FreeBSD の安定状態の持続
原作: &a.jkh;.
訳: &a.iwasaki;.
FreeBSD-stable ってなに?
FreeBSD-stable は, 次の本流のリリースを目指した新機能をあまり採り入
れない保守的な変更のための開発の支流です. 実験的またはテスト未完の変更
はこの支流には取り入れられません ([ 参照).
誰が FreeBSD-stable を必要としているの?
]もしあなたが仕事で使用しているとか, なによりも FreeBSD システムの安
定性を最重要視するなら, stable を追いかけることを考えるべきで
しょう. stableの支流は前のリリースに関して効果的にバグフィッ
クスされた流れであるため, 最新のリリース ( 執筆時点) をインストールしているのであれば, 特に
そうです.
stable ツリーが常に完全に互換性があり安定するように努力し
ていますが, たまに間違いがあることに注意してください (結局, 内容が吟味
されずに素早く送られた変更を含むソースがまだあるのです). また,
current を stable へ移行する前に完璧なテストフィック
スに最善を尽くしますが, 私たちのテストはすべてのケースを十分に網羅して
いるとは限りません. もし何か stable で不具合があるようでした
ら, 私たちにすぐに教えてください (次の節参照).
FreeBSD-stable を使う
- &a.stable へ加わってください. このメーリングリスト
では, stable の構築に関連する事柄や, その他の注意すべき点
に関する情報が流れています. また開発者は議論の余地がある修正や変更
を考えている場合に, このメーリングリストで公表し, 提案された変更に
関して問題が生じるかどうかを返答する機会をユーザに与えます.
メーリングリストに参加するには, &a.majordomo へメッセージの本文に
次のように書いたメールを送ってください:
subscribe freebsd-stable
オプションとして本文に `help' と書けば, Majordomo は私たちがサポー
トする様々なメーリングリストに参加 / 脱退する方法に関する詳しいヘ
ルプを送付します.
- ftp.FreeBSD.ORG からのソースの入手. 以下の 3つの方法で
おこなうことができます :
-
[ 機能を使用する. 転送レートが
安定している TCP/IP 接続でない場合は, この方法が適して
います.
]-
[ を
を用いて使用する. 一度コレクション全体を入手してしまえば,
前回からの変更部分だけですむので, 2番目に推奨される方法で
す. 多くの人が cron から cvsup を実行し, 自動的にソースコー
ドを最新の状態に保っています.
]- ftp を使用する. FreeBSD-stable 用のソースツリーは
常に次のところで「公開」されています :
私たちはまた, tar/compress でツリー全体を入手できる
`wu-ftpd' を使用しています. 例えば :
usr.bin/lex
に対して:
ftp> cd usr.bin
ftp> get lex.tar.Z
とすることにより, ディレクトリ全体を compress された tar
ファイルとして入手することができます.
- 基本的には, ソースに迅速でオンデマンドなアクセスが必要で,
接続のバンド幅が問題でなければ, cvsup か ftp を使いましょう. そうで
ない場合は CTM を使いましょう.
- stable をコンパイルする前に, /usr/src にある Makefile をよ
く読んでください. 少なくとも一回はアップグレードの処理の一部として
最初に `make world' を実行するべきでしょう. &a.stable を読めば, 次
のリリースに移行するに当たって時々必要となる既存システムからの新シ
ステムの構築手順についての最新情報が得られるでしょう.