがちなこの組織は、 FreeBSD の_ユーザ_がきちんと管理されたコードベースを 容易に追いかけられるようにデザインされているもので、 貢献したいという人を締め出す意図は全くありません! 私たちの目標は安定したオペレーティングシステムと 簡単にインストールして使うことのできる crossref:ports[ports,アプリケーション]を提供することです。 この方法は、それを達成するために非常にうまくはたらきます。 +ひとことで言うと、FreeBSD の開発組織はゆるやかな同心円状になっています。 +ともすると中央集権的に見えがちなこの組織は、 FreeBSD の _ユーザ_ がきちんと管理されたコードベースを 容易に追いかけられるようにデザインされているもので、 貢献したいという人を締め出す意図は全くありません! +私たちの目標は安定したオペレーティングシステムと 簡単にインストールして使うことのできる crossref:ports[ports,アプリケーション]を提供することです。 +この方法は、それを達成するために非常にうまくはたらきます。 これから FreeBSD の開発にたずさわろうという人に、 私たちが望むことはただ一つです。 FreeBSD の成功を継続的なものにするために、 現在の開発者と同じような情熱を持って接してください! [[third-party-programs]] === サードパーティ製プログラム -FreeBSD では基本配布セットに加え、 移植されたソフトウェア集として数千の人気の高いプログラムを提供しています。 この文書を書いている時点で {numports} 以上の ports (移植ソフトウェア) が存在します。 ports には http サーバから、ゲーム、言語、 エディタまでありとあらゆるものが含まれています。 ports はオリジナルソースに対する "差分"という形で表現されており、 Ports Collection 全体でも {ports-size} 程度にしかなりません。 ports をコンパイルするには、 インストールしたいと思っているプログラムのディレクトリに移動し、 `make install` とすると、 あとはすべてシステムがやってくれます。 どの ports もオリジナルの配布セットを動的に取ってくるので、 ディスクは構築したいと思っている ports の分だけを準備しておけば十分です。 ほとんどの ports は、すでにコンパイルされた状態で "package" として提供されており、 ソースコードからコンパイルしたくない場合、これを使うと (`pkg install` というコマンドで) 簡単にインストールできます。 package と ports に関する詳細は、 crossref:ports[ports,アプリケーションのインストール - packages と ports] をご覧ください。 +FreeBSD では基本配布セットに加え、 移植されたソフトウェア集として数千の人気の高いプログラムを提供しています。 +ports には HTTP サーバから、ゲーム、言語、 エディタまでありとあらゆるものが含まれています。 +{numports} 以上の ports (移植ソフトウェア) が存在します。 +Ports Collection 全体でも {ports-size} 程度にしかなりません。 +ports をコンパイルするには、 インストールしたいと思っているプログラムのディレクトリに移動し、 `make install` とすると、 あとはすべてシステムがやってくれます。 +どの ports もオリジナルの配布セットを動的に取ってくるので、 ディスクは構築したいと思っている ports の分だけを準備しておけば十分です。 +ほとんどの ports は、すでにコンパイルされた状態で "package" として提供されており、ソースコードからコンパイルしたくない場合、これを使うと (`pkg install` というコマンドで) 簡単にインストールできます。 +package と ports に関する詳細は、 crossref:ports[ports,アプリケーションのインストール - packages と ports] をご覧ください。 === ドキュメント -サポートが行われているすべての FreeBSD では、システムの最初のセットアップ時に、 インストーラ上で、ドキュメントを [.filename]#/usr/local/shared/doc/freebsd# 以下にインストールすることを選択できます。 システムのインストール後でも、 crossref:cutting-edge[doc-ports-install-package,「ports を用いたドキュメンテーションのアップデート」] に記述されている package を使うことで、いつでもドキュメントをインストールできます。 これらのローカルにインストールされたドキュメントは、HTML ブラウザを使って以下の URL から参照できます。 +サポートが行われているすべての FreeBSD では、システムのセットアップ時にインストーラを使って、ドキュメントを [.filename]#/usr/local/share/doc/freebsd# 以下にインストールできます。 +システムをインストールした後は、package を使ってドキュメントをインストールできます。 +[source,shell] +.... +# pkg install en-freebsd-doc +.... +各言語に翻訳されたドキュメントをインストールするには、"en" の部分を使用する言語のコードに置き換えてください。 +翻訳されたドキュメントの中には、古い情報のままの文書があり、現在では正確でなかったり関係ない内容が含まれている可能性があることに注意してください。 +ローカルにインストールされたドキュメントは、HTML ブラウザを使って以下の URL から参照できます。 FreeBSD ハンドブック (英文オリジナル):: -link:file://localhost/usr/local/shared/doc/freebsd/handbook/index.html[/usr/local/shared/doc/freebsd/handbook/index.html] +[.filename]#link:file:///usr/local/share/doc/freebsd/en/books/handbook/book.html[/usr/local/share/doc/freebsd/en/books/handbook/book.html]# FreeBSD に関する FAQ (英文オリジナル):: -link:file://localhost/usr/local/shared/doc/freebsd/faq/index.html[/usr/local/shared/doc/freebsd/faq/index.html] +[.filename]#link:file://localhost/usr/local/share/doc/freebsd/en/books/faq/book.html[/usr/local/share/doc/freebsd/en/books/faq/book.html]# -また、link:https://www.FreeBSD.org/[https://www.FreeBSD.org/] にはマスタ (かなり頻繁に更新されます) がありますので、 こちらも参照してください。 +最新版の文書は常に link:https://docs.FreeBSD.org/[https://docs.FreeBSD.org/] にありますので、こちらも参照してください。 |