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.\" SUCH DAMAGE.
.\"
.\"	from: @(#)netstat.1	8.8 (Berkeley) 4/18/94
.\" jpman %Id: netstat.1,v 1.4 1997/10/11 07:45:56 horikawa Stab %
.\"	%Id: netstat.1,v 1.6.2.1 1994/08/06 06:32:37 mycroft Exp %
.\"
.Dd April 18, 1994
.Dt NETSTAT 1
.Os BSD 4.2
.Sh 名称
.Nm netstat
.Nd ネットワークの状態を表示する
.Sh 書式
.Nm netstat
.Op Fl Aan
.Op Fl f Ar address_family
.Op Fl M Ar core
.Op Fl N Ar system
.Nm netstat
.Op Fl bdghimnrs
.Op Fl f Ar address_family
.Op Fl M Ar core
.Op Fl N Ar system
.Nm netstat
.Op Fl bdn
.Op Fl I Ar interface
.Op Fl M Ar core
.Op Fl N Ar system
.Op Fl w Ar wait
.Nm netstat
.Op Fl p Ar protocol
.Op Fl M Ar core
.Op Fl N Ar system
.Sh 解説
.Nm netstat
コマンドは、ネットワークに関連したさまざまな情報を、シンボル表示を
交えてわかりやすく表示します。
出力の形式は指定オプションによって何種類かにわかれます。
第1の形式は、プロトコルごとのアクティブソケットの一覧です。
第2の形式は、選択したオプションによる、他のネットワークのデータ構造です。
第3の形式は、コンフィギュレーションされているネットワークインタフェースの
パケットトラフィックを
.Ar wait
で指定したインターバル毎に継続して表示します。
第4の形式は、指定したプロトコルに関する統計情報を表示します。
.Pp
本コマンドでは、以下のオプションを指定可能です。
.Bl -tag -width flag
.It Fl A
デフォルトの表示では、ソケットと関係したすべてのプロトコル制御ブロックの
アドレスが表示されます。通常これらはデバッグに用いられます。
.It Fl a
デフォルトの表示では、すべてのソケットの状態が表示されます。通常
は、サーバプロセスで利用されているソケットは表示されません。
.It Fl b
本オプションをネットワークインタフェース表示
(後述の
.Fl i
オプション)と併用した場合には、入力、出力したバイト数を表示します。
.It Fl d
本オプションをネットワークインタフェース表示(
.Fl i
オプション、もしくは後述のインターバルオプション)
と併用した場合には、欠落したパケット数を併せて表示します。
.It Fl f Ar address_family 
表示する統計情報あるいはアドレス制御ブロック情報を
.Ar address family
の指定に合致するアドレスファミリのものに限定します。
アドレスファミリについては、
.Ar inet
が
.Dv AF_INET
(インターネットプロトコルファミリ)として、
.Ar ipx 
が
.Dv AF_IPX  
として、
.Ar atalk 
が
.Dv AF_APPLETALK (ddp)  
(アップルトークプロトコル)として、
.\".Ar ns
.\"が
.\".Dv AF_NS
.\"(XEROX NSプロトコルファミリ)として、
.\".Ar iso
.\"が
.\".Dv AF_ISO
.\"(ISOプロトコルファミリ)として、そして
.Ar unix
が
.Dv AF_UNIX
(UNIXドメインプロトコルファミリ)として解釈されます。
.It Fl g
マルチキャスト(グループアドレス)ルーティングに関連した情報を表示します。
デフォルトでは、IPマルチキャスト仮想インタフェースおよびルーティング
テーブルについて表示します。
.Fl s
オプションが同時に指定された場合、マルチキャストルーティングについての
統計情報も表示します。
.It Fl h
.Tn IMP
ホストテーブルの状態を表示します(時代遅れ)。
.It Fl I Ar interface 
指定したインタフェースについての情報を表示します。本オプションは、
インターバルオプション
.Ar wait
と同時に指定し
て使われます。このインターバルオプションについての詳細は後述します。
.It Fl i
自動コンフィギュレーションされているネットワークインタフェースの状態
を表示します(静的にシステムにコンフィギュレーションされているインタ
フェースについて表示しますが、ブート時にコンフィギュレーションされて
いないものについては表示しません)。
.Fl a
オプションが同時に指定されている場合には、各イーサネットインタフェース
および各IPインタフェースアドレス
について、現在使用されているマルチキャストアドレスが表示
されます。マルチキャストアドレスは、
各々対応するインタフェースアドレスに続いて表示
されます。
.It Fl M
デフォルトで使用される
.Pa /dev/kmem
の代わりに指定した core から、ネームリストに関連する各値を
取り出します。
.It Fl m
メモリ管理ルーチンによって記録されているメモリ使用の統計情報を表
示します。
(ネットワーク管理システムは、独自にメモリバッファを確保しています)。
.It Fl N
.Pa /kernel
のかわりに、指定したカーネルモジュールからネームリストを取り出します。
.It Fl n
ネットワークアドレスを数字で表示します(通常、
.Nm netstat
コマンドは、IPアドレスを可能な限りホスト名などのシンボリックなものに置
き換えようとします)。
本オプションは、どのような表示形式の場合にも使用できます。
.It Fl p Ar protocol 
.Ar protocol
で指定したプロトコルについての統計情報を表示します。
プロトコルとしては、よく知られている名称、もしくは別名定義されている名称
を指定します。プロトコルのいくつかは
