1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
91
92
93
94
95
96
97
98
99
100
101
102
103
104
105
106
107
108
109
110
111
112
113
114
115
116
117
118
119
120
121
122
123
124
125
126
127
128
129
130
131
132
133
134
135
136
137
138
139
140
141
142
143
144
145
146
147
148
149
150
151
152
153
154
155
156
157
158
159
160
161
162
163
164
165
166
167
168
169
170
171
172
173
174
175
176
|
.ig
Copyright (C) 1989-2000, 2001 Free Software Foundation, Inc.
Permission is granted to make and distribute verbatim copies of
this manual provided the copyright notice and this permission notice
are preserved on all copies.
Permission is granted to copy and distribute modified versions of this
manual under the conditions for verbatim copying, provided that the
entire resulting derived work is distributed under the terms of a
permission notice identical to this one.
Permission is granted to copy and distribute translations of this
manual into another language, under the above conditions for modified
versions, except that this permission notice may be included in
translations approved by the Free Software Foundation instead of in
the original English.
..
.\" $FreeBSD: doc/ja_JP.eucJP/man/man1/grodvi.1,v 1.6 2001/05/14 01:07:24 horikawa Exp $
.ie t .ds tx T\h'-.1667m'\v'.224m'E\v'-.224m'\h'-.125m'X
.el .ds tx TeX
.\" Like TP, but if specified indent is more than half
.\" the current line-length - indent, use the default indent.
.de Tp
.ie \\n(.$=0:((0\\$1)*2u>(\\n(.lu-\\n(.iu)) .TP
.el .TP "\\$1"
..
.TH GRODVI 1 "26 April 2001" "Groff Version 1.17"
.SH 名称
grodvi \- groff の出力を TeX の dvi 形式に変換する
.SH 書式
.B grodvi
[
.B \-dv
] [
.BI \-w n
] [
.BI \-F dir
] [
.IR files \|.\|.\|.
]
.PP
コマンドラインオプションとパラメータの間に、空白を置くことが可能です。
.SH 解説
.B grodvi
は
\*(tx
のdvi形式を出力する
.B groff
のドライバで、通常
.BR groff\ \-Tdvi
と実行されます。
これは
.BR troff\ \-Tdvi
を実行するので、マクロ
.BR /usr/share/tmac/dvi.tmac
も読み込まれますし、入力が
.B eqn
によって前処理されていれば
.BR /usr/share/groff_font/devdvi/eqnchar
も読み込まれます。
.LP
.B grodvi
によって生成された dvi ファイルは、正しく設計された
どのような dvi ドライバででも表示できます。troff の基本的な
描画機能は、tpic バージョン 2 の特殊機能(special)を用いて実装されています。
dvi ドライバがこれらをサポートしていない場合は、
.B \eD
コマンドは何も出力しません。
.LP
troff のものに加え、描画コマンドとして次のものが利用可能です:
.TP
.BI \eD'R\ dh\ dv '
現在の位置と、現在の位置
.RI +( dh , dv )
とを対角とする罫線(黒く塗りつぶした矩形)を描きます。描いた後の
現在位置は、対角点となります。これは dvi ファイル内に
罫線を出力するため、他の
.B \eD
コマンドと異なり、たとえドライバが tpic の特殊機能に対応して
いなくとも印刷することができます。
.LP
.BI \eX' anything '
という groff のコマンドは、
\*(tx
で
.BI \especial{ anything }
と記述した時と同様の dvi ファイル中コマンドに変換されます。
.I anything
に改行が入っていてはいけません。
.LP
.B grodvi
の用いるフォントファイルは、
.BR tfmtodit (1)
によって tfm ファイルから作成できます。
フォント記述ファイルには以下のような追加情報が
含まれていなければなりません:
.Tp \w'\fBinternalname'u+2n
.BI internalname\ name
.IR name
は (拡張子
.B tfm
を除いた) tfm ファイル名です。
.TP
.BI checksum\ n
.IR n
は tfm ファイルのチェックサムです。
.TP
.BI designsize\ n
.IR n
は tfm ファイルのデザインサイズです。
.LP
これらは
.B tfmtodit
によって自動生成されます。
.LP
.B troff
では、エスケープシーケンス
.B \eN
で指定することによって、対応する位置にある tfm ファイル内の文字を参照できます。
このようにして tfm ファイルの全ての文字を参照可能です。
.SH オプション
.TP
.B \-d
描画コマンドを実現するのに tpic 特殊機能を使いません。
水平・垂直な直線は罫線で実現されますが、他の描画コマンドは
無視されます。
.TP
.B \-v
バージョン番号を表示します。
.TP
.BI \-w n
デフォルトの線の太さを M の横幅(em)の1000分の
.I n
にします。
.TP
.BI \-F dir
フォントとデバイス記述ファイルの検索パスの前に、ディレクトリ
.IB dir /devdvi
を追加します。
.SH 関連ファイル
.TP
.B /usr/share/groff_font/devdvi/DESC
デバイス記述ファイルです。
.TP
.BI /usr/share/groff_font/devdvi/ F
.IR F
というフォントに対する記述ファイルです。
.TP
.B /usr/share/tmac/dvi.tmac
.BR grodvi
と共に使われるマクロです。
.SH バグ
.B grodvi
によって生成される dvi ファイルは、
\*(tx
によって生成されるものとは解像度が異なっています(1インチにつき57816単位)。
このため、dvi ファイルに指定されている解像度を参照せずに
\*(tx
で使われている解像度を想定しているような、正しく設計されていない
ドライバは、grodvi ではうまく動作しません。
.LP
箱状の表に対して
.B -d
オプションを使った場合、時に水平・垂直な直線が 1 ピクセル
突き出てしまうことがあります。これは
\*(tx
の指定する方法で
罫線の縦横の長さを丸めているためです。
.SH 関連項目
.BR tfmtodit (1),
.BR groff (1),
.BR troff (1),
.BR groff_out (5),
.BR groff_font (5),
.BR groff_char (7)
|