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<!ENTITY title "FreeBSD 4.0 Release Notes">
]>
<!-- $FreeBSD$ -->
<!-- The FreeBSD Japanese Documentation Project -->
<!-- Original revision: 1.6 -->
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">
<head>
      <title>&title;</title>

      <cvs:keyword xmlns:cvs="http://www.FreeBSD.org/XML/CVS">$FreeBSD$</cvs:keyword>
    </head>

    <body class="navinclude.download">
<pre>
                                 リリースノート
                           FreeBSD Release 4.0-RELEASE

インストールがうまくいかなかったり、クラッシュしてしまう場合には、
send-pr コマンドを使って報告してください。
(Web インターフェースのほうが良ければ<a
href="http://www.FreeBSD.org/send-pr.html">こちら</a>をご覧ください)。

FreeBSD と 4.0-RELEASE のディレクトリ構成に関する情報は ABOUT.TXT を
御覧ください(フロッピーからインストールしている場合は特に!)。
インストールに関する説明は INSTALL.TXT や HARDWARE.TXT ファイルを
ご覧ください。

4.0-STABLE snapshot の最新版は、以下の場所で見つかります:

        ftp://current.FreeBSD.org/pub/FreeBSD

3.X-RELEASE 以降の最新の技術を手にしたい方々のために。

目次:
-----

1. 3.1/4.0 系列からの変更点
   1.1 カーネルでの変更
   1.2 セキュリティ上の修正
   1.3 ユーザ領域での変更

2. サポートしている構成
   2.1 ディスクコントローラ
   2.2 イーサネットカード
   2.3 ATM
   2.4 その他のデバイス

3. FreeBSD の入手
   3.1 FTP/Mail
   3.2 CDROM

4. 以前の FreeBSD リリースからアップデートするには

5. 問題のレポート、提案をする場合、コードの提供

6. 謝辞

1. 3.1/4.0 系列からの変更点
---------------------------
以下に記述した変更点は [MERGED] と記されているものを除いて
4.0 系列に特有のものです。


1.1. カーネルでの変更
---------------------

NFS がバグ修正や性能の改善を含めて、大きく改良されました。

32 個以上のシグナルのサポートが追加されました。

POSIX 1003.1 に適合する SA_SIGINFO シグナルハンドラがサポートされました。
SIGFPE シグナルハンドラ (SA_SIGINFO と伝統的 BSD ハンドラの両方) が
エラーの種類を表す、意味のあるエラーコードを受けるようになりました。
sigaction(2) をご覧ください。

IA32 ハードウェアデバッグレジスタがサポートされました。ptrace(2) と
procfs(5) をご覧ください。

jail(8) も考慮した sysctl(8) 変数が、Linux mode のために追加されました。

たくさんのバグ修正と性能の改善が VM システム、中でも特に mmap() と
それに関連する関数に加えられました。 IPC 機構として共有ファイルを
利用するための MAP_NOSYNC オプションが追加されました。
VM システムのスワッパ(swapper)は完全に書き直され、
特に NFS を越えてスワップするときの性能が劇的に向上しました。

SVR4 のバイナリ用のエミュレータが追加されました。

NTFS ファイルシステムへの直接アクセスがサポートされました。

NWFS ファイルシステムと NetWare クライアントの接続のサポートが
追加されました。 NetWare 関連の多彩なツール、たとえば ipxping や
ncprint 等が ports/net/ncplib に追加されました。

新しい ATA/ATAPI ドライバが実装されました。 この新しいサブシステムの
目的は、最近の ATA/ATAPI ベースのシステムのパフォーマンスを最大限
利用しようというものです。 "ata" ドライバはあらゆる主要な
チップセットをサポートし、その中には Promise や Abit/SIIG 等の
PCI カードベースのコントローラを使うものも含みます。 これには
バスマスタ DMA 転送や新しい ATA/66 モードのサポートが含まれます。
'ata' ドライバは自動的にハードウェアを可能な最大速度の転送モードに設定し、
システムのスループットが最大になるようにします。
サポートされているデバイスはすべての ATA に準拠するディスクと
ATAPI CDROM、CD-R、CD-RW、DVD-ROM、DVD-RAM、LS120、ZIP
そしてテープドライブです。 ata ドライバは PCCARD ATA デバイスも
サポートします。 'ata' ドライバはエラーハンドリングとタイムアウトをサポートし、
"ハングした" ATA/ATAPI デバイスの問題を解消します。

新しいユーティリティ 'burncd' が書かれ ATAPI CD-R と CD-RW ドライブの
操作を用意にしました。 マルチセッションモードを含む
さまざまなフォーマットを選択して CD-R/RW メディアが焼けるようになりました。

Alteon Networks の Tigon 1 および Tigon 2 チップセットを利用する
PCI ギガビットイーサネットカードアダプタのサポートが追加されました。
Alteon AceNIC、3Com 3c985 および Netgear GA620 がサポートされています。[MERGED]

Lucent Hermes チップセットベースの IEEE 802.11 PCMCIA 無線ネットワーク
アダプタをサポートするドライバが追加されました。Lucent WaveLAN/IEEE
802.11 および Cabletron RoamAbout がサポートされています。また 2Mbps
および 6Mbps Turbo アダプタの両方をサポートします。[MERGED]

