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path: root/ja_JP.eucJP/man/man8/yp_mkdb.8
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.\" Copyright (c) 1995, 1996
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.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/yp_mkdb/yp_mkdb.8,v 1.12.2.3 2001/07/22 12:41:37 dd Exp %
.\"
.\" $FreeBSD: doc/ja_JP.eucJP/man/man8/yp_mkdb.8,v 1.13 2001/05/14 01:10:01 horikawa Exp $
.\"
.Dd March 12, 1996
.Dt YP_MKDB 8
.Os
.Sh 名称
.Nm yp_mkdb
.Nd "NIS データベースを作成する"
.Sh 書式
.Nm
.Fl c
.Nm
.Fl u Ar dbname
.Nm
.Op Fl c
.Op Fl b
.Op Fl s
.Op Fl f
.Op Fl i Ar inputfile
.Op Fl o Ar outputfile
.Op Fl d Ar domainname
.Op Fl m Ar mastername
.Ar inputfile
.Ar dbname
.Sh 解説
.Nm
は
.Fx
の NIS サーバが使用する
.Xr db 3
スタイルのデータベースを作成します。
.Nm
はデータを
.Ar inputfile
から読み取り、
そのデータを
.Ar dbname
に
.Xr db 3
フォーマットで書き込みます (ハッシュテーブル法を使用します)。
入力は 'key data' の形式、
すなわち空白で区切られた 2 つの
.Tn ASCII
データフィールドである必要があります。
1 番目のフィールドはキーであるとされ、他は全てデータであるとされます。
通常、データベースが格納されるのは
.Pa /var/yp/[domainname]
です。ここで、
.Ar domainname
はサーバが対象とする NIS ドメイン名です。
.Nm
が起動されるのは、通常
.Pa /var/yp/Makefile
からです。
.Nm
で NIS データベースファイルをダンプし、内容検査を行えます。
セキュリティのため、
.Nm
が作成した全てのデータベースは、所有者のみ読み書き可能です
(通常所有者は root です)。
.Pp
以下のオプションをサポートしています:
.Bl -tag -width indent
.It Fl c
YPPROC_CLEAR リクエストをローカルホスト上の
.Xr ypserv 8
宛に送ることを
.Nm
に指示します。
このシグナルにより、
サーバはオープンしているデータベースデスクリプタをクローズし、
データベースキャッシュをフラッシュします。
このフラグを単体で使用した場合、
サーバにシグナルを送るだけで他には何もしません。
データベース作成コマンドとともに使用した場合には、
.Nm
は新たなデータベースが成功裏に作成された後にのみシグナルを送ります。
.It Fl b
キーが
.Em YP_INTERDOMAIN
でありデータフィールドが空である特別なエントリの
データベースへの追加を
.Nm
に指示します。
このキーがマップ中に存在すると、
.Xr ypserv 8
における 'マッチ' 手続きの動作が何も言わずに変わります。
(キーにマッチするレコードをサーバが見付けられなかったことにより)
マッチ問い合わせが失敗した場合、
その要求されたマップに
.Em YP_INTERDOMAIN
キーが存在する場合には、
.Xr ypserv 8
は今度はそのエントリが DNS でマッチするか検索します。
この特別な振舞は
.Em hosts
マップだけに適用されることに注意して下さい。
他のマップに
.Fl b
フラグを使用しても効果はありません。
.It Fl s
このフラグは、キーが
.Em YP_SECURE
でありデータフィールドが空である特別なエントリを
データベースに追加するために使用します。
このキーがマップ中にあると、
.Xr ypserv 8
は問い合わせのために用意されたポート以外からの
クライアントからのアクセスを拒否します。
これは主に、特権アクセスのみに制限しなければならない
.Em master.passwd
マップのために使用します。
.It Fl f
このフラグを使用すると、
ソースファイル入力で ``+'' または ``-'' の文字で開始する行をフィルタします。
これらの文字は、
.Pa group ,
.Pa passwd ,
.Pa master.passwd
のマップで特殊な意味を持つため、
これらのマップのキーまたはデータの最初の文字として登場してはなりません。
.Fl f
フラグを使用すると、
``+'' または ``-'' の文字で開始するソース行を
.Nm
は拒否し、捨てた行を表示する警告メッセージを発行します。
.It Fl u Ar dbname
NIS データベースをダンプします('ほどき'ます)。
既に存在する NIS データベースの内容を検査するために使用可能です。
.It Fl i Ar inputfile
NIS マップ作成時に、キーが
.Em YP_INPUT_FILE
であり
.Ar inputfile
がエンコードされた特別なエントリをデータベース中に作成します。
.It Fl o Ar outputfile
NIS マップ作成時に、キーが
.Em YP_OUTPUT_FILE
で
.Ar outputfile
がエンコードされた特別なエントリをデータベース中に作成します。
.It Fl d Ar domainname
NIS マップ作成時に、キーが
.Em YP_DOMAIN_NAME
であり
.Ar domainname
がエンコードされた特別なエントリをデータベース中に作成します。
.It Fl m Ar mastername
NIS マップ作成時に、キーが
.Em YP_MASTER_NAME
であり
.Ar mastername
がエンコードされた特別なエントリをデータベース中に作成します。
データベース中のこのエントリは、
ドメイン中の NIS マスタサーバの名前を判定するために、
様々な NIS ユーティリティからしばしば使用されます。
デフォルトでは、
.Nm
はローカルホストが NIS マスタであるとします;
.Fl m
オプションをすればこのデフォルトを上書きできます。
.El
.Sh 関連ファイル
.Bl -tag -width /var/yp/Makefile -compact
.It Pa /var/yp/Makefile
.Nm
を呼び出し NIS データベースを作成する Makefile
.El
.Sh 関連項目
.Xr db 3 ,
.Xr ypserv 8
.Sh 作者
.An Bill Paul Aq wpaul@ctr.columbia.edu