.Pa /etc/protocols
の中で定義されています。
プロトコルについて情報が表示されない場合は、通常、
報告すべき有意な数値がないことを意味します。
.Ar protocol
で指定したプロトコルが未知のものである場合、もしくはそのプロトコルの統
計情報記録ルーチンがない場合には、プログラムはその旨メッセージを出しま
す。
.It Fl s
プロトコルごとの統計情報を表示します。
このオプションが複数指定された場合、カウンタの値がゼロのものは
表示が抑制されます。
.It Fl r
ルーティングテーブルを表示します。
.Fl s
オプションが同時に指定された場合には、ルーティングの統計情報について
表示します。
.It Fl w Ar wait
ネットワークインタフェースの統計情報について、
.Ar wait
で指定した秒ごとに定期的に表示します。
.El
.Pp
デフォルトのアクティブソケット表示では、ローカルおよびリモートアドレス、送
受信キューのサイズ(バイト単位)、プロトコル、そしてプロトコルの内部状態が
それぞれ表示されます。
アドレス形式については、``host.port''もしくは、ソケットのアドレスが
ネットワーク単位でしか特定できない場合には``network.port''という形式が採用
されます。
ホストもしくはネットワークアドレスがデータベース
.Pa /etc/hosts
や
.Pa /etc/networks
の内容にしたがって変換可能である場合、各アドレスは名前で
表示されます。このような変換が不可能な場合、もしくは
.Fl n
オプションが指定された場合には、アドレスはアドレスファミリに従って
数値で表示されます。
インターネットアドレスの形式についてさらに知りたい場合には、
.Xr inet 3
を参照して下さい。
特にアドレスが指定されてない場合や、アドレスがワイルドカード
指定されている場合には、その部分のアドレスやポート番号のところには 
``*'' が表示されます。
.Pp
インタフェース表示では、パケット転送、エラー、コリジョンに関する
累積情報を見ることができます。また、インタフェースの
ネットワークアドレスおよび最大転送可能ユニットサイズ(``mtu'')も
見ることができます。
.Pp
ルーティングテーブル表示では、利用可能な経路とその状態が表示
されます。各経路は、到達先ホストもしくはネットワークと、
パケットの転送(forward)に使用されるゲートウェイから成ります。
フラグフィールドは、
ルーティングに関する状態の集合が表示されます。フラグフィールドの
各フラグについては、
.Xr route 8
および
.Xr route 4
を参照して下さい。
表示される文字とフラグの間の対応は以下の通りです。
.Bl -column XXXX RTF_BLACKHOLE
1	RTF_PROTO1	ルーティングフラグ#1にて特定されるプロトコル
2	RTF_PROTO2	ルーティングフラグ#2にて特定されるプロトコル
3	RTF_PROTO3	ルーティングフラグ#3にて特定されるプロトコル
B	RTF_BLACKHOLE	破棄されるパケット
b	RTF_BROADCAST	ブロードキャストアドレスを表現する経路
C	RTF_CLONING	新しい経路を生成する
c	RTF_PRCLONING	使用時に、プロトコル専用の新しい経路を生成する
D	RTF_DYNAMIC	(リダイレクトによって)動的に生成される
G	RTF_GATEWAY	ゲートウェイ等による中継を必要としている到達先
H	RTF_HOST	ホストエントリ(これ以外はネットワーク)
L	RTF_LLINFO	アドレス変換を連動させられる正当なアドレス
M	RTF_MODIFIED	(リダイレクトによって)動的に変更される
R	RTF_REJECT	到達不可能なホストもしくはネットワーク
S	RTF_STATIC	手動で追加された
U	RTF_UP		使用可能経路
W	RTF_WASCLONED	クローンした結果として作成された経路
X	RTF_XRESOLVE	外部のdaemonがプロトコルからリンクアドレス変換を行なう
.El
.Pp
直接到達可能な経路は、ローカルホストにアタッチされた各インタフェースごとに
生成されます。このようなエントリのゲートウェイフィールドは、
対外インタフェースのアドレスを表します。
refcntフィールドは、使用されている経路の現在数を示します。
コネクション指向のプロトコルは、通常、コネクションの間じゅう
単一の経路を保持します。
他方で、コネクションレス型のプロトコルは、同じ到達先に対して
パケットを送る場合にも、新たに経路を確保します。
useフィールドは、その経路を通って送られたパケット数を表示します。
インタフェースエントリは、その経路用に用いられる
ネットワークインタフェースを表示します。
.Pp
.Nm netstat
が
.Fl w
オプションと
.Ar wait
インターバル引数を与えられて起動された場合、ネットワークインタフェースに
関連した統計情報を定期的に表示します。
ほとんど使われませんが、オプション指定なしで数字だけをnetstatの引数と
して指定することもでき、本オプションと同様の動作をさせることができます。
しかし、この使い方は過去との互換性のためにのみ存在します。
デフォルトでは、本表示は
すべてのインタフェースについてのサマリ情報からなります。
.Fl I
オプションを用いることで、特定の
インタフェースの情報を表示させることが可能です。
.Sh 関連項目
.Xr nfsstat 1 ,
.Xr ps 1 ,
.Xr hosts 5 ,
.Xr networks 5 ,
.Xr protocols 5 ,
.Xr services 5 ,
.Xr iostat 8 ,
.Xr trpt 8 ,
.Xr vmstat 8
.Sh 歴史
.Nm netstat
コマンドは、
.Bx 4.2
にはじめて登場しました。
.\" .Sh 関連ファイル
.\" .Bl -tag -width /dev/kmem -compact
.\" .It Pa /netbsd
.\" default kernel namelist
.\" .It Pa /dev/kmem
.\" default memory file
.\" .El
.Sh バグ
エラーの概念については、定義が間違っています。