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path: root/ja/man/man8/boot_i386.8
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-rw-r--r--ja/man/man8/boot_i386.8235
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diff --git a/ja/man/man8/boot_i386.8 b/ja/man/man8/boot_i386.8
new file mode 100644
index 0000000000..6453f92cbb
--- /dev/null
+++ b/ja/man/man8/boot_i386.8
@@ -0,0 +1,235 @@
+.\" Copyright (c) 1991, 1993
+.\" The Regents of the University of California. All rights reserved.
+.\"
+.\" This code is derived from software written and contributed
+.\" to Berkeley by William Jolitz.
+.\"
+.\" Almost completely rewritten for FreeBSD 2.1 by Joerg Wunsch.
+.\"
+.\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without
+.\" modification, are permitted provided that the following conditions
+.\" are met:
+.\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright
+.\" notice, this list of conditions and the following disclaimer.
+.\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright
+.\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the
+.\" documentation and/or other materials provided with the distribution.
+.\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software
+.\" must display the following acknowledgement:
+.\" This product includes software developed by the University of
+.\" California, Berkeley and its contributors.
+.\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors
+.\" may be used to endorse or promote products derived from this software
+.\" without specific prior written permission.
+.\"
+.\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND
+.\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE
+.\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE
+.\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE
+.\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL
+.\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS
+.\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION)
+.\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT
+.\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY
+.\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF
+.\" SUCH DAMAGE.
+.\"
+.\" @(#)boot_i386.8 8.2 (Berkeley) 4/19/94
+.\" %Id: boot_i386.8,v 1.4.2.2 1997/07/05 02:04:31 bde Exp %
+.\" jpman %Id: boot_i386.8,v 1.5 1997/12/04 18:33:50 ken Exp %
+.\"
+.\"
+.Dd April 19, 1994
+.Dt BOOT 8 i386
+.Os
+.Sh 名称
+.Nm boot
+.Nd
+システム立上げ時の手続き
+.Sh 解説
+.Sy 電源断とクラッシュからの回復。
+通常、電源復旧時とクラッシュ発生後には、システムは自動的にリブートし
+ます。ファイルシステムの整合性チェックが自動実行され、途中で失敗しな
+ければ、システムはマルチユーザ・モードに移行します。
+.Pp
+.Sy コールドスタート。
+大多数の 386
+.Tn "PC AT"
+互換機は、まずフロッピードライブ 0 (ドライブ A: ともいう) からの
+ブートを試み、それに失敗すると、ハードディスクドライブ 0 (ドライブ C: も
+しくは (紛らわしいが) ハードディスクドライブ 1 とも BIOS のドライブ
+0x80 ともいう) からブートしようとします。いくつかの BIOS では、この
+デフォルトの順序を変えたり、 CD-ROM デバイスをブートデバイスとして含
+めることができます。
+ブートブロックがロードされたあとで、次のようなプロンプトが現れます。
+.Bd -literal
+>> FreeBSD BOOT @ 0x10000: 640/7168 k of memory, internal console
+Boot default: 0:wd(0,a)kernel
+
+boot:
+.Ed
+.Pp
+(スクリーン上にはいくつかの情報も出力されているかもしれません)
+.Pp
+自動ブートにおいては、フロッピー
+もしくはハードディスクのパーティション
+.Ql a
+から
+.Pa /kernel
+をロードしようとします。
+この動作は
+.Ql boot:
+というプロンプトが出ている間なら、キーボードから適当な文字を入力する
+ことで中断できます。以下にあげるような入力はブート動作に対する指示と
+して受付けられます。
+.Bl -tag -width 10x
+.It \&?