ADMtek Inc. AL981 Comet チップセットベースの PCI fast イーサネットカー
ドをサポートするドライバが追加されました。[MERGED]

ADMtek Inc. AL985 Centaur チップセットベースの PCI fast イーサネットカー
ドをサポートするドライバが追加されました。[MERGED]

Rise mP6 プロセッサのサポートが追加されました。[MERGED]

SysKonnect SK-984x PCI ギガビットイーサネットアダプタをサポートするド
ライバが追加されました。[MERGED]

Adaptec AIC-6915 fast イーサネットコントローラベースの Adaptec Duralink
PCI イーサネットアダプタをサポートするドライバが追加されました。[MERGED]

D-Link DFE-550TX を含む Sundance Technologies ST201 コントローラベースの
PCI fast イーサネットカードをサポートするドライバが追加されました。
[MERGED]

3Com 3c905C-TX をサポートするドライバが追加されました。[MERGED]

SMC SMC9xxx ベースのイーサネットアダプタ をサポートするドライバが
追加されました。

ステートフルな監査、ユーザ/グループベースの
ファイアウォール機能、任意のログ制限を設定できる動的ロギング、
確率的ルール照合機能などの IPFW への改良が加えられました。[MERGED]

IPv6 の IPFW が KAME project より導入されました。

"dummynet" の帯域制御は、独立した数千のキューを効率的に扱えるようにな
りました。[MERGED]

インタフェイスのクラスタをサポートしたブリッジ機能に、各クラスタで独立
したブリッジを行うよう修正が加えられました。[MERGED]

トップレベルの syslog(3) のカテゴリに "security" が追加されました。 IPFW は
syslog(3) を使ってすべてのメッセージを /var/log/security に書くようになりました。

Silicon Integrated Systems SiS 900 と SiS 7016 イーサネットコントローラ
ベースの PCI fast イーサネットカードをサポートするドライバが追加されました。
[MERGED]

Jaton Corporation XpressNet を含む Davicom DM9100 と DM9102
イーサネットコントローラベースの PCI fast イーサネットカードを
サポートするドライバが追加されました。

ある種の DoS 攻撃(訳注: Denial of Service attack; サービス不能攻撃)の
脅威を低減、あるいは無効化するため、
外部からの ICMP リダイレクトおよび、外部へ送出される RST フレーム、
外部からの SYN|FIN フレームをブロックする機能のサポートが追加されました。[MERGED]

TTL を検査せず、また減少させずに IP データグラムを転送する機能が追加さ
れました。 これはゲートウェイやファイアウォールをより見えにくくし、攻撃
の脅威にさらされる可能性を減らすためのものです。[MERGED]

従来の `sd' (SCSI Disk) への後方互換のサポートは削除されました。
``/etc/fstab'' 中の "/dev/sd*" の記述はすべて "/dev/da*" に書き換えてください。
さらにスクリプト中の "/dev/sd*" の使用はすべて変更する必要があります。
/dev に古い `sd' デバイスのエントリが残っていてもそのうち動かなくなります。

`al' `ax' `dm' `pn' `mx' ドライバは削除され、単一のドライバ (`dc') に
置き換えられました。 コードの重複を減らすためです。 新しいドライバは
古いドライバがサポートしていたすべてのチップセットをサポートし、
DEC/Intel 21143 ベースの 10/100 カードのサポートが改良されました。

3Com 3c450-TX HomeConnect PCI イーサネットカードを
サポートするドライバが追加されました。[MERGED]

LinkSys USB100TX、Billionton USB100、Melco Inc. LU-ATX、D-Link 650TX、
SMC-2202USB 等の ADMtek AN986 Pegasus チップベースの
USB イーサネットカードをサポートするドライバが追加されました。

LinkSys USB10T、Peracom USB Ethernet Adapter、3Com 3c19250、
Entrega NET-USB-E45、ADS Technologies USB-10BT、ATen UC10T、
Netgear EA101、D-Link DSB-650、SMC 2102USB と 2104USB。
等の Kawasaki LSI KL5KUSB101B チップベースの
USB イーサネットカードをサポートするドライバが追加されました。

IPfilter version 3.3.8 が統合されました。

CATC Netmate と Netmate II、Belkin F5U111
等の CATC USB-EL1210A チップベースの
USB イーサネットカードをサポートするドライバが追加されました。

PCMCIA、PCI、ISA モデルの Aironet 4500/4800 802.11 ワイヤレス
アダプタをサポートするドライバが追加されました。

IPv6 のサポートが KAME project から導入されました。これは
カーネル IPv6 プロトコルスタック(sys/netinet6)、TCP IPv6 サポート、
設定可能な IPv6/IPv4 上の IPv6/IPv4 トンネリング、IPv6 TCP から IPv4 TCP への
転送ゲートウェイのサポートを含みます。 プロトコルに依存しない名前解決関数が
libc に追加されました (getaddrinfo, getnameinfo, etc)。

