.\" %FreeBSD: src/usr.bin/truss/truss.1,v 1.15 2002/11/26 17:33:36 ru Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .Dd November 23, 1997 .\" .\" WORD: trace トレース(する)[ktrace.1, mtrace.8] .\" .Dt TRUSS 1 .Os .Sh 名称 .Nm truss .Nd システムコールをトレースする .Sh 書式 .Nm .Op Fl faedDS .Op Fl o Ar file .Fl p Ar pid .Nm .Op Fl faedDS .Op Fl o Ar file command .Op args .Sh 解説 .Nm ユーティリティは、指定したプロセスやプログラムが呼び出すシステムコールを トレースします。出力は指定した出力ファイルか、デフォルトでは 標準エラー出力へ送られます。処理は .Xr procfs 5 でプロセスを監視し、それを停止させたり再開させて行なわれます。 .Pp オプションは以下のとおりです : .Bl -tag -width indent .It Fl f 元々のトレース対象プロセスが .Xr fork 2 , .Xr vfork 2 等で作成した子孫プロセスを トレースします。 .It Fl a 各 .Xr execve 2 システムコールで渡された引数文字列を表示します。 .It Fl e 各 .Xr execve 2 システムコールで渡された環境文字列を表示します。 .It Fl d 出力中に、トレース開始からの経過時間を示す、 タイムスタンプを含めます。 .It Fl D 出力中に、最後に記録されたイベントからの経過時間を示す、 タイムスタンプを含めます。 .It Fl S プロセスが受信するシグナルについての情報は表示しません。 (通常、 .Nm はシステムコールイベントと同様、シグナル情報も表示します。) .It Fl o Ar file 出力を標準エラー出力ではなく、指定したファイル .Ar file へ送ります。 .It Fl p Ar pid 新しくコマンドを起動するのではなく、指定したプロセス ID .Ar pid のプロセスを追います。 .It Ar command Op args コマンド .Ar command を実行し、そのシステムコールをトレースします。 (オプション .Fl p と .Ar command は互いに排他的にしか使用できません。) .El .Sh 使用例 # "hello" を echo する際に使われるシステムコールを追います .Dl $ truss /bin/echo hello # 同じことをしますが、出力をファイルに書き込みます .Dl $ truss -o /tmp/truss.out /bin/echo hello # すでに動作しているプロセスを追います .Dl $ truss -p 1 .Sh 関連項目 .Xr kdump 1 , .Xr ktrace 1 , .Xr procfs 5 .Sh 歴史 .Nm コマンドは .An Sean Eric Fagan が .Fx 用に作成しました。 System V Release 4 や SunOS で利用可能な 類似のコマンドをモデルにしました。