aboutsummaryrefslogtreecommitdiff
path: root/ja_JP.eucJP/man/man7/groff_man.7
blob: ca0136bff856ca654bffab1d9f040c5c83f15057 (plain) (blame)
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.ig
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the original English.
..
.
.\" $FreeBSD$
.\" WORD: hanging indentation    ぶら下げインデント
.\" WORD: designator             指示子
.de TQ
.  br
.  ns
.  TP \\$1
..
.
.
.TH GROFF_MAN 7 "1 May 2003" "Groff Version 1.19"
.
.
.\" -----------------------------------------------------------------
.
.SH 名称
.
groff_man \- マニュアルページ生成サポート用 groff `man' マクロ
.
.
.\" -----------------------------------------------------------------
.
.SH 書式
.
.B groff
.B \-man
[
.IR options .\|.\|.\&
]
[
.IR files .\|.\|.\&
]
.br
.B groff
.B \-m\ man
[
.IR options .\|.\|.\&
]
[
.IR files .\|.\|.\&
]
.
.
.\" -----------------------------------------------------------------
.
.SH 解説
.
.I groff
でマニュアルページを生成するのに使用される
.B man
マクロは、James Clark が書きました。
このドキュメントは、パッケージ中の各マクロの使い方を、短くまとめたものです。
.
.
.\" -----------------------------------------------------------------
.
.SH オプション
.
.B man
マクロは、次のようなコマンドラインオプションを理解します
(レジスタをいくつか定義します)。
.
.TP
.B \-rcR=1
本オプション (nroff モードではデフォルト) は、
複数ページの代りに、長い単一ページを出力します。
無効にするには、
.B \-rcR=0
としてください。
.
.TP
.B \-rC1
コマンドラインに複数のマニュアルページを与えた場合、
それぞれのページ番号が\ 1 から始まるのではなく、連続した番号に
なります。
.
.TP
.B \-rD1
両面印字にします。
偶数ページと奇数ページのフッタは、異なった整形が成されます。
.
.TP
.BI \-rFT= dist
フッタ位置を設定します。
負数の場合、ボトムからの相対位置であり、正数の場合、トップからの相対位置です。
デフォルトは -0.5i です。
.
.TP
.BI \-rHY= flags
ハイフネーションフラグを設定します。
.
設定可能な値は、1 が制限無しのハイフネーション、
2 がページの最後の語をハイフネーションしない、
4 が語の最後の 2 文字をハイフネーションしない、
8 が語の最初の 2 文字をハイフネーションしないです。
.
値は加算可能です。
デフォルトは 14 です。
.
.TP
.BI \-rIN= width
本文のインデントを
.IR width
に設定します。
デフォルトは、
.IR nroff
では 7n であり
.IR troff
では 7.2n です。
.IR nroff
では、一貫性のあるインデントを得るために、
この値は `n' の整数倍であることが必要です。
.
.TP
.BI \-rLL= line-length
行の長さを設定します。
このオプションを設定しないと、行の長さは、
nroff モードではデフォルトの 78n に、
troff モードではデフォルトの 7.5i になります。
.
.TP
.BI \-rLT= title-length
タイトルの長さを設定します。
このオプションを設定しないと、タイトルの長さは、
nroff モードではデフォルトの 78n に、
troff モードではデフォルトの 7.5i になります。
.
.TP
.BI \-rP nnn
ページの数え始めを\ 1 ではなく
.I nnn
からにします。
.
.TP
.BI \-rS xx
ベースドキュメントフォントサイズを
10\ ポイントではなく
.I xx
ポイントにします
.RI ( xx
には 10, 11, 12 のいずれかが使用できます)。
.
.
.TP
.BI \-rSN= width
副副見出しのインデントを
.IR width
に設定します。
デフォルトは 3n です。
.
.TP
.BI \-rX nnn
ページ\ \c
.IR nnn
の後のページを
.IR nnn a,
.IR nnn b,
.IR nnn c
などというように数えます。例えば、`\-rX2' というオプションの場合、
ページを 1, 2, 2a, 2b, 2c というように割り振ります。
.
.
.\" -----------------------------------------------------------------
.
.SH 使用法
.
このセクションは、マニュアルページ用に使用可能なマクロについて
述べています。さらにカスタマイズしたい場合は、
.B man.local
ファイル中に追加のマクロおよびリクエストを置いてください。
このファイルは
.B man
の直後にロードされます。
.
