aboutsummaryrefslogtreecommitdiff
path: root/ja_JP.eucJP/man/man8/spppcontrol.8
blob: 7de34da0866638b63c2f5554e53b3729049de5f7 (plain) (blame)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
91
92
93
94
95
96
97
98
99
100
101
102
103
104
105
106
107
108
109
110
111
112
113
114
115
116
117
118
119
120
121
122
123
124
125
126
127
128
129
130
131
132
133
134
135
136
137
138
139
140
141
142
143
144
145
146
147
148
149
150
151
152
153
154
155
156
157
158
159
160
161
162
163
164
165
166
167
168
169
170
171
172
173
174
175
176
177
178
179
180
181
182
183
184
185
186
187
188
189
190
191
192
193
194
195
196
197
198
199
200
201
202
203
204
205
206
207
208
209
210
211
212
213
214
215
216
217
218
219
220
221
222
223
224
225
226
227
228
229
230
231
232
233
.\" Copyright (C) 1997 by Joerg Wunsch, Dresden
.\" All rights reserved.
.\"
.\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without
.\" modification, are permitted provided that the following conditions
.\" are met:
.\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright
.\"    notice, this list of conditions and the following disclaimer.
.\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright
.\"    notice, this list of conditions and the following disclaimer in the
.\"    documentation and/or other materials provided with the distribution.
.\"
.\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE AUTHOR(S) ``AS IS'' AND ANY EXPRESS
.\" OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE IMPLIED
.\" WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE ARE
.\" DISCLAIMED.  IN NO EVENT SHALL THE AUTHOR(S) BE LIABLE FOR ANY DIRECT,
.\" INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL DAMAGES
.\" (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS OR
.\" SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION)
.\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT,
.\" STRICT LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING
.\" IN ANY WAY OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE
.\" POSSIBILITY OF SUCH DAMAGE.
.\"
.\" %Id: spppcontrol.8,v 1.4.2.1 1999/04/01 00:11:58 jdp Exp %
.\"
.Dd October 11, 1997
.Os
.Dt SPPPCONTROL 8
.Sh 名称
.Nm spppcontrol
.Nd sppp インタフェースのパラメータの表示または設定
.Sh 書式
.Nm spppcontrol
.Op Fl v
.Ar ifname
.Op Ar parameter Ns Op \&= Ns Ar value
.Op Ar ...
.Sh 解説
.Xr sppp 4
ドライバには、
.Xr ifconfig 8
にて調整可能な設定の他に、
多くの追加引数やオプションパラメータが必要となるかもしれません。
これらには、認証プロトコルのパラメータなどと、
他の調整可能なコンフィギュレーション変数があります。
.Nm
ユーティリティは、現在の設定を表示したり、
これらのパラメータを必要に応じて調整するために使用可能です。
.Pp
どのような用途においても、
.Nm
呼び出しにおいては、少なくともパラメータ
.Ar ifname
を指定して、インタフェースの名前を指定する必要があります。
このインタフェースに対して、設定がおこなわれるかまたは設定が表示されます。
.Xr ifconfig 8
または
.Xr netstat 1
を使用して、どのインタフェースが使用可能かを確認してください。
.Pp
他にパラメータを指定しない場合、
.Nm
は、
.Ar ifname
の現在の設定を列挙 (list) して終了します。
報告される設定にはインタフェースの現在の PPP フェーズも含まれ、その名は
.Em dead ,
.Em establish ,
.Em authenticate ,
.Em network ,
.Em terminate
のうちの 1 つです。
認証プロトコルがインタフェースに対して設定されている場合、
使用するプロトコル名と、使用するまたは期待されるシステム名と、
そして認証プロトコルに対して使用可能なオプションがあればそれを表示します。
認証に使用する秘密情報 (
.Em キー
とも呼ばれます) は、この機能が使用するシステムコールによって返されないため、
