aboutsummaryrefslogtreecommitdiff
path: root/documentation/manual-pages/ja/man3/des_crypt.3
diff options
context:
space:
mode:
Diffstat (limited to 'documentation/manual-pages/ja/man3/des_crypt.3')
-rw-r--r--documentation/manual-pages/ja/man3/des_crypt.3113
1 files changed, 113 insertions, 0 deletions
diff --git a/documentation/manual-pages/ja/man3/des_crypt.3 b/documentation/manual-pages/ja/man3/des_crypt.3
new file mode 100644
index 0000000000..737cfcb51b
--- /dev/null
+++ b/documentation/manual-pages/ja/man3/des_crypt.3
@@ -0,0 +1,113 @@
+.\" @(#)des_crypt.3 2.1 88/08/11 4.0 RPCSRC; from 1.16 88/03/02 SMI;
+.\" %FreeBSD: src/lib/libc/rpc/des_crypt.3,v 1.4.2.3 2001/12/14 18:33:56 ru Exp %
+.\" $FreeBSD$
+.\"
+.Dd October 6, 1987
+.Dt DES_CRYPT 3
+.Os
+.Sh 名称
+.Nm des_crypt , ecb_crypt , cbc_crypt , des_setparity
+.Nd 高速 DES 暗号化
+.Sh ライブラリ
+.Lb libc
+.Sh 書式
+.In rpc/des_crypt.h
+.Ft int
+.Fn ecb_crypt "char *key" "char *data" "unsigned datalen" "unsigned mode"
+.Ft int
+.Fn cbc_crypt "char *key" "char *data" "unsigned datalen" "unsigned mode" "char *ivec"
+.Ft void
+.Fn des_setparity "char *key"
+.Sh 解説
+.Fn ecb_crypt
+と
+.Fn cbc_crypt
+は、
+.Tn NBS
+.Tn DES
+(Data Encryption Standard) を実現しています。これらのルーチンは、
+.Xr crypt 3
+より高速で汎用的です。また、
+.Tn DES
+ハードウェアが用意されていれば、それも利用できます。
+.Fn ecb_crypt
+は、
+.Tn ECB
+(Electronic Code Book) モードで暗号化します。
+これはデータのブロックを独立に暗号化するものです。
+.Fn cbc_crypt
+は、
+.Tn CBC
+(Cipher Block Chaining) モードで暗号化します。これは
+連続するブロックを一つにつなげるものです。
+.Tn CBC
+モードは、ブロックの挿入、削除、置き換えに対する保護を行ないます。
+また、通常のテキストにおける正規性は暗号テキストには現れません。
+.Pp
+これらのルーチンを使用する方法は次のとおりです。最初のパラメータ
+.Fa key ,
+は、パリティ付き 8 バイトの暗号化キーです。キーのパリティ (
+.Tn DES
+の場合、これは各バイトの下位ビットにあります) を設定するためには、
+.Fn des_setparity
+を使用します。2 番めのパラメータ
+.Fa data
+には、暗号化または暗号解除されるデータが入っています。
+3 番めのパラメータ
+.Fa datalen
+は、
+.Fa data
+の長さ (バイト単位) であり、これは 8 の倍数でなければなりません。
+4 番めのパラメータ
+.Fa mode
+は、いくつかのものの論理和 (
+.Em OR Ns 'ing
+) によって作成されます。暗号化の方向に関しては、
+.Dv DES_ENCRYPT
+か
+.Dv DES_DECRYPT
+どちらかの
+.Em 論理和
+を、ソフトウェア対ハードウェアの暗号化については、
+.Dv DES_HW
+か
+.Dv DES_SW
+のどちらかの
+.Em 論理和
+を取り、
+.Dv DES_HW
+が指定されており、しかもハードウェアがない場合は、
+暗号化はソフトウェアで実行され、ルーチンは
+.Er DESERR_NOHWDEVICE
+を返します。
+.Fn cbc_crypt
+の場合、パラメータ
+.Fa ivec
+はチェイン作成用の 8 バイトの初期化ベクトルです。
+これは戻り時に、次の初期化ベクトルへと更新されます。
+.Sh エラー
+.Bl -tag -width [DESERR_NOHWDEVICE] -compact
+.It Bq Er DESERR_NONE
+エラーなし。
+.It Bq Er DESERR_NOHWDEVICE
+暗号化処理は成功しましたが、要求されたハードウェアではなく
+ソフトウェアで行われました。
+.It Bq Er DESERR_HWERR
+ハードウェアまたはドライバでエラーが発生しました。
+.It Bq Er DESERR_BADPARAM
+ルーチンに間違ったパラメータが指定されました。
+.El
+.Pp
+終了コード
+.Va stat
+が与えられると、マクロ
+.Fn DES_FAILED stat
+が偽になるのは、最初の 2 つのステータスについてだけです。
+.Sh 関連項目
+.\" .Xr des 1 ,
+.Xr crypt 3
+.Sh 制約
+これらのルーチンは RPCSRC 4.0 では利用できません。
+この情報は Secure RPC で求められる
+.Tn DES
+インタフェースの説明として提供されています。