.TP
.BI .TH " title section " [ extra1 "] [" extra2 "] [" extra3 ]
このマニュアルページのタイトルを
.I title
に、セクションを
.IR section
に設定します。セクションは、
1 から\ 8 までの値をとらなくてはなりません。
.I section
値には、後ろに文字列を置くこともできます。例えば、
`.pm' とすると、マニュアルページの特定のサブセクションを
示します。
.I title
と
.I section
は、ともにヘッダ行の左端と右端に置かれます
(括弧でくくられた
.I section
が
.IR title
の直後に付きます)。
.I extra1
は、フッタ行の中央に置かれます。
.I extra2
は、フッタ行の左に置かれます
(両面印字がアクティブになっている場合、偶数ページには
左に、奇数ページには右に、置かれます)。
.I extra3
はヘッダ行の中央に置かれます。
.
.IP
HTML 出力用には、ヘッダおよびフッタは完全に取り除かれます。
.
.IP
さらに、このマクロは改ページします。新しい行番号は、再度\ 1 に
なります (コマンドラインで `-rC1' オプションが指定されている場合を
除きます)。この機能は、複数のマニュアルページを整形する
場合のためだけにあります。マニュアルページが 1 つの場合、
.B TH
は、ファイルの先頭において、まさに 1 つだけ存在すべきです。
.
.TP
.BI ".SH [" "text for a heading" ]
番号づけをしないセクション用の見出しを設定します。
これは左詰めになります。
.B SH
に続いたテキスト (
.BR SH
に引数がない場合は次の入力行のテキスト) は、
行末までのものがすべてボールド体 (もしくは文字列
.BR HF
で指定されたフォント) で、
そしてベースドキュメントサイズよりも 1 だけ大きなフォントサイズで
表示されます。
さらに、テキストの左側の余白およびインデントは
デフォルト値に戻されます。
.
.TP
.BI ".SS [" "text for a heading" ]
番号づけしないセクションの 2 番目の見出しを設定します。
.B SS
に続いたテキスト (
.BR SS
に引数がない場合は次の入力行のテキスト) は、
行末までのものがすべてボールド体 (もしくは文字列
.BR HF
で指定されたフォント) で、
そしてベースドキュメントサイズと同じ大きさのフォントで表示されます。
さらに、テキストの左側の余白はデフォルト値に戻されます。
.TP
.BI ".TP [" nnn ]
インデントされた、ラベルつきの段落を設定します。
インデント幅は、引数が与えられていれば
.I nnn
に設定されます (省略されていれば、デフォルトの単位は `n' です)。
そうでない場合、
.BR TP ,
.BR IP ,
.B HP
で指定された以前のインデント
(これらのいずれもが未使用の場合はデフォルト値) に設定します。
.
.IP
このマクロの後に続いた入力テキストの 1 行目は、
左詰めに表示する文字列として解釈され、
ラベルとして使用するのに適切なものとなります。
これは段落の一部であるとは解釈はされませんので、
引き続く入力行のテキストで 1 行目を満たそうとはしません。
それでも、ラベルがインデント幅ほど広がっていない場合には、
同じ行から段落が始まり (ただし、インデントはされます)、次の
行へと続いていきます。
ラベルがインデント幅よりも広い場合は、段落の説明部分は
ラベルの次の行から始まり、すべてインデントされます。
ラベルのフォントの形もサイズもデフォルト値には設定されない
ことに注意してください。これに対して、残りのテキストは
デフォルトのフォント設定になります。
.
.IP
.B TP
マクロは、あなたが今ちょうど読んでいるこの解説に使用されている
マクロです。
.
.TP
.B .LP
.TQ
.B .PP
.TQ
.B .P
これらのマクロは、共通の別名です。
これらのうちのどれを使用しても現在の位置で行を打ち切ります。
そして、その後に
.B PD
マクロで指定した量だけ垂直方向にスペースを置きます。
フォントのサイズおよび形はデフォルト値に戻されます
(10pt ローマン体)。
最後に、現在の左側の余白の量とインデントを復元します。
.
.TP
.BI ".IP [" designator "] [" nnn ]
インデントされた段落を設定します。その際、
.I designator
を段落の始まりに印をつけるためのタグとして使用します。
インデント幅は、引数が与えられている場合は
.I nnn
に設定されます (省略されていれば、デフォルトの単位は `n' です)。
そうでない場合、
.BR TP ,
.BR IP ,
.B HP
で指定された以前のインデント
(これらのいずれもが未使用の場合はデフォルト値) に設定します。
この段落 (ただし、指示子 (designator) を含まず) の
フォントサイズおよびフェースはデフォルト値に戻されます。
.
.IP
特定のインデントをするが指示子をつけない段落を開始するには、
第 2 引数に `""' (ダブルクォート 2 つ) を使用してください。
.IP
例えば次の段落は、`.IP\ \\(bu\ 4' を用いて、すべて
指示子として中点をつけて設定されます。
ブロック全体が `.RS' と `.RE' で括られており、
左余白を一時的に現在のインデント値に設定します。
.