新しいプロセスへの浮動小数点除外 (0 による除算、アンダーフロー/
オーバーフロー、不適切な範囲など) は標準で無効化されました。
必要な場合は fpsetmask(3) を使って有効化してください。
注意: 整数の 0 による除算は FPU ではカバーされておらず、
この変更の後でもトラップされます。 また、大きすぎる浮動小数点数の
float/double から整数への変換も同様に、(他のマスクしたい操作と
分離できないので)トラップされないことに注意してください。

1.2. セキュリティ上の修正
-------------------------

多数のセキュリティ強化と fix が FreeBSD 4.0 の開発中になされました。
これらのほとんどは 3.X-STABLE シリーズに逆移植されています。

新しい jail(2) システムコールと管理コマンド (jail(8)) が
追加されました。 これは柔軟にセキュアなプロセス実行環境を作成します。

OpenSSL v0.9.4 (汎用暗号と SSL2/3/TLSv1 ツールキット) が
ベースシステムに統合されました。 この機能は強い暗号を FreeBSD
ユーティリティに外部機能として提供するために使われます。

OpenSSH 1.2 がベースシステムに統合されました。 OpenSSH は
(BSD-license で) フリーで、SSH v1 プロトコルの全機能を実装しており、
他の SSH v1 クライアントやサーバ (ports の /usr/ports/security/ssh 等)と
完全に相互動作します。 OpenSSH はこの port のすべての機能を提供します。
というのも、実際これはこのソフトウェアのライセンスが制限される以前の
古いリリースをベースにしているのです。
sysinstall で 'DES' 暗号の配布物のインストールを選んでいれば、
FreeBSD 4.0 は SSH クライアント/サーバのための外部機能を提供します。

telnet は新しく SRA と呼ばれる暗号化された認証機構を備えました。
SRA はセッションキーを確立するために Diffie-Hellmen 式の交換を用い、
その後それをユーザ名とパスワードの DES 暗号化に使います。 副次効果として
セッションキーはセッションを DES 暗号化するために使われます。 SRA は
DH パラメータが小さい側にあり、DES がその経過を示すため、
介入者攻撃(man-in-the-middle attack)に対して脆弱です。
この方式の利点は、動作させるためにマシンに管理者による変更を
まったく必要としないこと、また、プレーンテキストて通信するより
ほんのちょっとだけまし、ということです。
これを使うには "telnet -ax" を使うか、
もしくはデフォルトで有効となるように .telnetrc をセットアップする
必要があります。

IPsec のサポートが KAME project から導入されました。 これには
セキュリティゲートウェイ経由で仮想プライベートネットワーク(VPN)を
実装する IPsec トンネルモードや、セキュアなソケットレベルのコネクションを
達成する IPsec 転送モードが含まれます。 さらにカーネル内での暗号化コードが
sys/crypto に導入され、IPsec のサポートは以下のユーザランドの
アプリケーションに追加されました:
sbin/ping、usr.sbin/inetd、usr.sbin/rrenumd、usr.sbin/traceroute6、
usr.sbin/rtadvd、usr.sbin/setkey


1.3. ユーザランドでの変更
-------------------------

ベースの C/C++ コンパイラは GCC 2.7.2 から GCC 2.95.2 に更新されました。
この変更は完全な ISO C++ サポートと暫定的な C9x サポートをユーザに提供します。

/bin/sh の特にシェルスクリプトの機能において、POSIX 1003.2 適合性をより
高めるための改良が加えられました。

f2c による f77 のエミュレーションは、
ネイティブの F77 コンパイラで置き換えられました。

タイムゾーンのデータベースが更新され、ヨーロッパと旧ソ連と
中南米の近年における変化が取り込まれました。 タイムゾーンの
データファイルはマジックナンバーを含むようになり、識別が容易になりました。

groff/troff/eqn は version 1.15 に更新されました。

gdb は version 4.18 に更新されました。

FreeBSD Auditing Project の成果として多数のセキュリティの改善が
行われました。

FreeBSD のスレッドライブラリ libc_r は機能と性能の面で
多くの改善がなされました。 これにより POSIX にほぼ完全に準拠します。
さらに Linux のカーネルによる LinuxThread ライブラリが port として
(ports/devel/linuxthreads) 利用できるようになりました。 これは
ネイティブの FreeBSD プログラムから利用できます。

以下の IPv6 アプリケーションが寄贈されました:
 sbin/ping6、sbin/rtsol、usr.sbin/gifconfig、usr.sbin/ifmcstat、
 usr.sbin/pim6dd、usr.sbin/pim6sd、usr.sbin/prefix、usr.sbin/rip6query、
 usr.sbin/route6d、usr.sbin/rrenumd、usr.sbin/rtadvd、usr.sbin/rtsold、
 usr.sbin/traceroute6

以下のアプリケーションは IPv6 対応になりました:
 usr.bin/netstat、usr.bin/fstat、usr.bin/sockstat、usr.sbin/tcpdchk、
 usr.sbin/tcpdump、usr.sbin/trpt、libexec/ftpd、libexec/rlogind、
 libexec/rshd、libexec/telnetd

