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diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/sliplogin.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/sliplogin.8 new file mode 100644 index 0000000000..21580e17cc --- /dev/null +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/sliplogin.8 @@ -0,0 +1,287 @@ +.\" Copyright (c) 1990, 1991, 1993 +.\" The Regents of the University of California. All rights reserved. +.\" +.\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without +.\" modification, are permitted provided that the following conditions +.\" are met: +.\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright +.\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. +.\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright +.\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the +.\" documentation and/or other materials provided with the distribution. +.\" 3. 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Ns Ar loginname +というシェルスクリプトファイルがあった場合は、そちらが実行されます。 +スクリプトは、以下のパラメータとともに起動されます。 +.Bl -tag -width slipunit +.It Em slipunit +回線に割り当てられる SLIP インタフェースです。例えば、 +.Sy 0 +の場合、割り当てられる SLIP インタフェースは +.Sy sl0 +です。 +.It Em speed +回線速度です。 +.It Em args +.Ar loginname +を指定して起動する場合、 +.Pa /etc/sliphome/slip.hosts +の対応エントリに記述されている引数です。 +.El +.Pp +スーパユーザのみが、ネットワークインタフェースのアタッチを行うことが +出来ます。ネットワークインタフェースは、リモートホスト側でハングアップす +るか、ローカルホスト側の +.Nm +プロセスが終了した場合には自動的に対応づけが解消 (デタッチ) されます。 +カーネル SLIP モジュールが設定されていた場合、このインタフェースを経由 +して設定されている全ての経路は、同時に消滅します。 +他の処理も行いたいサイトでは、回線の切断時に +.Pa /etc/sliphome/slip.logout +ファイルもしくは +.Pa /etc/sliphome/slip.logout. Ns Ar loginname +ファイルが有ればその内容が実行されますので、これを使って下さい。 +起動時には、ログインスクリプトと同じ引数が与えられます。 +.Ss /etc/sliphome/slip.hosts の書式 +コメント (`#' で開始する行) および空白行 (もしくは空白で開始する行) は +無視されます。 +他の行は、 +.Ar loginname +で始まる必要があります。 +しかし、他の引数については、そのログイン名に対応して実行される +.Pa slip.login +ファイルに応じたものであれば、何でもかまいません。 +引数は、スペースやタブで区切り、 +.Xr sh 1 +が解釈出来るクォートなどを用いてまとめます(ただし +.Ar loginname +はクォートできません)。 +通常、各行は以下の形式で記述されます: +.Bd -literal -offset indent +loginname local-address remote-address netmask opt-args +.Ed +.Pp +.Em local-address +と +.Em remote-address +については、互いに接続される SLIP インタフェースに割り当てられる IP アドレスを +(ホスト名か数字で) 設定します。そして、 +.Em netmask +については、適切な IP ネットマスクを設定します。これらの引数は、直接 +.Xr ifconfig 8 +に渡されます。 +.Em opt-args +は、オプション引数であり、回線の設定に用いられます。 +.Pp +.Sh FreeBSD での追加 +追加の SLIP 設定用ファイル +.Pa /etc/sliphome/slip.slparms +があるかもしれません。 +特定のホストに異なる設定が必要である場合、 +ファイル +.Pa /etc/sliphome/slip.slparms. Ns Ar loginname +が存在すれば、代わりに使われます。 +.Ss /etc/sliphome/slip.slparms* の書式 +コメント (`#' で開始する行) および空白行 (もしくは空白で開始する行) は +無視されます。 +このファイルには空白で区切られた 1 から 3 個の数字を書きます。 +数字は順に、 +.Ar keepalive , +.Ar outfill , +.Ar slunit +を意味します。 +.Bl -tag -width keepalive +.It Ar keepalive +SLIP "keep alive" タイムアウト時間を秒単位で設定します。 +FRAME_END がこの時間内に受信できない時、 +.Nm +は回線を閉じて終了します。 +省略時はタイムアウトは設定されません ( 0 です)。 +.It Ar outfill +SLIP "out fill" タイムアウト時間を秒単位で設定します。 +これにより、相手側の "keep alive" タイムアウトに必要な +FRAME_END をこの時間内に送信します。 +省略時はタイムアウトは設定されません ( 0 です)。 +.It Ar slunit +SLIP ユニット番号を直接指定します。 +2 つのインターフェースが同じユニット番号にならないかチェックをしないので、 +注意が必要です。 +省略時は動的にユニット番号を割り当てます。 +.El +.Pp +あとの 2 つのパラメータが省略されたときは、これに対応する SLIP の設定には影響が +ありません。最初の 2 つのパラメータが 0 であるときにも、これに対応する設定に +影響しません。 +.Sh 使用例 +通常、 +.Nm +を使う場合、 +リモートの SLIP サイトごとに +.Nm +をシェルフィールドに持つ +.Pa /etc/passwd +のエントリを作ります。例えば +.Bd -literal +Sfoo:ikhuy6:2010:1:slip line to foo:/tmp:/usr/sbin/sliplogin +.Ed +.Pp +(ここでは、リモートホスト +.Ar hostname +のアカウント名を +.Em Shostname +としています) +次に、 +.Pa slip.hosts +に、以下のようなエントリを追加します: +.Pp +.Bd -literal -offset indent -compact +Sfoo `hostname` foo netmask +.Ed +.Pp +ここで、 +.Em `hostname` +は、 +.Xr sh +によって評価されローカルホスト名となり、 +.Em netmask +はローカルホストの IP ネットマスクです。 +.Pp +注意事項があります。 +.Nm +は、root に setuid しなければなりません。 +セキュリティホールではありませんが、心がけの悪い奴が +.Nm +をつかって端末の回線を使えなくしたり、リモートの SLIP サイトのユーザの +アクセスを不可能にしたりすることができます。これを防ぐために、 +.Nm +をユーザ +.Em root +グループ +.Em network +モード 4550 でインストールし、グループ +.Em network +のメンバのみが +.Nm +を実行可能とします。システム管理者は、 +正当なユーザが正しいグループのメンバであることを確認すべきです。 +.Sh 診断 +.Nm +は、様々な情報を +.Em daemon +の facility コードでシステムログデーモン +.Xr syslogd 8 +を通じて、 syslog に書き出します。 +以下に問題の大きさ別にメッセージを列挙します。 +.Pp +.Sy エラー +.Bl -tag -width Ds -compact +.It Sy ioctl (TCGETS): Em 理由 +.Dv TCGETS +.Fn ioctl +を用いた回線のパラメータ取得が失敗しました。 +.Pp +.It Sy ioctl (TCSETS): Em 理由 +.Dv TCSETS +.Fn ioctl +を用いた回線のパラメータ設定が失敗しました。 +.Pp +.It Sy /etc/sliphome/slip.hosts: Em 理由 +.Pa /etc/sliphome/slip.hosts +ファイルがオープン出来ません。 +.Pp +.It Sy access denied for Em user +.Em user +エントリが +.Pa /etc/sliphome/slip.hosts +にありません。 +.El +.Pp +.Sy 報告 +.Bl -tag -width Ds -compact +.It Sy "attaching slip unit" Em unit Sy for Ar loginname +.Tn SLIP +ユニット +.Em unit +は、アタッチに成功しました。 +.El +.Sh 関連項目 +.Xr slattach 8 , +.Xr syslogd 8 , +.Pa /usr/share/examples/sliplogin +.Sh 歴史 +.Nm +コマンドは、現在βテスト版です。 |