表示されません。
.Pp
追加のパラメータを指定する場合、スーパユーザの特権が必要になり、コマンドは
.Ql 設定 (set)
モードにて動作します。
オプション
.Fl v
が有効にならない限り、静かに動作します。
.Fl v
を指定すると、他のすべての動作をおこなった後、
最後に上述のように設定を表示します。
インタフェースが現在
.Em dead
フェーズ以外である場合、このモードを使用しようとしてもリジェクトされます。
インタフェースを強制的に
.Em dead
フェーズにするためには、
.Xr ifconfig 8
をパラメータ
.Ql down
付きで呼び出せば良いことに注意してください。
.Pp
現在サポートされているパラメータには次のものがあります:
.Bl -tag -offset indent -width indent
.It Ar authproto Ns \&= Ns Em protoname
相手と自分の両方の認証プロトコルを
.Em protoname
に設定します。
プロトコル名は
.Ql chap ,
.Ql pap ,
.Ql none
のいずれかです。
最後の場合、
指定したインタフェースにおいて認証プロトコルは使用されなくなります。
この副作用として、
このインタフェースに関する認証関連の他のパラメータもまた消去されます
(つまり、システム名と認証における秘密情報を忘れてしまいます)。
.It Ar myauthproto Ns \&= Ns Em protoname
上と同じですが、リンクの自分側にのみ作用します。
すわなち、
相手が認証者であり、かつ、
自分を認証してもらう必要がある場合に使用されるプロトコルです
.It Ar hisauthproto Ns \&= Ns Em protoname
上と同じですが、リンクの相手側にのみ作用します。
.It Ar myauthname Ns \&= Ns Em name
認証プロトコルにおける自分のシステム名を設定します。
.It Ar hisauthname Ns \&= Ns Em name
認証プロトコルにおける相手のシステム名を設定します。
CHAP では、これはヒントとしてのみ使用され、
相手が違う名前を提供した場合には警告メッセージが表示されます。
PAP では、これは相手が相手自身であることを認めさせるときに使用すべき名前です
(相手の秘密情報と関連があります)。
.It Ar myauthsecret Ns \&= Ns Em secret
認証フェーズにおいて使用する、自分の秘密情報 (キーとパスワード) を設定します。
CHAP では、これは相手のチャレンジに基づく
返答のハッシュ値を計算するために使用されます。
PAP では、これはシステム名とともにプレインテキストにて送信されます。
秘密情報にシェルのメタ文字 (や空白) を含む場合、
秘密情報をシェルからエスケープすることを忘れないようにしてください。
.It Ar myauthkey Ns \&= Ns Em secret
上と同様です。
.It Ar hisauthsecret Ns \&= Ns Em secret
上と同様ですが、
自分が認証者であり、かつ相手を認証する必要がある場合に使用されます。
.It Ar hisauthkey Ns \&= Ns Em secret
上と同様です。
.It Ar callin
相手から呼び出されるときにのみ、相手を認証する必要があり、
自分が呼び出す場合には不要であることを示します。
相手が対称的な認証プロトルを実装していない場合に、必要となります
(例えば Ascend ルータ)。
.It Ar always
.Ar callin
の逆です。どちらが呼び出す場合でも、
常に相手を認証する必要があることを示します。
これがデフォルトであり、
.Ql list
モードでは明示的に表示されません。
.It Ar norechallenge
CHAP でのみ意味があります。
最初に CHAP 交換が成功したならば、相手に再チャレンジしません。
相手の実装が壊れていて、
接続が確立した後の再チャレンジを認識しない場合、対処として使用します。
.It Ar rechallenge
CHAP において、接続がネットワークフェーズである間、
ランダムな間隔にて再チャレンジを送信します。
(現在、間隔は 300 からおよそ 800 秒です。)
これがデフォルトであり、
.Ql list
モードでは明示的に表示されません。
.El
.Sh 使用例
.Bd -literal
# spppcontrol bppp0
bppp0:	phase=dead
	myauthproto=chap myauthname="uriah"
	hisauthproto=chap hisauthname="ifb-gw" norechallenge
.Ed
.Pp
bppp0 の設定を表示します。
インタフェースは、現在
.Em dead
フェーズ、つまり LCP 層はダウンしているため、通信できません。
接続の両端は CHAP プロトコルを使用し、
当方のシステム名は
.Ql uriah
であるとリモート側に対して告げ、
リモート側は
.Ql ifb-gw
という名前で認証されると期待されます。
最初の CHAP 交換が成功すると、更なる CHAP チャレンジは送信されません。
おそらく CHAP に関する双方の秘密情報があるでしょうが、それらは表示されません。
.Pp
.Bd -literal
# spppcontrol bppp0 \e
	authproto=chap \e
	myauthname=uriah myauthsecret='some secret' \e
	hisauthname=ifb-gw hisauthsecret='another' \e
	norechallenge
.Ed
.Pp
インタフェースを前の例の状態にするために、このように
.Nm
を呼び出したかもしれません。
.Sh 関連項目
.Xr netstat 1 ,
.Xr sppp 4 ,
.Xr ifconfig 8
.Rs
.%A B. Lloyd,  W. Simpson
.%T "PPP Authentication Protocols"
.%O RFC 1334
.Re
.Rs
.%A W. Simpson, Editor
.%T "The Point-to-Point Protocol (PPP)"
.%O RFC 1661
.Re
.Rs
.%A W. Simpson
.%T "PPP Challenge Handshake Authentication Protocol (CHAP)"
.%O RFC 1994
.Re
.Sh 歴史
.Nm
ユーティリティは
.Fx 3.0
に登場しました。
.Sh 作者
プログラムの記述を
.ie t J\(:org Wunsch,
.el Joerg Wunsch,
Dresden がおこないました。