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path: root/ja_JP.eucJP/man/man8/syslogd.8
blob: d15c04822093cac2e4504b5a09428f42103ad530 (plain) (blame)
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.\"
.\"     @(#)syslogd.8	8.1 (Berkeley) 6/6/93
.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/syslogd/syslogd.8,v 1.22.2.12 2001/08/16 15:56:35 ru Exp %
.\"
.\" $FreeBSD: doc/ja_JP.eucJP/man/man8/syslogd.8,v 1.26 2001/08/05 02:45:49 horikawa Exp $
.\"
.Dd October 12, 1995
.Dt SYSLOGD 8
.Os
.Sh 名称
.Nm syslogd
.Nd システムメッセージの記録をとる
.Sh 書式
.Nm
.Op Fl 46Adknsuv
.Op Fl a Ar allowed_peer
.Op Fl f Ar config_file
.Op Fl m Ar mark_interval
.Op Fl p Ar log_socket
.Op Fl P Ar pid_file
.Op Fl l Ar path
.Sh 解説
.Nm
デーモンは設定ファイルに指定された通りに、システムコンソール、
ログファイル、他のマシンやユーザへのメッセージを読み込み、記録します。
.Pp
オプションには以下のものがあります。
.Bl -tag -width indent
.It Fl 4
.Nm
が IPv4 アドレスのみを使用するよう、強制します。
.It Fl 6
.Nm
が IPv6 アドレスのみを使用するよう、強制します。
.It Fl A
ホストが複数の A または AAAA レコードを持っている場合でも、
.Nm
はメッセージを単一のアドレスにのみ送信しようとします。
本オプションが指定されると、
.Nm
はメッセージをすべてのアドレスに送信しようとします。
.It Fl a Ar allowed_peer
.Ar allowed_peer
がこの
.Nm
に UDP データグラムを使用してログすることを許します。複数の
.Fl a
オプションを指定可能です。
.Pp
.Ar allowed_peer
は以下のいずれかです:
.Bl -tag -width "ipaddr/masklen[:service]XX"
.It Xo
.Sm off
.Ar ipaddr
.No / Ar masklen
.Op : Ar service
.Sm on
.Xc
.Ar ipaddr
(通常のドット表記の 4 つ組)
からのデータグラムを受け付けます。
アドレス比較の際、
.Ar masklen
ビットを考慮します。
アドレスを
.Ql \&[
と
.Ql \&]
で括ることで、
.Ar ipaddr
に IPv6 アドレスを指定可能です。
.Ar service
が指定された場合、パケット送出元が属すべき
UDP service の名前もしくは番号となります (
.Xr services 5
参照)。
.Ar service
に
.Ql \&*
を指定すると、全ての UDP ポートから送信されたパケットを受け付けます。
デフォルトの
.Ar service
は
.Ql syslog
です。
.Ar ipaddr
が IPv4 アドレスの場合で
.Ar masklen
を指定しないと、
.Ar ipaddr
がクラス A もしくは B のアドレス範囲に属す場合にはそれぞれ
歴史的なクラス A もしくは B のネットマスクが使用され、
そうでない場合には 24 が使用されます。
.Ar ipaddr
が IPv6 アドレスの場合で
.Ar masklen
を指定しないと、
.Ar masklen
は 128 が用いられます。
.It Xo
.Sm off
.Ar domainname Op : Ar service
.Sm on
.Xc
送信アドレスのアドレス逆引きにおいて
.Ar domainname
が得られたデータグラムを受け付けます。
.Ar service
の意味は前述の通りです。
.It Xo
.Sm off
.No * Ar domainname Op : Ar service
.Sm on
.Xc
上述の通りですが、送信ホスト名が
.Ar domainname
で
.Em 終る
全てのホストから受け付けます。
.El
.Pp
.Fl s
が指定された場合には、
.Fl a
オプションは無視されます。
.It Fl d
.Nm
をデバッグモードで実行します。これは恐らく、
.Nm
の開発者にのみ役立ちます。
.It Fl f
代りの設定ファイルのパス名を指定します。
デフォルトは
.Pa /etc/syslog.conf
です。
.It Fl k
ファシリティ
