.\" from: @(#)rpcinfo.8c 2.2 88/08/03 4.0 RPCSRC; from 1.24 88/02/25 SMI .\" %FreeBSD: src/usr.bin/rpcinfo/rpcinfo.8,v 1.5.2.1 2000/12/08 15:14:03 ru Exp % .\" $FreeBSD: doc/ja_JP.eucJP/man/man8/rpcinfo.8,v 1.7 2001/05/14 01:09:58 horikawa Exp $ .\" .Dd December 17, 1987 .Dt RPCINFO 8 .Os .Sh 名称 .Nm rpcinfo .Nd RPC に関する情報を表示する .Sh 書式 .Nm .Fl p .Op Ar host .Nm .Op Fl n Ar portnum .Fl u Ar host .Ar program .Op Ar version .Nm .Op Fl n Ar portnum .Fl t Ar host .Ar program .Op Ar version .Nm .Fl b .Ar program version .Nm .Fl d .Ar program version .Sh 解説 .Nm は、 .Tn RPC サーバに対して .Tn RPC 呼び出しを行ない、得られた情報を表示します。 .Sh オプション .Bl -tag -width indent .It Fl p 指定されたホスト上のポートマッパーを検出し、そこに登録されている全ての .Tn RPC プログラムの一覧を出力します。 .Ar host が指定されない場合、 .Xr hostname 1 コマンドをオプション無しで実行した時に出力されるホスト名が .Ar host として採用されます。 .It Fl u .Tn UDP プロトコルを用いて、指定したホスト上のプログラムの手続き 0 に対して .Tn RPC 呼び出しを行ないます。そして、応答があったかどうかを報告します。 .It Fl t .Tn TCP プロトコルを用いて、指定したホスト上のプログラムの手続き 0 に対して .Tn RPC 呼び出しを行ないます。そして、応答があったかどうかを報告します。 .It Fl n .Fl t や .Fl u オプション使用時に、ポートマッパーに与えられたポート番号のかわり に、引数 .Ar portnum で指定した番号をポート番号として用います。 .It Fl b .Tn UDP プロトコルを用いて、引数 .Ar program および .Ar version で指定したプログラムに対し、手続き 0 に .Tn RPC ブロードキャストを行ないます。そして、応答のあった全てのホストにつ いてのレポートを出力します。 .It Fl d 引数 .Ar program および .Ar version で指定したプログラムの .Tn RPC サービスへの登録を削除します。 本オプションは、スーパユーザのみ指定可能です。 .El .Pp 引数 .Ar program は、名称・番号のいずれでも構いません。 .Pp もし引数 .Ar version が指定されると、 .Nm は引数 .Ar program で指定されたプログラムのそのバージョンの呼び出しを試みます。 .Ar version が指定されなかった場合、 .Nm は .Ar program で指定されたプログラムに対してバージョン 0 呼びだしを行なうことで、 全ての登録されているバージョンについて検索を試みます (バージョン 0 は存在しないと仮定してのものです。もし存在すれば .Ar rpcinfo は極端に高いバージョンを使って情報を得ようとします)。 .Fl b および .Fl d オプションには、バージョン番号の指定が必要であることに注意して下さい。 .Sh 使用例 ローカルマシンに登録されている全ての .Tn RPC サービスを見るには、次のようにします: .Pp .Dl example% rpcinfo -p .Pp ホスト名 klaxon 上に登録されている全ての .Tn RPC サービスを見るには、次のようにします: .Pp .Dl example% rpcinfo -p klaxon .Pp NIS サービス (Yellow Page サービス) が稼働している ローカルネットワーク上に接続されているマシンすべてを表示するには、 次のようにします: .Pp .Dl example% rpcinfo -b ypserv 'version' | uniq .Pp \&'version' のところには、上記 .Fl p オプションの結果から得られた現在の NIS サービス (Yellow Page サービス) のバージョンを使います。 .Pp バージョン 1 の .Nm walld サービスを削除するには、次のようにします: .Pp .Dl example% rpcinfo -d walld 1 .Sh 関連項目 .Xr rpc 5 , .Xr portmap 8 .Rs .%T "RPC Programming Guide" .Re .Sh バグ SunOS 3.0 以前のリリースでは、ネットワークファイルシステム ( .Tn NFS ) がポートマッパーに登録されていません。そのため .Nm は、そのような OS が稼働しているマシンに対して .Tn RPC 呼び出しを行なうことが出来ません。