.RS
.IP \(bu 4
.B IP
は、リストを整形するために
.B man
で使用される 3 つのマクロのうちの 1 つです。
.IP \(bu 4
.B HP
は、また別のマクロです。
このマクロは、左側にぶら下げインデントされた段落を生成します。
.IP \(bu 4
.B TP
は、また別のマクロです。
このマクロは、インデントされないラベルを生成し、その後に
インデントされた段落が続きます。
.RE
.
.TP
.BI ".HP [" nnn ]
左側にぶら下げインデントされた段落を設定します。
引数が与えられている場合、インデント幅は
.I nnn
に設定されます (省略されていれば、デフォルトの単位は `n' です)。
そうでない場合、
.BR TP ,
.BR IP ,
.B HP
で指定された以前のインデント
(これらのいずれもが未使用の場合はデフォルト値) に設定します。
引数が与えられていない場合、デフォルトのインデント幅が
使用されます。
フォントサイズおよびフェースはデフォルト値に戻されます。
次の段落は、インデント幅を\ 4 に設定されているときの
このマクロの効果を示したものです。
ブロック全体が `.RS' と `.RE' で括られており、
左余白を一時的に現在のインデント値に設定します。
.
.RS
.HP 4
この段落は、
.B HP
マクロを実行したあとの段落です。
見ての通り、このマクロは、最初の行を除いた行すべてが
インデントされた段落を生成しています。
.RE
.
.TP
.BI ".RS [" nnn ]
このマクロは、値が与えられていれば (デフォルト単位は `n' です)
その値だけ左側の余白を右に移動します。
そうでない場合、
.BR TP ,
.BR IP ,
.B HP
で指定された以前のインデント
(これらのいずれもが未使用の場合はデフォルト値) に設定します。
その後、インデント値は、デフォルトへ設定されます。
.IP
.B RS
マクロの呼び出しは入れ子にできます。
.
.TP
.BI ".RE [" nnn ]
このマクロは、左側の余白を
.IR nnn
レベルまで戻し、直前の左側の余白を回復します。
引数が与えられていなければ、
このマクロはレベルを 1 つだけ戻します。
第 1 レベル (すなわち、まだ
.B RS
を呼び出していない) は番号 1 を持っており、
.B RS
マクロを呼び出すごとにレベルが 1 ずつ増加します。
.
.PP
まとめると、次のマクロは、垂直方向にスペースを入れた
行の折り返しを行います (スペースの量は
.B PD
マクロを使用すると変更できます):
.BR SH ,
.BR SS ,
.BR TP ,
.B LP
.RB ( PP ,
.BR P ),
.BR IP ,
.BR HP
。
マクロ
.B RS
および
.B RE
も行を折り返しますが、垂直方向にスペースを入れません。
.
.
.\" -----------------------------------------------------------------
.
.SH "フォントを設定するためのマクロ"
.
標準フォントはローマン体です。そして、デフォルトのテキストサイズは
10\ ポイントです。
.
.TP
.BI ".SM [" text ]
同じ行にあるテキストあるいは次の入力行にあるテキストが、
デフォルトのフォントよりも 1 ポイントだけ小さいフォントで
表示されるようになります。
.
.TP
.BI ".SB [" text ]
同じ行にあるテキストあるいは次の入力行にあるテキストが、
ボールド体のフォントで、そしてデフォルトのフォントよりも
1 ポイントだけ小さいフォントで表示されるようになります。
.
.TP
.BI ".BI " text
同じ行にあるテキストが、ボールド体とイタリック体を
交互に使って表示されるようになります。
テキストはマクロ呼び出しと同じ行にあることが必要です。
したがって、
.RS
.IP
\&.BI this "word and" that
.PP
という行は、`this' と `that' がボールド体で表示され、
それに対して `word and' の部分はイタリック体で
表示されます。
.RE
.
.TP
.BI ".IB " text
テキストが、イタリック体とボールド体を交互に使って
表示されるようになります。テキストはマクロ呼び出しと
同じ行にあることが必要です。
.
.TP
.BI ".RI " text
マクロ呼び出しと同じ行にあるテキストが、ローマン体と
イタリック体を交互に使って表示されるようになります。
テキストは、マクロ呼び出しと同じ行にあることが必要です。
.
.TP
.BI ".IR " text
マクロ呼び出しと同じ行にあるテキストが、イタリック体と
ローマン体を交互に使って表示されるようになります。
テキストは、マクロ呼び出しと同じ行にあることが必要です。
.
.TP
.BI ".BR " text
マクロ呼び出しと同じ行にあるテキストが、ボールド体と
ローマン体を交互に使って表示されるようになります。
テキストは、マクロ呼び出しと同じ行にあることが必要です。
.
.TP
.BI ".RB " text
マクロ呼び出しと同じ行にあるテキストが、ローマン体と
ボールド体を交互に使って表示されるようになります。
テキストは、マクロ呼び出しと同じ行にあることが必要です。
.