.Dq kern
で受信したメッセージをファシリティ
.Dq user
へ変換することを、止めます。
通常は、
.Dq kern
ファシリティは、直接
.Pa /dev/klog
から読み込むメッセージ用に予約されています。
.It Fl m
.Dq mark
されたメッセージの間隔を分単位で指定します。
デフォルトは 20 分です。
.It Fl n
すべての要求に対し、DNS への問い合わせを抑止します。
.It Fl p
代りに使用するログ用ソケットのパス名を指定します。
デフォルトは
.Pa /var/run/log
です。
.It Fl P
プロセス ID を格納するための別のファイルを指定します。
デフォルトは
.Pa /var/run/syslog.pid
です。
.It Fl l
.Nm
が追加のログ用ソケットを置く場所を指定します。
19 個まで追加のログ用ソケットを指定可能です。
主な用法は、
様々に chroot したファイル空間において追加のログ用ソケットを
.Pa /var/run/log
に置くというものです。
.It Fl s
セキュアモードで操作します。リモートマシンからのログメッセージをログしません。
2 度指定すると、ネットワークソケットを全くオープンせず、
またリモートマシンへのログ動作も無効にします。
.It Fl u
ただ 1 つの優先度のログのみ行います。
指定した優先度のメッセージのみログします。
このオプションを指定しないと、指定した優先度以上のメッセージがログされます。
このオプションにより、デフォルトの比較を
.Dq =>
から
.Dq =
に変更します。
.It Fl v
冗長なログを行います。1 度指定すると、ローカルに書き込まれたメッセージと共に、
ファシリティと優先度が数値でログされます。
複数回指定すると、ローカルに書き込まれたメッセージと共に、
ファシリティと優先度が名前でログされます。
.El
.Pp
.Nm
デーモンは
起動時と hangup シグナルを受けとった時はいつでも設定ファイルを
読み込みます。
設定ファイルのフォーマットに関する情報は、
.Xr syslog.conf 5
参照して下さい。
.Pp
.Nm
デーモンは
.Tn UNIX
ドメインソケット
.Pa /var/run/log、
.Pa /etc/services
で指定されるインターネットドメインソケット
および特殊デバイス
.Pa /dev/klog
(カーネルメッセージを読むため) からメッセージを読み込みます。
.Pp
.Nm
デーモンはプロセス ID ファイル、デフォルトでは
.Pa /var/run/syslog.pid
を作成し、ここにプロセス ID を記録します。
これは
.Nm
を kill や、設定ファイルを読み込ませるために使えます。
.Pp
.Nm
に送られるメッセージは単一の行で構成されます。このメッセージは先頭に
優先順位コードを含んでいます。このコードは
.Sq Aq 5
のように括弧でくくられた 10 進数から構成されており、インクルードファイル
.Aq Pa sys/syslog.h
で定義されている優先順位に対応します。
.Pp
セキュリティ上の理由から、
.Nm
は存在しないログファイルへ追加書き込みしません。
.Nm
の起動前に手動で作成する必要があります。
.Sh 関連ファイル
.Bl -tag -width /var/run/syslog.pid -compact
.It Pa /etc/syslog.conf
コンフィギュレーションファイル
.It Pa /var/run/syslog.pid
デフォルトのプロセス ID ファイル
.It Pa /var/run/log
.Tn UNIX
ドメインデータグラムのログ用ソケットの名前
.It Pa /dev/klog
カーネルログ用のデバイス
.El
.Sh 関連項目
.Xr logger 1 ,
.Xr syslog 3 ,
.Xr services 5 ,
.Xr syslog.conf 5
.Sh 歴史
.Nm
コマンドは
.Bx 4.3
から登場しました。
.Pp
.Fl a ,
.Fl s ,
.Fl u ,
.Fl v
のオプションは
.Fx 2.2
における拡張です。
.Sh バグ
UDP パケットで受けとったメッセージを記録する能力は認証されていない
ディスクを溢れさせるリモートサービスと等価であり、恐らくデフォルトで無効に
されるべきです。ある種の
.Nm
間の認証メカニズムが用意されるべきでしょう。
最悪の無駄遣いを避けるために、
.Fl a
オプションの使用を強く勧めます。
.Pp
.Fl a
のマッチングアルゴリズムは非常に効率的には見えません;
ドメイン名比較より、数値による IP アドレスを使用する方が高速です。
許可されたピアのリストの検索は線型に行なわれるため、
多くのメッセージを受け付けると予測されるピアグループは
.Fl a
リストの最初の方に置くべきです。
.Pp
ログ用ソケットは読み込み専用のルートファイルシステムの扱いを容易にする
ために
.Pa /dev
から移されました。このことは古いバイナリを混乱させるかもしれないので、
過渡期の間はシンボリックリンクが役に立つでしょう。