aboutsummaryrefslogtreecommitdiff
path: root/ja/man/man1/info.1
blob: b889dbb46c70100abc82dd7d6d9afbc0bda0c3b0 (plain) (blame)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
91
92
93
94
95
96
97
98
99
100
101
102
103
104
105
106
107
108
109
110
111
112
113
114
115
116
117
118
119
120
121
122
123
124
125
126
127
128
129
130
131
132
133
134
135
136
137
138
139
140
141
142
143
144
145
146
147
148
149
150
151
152
153
154
155
156
157
158
159
160
161
162
163
164
165
166
167
168
169
170
171
172
173
174
175
176
177
178
179
180
181
182
183
184
185
186
187
188
189
190
191
192
193
194
195
196
197
198
199
200
201
202
203
204
205
206
207
208
209
210
211
212
213
214
215
216
217
218
219
220
221
222
223
224
225
226
227
228
229
230
231
232
233
234
235
236
237
238
239
.\" %Id: info.1,v 1.3 1996/10/05 22:26:26 wosch Exp %
.\" jpman %Id: info.1,v 1.4 1997/08/20 20:54:51 horikawa Stab %
.\"
.TH info 1 "7th December 1990"
.SH 名称
info \- GNU のハイパーテキストシステム
.SH 書式
.B info
[
.B \-\-option-name option-value
]
.B \menu-item...
.SH 著作権
.if n Copyright (C) 1989, 1993 Free Software Foundation, Inc.
.if t Copyright \(co 1989, 1993 Free Software Foundation, Inc.
.SH 解説
.LP
GNU プロジェクトには
.I Info
と呼ばれるハイパーテキストシステムがあります。
.I Info
では、同一のソースファイルを元にして紙のマニュアルを印刷出力することと、
.B info
コマンドを用いて眺めることができます。
Emacs 中で
.B info
プログラムを用いることもできますが、
ここで述べるスタンドアロン版を用いることもできます。
このマニュアルページでは、スタンドアロン版の機能を簡単にまとめて示します。

.SH オプション
.TP
.B \-\-directory directory-path
.B info
がファイルをオープンする際に検索するディレクトリパスのリストに
.B directory-path 
を加えます。
.B \-\-directory
を複数回指定することもできます。
このほか、環境変数
.B INFOPATH
に値を設定することもできます。
.B \-\-directory
が指定されなければ、環境変数
.B INFOPATH
の値が用いられます。
.B INFOPATH
の値は、ディレクトリ名をコロンで区切ったリストです。
.B INFOPATH
と
.B \-\-directory-path
の両方とも指定しなければ、
.B info
はデフォルトのパスを用います。
.TP
.B \-f filename
オープンする特定の
.B info
ファイルを指定します。デフォルトでは
.B info
はファイル
.B dir
をオープンします。
このオプションを用いると、
.B info
は
.B (FILENAME)Top
を最初のファイルおよびノードとして起動します。
.TP
.B \-n nodename
.B info
がロードする初期ファイルの中で、最初に visit するノードを指定します。
特に、
.B \-\-file
オプションと組み合わせて用いる際に有用です。
.B \-\-node
を複数回指定することもできます。
.TP
.B -o file
対話的な
.B info
セッションを開始する代わりに、
出力を直接
.B file
に書き出します。
.TP
.B \-h
.B info
の利用可能オプションについて、かなり簡潔な説明を表示します。
.TP
.B \-\-version
.B info
のバージョン情報を出力して終了します。
.TP
.B menu-item
.B info
は残りの引数をメニュー項目名として扱います。
最初の引数は visit する初期ノード中のメニュー項目で、
第 2 の引数は第 1 引数のノード中のメニュー項目です。
目的ノードへのパスを表すメニュー名を指定することで、
そのノードに簡単に移動できます。
例えば

.B       info emacs buffers

とすると、まずノード
.B (dir)Top
におけるメニュー項目
.B emacs 
を選択し、次にそのノード
.B (emacs)Top
中のメニュー項目
.B buffers
を選択します。
.SH コマンド
.B info
中では以下のコマンドが利用可能です:
.TP
.B h
Info チュートリアルを起動します。
.TP
.B ?
.B info
コマンドの簡単なまとめを表示します。
.TP
.B h
メインディレクトリから
.B info
ノードを選びます。
これは、単に
.B ?
を用いるよりはるかに完全です。
.TP
.B Ctrl-g
操作中の処理を中断します。
.TP
.B Ctrl-l
画面を再描画します。
.PP
他のノードの選択:
.TP
.B n
現ノードの「次」ノードへ移動します。
.TP
.B p
現ノードの「前」ノードへ移動します。
.TP
.B u
現ノードの「上位」ノードへ移動します。
.TP
.B m
メニュー項目を名前で指定して選びます。
これによりもう一つのノードを選択できます。
ノード名を完全にタイプする必要はありません。
何文字かタイプしたところでスペースあるいはタブを打つと、
.B info
は残りのノード名を補充しようとします。
これ以上文字をタイプせずに補完を求めると、
可能性のある項目のリストが表示されます。
リストは
.B ?
によっても得られます。
何文字かタイプしたところでリターンを打つと、
.B info
は補完を試み、
もし曖昧であれば最初の候補を採用します。
.TP
.B f
参照先に移動します。参照名を尋ねられますが、
.B m
と同様のコマンド補完を使えます。
.TP
.B l
直前にいたノードに移動します。
.PP
ノード内での移動:
.TP
.B Space
次のページへスクロールします。
.TP
.B DEL
前のページへスクロールします。
.TP
.B b
このノードの先頭へ移動します。
.PP
高度なコマンド:
.TP
.B q
.B info
を終了します。
.TP
.B 1
ノードメニューの第 1 項目を選択します。
.TP
.B 2 \-\- 5
ノードメニューの第 2 〜 第 5 項目を選択します。
.TP
.B g
名前で指定してノードへ移動します。
.B (FILENAME)NODENAME
のようにファイル名を含めることもできます。
.TP
.B s
この
.B info
ファイル中から指定した文字列を検索し、
次に見つかったノードを選択します。
.TP
.B M-x print-node
現在のノードの内容を環境変数
.B INFO_PRINT_COMMAND
で指定されたコマンドにパイプします。
この環境変数が存在しない場合、ノードの内容は単に
.B lpr
にパイプされます。
.SH 環境変数
.TP
.B INFOPATH
.B info
ファイルを検索するディレクトリをコロンで区切って並べたリスト。
.B \-\-directory
が指定されない場合に用いられます。
.TP
.B INFO_PRINT_COMMAND
印刷時に用いられるコマンド。
.SH 関連項目
.BR man (1)
.\" .BR emacs (1)
.SH 作者
.RS
Brian Fox, Free Software Foundation
.br
bfox@ai.mit.edu
.SH マニュアル著者
.RS
Robert Lupton; Robert J. Chassell が更新。
.br
rhl@astro.princeton.edu; bob@gnu.ai.mit.edu