多くの ports が IPv6 対応になりました。リストの 'ipv6' virtual ports
カテゴリを見てください。

sysinstall は PC-card コントローラと pccardd(8) を使えるようになり
インストールメディアとして PC-card が使えるようになりました。


2. サポートしている構成
-----------------------
FreeBSD は現在、ISA、VLB、EISA、MCA、PCI バスの 386SX から Pentium クラス
までのさまざまな種類の PC で動作します (ただし 386SX はお勧めできません)。
IDE、ESDI ドライブや、さまざまな SCSI コントローラ、ネットワークカードや
シリアルカードにも対応しています。

以下に記載されているのは、現在 FreeBSD で動作することが確認されている
すべての周辺機器のリストです。その他の構成でも動作する可能性がありますが、
それは単に、まだ私たちが動作確認の報告を受けとっていないというだけです。

2.1. ディスクコントローラ
-------------------------
WD1003 (あらゆる MFM/RLL)
WD1007 (あらゆる IDE/ESDI)
IDE
ATA

Adaptec 1535 ISA SCSI コントローラ
Adaptec 154x シリーズ ISA SCSI コントローラ
Adaptec 164x シリーズ MCA SCSI コントローラ
Adaptec 174x シリーズ EISA SCSI コントローラ
        (スタンダード、エンハンスドモード)
Adaptec 274X/284X/2920C/294x/2950/3940/3950
        (Narrow/Wide/Twin) シリーズ
        EISA/VLB/PCI SCSI コントローラ
Adaptec AIC7850、AIC7860、AIC7880、AIC789x オンボード SCSI コントローラ
Adaptec 1510 シリーズ ISA SCSI コントローラ (起動はできません)
Adaptec 152x シリーズ ISA SCSI コントローラ
Adaptec AIC-6260 および AIC-6360 ベースのボード。これには
AHA-152x と SoundBlaster SCSI カードが含まれます。

AdvanSys SCSI コントローラ (全モデル)。

BusLogic MultiMaster コントローラ:

[ BusLogic/Mylex "Flashpoint" アダプタはまだサポートされて *いません*]

BusLogic MultiMaster "W" シリーズホストアダプタ:
    BT-948、BT-958、BT-958D
BusLogic MultiMaster "C" シリーズホストアダプタ:
    BT-946C、BT-956C、BT-956CD、BT-445C、BT-747C、BT-757C、BT-757CD、
    BT-545C、BT-540CF
BusLogic MultiMaster "S" シリーズホストアダプタ:
    BT-445S、BT-747S、BT-747D、BT-757S、BT-757D、BT-545S、BT-542D、
    BT-742A、BT-542B
BusLogic MultiMaster "A" シリーズホストアダプタ:
    BT-742A、BT-542B

完全に BusLogic MultiMaster と互換性のある AMI FastDisk コントローラも
サポートされています。

Buslogic/Bustek BT-640 と Storage Dimensions SDC3211B および SDC3211F
マルチチャンネル (MCA) バスアダプタもサポートされています。

DPT SmartCACHE Plus、SmartCACHE III、SmartRAID III、SmartCACHE IV、
SmartRAID IV SCSI/RAID コントローラはサポートされています。
The DPT SmartRAID/CACHE V はまだサポートされていません。

SymBios (旧 NCR) 53C810、53C810a、53C815、53C820、53C825a、
53C860、53C875、53C875j、53C885、53C895 および 53C896 PCI SCSI コントローラ:
        ASUS SC-200
        Data Technology DTC3130 (すべての変種)
        Diamond FirePort (すべて)
        NCR 社のカード (すべて)
        Symbios 社のカード (all)
        Tekram DC390W、390U および 390F
        Tyan S1365


QLogic 102010401040B、1080 および 1240 SCSI ホストアダプタ
QLogic 2100 Fibre Channel アダプタ (プライベートループのみ)。

DTC 3290 EISA SCSI コントローラ(1542 エミュレーションモード)

サポートされるすべての SCSI コントローラは、
SCSI-I および SCSI-II 周辺機器の完全なサポートを提供します。
これにはハードディスク、光磁気ディスク、
(DAT と 8mm Exabyte を含む)テープドライブ、メディアチェンジャ、
プロセッサとして動作するターゲットデバイス、CDROM ドライブが含まれます。
CDROM コマンドをサポートする WORM デバイスは CDROM ドライバによる
読み取り専用アクセスのみサポートされます。WORM/CD-R/CD-RW への書き込みは
ports ツリーにある cdrecord によりサポートされます。

現在、以下の種類の CD-ROM がサポートされています:
(cd)    SCSI インターフェース (ProAudio Spectrum と SoundBlaster SCSI
        も含む)
(matcd) 松下/Panasonic (Creative SoundBlaster) 専用インターフェース
        (562/563 モデル)
(scd)   Sony 専用インターフェース (全モデル)
(acd)   ATAPI IDE インターフェース