.TP
.BI ".B [" text ]
.I text
がボールド体で表示されるようになります。
マクロが呼び出された行にテキストがない場合は、次の入力行の
テキストがボールド体で表示されます。
.
.TP
.BI ".I [" text ]
.I text
がイタリック体で表示されるようになります。
マクロが呼び出された行にテキストがない場合は、次の行の
テキストがイタリック体で表示されます。
.
.
.\" -----------------------------------------------------------------
.
.SH "その他"
.
出力デバイス用のインデント幅は、troff モードでは 7.2n であり、
nroff モードでは 7n です。
.B grohtml
は例外で、インデントを無視します。
.
.TP
.B .DT
0.5 インチごとにタブを設定します。
このマクロは常に
.B TH
リクエスト中で呼ばれるため、タブ位置が変更された場合に限って
呼び出すことには意味があります。
.
.TP
.BI ".PD [" nnn ]
新しい段落やセクションの前のスペースを調整します。
オプションの引数は、スペースの量を与えます (デフォルトの単位は `v')。
パラメータ無しの場合、この値はデフォルト値に戻されます
(nroff モードでは 1 行で、それ以外では 0.4v)。
このリクエストは、
.BR SH ,
.BR SS ,
.BR TP ,
.B LP
(それぞれ \&
.B PP
および
.BR P ),
.BR IP ,
.BR HP
マクロに影響を与えます。
.
.TP
.BI ".AT [" system " [" release ]]
AT&T のマニュアルページを使用するためにフッタを変えます。
このコマンドは互換性のためだけにあるので、使用しないでください。
詳細は groff info マニュアルを参照してください。
.
.TP
.BI ".UC [" version ]
BSD のマニュアルページを使用するためにフッタを変えます。
このコマンドは互換性のためだけにあるので、使用しないでください。
詳細は groff info マニュアルを参照してください。
.
.TP
.B ".PT"
ヘッダ文字列を印字します。
ヘッダを制御するためには、このマクロを再定義してください。
.
.TP
.B ".BT"
フッタ文字列を印字します。
フッタを制御するためには、このマクロを再定義してください。
.
.PP
次の文字列が定義されています:
.TP
.B \e*S
デフォルトのフォントサイズに戻します。
.
.TP
.B \e*R
「登録」マークです。
.
.TP
.B \e*(Tm
「商標」マークです。
.
.TP
.B \e*(lq
.TQ
.B \e*(rq
左および右クォートです。
これは、それぞれ `\e(lq' と `\e(rq' と同じです。
.
.TP
.B \e*(HF
見出しと副見出しを印字するタイプフェースです。
デフォルトは `B' です。
.
.PP
.B tbl
あるいは
.B eqn
のようなプリプロセッサが必要な場合、マニュアルページの
1 行目を次のように見えるようにする例になります:
.PP
.RS
.BI .\e"\  word
.RE
.PP
ダブルクォートの後には空白文字 1 つが入ることに注意してください。
.I word
は、必要なプリプロセッサを表す文字で成り立っています。
`e' は
.BR eqn
を表し、
`r' は
.BR refer
を、そして `t' は
.BR tbl
を表します。
最近の
.B man
プログラムの実装では、この 1 行目を読んで自動的に正しい
プリプロセッサを呼び出します。
.
.
.\" -----------------------------------------------------------------
.
.SH 関連ファイル
.TP
.B man.tmac
.TQ
.B an.tmac
これらは、
.BR andoc.tmac
を呼び出すラッパファイルです。
.TP
.B andoc.tmac
このファイルは、
.B man
マクロまたは
.B mdoc
パッケージのいずれを使用すべきかを判定します。
.TP
.B an-old.tmac
全
.B man
マクロが、このファイルに含まれます。
.TP
.B man.local
ローカルの修正とカスタマイズは、このファイルに入れます。
.
.
.\" -----------------------------------------------------------------
.
.SH "関連項目"
.
.B man
マクロは、
.I groff
リクエストの集まりでできていますので、原理的には、
必要がある場合には自己流の
.I groff
リクエストを作って
.B man
の機能を追加することができます。
すべてのリクエストの完全な参照は、groff info ページを参照してください。
.
.PP
.BR tbl (1),
.BR eqn (1),
.BR refer (1),
.BR man (1)
.
.
.\" -----------------------------------------------------------------
.
.SH 作者
.
このマニュアルページは、本来 Debian GNU/Linux システム用に
Susan G. Kleinmann <sgk@debian.org> が書いたものです。
それを Werner Lemberg <wl@gnu.org> が修正し、更新しました。
それが今では GNU troff 配布物の一部になっています。
.
.\" Local Variables:
.\" mode: nroff
.\" End: