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.\"
.\" @(#)config.8 8.2 (Berkeley) 4/19/94
.\" jpman %Id: config.8,v 1.2 1997/03/31 13:33:05 horikawa Stab %
.\"
.Dd April 19, 1994
.Dt CONFIG 8
.Os BSD 4
.Sh 名称
.Nm config
.Nd システムを構築するために必要なファイルの作成
.Sh 書式
.Nm config
.Op Fl gpr
.Ar SYSTEM_NAME
.Sh 解説
これは古いバージョンの
.Nm
プログラムです。
このプログラムは、古いオートコンフィギュレーションスキームを理解します。
このスキームは HP300, i386, DECstation やその派生プラットフォームにて
使用されます。
新しいバージョンの config は SPARC プラットフォームで使用されます。
あなたが使用しているアーキテクチャに適合したバージョンの
.Nm
のみがあなたのマシンにインストールされているでしょう。
.Pp
.Nm
は、システムの構成を記述した設定ファイル
.Ar SYSTEM_NAME
にもとづいてシステムを構築するために必要なファイルを作成します。
別のファイルが、
.Nm
に対し、
システム生成に必要なファイルと、
構成依存ファイルセットにより追加されるファイルとを指示します。
構成依存ファイルセットは、固有マシン用代替ファイルを指定します
(以降に示す
.Sx 関連ファイル
を参照)。
.Pp
オプションとオペランドしては以下のものがあります:
.Pp
.Bl -tag -width SYSTEM_NAME
.It Fl g
システムのデバッグのための設定をします。
.It Fl p
プロファイリングを行うシステムを構築します。プロファイルを行うものは例えば
.Xr kgmon 8
や
.Xr gprof 1 などです。
.Fl p
オプションを 2 度以上指定すると、
.Nm
より詳細なプロファイリングを行うシステムを構築します。
.It Fl r
以前のコンパイル用ディレクトリを削除します(以降参照)。
.It Ar SYSTEM_NAME
.Ar SYSTEM_NAME
はシステム設定ファイルの名前であり、システム設定ファイル
にはデバイスの仕様、構築するシステムのオプション、その他のシステムパラメータの記述をします。
.El
.Pp
.Nm
はシステムソースの
.Pa conf
サブディレクトリで起動します(通常
.Pa /sys/ARCH/conf
)。
.Nm
は必要により
.Pa ../../compile/SYSTEM_NAME
ディレクトリを作成し、そこにすべての出力ファイルを置きます。
ディレクトリが既に存在し、
.Fl r
オプションが指定されている場合、
ディレクトリがまず削除されます。
.Nm
の出力は多くのファイルです;
.Tn i386
の場合は次のようなファイルになります:
.Pa ioconf.c
はシステムに接続された I/O デバイスの記述です;
.Pa vector.h
は割り込み計測関連のマクロ定義です;
.Pa Makefile
は
.Xr make 1
がシステム構築に使用するファイルです;
ヘッダファイルはシステムに組み込まれる多くのデバイスに関する定義です;
いわゆるスワップ設定ファイルは
ルートファイルシステムとシステムダンプに使用する
ディスク領域に関する定義です。
.Pp
.Nm
の実行後は、
.Dq Li make depend
を Makefile が作成されたディレクトリで実行する必要があります。
.Nm
は正常終了すると、これを促すメッセージ表示を行います。
.Pp
.Nm
が、これとは異なるエラーメッセージ表示を行った場合には、
設定ファイルの記述の誤りを修正し、再度
.Nm
を実行する必要があります。
コンフィギュレーションでエラーとなったシステムをコンパイルしようとしても、
おそらく失敗するでしょう。
.Pp
設定ファイル中に
オプション "INCLUDE_CONFIG_FILE" を指定した場合、
該ファイル全体が作成されるカーネルに埋め込まれます。
これは、
.Xr strings 1
によって該ファイルをカーネルから引き出す事が出来ることを意味します。
.Pp
strings | grep ___ によって構成情報を表示できます。
.Sh 関連ファイル
.Bl -tag -width /sys/i386/conf/Makefile.i386 -compact
.It Pa /sys/conf/files
システム生成に必要な共通のファイルのリスト
.It Pa /sys/i386/conf/Makefile.i386
.Tn i386
用の一般的な makefile
.It Pa /sys/i386/conf/files.i386
.Tn i386
特有のファイルのリスト
.It Pa /sys/i386/conf/devices.i386
.Tn i386
特有の、名前からメジャーデバイスへのマップ
.It Pa /sys/i386/conf/files. Ns Em ERNIE
.Em ERNIE
システム特有のファイルのリスト
.El
.Sh 関連項目
セクション 4 にある、デバイスのマニュアルの書式の部分。
.Rs
.%T "Building 4.3 BSD UNIX System with Config"
.Re
.Sh バグ
エラーメッセージにおいて報告される行番号は1行ずれます。
.Sh 歴史
.Nm
コマンドは
.Bx 4.1
から登場しました。
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