以下のドライバは古い SCSI サブシステムではサポートされていましたが、
新しい CAM SCSI サブシステムでは *まだ* サポートされていません。

  NCR5380/NCR53400 ("ProAudio Spectrum") SCSI コントローラ

  UltraStor 14F、24F、34F SCSI コントローラ

  Seagate ST01/02 SCSI コントローラ

  Future Domain 8xx/950 シリーズ SCSI コントローラ

  WD7000 SCSI コントローラ

  [ 注: UltraStor ドライバを新しい CAM SCSI の枠組みに移植する作業が
    進行中ですが、いつ完成するか、本当に完成するかどうかはまだわかりません。]

以下のドライバは保守されていません。これらは動くかも知れませんし、
動かないかもしれません:

  (mcd)   Mitsumi 専用 CD-ROM インターフェース (全モデル)


2.2. イーサネットカード
-----------------------

AIC-6915 fast イーサネットコントローラチップベースの
Adaptec Duralink PCI fast イーサネットアダプタ。これには次のものが含まれます:
  ANA-62011 64-bit single port 10/100baseTX アダプタ
  ANA-62022 64-bit dual port 10/100baseTX アダプタ
  ANA-62044 64-bit quad port 10/100baseTX アダプタ
  ANA-69011 32-bit single port 10/100baseTX アダプタ
  ANA-62020 64-bit single port 100baseFX アダプタ

Allied-Telesis AT1700 および RE2000 カード

Tigon 1 および Tigon 2 チップセットベースの Alteon Networks PCI
ギガビットイーサネットカード。これには次のものが含まれます。
  Alteon AceNIC (Tigon 1 および 2)
  3Com 3c985-SX (Tigon 1 および 2)
  Netgear GA620 (Tigon 2)
  Silicon Graphics ギガビットイーサネット
  DEC/Compaq EtherWORKS 1000
  NEC ギガビットイーサネット

AMD PCnet/PCI (79c970 &amp; 53c974 または 79c974)

SMC Elite 16 WD8013 イーサネットインターフェース、
そしてその他大部分の WD8003E、WD8003EBT、WD8003W、WD8013W、
WD8003S、WD8003SBT、WD8013EBT ベースの互換品。
SMC Elite Ultra。 SMC Etherpower II。

RealTek 8129/8139 fast イーサネット NIC。
これには次のものが含まれます:
  Allied Telesyn AT2550
  Allied Telesyn AT2500TX
  Genius GF100TXR (RTL8139)
  NDC Communications NE100TX-E
  OvisLink LEF-8129TX
  OvisLink LEF-8139TX
  Netronix Inc. EA-1210 NetEther 10/100
  KTX-9130TX 10/100 Fast Ethernet
  Accton "Cheetah" EN1027D (MPX 5030/5038; RealTek 8139 互換?)
  SMC EZ Card 10/100 PCI 1211-TX

Lite-On 82c168/82c169 PNIC fast イーサネット NIC。
これには次のものが含まれます:
  LinkSys EtherFast LNE100TX
  NetGear FA310-TX Rev. D1
  Matrox FastNIC 10/100
  Kingston KNE110TX

Macronix 9871398713A、9871598715A および 98725 fast イーサネット NIC:
  NDC Communications SFA100A (98713A)
  CNet Pro120A (98713 もしくは 98713A)
  CNet Pro120B (98715)
  SVEC PN102TX (98713)

Macronix/Lite-On PNIC II LC82C115 fast イーサネット NIC。
これには次のものが含まれます:
  LinkSys EtherFast LNE100TX Version 2

Winbond W89C840F fast イーサネット NIC。
これには次のものが含まれます:
  Trendware TE100-PCIE

VIA Technologies VT3043 "Rhine I" および
VT86C100A "Rhine II" fast イーサネット NIC。これには次のものが含まれます:
  Hawking Technologies PN102TX
  D-Link DFE-530TX
  AOpen/Acer ALN-320

Silicon Integrated Systems SiS 900 および SiS 7016 PCI fast イーサネット NIC。

Sundance Technologies ST201 PCI fast イーサネット NIC。
これには次のものが含まれます:
  D-Link DFE-550TX

SysKonnect SK-984x PCI ギガビットイーサネットカード。これには次のものが含まれます:
  SK-9841 1000baseLX single mode fiber、single port
  SK-9842 1000baseSX multimode fiber、single port
  SK-9843 1000baseLX single mode fiber、dual port
  SK-9844 1000baseSX multimode fiber、dual port

Texas Instruments ThunderLAN PCI NIC。これには次のものが含まれます:
  Compaq Netelligent 1010/10010/100 Proliant、10/100 Dual-Port
  Compaq Netelligent 10/100 TX Embedded UTP、10 T PCI UTP/Coax、10/100 TX UTP
  Compaq NetFlex 3P、3P Integrated、3P w/ BNC
  Olicom OC-2135/2138、OC-2325、OC-2326 10/100 TX UTP
  Racore 8165 10/100baseTX
  Racore 8148 10baseT/100baseTX/100baseFX multi-personality

ADMtek Inc. AL981-based PCI fast イーサネット NIC
ADMtek Inc. AN985-based PCI fast イーサネット NIC
ADMtek Inc. AN986-based USB イーサネット NIC
これは次のものが含まれます:
  LinkSys USB100TX
  Billionton USB100
  Melco Inc. LU-ATX
  D-Link DSB-650TX
  SMC 2202USB

CATC USB-EL1210A-based USB イーサネットネット NIC。
  CATC Netmate
  CATC Netmate II
  Belkin F5U111

Kawasaki LSI KU5KUSB101B-based USB イーサネット NIC。
これは次のものが含まれます:
  LinkSys USB10T
  Entrega NET-USB-E45
  Peracom USB Ethernet Adapter
  3Com 3c19250
  ADS Technologies USB-10BT
  ATen UC10T
  Netgear EA101
  D-Link DSB-650
  SMC 2102USB
  SMC 2104USB
  Corega USB-T

ASIX Electronics AX88140A PCI NIC。これには次のものが含まれます:
  Alfa Inc. GFC2204
  CNet Pro110B

DEC EtherWORKS III NIC (DE203、DE204、および DE205)
DEC EtherWORKS II NIC (DE200、DE201、DE202、および DE422)
DEC DC21040、DC21041、もしくは DC21140 ベースの NIC (SMC Etherpower 8432T、DE245、など)。
DEC FDDI (DEFPA/DEFEA) NIC

Davicom DM9100 および DM9102 PCI fast イーサネット NIC。
これは次のものが含まれます:
  Jaton Corporation XpressNet

富士通 MB86960A/MB86965A

HP PC Lan+ カード (モデル番号: 27247B および 27252A)。

Intel EtherExpress 16
Intel EtherExpress Pro/10
Intel EtherExpress Pro/100B PCI Fast Ethernet
Intel InBusiness 10/100 PCI Network Adapter
Intel PRO/100+ Management Adapter

Isolan AT 4141-0 (16 bit)
Isolink 4110     (8 bit)

Novell NE1000、NE2000、および NE2100 イーサネットインターフェイス

NE2000 をエミュレートする PCI ネットワークカード:
RealTek 8029、NetVin 5000、Winbond W89C940、Surecom NE-34、VIA VT86C926。

3Com 3C501 カード

3Com 3C503 Etherlink II

3Com 3c505 Etherlink/+

3Com 3C507 Etherlink 16/TP

3Com 3C509、3C529 (MCA)、3C579、
3C589/589B/589C/589D/589E/XE589ET/574TX/574B (PC-card/PCMCIA)、
3C590/592/595/900/905/905B/905C PCI
EISA (Fast) Etherlink III / (Fast) Etherlink XL

3Com 3c980/3c980B Fast Etherlink XL サーバアダプタ

3Com 3cSOHO100-TX OfficeConnect アダプタ

東芝製イーサネットカード

Crystal Semiconductor CS89x0 ベースのNIC。これは次のものが含まれます:
  IBM Etherjet ISA

NE2000 互換 PC-Card (PCMCIA) イーサネット/ファーストイーサネットカード。
これは次のものが含まれます:
  AR-P500 Ethernet card
  Accton EN2212/EN2216/UE2216(OEM)
  Allied Telesis CentreCOM LA100-PCM_V2
  AmbiCom 10BaseT card
  BayNetworks NETGEAR FA410TXC Fast Ethernet
  CNet BC40 adapter
  COREGA Ether PCC-T/EtherII PCC-T
  Compex Net-A adapter
  CyQ've ELA-010
  D-Link DE-650/660
  Danpex EN-6200P2
  IO DATA PCLATE
  IBM Creditcard Ethernet I/II
  IC-CARD Ethernet/IC-CARD+ Ethernet
  Linksys EC2T/PCMPC100
  Melco LPC-T
  NDC Ethernet Instant-Link
  National Semiconductor InfoMover NE4100
  Network Everywhere Ethernet 10BaseT PC Card
  Planex FNW-3600-T
  Socket LP-E
  Surecom EtherPerfect EP-427
  Telecom Device SuperSocket RE450T

Megahertz X-Jack イーサネット PC-Card CC-10BT


2.3 ATM
-------

   o ATM ホストインターフェース
        - FORE Systems、Inc. PCA-200E ATM PCI アダプタ
        - Efficient Networks, Inc. ENI-155p ATM PCI アダプタ

   o ATM シグナリングプロトコル
        - The ATM Forum UNI 3.1 signalling protocol
        - The ATM Forum UNI 3.0 signalling protocol
        - The ATM Forum ILMI アドレス登録
        - FORE Systems 独自の SPANS signalling protocol
        - Permanent Virtual Channels (PVCs)

   o IETF の "Classical IP and ARP over ATM" モデル
        - RFC 1483、"Multiprotocol Encapsulation over ATM Adaptation Layer 5"
        - RFC 1577、"Classical IP and ARP over ATM"
        - RFC 1626、"Default IP MTU for use over ATM AAL5"
        - RFC 1755、"ATM Signaling Support for IP over ATM"
        - RFC 2225、"Classical IP and ARP over ATM"
        - RFC 2334、"Server Cache Synchronization Protocol (SCSP)"
        - Internet Draft draft-ietf-ion-scsp-atmarp-00.txt、
                "A Distributed ATMARP Service Using SCSP"

   o ATM ソケットインターフェイス


2.4。その他のデバイス
---------------------

AST 4 ポートシリアルカード (共有 IRQ 使用)

ARNET 8 ポート シリアルカード (共有 IRQ 使用)
ARNET (現在は Digiboard) 同期 570/i 高速シリアル

Boca BB1004 4 ポートシリアルカード  (Modem はサポートして「いません」)
Boca IOAT66 6 ポートシリアルカード  (Modem はサポートしています)
Boca BB1008 8 ポートシリアルカード  (Modem はサポートして「いません」)
Boca BB2016 16 ポートシリアルカード (Modem はサポートしています)

Comtrol Rocketport カード

Cyclades Cyclom-y シリアルボード

STB 4 ポートカード (共有 IRQ 使用)

SDL Communications Riscom/8 シリアルボード
SDL Communications RISCom/N2 および N2pci high-speed 同期シリアルボード

Stallion マルチポートシリアルボード: EasyIO、EasyConnection 8/32 &amp; 8/64、
Onboard 4/16、Brumby。

Specialix SI/XIO/SX ISA、EISA および PCI シリアル拡張カード/モジュール

Adlib、SoundBlaster、SoundBlaster Pro、ProAudioSpectrum、Gravis
UltraSound、Roland MPU-401 サウンドカード (snd ドライバ)

Crystal Semiconductors、OPTi、Creative Labs、Avance、Yamaha、
ENSONIQ 製のほとんどの ISA audio codec (pcm driver)

Connectix QuickCam
Matrox Meteor Video フレームグラバー
Creative Labs Video Spigot フレームグラバー
Cortex1 フレームグラバー
Hauppauge Wincast/TV ボード (PCI)
STB TV PCI
Intel Smart Video Recorder III
Brooktree Bt848 および Bt878 チップベースのフレームグラバー各種

HP4020、HP6020、Philips CDD2000/CDD2660、Plasmon CD-R ドライブ

PS/2 マウス

標準 PC ジョイスティック

X-10 power コントローラ

GPIB および Transputer ドライバ

Genius および Mustek ハンドスキャナ

Virtual Computers(www.vcc.com) の HOT1 と互換性のある
XILINX XC6200 ベースの再構成可能ハードウェアカード

Dave Mills 氏による実験的な Loran-C 受信機のサポート

Lucent Technologies WaveLAN/IEEE 802.11 PCMCIA および ISA の標準スピー
ド (2Mbps)、turbo スピード (6Mbps) 無線ネットワークアダプタとその同等品
(NCR WaveLAN/IEEE 802.11、Cabletron RoamAbout 802.11 DS、Melco Airconnect)。
注意点: ISA バージョンのこれらのアダプタは、実際には ISA to PCMCIA ブリッジ
カードに PCMCIA カードを接続して使います。また両方のデバイスとも同じドライバ
で動作します。

Aironet 4500/4800 シリーズ 802.11 無線アダプタ。PCMCIA、PCI、ISA アダプタ
のすべてがサポートされています。


3. FreeBSD の入手
-----------------

FreeBSD を入手する方法はいろいろあります:


3.1. FTP/Mail
-------------

FreeBSD および付随するすべてのパッケージは、正式な FreeBSD の
リリースサイトである `ftp.FreeBSD.org' から ftp で入手できます。

他の FreeBSD ソフトウェアをミラーしているところは MIRROR.SITES に
記載されています。配布セットを取得するときには (ネットワーク的に)
一番近いところから ftp してください。なおミラーサイトになりたいと
いうところは歓迎します。正式なミラーサイトになりたい場合には、
freebsd-admin@FreeBSD.org まで詳細を問い合わせてください。

インターネットに対する直接のアクセス手段を持たず、電子メールしか使えない
という場合には、`ftpmail@ftpmail.vix.com' にメールを送ってファイルを入手
することもできます。メッセージに help と書いたメールを
この電子メールアドレスに送ると詳しい使い方がわかります。ただし、この
方法では全部で「数十メガバイト」のファイルをメールで転送することに
なります。他に手段がない場合の「最後の手段」と考えてください。


3.2. CDROM
----------

FreeBSD 4.0-RELEASE と 3.4-RELEASE の CDROM は、次のところに注文することも可能です。

        Walnut Creek CDROM
        4041 Pike Lane, Suite F
        Concord CA  94520
        1-800-786-9907, +1-925-674-0783, +1-925-674-0821 (FAX)

インターネットからは orders@cdrom.com または http://www.cdrom.com で
注文できます。最新のカタログは次のところから ftp で入手できます。

        ftp://ftp.cdrom.com/cdrom/catalog

-RELEASE CD の値段は 39.95 ドル、FreeBSD の定期購読制の場合には
24.95 ドルです。FreeBSD SNAPshot CD は、手に入る時期には 39.95 ドル、
FreeBSD-SNAP の定期購読は 14.95 ドルです (-RELEASE と -SNAP の予約は
別々に扱っています)。定期購読制では、新しいバージョンがリリースされる
ごとに自動的に送られてきます。料金はディスクが配送されるたびにクレジット
カードから引き落とされます。キャンセルについても特に制約はなく、いつでも
解約できます。

配送料は (注文毎でディスク毎ではありません) はアメリカ合衆国国内、カナダ、
メキシコで 5 ドル、それ以外は 9 ドルです。Visa、Mastercard、
Discover、American Express または合衆国国内の小切手が利用できます。
合衆国国内では商品を現金と引換でお渡しします。カリフォルニア在住の方は、
8.25% の消費税が加わります。

もし気に入らなければ、CD は無条件に返すことができます。


4. 以前の FreeBSD リリースからアップデートするには
--------------------------------------------------

FreeBSD の 以前のリリース、たぶん多くは 3.0
からアップグレードしようとしているのなら、下記の事項が
もちろんアップグレードの方法によりますが、関係してきます。FreeBSD
全体をアップグレードするには以下の二つの手順がよく使われます。

        o /usr/src 以下のソースを使う
        o sysinstall の (バイナリ) アップグレードオプションを使う

詳細は UPGRADE.TXT を読んでください。

5. 問題のレポート、提案をする場合、コードの提供
-----------------------------------------------

提案、バグレポート、コードの提供はいつでも歓迎されます。なにか問題を
みつけたら、ためらわずにレポートしてください (可能なら、修正方法もあると
非常に助かります!)。

インターネットのメールが使える環境からバグレポートを送る場合には、
send-pr コマンドか http://www.FreeBSD.org/send-pr.html にある CGI を使う
ことが好ましいです。バグレポートはバグ記録プログラムによって忠実に整理され、
バグレポートについてできるかぎり早く対応することができます。このようにして
記録されたバグの内容については、私たちの WEB サイトのサポートセクションで
見ることができますので、バグレポートとして、あるいは他のユーザが問題を認識
する「指標」としても重要な意味を持ちます。

なんらかの理由でバグレポートを提出するのに send-pr コマンドが使えない
場合には、次のアドレスへメールで送ってみてください。

                freebsd-bugs@FreeBSD.org

send-pr そのものはシェルスクリプトなので、まったく異なるシステム上でも
簡単に動作させることができます。障害レポートの追跡がより簡単になるので、
このインタフェースを使って頂くのが非常に好ましいのです。しかし提出する
前に障害がすでに修正されていないかどうか確認してください。


その他、質問やテクニカルサポートについてなどは、次のアドレスへ
メールしてください。

                freebsd-questions@FreeBSD.org


また、私たちは、ボランティアの新しい助けの手をいつでも歓迎します。
私たちだけではもうとてもこなしきれないほど、やりたいことが
山積みになっているのです! 技術的な面で私たちにコンタクトする場合、
あるいは援助の申し出は次のアドレスへメールしてください。

                freebsd-hackers@FreeBSD.org


これらのメーリングリストは「かなり多くの」トラフィックがありますので、
メールアクセスが遅いとか、アクセスが高くつく場合で、しかも FreeBSD に
関する重要なイベントの情報だけあればよいという場合は、次のメーリング
リストに申し込むのがよいでしょう。

                freebsd-announce@FreeBSD.org


すべてのメーリングリストは希望があれば自由に参加できます。
MajorDomo@FreeBSD.org へ本文に help とだけ書いた行を含むメッセージを
送ってください。これで、いろんなメーリングリストに参加する方法や、
アーカイブにアクセスする方法などの詳しい情報が入手できます。ここでは
触れていませんが、他にも面白いことを議論するいろいろなメーリングリストが
ありますので、majordomo にメールを送って問い合わせてみてください!


6. 謝辞
-------

FreeBSD は世界中の (数百はいかないかもしれませんが) たくさんの人々が
行った作業の累積の結果であり、そのおかげで、このリリースがあなたの手元に
届いています。FreeBSDプロジェクトのスタッフの完全なリストについては、
以下をご覧ください:

        http://www.FreeBSD.org/handbook/staff.html

doc 配布ファイルをインストールしてあれば以下にもあります:

        file:/usr/share/doc/handbook/staff.html


以下の方々に特に感謝します:

        寄贈者の方々 http://www.FreeBSD.org/handbook/donors.html に
        リストがあります。

        Justin M. Seger &lt;jseger@FreeBSD.org&gt; はほとんど一人で
        ports collection の ELF へのコンバートを行ってくれました

        Doug Rabson &lt;dfr@FreeBSD.org&gt; と John Birrell &lt;jb@FreeBSD.org&gt; は
        FreeBSD/alpha を起してくれました。 また NetBSD project からは
        間接的に多くの援助を受けました。

        Peter Wemm &lt;peter@FreeBSD.org&gt; は新しいカーネルモジュール
        システムをつくってくれました(Doug Rabson から直截の援助を受けました)。

        そして全世界のたくさんの FreeBSD ユーザとテスタの皆さん。
        彼らがいなければこのリリースはまったく不可能だったでしょう。

今回の FreeBSD のリリースをあなたが楽しむことができる、と心から祈って。

                        The FreeBSD Project
</pre>
<p></p><a href="../index.html">リリース情報のページ</a>
</body>
</html>