+ブートファイルを探す際のヒントとして、デフォルトのブートデバイスの
+ルートディレクトリにあるファイルの名前を表示します。
+.It Op bios_drive:interface(unit,part) Op filename Op Fl aCcDdghPrsv
+ブートファイルとブートフラグを指定します。
+.Bl -tag -width 10x -compact
+.It bios_drive
+BIOS によって認識されるドライブ番号です。 1 つ目のドライブに対しては
+0 、 2 つ目のドライブに対しては 1 、などです。
+.It interface
+そこからブートするコントローラのタイプです。ブートファイルのイメージ
+をロードするのには BIOS の機能を使用するので、そのコントローラに対す
+る BIOS サポートが必要となることに注意して下さい。
+.Pp
+サポートされているインターフェイスを以下にあげます。
+.Bl -tag -width "wdXX" -compact
+.It wd
+WD100[2367] とその互換コントローラ上の ST506, IDE, ESDI, RLL ディスク
+.It fd
+5 1/4" または 3 1/2" 高密度 フロッピ
+.It sd
+サポートされている SCSI コントローラ上の SCSI ディスク
+.\".It cd
+.\"CDROM からのブート
+.El
+.It unit
+使用されているインターフェイス上のドライブのユニット番号です。 1 つ
+目のドライブに対しては 0 、 2 つ目のドライブに対しては 1 、などです。
+.It part
+ディスク上の BSD 部分内のパーティション文字です。詳しくは
+.Xr disklabel 8
+を参照して下さい。慣例として、パーティション
+.Ql a
+のみが ブート可能なイメージを含んでいます。ディスクにスライス
+.Pq Dq fdisk パーティション
+が設けられていた場合、最初の BSD スライスからのみブートが可能です。
+また、パーティション文字は常に最初のスライスについてのものとなります。
+.It /filename
+ブートファイルの (指定されたパーティションのルートディレクトリからの
+相対) パス名です。デフォルトでは
+.Pa /kernel
+となります。シンボリックリンクはサポートされていません (ハードリンク
+は使用できます)。
+.It Fl acCdDghPrsv
+ブートフラグです。
+.Bl -tag -width "-CXX" -compact
+.It Fl a
+カーネル初期化中に、ルートファイルシステムとしてマウントされるデバイスを
+尋ねて来るようにします。
+.It Fl C
+CDROM からブートします。
+.It Fl c
+ロードしたカーネルに対し、ハードウェアのパラメータを変更するため、
+UserConfig を実行します。
+.It Fl D
+シングルとデュアルのコンソール設定を切り替えます。シングル設定では、
+下記の
+.Fl h
+オプションの状態によって、コンソールは内部ディスプレイかシリアルポートの
+いずれかになります。デュアルコンソール設定では、内部ディスプレイ
+とシリアルポートの両方が、
+.Fl h
+オプションの状態によらず、同時にコンソールになります。しかし、
+デュアルコンソール設定は、ブートプロンプトの間だけでしか効果を持ちません。
+一旦カーネルがロードされると、
+.Fl h
+オプションによって指定されたコンソールが唯一のコンソールになります。
+.It Fl d
+カーネルの初期化のできる限り早い段階で DDB カーネルデバッガ
+.Pq Xr ddb 4 を参照
+に入ります。
+.It Fl g
+GDB リモートデバッギングプロトコルを使用します。
+.It Fl h
+内部コンソールとシリアルコンソールの切替えを行います。これを使用して
+コンソールデバイスを変更できます。例えば、内部コンソールからブートし
+た場合、カーネルがコンソールデバイスとしてシリアルポートを使用するよ
+うにするため、
+.Fl h
+オプションを使用できます。反対に、シリアルポートからブートした場合、
+カーネルがコンソールとして代わりに内部ディスプレイを使用するようにす
+るため、このオプションを使用できます。
+.It Fl P
+キーボードを検出します。キーボードが発見できなかった場合には、
+.Fl D
+と
+.Fl h
+オプションが自動的にセットされます。
+.It Fl r
+ルートファイルシステムを含むデバイスとしてスタティックに config され
+たデフォルトを使用します
+.Pq Xr config 8 を参照
+。
+.It Fl s
+シングルユーザ・モードで立上がるようになります。コンソールが
+.Dq insecure
+.Pq Xr ttys 5 を参照
+に設定されていた場合には、root のパスワードを入力しなければなり
+ません。
+.It Fl v
+デバイス検出の際 (そしてその後も) 、詳細を出力します。
+.El
+.El
+.El
+.Pp
+デフォルトを設定するため、BIOS ドライブ番号, コントローラタイプ,
+ユニット番号, パーティション, カーネルファイル名と
+.Fl D,
+.Fl h
+もしくは
+.Fl P
+オプションを
+.Pa /boot.config
+に書くこともできます。
+.Ql boot:
+プロンプトでタイプするように、 1 行で書いてください。
+.Sh 関連ファイル
+.Bl -tag -width /kernel.old.config -compact
+.It Pa /boot.config
+ブートローダに対するパラメータ (必須ではない)
+.It Pa /boot.help
+ヘルプメッセージ
+.It Pa /kernel
+デフォルトカーネル
+.It Pa /kernel.config
+デフォルトカーネルに対するパラメータ (必須ではない)
+.It Pa /kernel.old
+ふつうは非デフォルトカーネル (必須ではない)
+.It Pa /kernel.old.config
+非デフォルトカーネルに対するパラメータ (必須ではない)
+.\" .It Pa /boot
+.\" system bootstrap
+.El
+.Sh 関連項目
+.Xr ddb 4 ,
+.Xr ttys 5 ,
+.Xr config 8 ,
+.Xr disklabel 8 ,
+.Xr halt 8 ,
+.Xr reboot 8 ,
+.Xr shutdown 8
+.Sh バグ
+このバージョンの
+.Bx
+で使用されているディスクラベルのフォーマットは、他のアーキテクチャで
+使用されている物とは全く異なっています。
+.Pp
+一文字だけのブートフラグはあまり分かりやすい物とは言えず、有用と思わ
+れるオプションをすべて実現するには、アルファベットの文字数は少なすぎ
+ます。